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「行き活きトーク」とは、知事が現場に行き、府民の声を聞いて府政に活かす取り組み。今回は、ワールドマスターズゲームズ2021関西でソフトテニスが行われる福知山市と、"あじ"のあるまちづくりを行う丹後の皆さんを訪ねて宮津市に行ってきました。
トークの模様はKBS京都テレビ「京都ライブ!(外部リンク)」で放送しています
過去放送分はWebで配信中
※新型コロナウイルス感染症対策を万全にした状態で開催しました
福知山市
スポーツ推進委員
安見 直子さん
福知山市
ソフトテニス協会 会長
中山 則男さん
東舞鶴高等学校
ボート部3年生
門 陽菜さん
NPO法人みらい学園 理事
京都TFC所属
大槻 浩二さん
スポーツでは多くの方との交流が生まれ、地域との結び付きを感じると思います。皆さんの経験を教えてください。
安見さん
陸上教室のお手伝いで試合に行くと、広域から集まってくる相手チームの関係者とも出会いが生まれ、交流の輪が広がっていると実感します。
中山さん
市ソフトテニス協会でジュニアの育成と高齢者の健康増進に注力。会員同士はもちろん、その家族に至るまで世代を超えた交流が実現しています。
門さん
部活動では、顧問の先生や地域の皆さん、家族の応援が大きい。頑張る姿を見てもらうことで、交流が広がります。
会場の三段池公園で西脇知事もソフトテニスに初挑戦
より多くの人がスポーツに親しめるように皆さんが行っていることやアイデアを伺いたいです。
大槻さん
車いすハンドボールなどのパラスポーツの体験会を開催。障害の有無を超えて同じ目線で競技できる楽しさに触れてもらっています。
門さん
実際に体験することによって競技の魅力が味わえます。競技を体験できる機会を広く設けられれば興味を持つ人を増やせるのでは。
中山さん
気軽な市民スポーツから始め、競技としての面に興味を持ったら大会に挑戦するという人もいる。何歳から始めても遅すぎることはないですね。
スポーツの魅力の一つは、年齢を問わず生涯にわたってチャレンジし続けられる点にあります。皆さんの現在の夢や目標を聞かせてください。
安見さん
陸上競技を続けていることもあり、地元に全天候型の競技場ができるとうれしい。子どもから高齢者まで夢を持ってスポーツを楽しめる地域になってほしい。
大槻さん
ワールドマスターズゲームズ2021関西に出場予定。自身が持つ日本記録の更新を目指したいです。
在宅時間が長くなり、体を動かす機会が減少する昨今、健康維持の観点からもスポーツが見直されています。世代を超えた交流や地域活性化にもつながるスポーツに多くの人が親しむ機会を増やすため、これからも取り組んでまいります。
株式会社ローカルフラッグ
代表取締役
濱田 祐太さん
PHOTO SNOW代表
一般社団法人MITEMI 代表理事
中井 由紀さん
旅館「清輝楼」
主人
徳田 誠一郎さん
海の京都DMO社長
京都北都信用金庫 会長
森屋 松吉さん
ビオラビッツ株式会社
代表取締役
梅本 修さん
福知山公立大学 地域経営学部教授
丹後地域戦略会議 座長
谷口 知弘さん(コーディネーター)
観光産業に携わったりU・Iターン者として移住したり、外からの視点で捉えたときに感じる丹後の"あじ"にはどのようなものがありますか。
徳田さん
やはり「京都」の名にはブランド力があり、その上で、欧米からの観光客には京都に天橋立のようなビーチ(砂浜)があることが大きな強みです。
森屋さん
東京で生まれ育ち、縁あって丹後へ。自然景観、食、歴史文化、そしてものづくりの素晴らしさに感銘を受け、すんなり丹後人になりました。
中井さん
Uターン開業して気付いたのは、人が面白いこと。丹後の魅力は観光地としてだけでなく暮らす人にもあることを、広く伝えていきたいです。
コーディネーター谷口さん
丹後には魅力的な地域資源が多くあります。地元の人には身近すぎて、なかなか気付きにくい魅力に、ぜひ焦点を当てていきたいですね。
一般社団法人MITEMIで中井さんらが主催するフォトスクールでは、地域産業の技術者など地元を支える方々を「ローカルヒーロー」として撮影しSNSなどで発信
"あじ"にはさまざまな意味がありますが、文字通りの食をはじめ、地域の"あじ"を引き出し、伝えるために、取り組んでおられることは?
濱田さん
大学在学中に与謝野町で起業した会社で、地元のホップを使ったビールを造って販売しています。地域に雇用を生む存在になるのが目標です。
梅本さん
京丹後市で有機農業を行う一方、学校給食で地元産食材を使ってもらう活動をしています。食を通じて子どもたちが地元に愛着と誇りを持てるよう取り組んでいます。
中井さん
地元の人が地元の魅力を伝えられるような人づくりをしながら、宮津の暮らしを発信するホームページの準備を進めています。
森屋さん
これまで観光客誘致中心だった海の京都DMOを、今年度から「まちづくり支援法人」に進化させ、移住者の交流の場づくりなどにも取り組みます。
濱田さんがビール造りに使う与謝野町産ホップ。2015年には100kgキログラム程度だった収穫量は今や約2tに上り、西日本随一の産地となっている
それぞれ地域資源を生かしながら活動されている皆さんに、今後のビジョンや目標をお伺いします。
徳田さん
先日、香港の大学と府立海洋高校のオンライン交流で、観光に関する面白い提案を複数頂きました。若者の柔軟な発想も取り入れていきたいです。
梅本さん
食は地域の人の心を育てるもの。丹後の食の力を、今後もより多くの人に発信していきます。
濱田さん
自分たちで事業を起こし、志のある若者たちを採用して、社名通り地域の旗振り役となって持続可能な地域を作っていきたいと思っています。
コーディネーター谷口さん
地域資源の豊かさにあぐらをかくのでなく、常にそれを生かす努力を続ける事業者の存在が丹後の底力。一致団結してPRしていきたいですね。
歴史ロマンと、ものづくりの伝統、大自然と豊かな食。そんな丹後の潜在力を高めるべく努力されている「人」の魅力を、今回のお話からも感じました。コロナ禍にあっても衰えることのない丹後の"あじ"の磨き上げを今後も支援していきます。
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広報課
TEL:075-414-4071 FAX:075-414-4075
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