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京都府は19日、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏から、府立植物園(京都市左京区)内の野外図書館「きのこ文庫」に書籍の寄贈があったと発表した。ゲイツ氏は世界100カ所のリトルフリーライブラリー(町の小さな図書館)に「人生で読んだ最高の本5冊」を贈るとしており、同氏のブログには「京都」が日本の寄贈先として唯一記載されていた。
寄贈されたのは、SF小説や伝記など5冊。通し番号の付いたメッセージカードが添付され、英語で「この本もあなたのお気に入りの1冊になるかもしれません」などと記されていた。
同文庫は、屋外に設置されたキノコ形の書庫に絵本など児童書を所蔵している。開園中は出入り自由で、誰が書籍を置いたのかは不明という。
5冊は20日から6月18日まで府立植物園で展示する。西脇隆俊知事は「ゲイツ氏の思いに応える取り組みを検討したい」と話している。(了)
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