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平成27年度建築科トピック(前半)

27年度建築科トピック(後半)

9月 模擬家屋と社製作の実習始まる

いよいよ木造住宅グループと社寺グループに分かれた実習がスタートしました。
木造住宅グループは、まず全員が住宅のプラン(計画)を作成し、全員の前でプレゼンするところから始まります。その中から、実現可能なモデルを選定し、訓練生全員で検討することによって最終プランを固めていきます。昨年度は茶室を取り入れた伝統構法がテーマでしたが、果たして今年度はどのような模擬家屋が出来上がるのか、今から楽しみです。
社寺グループは、例年通り講師の清水棟梁のもと、宮大工の基本となる原寸図の作図からスタートです。どんなに大きな建物でもこの原寸図の作図無くして社寺建築は建てられません。基本に忠実に、そしてその後の成長のためにも、しっかりとした技術を訓練校で身につけてほしいものです。

プラン検討の様子 原寸図作図の様子
プラン検討の様子(模擬家屋)/原寸図作図の様子(社寺)

 

8月 第10回若年者ものづくり競技大会

今年も若年者ものづくり競技大会建築大工部門に建築科の訓練生が出場しました!
昨年同様山形県にある山形ビッグウィングで行われ、若年者たち(20歳未満の学校や訓練校に通う生徒・訓練生を対象とした大会)の真夏の熱戦が繰り広げられました。
当校の訓練生ですが、大会で終始時間に余裕を持ち作業が進めることができ、時間内に課題を完成させることが出来ました。例年に負けないくらいの意気込みで参加したのですが、結果は惜しくも入賞を逃しました。出来栄えについては、入賞には届かなかったものの、これまで練習で作ってきたモノ以上の作品が完成していたと思います。建築大工部門は49名が参加し、内47名が完成していました。参加者は、普通科工業科問わず高校生の参加者が多く、年々レベルが向上しているように感じました。女性も2名が参加していました。中には、使用している道具や作業手順、作業の様子等、本物の大工さんにもひけをとらないような手際の良さも見られました。
今大会では惜しくも入賞出来ませんでしたが、今後の訓練意欲や他の訓練生への影響、就職に対する姿勢が格段に高まるなど、意義のある取組みであったと捉えています。

競技会場(建築大工) 加工の様子(鑿作業)
競技会場(建築大工)/加工の様子(鑿作業)

加工の様子(鋸作業) 時間内に無事完成
加工の様子(鋸作業)/時間内に無事完成

7月 隅木課題の製作

基本的な加工実習(継手や仕口の製作)が概ね終了し、いよいよ規矩術を用いた課題の製作(隅木課題)に入りました。規矩術とは、さしがね等を用いて木造小屋組み部分の墨付けを行う術(すべ)の事であり、古来より大工の基本とされてきました。
さしがねを本格的に墨付けで使うことは、基本的な加工実習では行っていないため、指導員の説明にも皆真剣に聞き入っている様子です。但し、一度聞いただけで理解することは、容易にできない内容なので、反復と復習が欠かせないです。果たして何人の生徒が理解し、部材への墨付けが無事行えるでしょうか。

隅木課題の現寸展開図作図講義 隅木課題の墨付け
隅木課題の現寸展開図作図講義/隅木課題の墨付

6月 3級技能検定課題製作と職業人教育

7月11日に実施される3級技能検定実技試験(建築大工)に向けて、その課題対応の実習を行いました。課題の内容は昨年度と同様であり、木造小屋組みの一部分を製作するものであり、平垂木2本の仕様です。昨年から鉋掛け作業も加わったため、写真はその様子を写したものです。課題的には難しい内容ではありませんが、墨付けの正確さと加工の手際の良さがポイントになるため、そのあたりを中心に実習・指導を行っています。
右の写真は、職業人教育の様子です。当校では、社会人基礎力向上のため、京都ジョブパークと連携を取りながら職業人教育に力を入れて取り組んでいます。今回は、その一環で社会人の基本マナーについて学んでいる様子です。このような職業人教育の場を通して、社会人基礎力を少しでも自分のものにして欲しいと願っています。

3級技能検定課題の練習 社会人のマナー講義
3級技能検定課題の練習/社会人のマナー講義

 

5月 野外訓練の実施他

5月6日(水曜)、建築科の訓練生と指導員が、兵庫県神戸市の神戸コンベンションセンターで開催された「全国削ろう会神戸大会」へ見学に行ってきました。
この大会は、平成9年から始まり、全国各地で毎年1、2回程度開催されており、今回で31回目を迎えました。大会の内容は、如何に極限まで薄い鉋屑(別名:削り花)を出せるかについて競う大会です。今年も例年以上に多くの人が参加し、200名以上でその腕が競われました。
当日は、予選を勝ち残った競技者達を間近で見ることが出来、訓練生達もその鉋屑の薄さに驚きを隠せない様子でした。特に、現在授業で鉋の取扱いを学んでいる最中ですので、何か参考になるところはないものかと、身を乗り出して見学する生徒たちの姿が印象的でした。日頃の授業にはない貴重な時間を過ごしたようです。これからの訓練の取組姿勢に期待するばかりです。
下の2枚の写真は、5月後半に始まった基本的な加工訓練の様子です。刃物砥ぎや道具の手入れが無事に終わり、いよいよ本格的な大工作業に移ってきました。

 会場前で記念撮影 ミクロの鉋屑
会場前で記念撮影/ミクロンの鉋屑

ホゾ穴施工 建築業の現状に関する講義
ホゾ穴施工/建築業の現状に関する講義

4月 新入校生の訓練がスタート

平成27年度もいよいよ訓練がスタートしました。訓練生達は、まだまだ緊張した面持ちですが、どのように成長してくれるのか、今から楽しみです。期待しながら指導に励みたいと思います。
建築科では、毎年幅広い年齢層の生徒達が入校してきます。今年度も新高卒から大卒、専門学校卒、社会人経験者など、バラエティーに富んだ20名の顔ぶれとなりました。このような訓練生の構成が、日頃の礼儀作法や躾、上下関係など、社会に出てからの基本を学ぶ場として良い経験となっているように思います。
訓練では、道具の手入れの基本である刃物砥ぎが始まりました。だれもが刃物を切れるように真直ぐ砥ぐという理屈は分かっているようですが、まだまだ体(手の動き)がついてきていないようです。但し、例年訓練を重ね、努力を惜しまず1年間継続できた生徒達は、本物の刃物砥ぎが身についていきます。
毎年思うことですが、初心を忘れず最後まで自分の信念を貫いて訓練を全うして欲しいものです。そして、1年後には、希望職種への就職を決め、胸を張って社会に羽ばたいてくれるものと信じています。

全体説明 刃物とぎ
全体説明/刃物砥ぎ

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商工労働観光部京都高等技術専門校

京都市伏見区竹田流池町121-3

ファックス:075-642-4452

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