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欧米やアジアでは、既に野球やサッカーなどリアルスポーツに匹敵する盛り上がりを見せている「eスポーツ」。
国内でも、教育面やビジネス面から支援する動きが生まれつつあり、普及に向けた動きが加速しています。
「新しい文化」として大きな飛躍が望まれるeスポーツを活用した地域創生に京都府は、積極的に取り組んでいきます。
京都府知事
西脇 隆俊
[eスポーツとは]
エレクトロニック・スポーツの略語で、電子機器を使って対戦するコンピューターゲームなどを、スポーツ競技として捉えたもの。
eスポーツは、遊びの「ゲーム」とは違い、一定のルールの中で競い合う「スポーツ」です。最大の特徴は、性別、国籍、障害の有無が関係しない「ユニバーサルスポーツ」であることでしょう。オンライン対戦が可能で、車イスの方でも、介護施設に入居している方でも、子どもからお年寄りまで年齢や場所を問わず、誰もが同一のフィールドで競い合えるのです。また、eスポーツに取り組むことで、身体知やコミュニケーション能力、エンパワーメント能力(相手に働きかけてチームとして高めていく能力)などのスキルアップも望めます。そのような教育的意義から、eスポーツをクラブ活動に導入する高校も増えてきています。
われわれ普及団体としては、イベントやセミナー開催でeスポーツを盛り上げながら、関連する人材を育てていきたいと考えています。そして、リアルスポーツのように、「する」人だけではなく「見る」人も楽しいものにしていきたい。そうなれば、eスポーツは「新しい文化」として、広がっていく。そんな期待を持っています。
一般社団法人 ジャパンeスポーツアソシエイション 代表理事
尾形 説(さとし)氏
3月28日、サンガスタジアムby KYOCERA4階にVR・eスポーツエリア「SKY-FIELD」がオープンしました。一般利用を可能としながら、今後はeスポーツの普及につながる大規模大会やIT人材育成を目的としたセミナーの開催なども予定。この拠点が京都のeスポーツの"聖地"となるような取り組みを進めていきます。
高性能パソコン10台を導入したeスポーツ施設。中学生以上は時間貸しで練習の場として利用可能。
詳しくはサンガスタジアム by KYOCERA(e-SPORTS ZONE)(外部リンク)へ
(5月31日(月曜日)までオープニングキャンペーン実施中)
VRを駆使した最新のスタジオ。自転車型のフィットネス器具をこぐと、正面のスクリーンの映像が合わせて動く。
詳しくはサンガスタジアム by KYOCERA(VR/FITNESS ZONE)(外部リンク)へ
(イベントスケジュール公開中)
ピッチなどを活用した大規模大会の誘致、中継映像の編集・配信、京都ゲームショー、ドローン対戦サッカーなどの開催など
eスポーツ選手やeスポーツ大会を支えるイベンターの育成、ホワイトハッカー、スポーツ分析者・解説者の育成など
eスポーツとゲーム企業の未来を語るパネルディスカッションやゲーム開発者の講演、プロゲーマーが審査するインディーゲームアワードなどを通じて、京都での新たなeスポーツゲーム開発を後押し!
※写真は2019年開催時の様子
3月8日に訪れた、AR/VRのエキスパートを育成するアカデミー「VRイノベーションアカデミー京都(VRIA)」では、最先端のAR/VR技術を。同月28日に訪れた、VR・eスポーツエリア「SKY-FIELD」では、eスポーツ大会の観戦やドローンを操縦するなど、それぞれの訪問先で、次世代のデジタルテクノロジーを体験しました。
VR・eスポーツは、まさに次の新しい文化を担うものと感じました。府の取り組みはスタートを切ったばかりですが、引き続きこの分野の活性化に努め、発展を支援していきたいと思います。
京都府知事 西脇 隆俊
西脇知事がeスポーツの選手や推進団体の方々と意見を交わした「行き活きトーク」はクローズアップ京都府に掲載
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文化スポーツ施設課
TEL:075-414-4281 FAX:075-414-4223
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