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府では、社会全体で子育てを支える環境づくりを目指す「子育て環境日本一推進戦略(令和元年策定)」をさらに一歩進め、「風土づくり」「まちづくり」「職場づくり」の3つの視点から具体的な取り組みを始めています。
また、コロナ禍では外出自粛による地域コミュニティからの孤立など、子育て環境も大きな影響を受けています。こうした状況を踏まえながら、安心して子育てできる環境づくりに努めてまいります。
京都府知事 西脇 隆俊
※新型コロナウイルス感染症対策を万全にした状態で3月に取材・撮影を行いました
※撮影施設では、日本小児科学会による乳幼児のマスク着用の考え方に基づいた対応がなされています
まず必要なのは、地域全体で子育て家庭を見守り、支えることが当たり前になる地域風土。例えば、子育て家庭が気兼ねなく外出したり、困った時に手助けを求めたりできるよう支援する取り組みが動き出しています。
地域柄転入者も多く、子育て応援施設の利用が子育て世代と地域とをつなぐきっかけにもなっています。
キッズスペース
7店舗で応援を実施
セブン商店会 会長 林定信さん
北野天満宮のお膝元にある商店街では14店舗で応援を実施。若い世代の利用増加にもつながっています。
のぼりが目印に
北野商店街 代表理事 片桐義明さん
複数の商店街や企業と連携して、子ども連れでの外出を応援する取り組み。府内5つの商店街およびセブン-イレブンの76店舗が取り組みに参加しました。今年度は施設数をさらに拡大していきます。
[提供サービスの例]
など
[令和2年度 その他の参加商店街]
子育てに適した住環境や、親子が集い、子どもが安心して遊べる居場所づくりなど、府民の皆さんや産、学、公、金融機関、NPOなど多様な主体と連携・協力した子育てにやさしいまちづくりが、府内で順次進行中です。
ガレリアかめおか、JR亀岡駅周辺、市役所を結ぶゾーンを「子育てコリドー(回廊)」と位置付け、府の補助金も活用してソフト・ハードを整備。各ゾーンが連携しながら子育てしやすいまちの実現を目指します。
JR亀岡駅に隣接したサンガスタジアムby KYOCERAを中心に、幅広い世代の子どもたちがスポーツに親しみ、将来の夢にチャレンジできる機会を創出します。
「かめきたサンガ広場」
亀岡市役所周辺に、子育て世代包括支援センター「BCome(びーかむ)」など子育て家庭をワンストップで支援する機能を集約。切れ目のない支援を提供します。
道の駅ガレリアかめおかを「子育てウェルカムゲート」とし、屋内外で子どもの成長に合わせた遊具を整備し、親子の居場所や交流の場として活用しています。
こどものあそびば「かめまるランド」
屋上庭園「あおぞらひろば」
子どもの居場所や交流の場を生かして、子育ての環境や仕組みをつくる市町村のプロジェクトを支援する取り組みを進めています。
※新型コロナウイルスの影響により、掲載施設の開館状況などが変更になる場合があります
子育てと両立できる働き方の実現に経営者が率先して取り組み、社員の意識改革や業務プロセスの見直しなどの「行動」を起こす企業を支援。府のサポートチームが府内約2.5万社を訪問し、子育てにやさしい職場づくりを推進しています。
府の補助金を活用してキッズルームを設置。子連れ出勤制度を創設し、保育所休所時などに活用されています。
時間単位の年休制度や短時間勤務制度に加え、奨学金返済支援制度を導入し、従業員の返済負担をサポート。
「働きたい」と思える工務店を目指し、大工職の週休2日の実現、時間単位の年休制度導入など、業界では先進的な制度を次々と導入。
部門を超えた連携により、従業員全員で作業をカバーし合えるように「多能工化」を進めることで有給休暇の取得を推進。
子育て世代をはじめ、誰もが働きやすい職場づくりのための具体的な行動を事業者が「宣言」し、実践する取り組み。宣言企業は着々と増えています。
宣言企業1183社
※2021年5月末現在
子どもたちの“育ちあい”を支える場として、0歳児から5歳児までを預かる「登りこども園」を訪問。同園では、3歳児から5歳児を年齢で分けずクラス編成する保育を行うとともに、同じ法人で学童も運営。子どもが10歳になるまで成長をサポートしています。さまざまな年齢層の子どもたちが触れ合いながら育つ環境が、保護者の皆さんの「もう1人産みたい」というモチベーションにもつながっているようです。
育児が大変でなければ産みたいという人は多い。そこをサポートするのが保育の役目
社会福祉法人 あけぼの会理事長
京都府保育協会 前会長
伊藤義明さん
「2人目、3人目が欲しい」という思いをかなえる支援にも力を入れていきます
京都府知事
西脇隆俊
勤続21年中、産休を3回取得。「もう1人産みたい」気になれる職場環境です
子どもが小さい間は体調不良や行事などで休むことが多々あるが、休みが取りやすいので助かります
子どもの育ちを支えることと、保護者目線のサポート、両方ともが必要だと思って取り組んでいます
[お問い合わせ]
総合政策課
TEL:075-414-4341 FAX:075-414-4389
子育て家庭のおでかけに役立つ情報を、手軽に活用できるスマートフォンアプリです。登録&ログインすれば、協賛店舗・施設でさまざまなサービスも受けられます。
カレンダーなど便利な機能も
[お問い合わせ]
こども・青少年総合対策室(子育て環境推進係)
TEL:075-414-4602 FAX:075-414-4586
府内事業者の皆さんが、子育てにやさしい職場づくりを進める上で役立つさまざまな支援制度を設けています。詳しくはWebへ。
など
[お問い合わせ]
こども・青少年総合対策室(子育て環境推進係)
TEL:075-414-4602 FAX:075-414-4586
従業員の仕事と家庭の両立に向け「多様な働き方」を推進する中小企業などに、その費用の一部を助成。
[お問い合わせ]
労働政策課
TEL:075-414-5085 FAX:075-414-5092
府内の婚活支援団体や婚活マスターの皆さんと連携し、結婚を希望する独身の方々の婚活をバックアップします。現在、婚活マスターを募集しています。詳しくはWebへ。
婚活マスターとは
独身の方々の「お世話焼き」として、出会いから成婚までに関わるさまざまな活動を行うボランティアです。
[お問い合わせ]
こども・青少年総合対策室(青少年係)
TEL:075-414-4301 FAX:075-414-4586
特定不妊治療(体外受精・顕微授精)を受けた方の経済的負担を軽減するため、治療に要する費用の一部を助成します。
[お問い合わせ]
こども・青少年総合対策室(母子保健係)
TEL:075-414-4727 FAX:075-414-4586
里帰り出産ができないなど、コロナ禍で不安や孤独を感じる妊産婦の方をケアする事業を市町村で実施しています。
[お問い合わせ]
こども・青少年総合対策室(母子保健係)
TEL:075-414-4727 FAX:075-414-4586
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