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特集 大雨・台風にそなえよう!!

6月(がつ)から10月(がつ)は大雨(おおあめ)と台風(たいふう)が多(おお)い季節(きせつ)です。たくさん雨(あめ)が降(ふ)ると、災害(さいがい)が起(お)きるかもしれません。
もしもの時(とき)にそなえ、今(いま)からできることを準備(じゅんび)して、「いのち」を守(まも)りましょう。

子(こ)どもから大人(おとな)まで、みんなで考(かんが)えてみよう

「避難指示(ひなんしじ)」で危険(きけん)なところから必(かなら)ず避難(ひなん)

避難情報(ひなんじょうほう)

お住まいの市町村から出されるもので、「高齢者等避難」、「避難指示」、「緊急安全確保」となります。
避難情報などと、そのときにとるべき行動を確認しておきましょう。

警戒(けいかい)レベル5

緊急安全確保(きんきゅうあんぜんかくほ)

避難情報(ひなんじょうほう)などと、とるべき行動(こうどう)

命(いのち)の危険(きけん)、直(ただ)ちに安全確保(あんぜんかくほ)!
災害(さいがい)が発生(はっせい)し、身(み)の安全(あんぜん)を確保(かくほ)できない可能性(かのうせい)あり!

〈警戒(けいかい)レベル4までに必(かなら)ず避難(ひなん)!〉
警戒(けいかい)レベル4

避難指示(ひなんしじ)

避難情報(ひなんじょうほう)などと、とるべき行動(こうどう)

危険(きけん)なところから全員(ぜんいん)が逃(に)げる!
最善(さいぜん)(ベスト)の避難場所(ひなんばしょ)へ! 無理(むり)なら次善(じぜん)(セカンドベスト)へ!
※「避難勧告」は廃止

警戒(けいかい)レベル3

高齢者等避難(こうれいしゃとうひなん)

避難情報(ひなんじょうほう)などと、とるべき行動(こうどう)

高齢者(こうれいしゃ)や障害(しょうがい)のある人(ひと)などは危険(きけん)なところから逃(に)げる。
危険(きけん)を感(かん)じたら自主避難(じしゅひなん)!

警戒(けいかい)レベル2

大雨(おおあめ)・洪水(こうずい)・高潮注意報(たかしおちゅういほう)(気象庁(きしょうちょう))

避難情報(ひなんじょうほう)などと、とるべき行動(こうどう)

避難(ひなん)の準備(じゅんび)を始(はじ)める。
最新情報(さいしんじょうほう)を確認(かくにん)(情報(じょうほう)ツールの紹介(しょうかい)へ)。

警戒(けいかい)レベル1

早期注意情報(そうきちゅういじょうほう)(気象庁(きしょうちょう))

避難情報(ひなんじょうほう)などと、とるべき行動(こうどう)

今後(こんご)の気象情報(きしょうじょうほう)を確認(かくにん)。
安全(あんぜん)な場所(ばしょ)にある親戚(しんせき)・知人宅(ちじんたく)に移動(いどう)しておくことも検討(けんとう)。

※上記の掲載内容は内閣府の資料をもとに作成

[お問い合わせ]
災害対策課
TEL:075-414-4475 FAX:075-414-4477

「いつ」・「どこに」逃(に)げるかを決(き)めておく

災害(さいがい)・避難(ひなん)カード

災害発生時、いつどこに避難するのかなどを一目で分かるようにしたカード。
地域で話し合って共有しておくと逃げ遅れを防止できて、さらに効果的です。


画像の拡大表示はこちら

災害(さいがい)・避難(ひなん)カード

いつ避難?

水害

記入例:○○川(○○観測所)の水位が○メートルに到達

土砂災害

記入例:○○市で、土砂災害警戒情報が発令されたとき

どこに避難?

水害

最善(ベスト)記入例:○○小学校、○○市民センター
次善(セカンドベスト)記入例:○○公民館

土砂災害

最善(ベスト)記入例:△△中学校、△△公園
次善(セカンドベスト)記入例:△△集会所

メモ欄

  • 避難する際は、防災グッズを持ち出す
    防災グッズの中に、コロナ対策関連品を用意
    • マスク
    • 消毒液
    • ティッシュ・ウエットティッシュ
    • ゴム手袋
    • 体温計
  • 外出中の家族には災害用伝言ダイヤル(171)で連絡
  • 記入例:○○さんへの避難の声掛けを行う

市町村から避難情報が出された際は、避難行動をとってください。

最善(ベスト)は指定緊急避難場所、次善(セカンドベスト)は最善の避難場所にたどり着けないときの一時避難場所。

外国人(がいこくじん)の皆(みな)さんへ

外国人(がいこくじん)のための防災(ぼうさい)ガイドブック」があります

京都府(きょうとふ)国際(こくさい)センターのホームページ(外部リンク)で、見(み)ることができます。

〈ガイドブックの言語(げんご)の種類(しゅるい)〉

やさしいにほんご、中国語(汉语)、韓国・朝鮮語(한국・조선어)、ポルトガル語(português)、インドネシア語(Indonesian)、英語(English)、フィリピン語(filipino)、スペイン語(español)、ベトナム語(Tiếng Việt)、タイ語(ภาษาไทย)

京都府(きょうとふ)防災(ぼうさい)Twitter(外部リンク)をフォローしよう

@kyotokikikanri

今年(ことし)2月(がつ)、新(あら)たなツールとして開設(かいせつ)しました。京都府(きょうとふ)の防災(ぼうさい)への取(と)り組(く)み、防災(ぼうさい)豆知識(まめちしき)、災害(さいがい)発生前(はっせいまえ)の注意喚起(ちゅういかんき)、災害時(さいがいじ)の対応状況(たいおうじょうきょう)などを発信(はっしん)しています。

身近(みぢか)にいる人(ひと)を守(まも)るためにできる対策(たいさく)を

身近に高齢者がいる方

  • 災害が迫っている場合は早めの避難を促す
  • 食べ物をかむ力や飲み込む力が衰えている方には、非常食に介護食などを用意する
  • 離れて住む親などと一緒に、避難所や安全な避難経路、避難のタイミングを確認しておく

[お問い合わせ]
高齢者支援課
TEL:075-414-4567 FAX:075-414-4572

身近に障害者・難病患者がいる方

  • 避難時にヘルプマークを付けている方がいたら手を貸す
  • 避難が困難な人が近所にいる場合は、警戒レベル3で一緒に避難
  • 地域でサポートが必要な人がいる場合、支援する人や声掛けする人を決めておく

[障害者支援課のお問い合わせ]
TEL:075-414-4611 FAX:075-414-4597
[健康対策課のお問い合わせ]
TEL:075-414-4972 FAX:075-414-3970

身近に外国人がいる方

  • 外国人のための防災ガイドブック」を紹介する
  • 多言語情報サイトを案内する
  • 近くの避難所やハザードマップを一緒に確認する
  • 災害が迫っている場合は声を掛けて一緒に避難

多言語情報サイトについて詳しくはNHK 外国のことばによる災害・コロナの情報(外部リンク)

[お問い合わせ]
国際課
TEL:075-414-4311 FAX:075-414-4314

子どものいる家庭

  • 学校や幼稚園にいるとき、登下校中などシーンごとの対応を家族で考えておく
  • 父母の日中連絡先や親戚の電話番号などを記した「家族連絡カード」を持たせる
  • 乳幼児には好きな菓子やおもちゃなど心を落ち着かせる物を用意する
  • 使い捨てほ乳瓶と粉ミルク、おむつなどを用意する

[お問い合わせ]
こども・青少年総合対策室
TEL:075-414-4727 FAX:075-414-4586

妊婦のいる家庭

  • 市町村によっては妊産婦用の避難所を設けている場合もある
  • 上の子がいる場合は親戚や知人に預けられるかを確認しておく
  • 避難時に持参するものを確認
    • 母子健康手帳
    • 寒さ対策に毛布やカイロ
    • 妊娠後期の場合、分娩準備品や出産後必要なおむつなど

[お問い合わせ]
こども・青少年総合対策室
TEL:075-414-4727 FAX:075-414-4586

ペットのいる家庭

  • ペットの非常食トイレ用品などを準備しておく
  • キャリーに入る練習など訓練しておく
  • ペット同行可の避難所を確認しておく(「避難施設カルテ」参照)
  • はぐれたときのために迷子札の装着やマイクロチップの埋め込み、避難バッグに写真を用意する

ペットの防災について詳しくはペットの防災(外部リンク)

[お問い合わせ]
生活衛生課
TEL:075-414-4763 FAX:075-414-4780

府内(ふない)で起(お)きた過去(かこ)の災害(さいがい)を今後(こんご)の教訓(きょうくん)に

河川の氾濫や土砂崩れ、浸水被害などが府内でも発生しています。早めの避難、安全確保を!

西脇知事の写真

大雨・豪雨による被害

台風による被害

京都府の地図

1 平成24年南部豪雨

天井川の堤防が欠壊したほか、複数の中小河川の氾濫や溢水(いっすい)が同時多発的に発生。

2 平成25年台風第18号

記録的な大雨になり、府内各地で浸水被害や土砂災害が発生。全国初の大雨特別警報発表。

3 平成26年8月豪雨

線状降水帯による長時間の局地的・集中的な豪雨により、福知山市街地では経験したことがない規模の浸水被害が発生。

4 平成29年台風第21号

由良川流域で浸水被害が、山間部を中心に法面崩壊や路肩欠壊が多数発生。

5 平成30年7月豪雨

府北部・中部各地に大雨特別警報発表。府内で5人の尊い人命が奪われ、また、多くの住家被害が発生。

※地図上に表示されている円は、おおよその範囲を示したものです。

河川監視カメラを確認しましょう

府内を流れる377河川のうち131カ所にカメラを設置し、川の流れる様子をリアルタイムで配信しています。

平常時

大雨時

※地上デジタルの「dボタン」でも確認できます
京都府 河川防災情報(外部リンク)からご覧いただけます

[災害対策課のお問い合わせ]
TEL:075-414-4475 FAX:075-414-4477
[砂防課のお問い合わせ]
TEL:075-414-5315 FAX:075-432-6312

京都府(きょうとふ)が取(と)り組(く)む防災施策(ぼうさいしさく)

「避難施設カルテ」を公開しました

府内市町村の避難所に指定されている施設などについて、設備や対象となる災害などを示しています。

こんな情報が分かります

  • ペットの同行ができるか
  • 多機能トイレやWi-Fi環境があるか
  • 一時避難か生活できる避難所か
  • 避難経路上の危険箇所 など

※例

[お問い合わせ]
災害対策課
TEL:075-414-5612 FAX:075-414-4477

コロナ対策をしながら避難所運営をしています

市町村と連携して、感染対策を取った避難所の運営を進めています。いざというときは躊躇(ちゅうちょ)せずに避難しましょう。

  • できる限り多くの避難所を開設
  • パーティション、段ボールベッドなどで個々の空間を確保
  • 体調不良者と他の避難者との動線が重ならないように工夫


感染症対策を取り入れた避難所運営訓練の様子(綾部市)

[お問い合わせ]
災害対策課
TEL:075-414-5612 FAX:075-414-4477

地域での避難訓練を支援しています

消防団が行う地域の避難訓練の経費を府の交付金で支援しています。

交付金が適用される購入例

  • 折り畳み車椅子
  • 拡声器
  • 救助用ボート
  • ヘッドライト など

[お問い合わせ]
危機管理総務課
TEL:075-414-4478

「いろは呑龍(どんりゅう)トンネル」を整備しています

桂川右岸地域の浸水対策として、地下貯留施設の整備を進め、今年度中に、南幹線の暫定供用を始めます。
すでに供用されている北幹線は浸水被害の軽減に役立っています。


桂川に排水するための呑龍ポンプ場(整備中)

[お問い合わせ]
水環境対策課
TEL:075-414-5212 FAX:075-414-5470

危機管理体制を強化します

危機管理センターの整備

自然災害や大規模な事故などに迅速に対応するため、常設の危機管理センターを整備します(令和5年度稼働予定)。

[お問い合わせ]
危機管理総務課
TEL:075-414-4468 FAX:075-414-4477

水位・氾濫予測システムの構築

河川水位や氾濫時の浸水範囲を予測するシステムを構築して、府・市町村で共有し、早期避難につなげます(令和5年度運用開始予定)。

[お問い合わせ]
砂防課
TEL:075-414-5315 FAX:075-432-6312

防災情報ツールを用意しています

いざというときの判断基準となる情報を平常時から確認しておきましょう。

京都府マルチハザード情報提供システム(外部リンク)

洪水時の想定浸水深や土砂災害警戒区域、お近くの避難所などが示されます。

きょうと危機管理WEB(外部リンク)

気象や河川、土砂災害、避難などの情報をひとまとめに紹介しています。

京都府防災・防犯情報メール

地域の気象情報や防災情報などがリアルタイムに配信され、危険をいち早くキャッチすることができます。

登録方法

下記アドレスに空メールを送信で登録。
anzen@mail.bousai.pref.kyoto.lg.jp
※今年度よりアドレスが変わりました。

京都府 河川防災情報(外部リンク)

府内河川の観測地点ごとの雨量や水位などをリアルタイムで確認できます。

キキクル(危険度分布)(気象庁)(外部リンク)

予測される浸水害発生危険度を5段階に色分け。河川ごとに地図上で表示されます。

過去の教訓を生かし防災・減災につなげます

 近年、自然災害は頻発・激甚化傾向にあり、全国各地で大規模水害が相次いでいます。京都府も例外ではありません。私が知事に就任した平成30年には7月の西日本豪雨、9月に上陸した台風第21号が各地に被害をもたらし、尊い命が奪われました。亡くなられた方へご冥福をお祈りするとともに、心より哀悼の意を表します。
 災害は毎年どこかで起きています。新型コロナウイルスの感染拡大が心配かもしれませんが、悲劇を繰り返さないためにも、いざというときには命を守るため躊躇(ちゅうちょ)なく避難してください。
 過去と全く同じ災害は起こりません。そこには必ず教訓や課題ができますので、次に生かすのが先進的な防災・減災対策だと考えています。府ではあらゆる自然災害などに迅速かつ的確に対応する「危機管理センター」の整備を進めるなど、皆さまの生命と財産を守るために防災・減災への取り組みを進めてまいります。

京都府知事
西脇 隆俊

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お問い合わせ

知事直轄組織広報課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4075

koho@pref.kyoto.lg.jp