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鴨川真発見記<73から78>

  

 

 

鴨川にも「桜の競演」序曲が響きます(第78号)

 

早咲きの桜が咲き始めました

 

 奈良時代よりも以前には花見の「花」といえば、「サクラ」よりもむしろ「ウメ」を指すことの方が多く、ウメよりサクラがより愛好されはじめるのは、平安時代中頃からのことであると聞いたことがあります。

 

 そんな冬の花「ウメ」や「カンツバキ」の季節が終盤を迎えた3月中旬、早咲きの「サクラ」が花を開きはじめました。

<しだれ梅>

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<ウメ(八重)>

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<ウメ(一重)>

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<カンツバキ>

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 これから始まる「サクラ」の競演を控えて先陣を切って序曲を奏でるのは、「子福桜」でしょうか?。1年に2回花を付けます。10月から12月まで長期に花を咲かせ、4月の早い時期に花を咲かせます。八重の小さなカワイイ花を付けていました。

<子福桜>

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 こちらは濃いピンクが鮮やかです「オカメ」でしょうか?花の形はラッパのようでスズナリのように下を向いて咲いています。このサクラは蜜が豊富なのか「ヒヨドリ」が花の蜜を盛んに吸い取っています。鴨川真発見記第○○号「イソヒヨドリ」が大きなミミズを飲み込めずに苦しんでいる姿を思い出して、随分スマートな様子だなと思うのでした。

<オカメ>

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<ヒヨドリが盛んに蜜を吸っています>

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 そして白に近い色合いのこの「サクラ」。「カラミ桜」です。鴨川をバックに控えめに咲いている姿が序曲にふさわしい桜の印象を受けます。

<カラミサクラが>

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 「ソメイヨシノ」と同時期に真っ白な小さな小さな花をぎっしりと咲かせる「ユキヤナギ」も少しずつ花を開いていきます。

<ユキヤナギがほころんできました>

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 足元には、春の野草が次々と花を咲かせていきます。

 京都府立植物園N氏教えてもらいました。

<ヒメジョオン>

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<ノゲシ>

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<ホトケノザ>

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 この後4月に向けて桜前線が北上し桜の開花が進み、ソメイヨシノが一斉に花開き、人々の心も弾みます。桜の下で宴も盛大に盛り上がることでしょう。でも周りの迷惑にならない様にお気を付けください。

 

 昨年、週刊少年漫画の長期継続漫画のネタとして京都の桜が紹介されていました。東京では「ソメイヨシノ」が一斉に開花して同時期に終わってしまうが、京都では、色んな種類の桜が時期をずらして長い期間「桜」の花見を楽しめます。

 

 北大路近辺に比べて三条近辺は暖かいようで、里桜や紅しだれ桜も咲き始めました。

<三条のしだれ桜並木>

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<里さくら>

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 北大路近辺の半木の道でも、毎年一本だけ早く咲く「ナンバー34」が花を開き始めています。

<プレートナンバー34番 他の木は固い蕾ですがこの一本だけ花が開き始めています>

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 鴨川でもこの早咲きの「桜」の後、「ソメイヨシノ」の並木が豪勢に咲き誇ります。それよりも少し遅れて「しだれ桜」が「打ち上げ花火」の「ヤナギ」の様に花開きます。

 

 その時期が過ぎると、御室桜のような八重の桜がバトンを引き継ぎます。他にも様々な種類の桜を鴨川で楽しむことができます。出来れば、そんな「桜」のリレーを御紹介していきたいと思います。

 

                                    平成25年3月19日(京都土木事務所Y)

鴨川の春近し(第77号)

 

春の足音は全国のランナーと共に(でもかなり寒かったです)

 

 ほんの2週間ほど前まで雪が舞っていた鴨川にも春の足音が響き始めました。秋に綺麗に刈り揃えられた土手にもちらほらと野草の花が咲き始めました。薄い青色の小さな花がその先陣を切っています。よく見ないと見落としてしまう小さな花の中で早咲きのタンポポが一輪だけ咲いていました。

<オオイヌノフグリ>

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 そのタンポポに気付いてカメラを向けて初めて気付くその存在。一人だけ目立つ存在が時には「スタンドプレイ」などと揶揄されるという場面にも遭遇しますが、今回はその存在が周りの存在を気付かせてくれました。

<セイヨウタンポポ>

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 別の場所ではシロバナタンポポが花を咲かせているその横では、既に種になって飛び立とうとしている気の早いタンポポも見えます。

<シロバナタンポポ>

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<既に種が飛び出しそうなのも>

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 草刈りの際にチョコンと残しておいてもらえたスイセンも花を咲かせました。

<スイセン>

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 橋の上から中洲を覗くと、そこにも黄色い花が見えます。こちらは周りの草に隠れるように咲いていました。

<イヌナズナ>

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 ユキヤナギも桜と同じ頃真っ白な花で足元を飾ります。青い芽を付けてその準備を着々と進めているようです。

<ユキヤナギ>

 

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 そんな春の気配と4月の様な陽気が4日程続いた次の日3月10日には第2回京都マラソンが開催されました。「鴨川真発見記第50号」“京都マラソン鴨川公園内コースをたどる”で御紹介しましたとおり、鴨川の北大路橋上流から丸太町橋までの右岸約3km余りが京都マラソンのコースとなっています。

 

 朝8時30分に西京極競技場をスタートしたランナーが鴨川へと到着する頃を見計らって家を後にしました。前日の汗ばむ陽気と朝の暖かな気温に、薄着で出掛けましたが、北大路橋に着く頃には強風と大粒の雨に見舞われ、急激な気温の低下に遭遇することとなりました。

<北大路橋 この後雨脚が強まり強風が吹き始めました>

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 当日の予想気温は最高で20度と聞いていたのでランナーの皆さんも「びっくり」だったことでしょう。

 北大路橋の上で寒さに震えながら待っていると、白バイの赤色灯が見え隠れして程なくこの地点第一位の選手が見えてきました。ダントツの一位でこの方がそのまま一位でゴールされたそうです。

<北大路橋から トップランナー>

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<力強い走りです>

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<第二位通過のランナー>

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<前に届くのか>

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 しばらくすると続々とランナーが通過していきます。フルマラソンで急に足が動かなくなると聞いていた30kmを超えたあたりです。先頭からしばらくはばらけての通過です。

<雨の中のレースとなりました>

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<33キロポイントを越えていきます>

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 場所を出雲路橋へと移動しての応援です。少し雨も弱まってきましたが、風は強く吹き付けます。選手にとっては追い風となっていることでしょう。北山の辺りに少し日が差してきたのですが、よく見ると白いものが。「雪」が舞ったようです。

<葵橋から 少し雨が弱まりました>

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<北山には日が当たり「雪」らしきものも見えます>

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 コース沿道の「アンズ」の花は開き、「ボケ」の花が蕾をほころばせてはいるものの、真冬並みの寒さです。三寒四温にも温度差が有りすぎるとぼやきながら、出町橋へとやってきました。

<アンズの向こうに京都マラソンランナーが見えます>

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 実はこの花「梅の花」と思っていましたが、後日念のため府立植物園のNさんに確認したところ「アンズ」と解りました。

「がく」の部分が反り返っているのが特徴ですが、何故「鴨川」にアンズが?といった感想をお持ちでした。

<花の「がく」の部分が180度反り返っています>

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<ボケの花が咲きそうです> 

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 こちらは、橋の上から写真の絵を描いたプラカードをかざして、写真スポットをPRされているので、ランナーの皆さんは「カメラに向かって」両手を大きく挙げて走り抜ける方も多くみられます。まだまだスタミナ充分のようです。

<出町橋から カメラスポットではグリコポーズで>

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 荒神橋までくると、この辺から「だんご」状態で、少々河川敷では狭い感じは否めませんが、デットヒートする訳ではありませんので安心です。

<荒神橋から いろとりどりのウエアが鴨川を走り抜けます>

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 いよいよ鴨川公園内コースの最終地点丸太町橋です。ここで丸太町橋を渡って川端通りへ折り返します。ここまで強い風で背中を押されてきたランナーの皆さんに襲いかかる強烈な向かい風と変貌します。

<丸太町橋から 鴨川から出ます>

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<丸太町橋を東へ渡ります>

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<義足のランナーも元気よく>

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<スーザホンで盛り上げです>

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<ベルの部分には「おきばりやす」の文字が>

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 あと6kmガンバレの声援を受けて皆さん都路を駆け抜けていかれました。鴨川を走られました全国のランナーのみなさん、京都マラソン以外の時にも鴨川をゆっくり楽しみにお越しくださいませ。

<鴨川沿いの川端通りを向かい風に阻まれながらの力走です>

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<大文字に向かってゴールを目指します>

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                         平成25年3月11日 (京都土木事務所Y)

 

市街地最上流 柊野の雪景色(第76号)

 

誰もいない空間で

 

 今となっては急に春めいて季節感がずれてしまいましたが、2月中旬の土曜日、早朝から雪が降りはじめました。この日は車に乗って、以前から「どんなんかな」と気になっていた「柊野堰堤」の雪景色を見に行きました。

  京都市内の市街地を直線的に貫く「お馴染みの鴨川」。その上流部はやはり雪が多いのかと朝の8時頃に到着です。

  雪が降り続く中での散策となりました。砂防堰堤から流れ落ちる水は、手前の岩の上に見える白い雪のせいか、とても冷たい様に見えます。真夏は清涼感を感じますが、冬には寒さを感じます。

<実際にとても寒かったです>

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<下流方面も雪を被っています>

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 流れ落ちる水も白く、雪も白く、後は黒っぽい色で、良く言われる「雪景色は水墨画」の世界が広がっています。

<水墨画の世界が広がります>

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 暖かい季節には多くの人の声が響くレジャースポット「柊野」にも、こんな日には人影は見あたりません。

<人っ子一人いません>

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 今朝の雪以降は誰も「足を踏み入れていない雪」の上に自分だけの足跡を付けてみました。私の足跡だけが「トコトコ」と続きます。

<まだ足跡の付いていない空間>

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<一人分の足跡が付きました>

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 そんな中でも、水が湧き出している場所では、その水が「消雪」役になって、その周辺には雪はありません。

<湧き出る水に雪は消えています>

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 堰堤の傍まで行ってみました。人は誰もいない空間で「ムクドリ」がお出迎え、「ツグミ」が道案内をしてくれました。堰堤の向こう側には屋根に雪を乗せた民家が並びます。ここから上流域ではこんなに民家が密集した光景は見ることができません。

<ムクドリがお出迎え>

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<ツグミが道案内、それ以上は行けませんが>

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<堰堤の向こうには屋根の白くなった民家が並びます>

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 少し日が差してきましたので、もう一枚堰堤の遠景を撮影して移動です。

<少し明るくなりました>

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北大路橋まで移動すると、先程にも増して日差しが届きます。白い雪の映えた良い感じの写真が撮れました。

<青い空も覗いています>

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 更に出雲路橋まで移動すると“またまた”陰りはじめました。

<青空がかき消されていきます>

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 この日は昼過ぎまで雪が降ったり、止んだりの繰り返しで京都市内全域に雪が舞ったそうです。

 

 ようやく雪が止んで青空が広がりました。

<青空が広がりました 比叡山は冠雪しています>

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 用事を済ませ再び鴨川に戻ると、日が傾いていきます。それに合わせて「東の空」がピンク色に染まり始めました。

 

 ピンク色の夕焼けです。お馴染みはオレンジ色ですが、この日の夕焼けは薄いピンク色。桜色とでも言いましょうか。気温や天候による作用なのでしょうか、詳しいことは存じませんが、綺麗な景色です。

 

<比叡山の周りを薄いピンク色が包みます>

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<下流方面にもピンクの帯が見えます>

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<北山の風景にも薄く着色 水墨画の風景と対照的です>

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                                平成25年2月20日(京都土木事務所Y)

ツインな野鳥たち(第75号)

 

気の合う同士で鴨川生活

 

 鴨川で過ごす野鳥たちは、群れをなして生活していたり、単独で行動していたり、少数のチームであったりします。今回はそんな中でも2羽(ツイン)で過ごす野鳥などにスポットをあてて見てみました。

 

 最初に紹介するのは、その垂直に突き立てたお尻がプリティーな「オナナガガモ」のオスのツインです。他のカモも同じ姿勢をとりますが、ここまで綺麗な姿勢を長く保つことが出来るのは「オナガガモ」だけです。その名のとおりの長い尾羽でバランスをとっているのでしょうか。

 いつ見ても「シンクロナイズドスイミング」を連想してしまいます。

<見事にシンクロしています>

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<人間のシンクロ同様に水中では激しく水をかいているのでしょう>

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 今シーズンは単独行動が目立っていた「キンクロハジロ」ですが、少しずつ複数行動が目に付くようになっていました。こちらの「シンクロ」は「オナガガモ」の静止ポーズではなく、水中から飛び出すアクションを見せてくれます。

<綺麗に並んでいます>

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<首の角度も同じ方向を向いています>

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 同時に潜って、同時に水面に現れた時には拍手を送ってあげてください。

 

 こちらは「カラス」のツインです。オス・メスの区別は全く解りませんが、「カラス」は賢いだけでなく、夫婦、親子の絆がとても強いそうです。童謡「7つの子」にもその一端が垣間見えるのではないでしょうか。

 「カラス 何故啼くの カラスは山に 可愛いななつの子があるからよ」

<オスとメスでしょうか>

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 目にする時はいつも1羽で単独行動の「ツグミ」ですが、この日は微妙な距離感でツインです。

<ご機嫌をうかがっているのでしょうか>

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 カイツブリはいつも2羽~3羽で行動しているようです。

 ふだんは、1つの中洲に1羽の縄張りと見受ける「アオサギ」ですが、こちらも微妙な距離感で2羽が対峙しています。

<違う方向を向いていたアオサギです>

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<やがて同じ方向を向きました>

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多数の個体で群を作っていることが多い「ヒドリガモ」も2羽で静かに浮かんでいます。

<頭がモヒカンの様に見えるヒドリガモ>

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 濃い緑色の頭部が特徴の「マガモ」です。カモの代表格のこの姿の2羽が並んで浮かんでいます。上流を向いたその頭部に西からの太陽を浴びると、角度にもよりますが「グリーンメタリック」に輝きます。その角度に2羽が同時に向く瞬間を待って写真に収めました。自然界の不思議な色使いです。

 

<ぴっか、ぴっかのグリーンです>

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鯉もツインで泳いでいます。

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 ヌートリアも最近生まれたのでしょうか、小さい個体がツインです。こちらは双子のツインズのようです。冬場は食料の草が枯れてしまっているので、草の根を掘り返して食べています。土の中に頭がめり込んでいました。

<双子ちゃん>

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<頭を土の中に潜り込ませて>

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 増水で小さくなった中洲の巣穴が手狭なのでしょうか、氷点下に冷え込む朝には家族5匹が身を寄せ合って寒さに耐えていました。

<身を寄せ合って>

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戦時中に人間の寒さを防ぐために日本にやって来た彼等も、その毛皮を持ってしても寒いものは寒いようです。なんといっても南アメリカが故郷なのですから。でもエサやりはご遠慮ください。今は草の根が主食なのですから。

 

人間も含めて「生き物」は一人で生きていけないと感じるのでした。

<おまけ> 

 オナガガモの様に綺麗な姿勢で「シンクロ」はしていませんが、マガモの倒立もなんとなく「コミカル」に見えるのは私だけでしょうか。

<マガモのオスがメスの横で倒立しています>

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                                   平成25年2月21日(京都土木事務所Y)

鴨川新発見記(第74号)

 

素人野鳥観察 バージョンアップその3

 

 今回は、この冬「野鳥観察」に対する“姿勢”“意識”がアップした証ということで、ここまでの「鴨川真発見記」では紹介出来ていない(見たことが無かった)鴨川の野鳥を見ていきたいと思います。

 

 最初に登場するのは、後ろ姿がベレー帽を頭に乗せた絵描きさんといった佇まいの野鳥です。全体的に茶色を基調とした配色で、冬の“おしゃれさん”とでも御紹介させていただきます。その名を「シメ」というそうです。

<可愛い帽子が乗っかっているようです>

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<振り返ると・・・>

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<結構イカツイ顔でした>

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<鴨川にて「この後ろ姿は」間違い無く「シメ」>

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 続きましては、「ジョウビタキ」です。野鳥図鑑で見て「綺麗な鳥だな~」と思っていた野鳥で少し感動を覚えました。小さくてピントが上手く合わせられませんでしたが、「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と鳴く「ジョウビタキ」に間違いありません。

<オレンジが綺麗な「ジョウビタキ」>

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<白い点がアクセント>

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<金網越しに、これ以上は追いかけられません>

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 お次はこんな野鳥です。少し前に初めて撮影して野鳥の会の方に「イソヒヨドリ」と名前は教えてもらっていましたが、この日は特別大サービスとばかりに“パフォーマンス”を披露してくれました。

<「イソヒヨドリ」と再会です> 

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 高野川の中洲除去現場でのことです。草が除かれ重機の通った跡の着く土の上に“ちょこん”と立ってこちらを見ているので、しばらくこちらも観察することにしました。

<こっちへ向かっているのか>

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 カメラを向けていると、少しづつこちらに近づいて来るではないですか。どんどん近づいて、とうとう足元まできました。カメラで追い切れない程の接近遭遇です。

<あまり警戒している様子はありません>

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<まだ近づくのか>

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<遂に高水敷まで上がってきました>

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<なおもジリジリ近づいて>

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<勢い付けて足元まで来ました>

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<オイオイ、カメラで追い切れません>

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 その後は再度土の上に戻って大きな「ミミズ」と格闘です。お食事シーンを披露してくれようとしているのですが、どう見ても「ミミズ」のサイズがお口に合っていません。なんとか飲み込もうとするのですが、どうにも手に負えない様子で、ついに諦めました。

<端から咥えて>

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<ん、ちょっと長いかな>

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<なんのこれしき>

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<そういえば、こんな風に“お餅”を飲む地方があったような>

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<う~ん、もう限界>

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<“無理”なものは“無理”諦めが肝心>

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 人間ならば小さく切って食するのですが、くちばしでミミズを刻むのは「イソヒヨドリ」には無理があるようです。その後はまた近くの木にとまり、少し残念とでも言いたげでした。

<残念無念>

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<ほかを探しましょう>

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 無理して丸呑みといえば、ある日の昼休みに鴨川を散歩していると、「カワウ」が水中に入ったり出たりしながら暴れています。見ると、大きな鯉らしき魚を振り上げて飲み込もうとしていました。しばらく格闘しましたが、最後は諦めて吐きだしました。魚は命びろいです。「鵜呑みにする」といいますが、文字通りはいかず「鵜呑みに出来ない」ということになりました。人間の世界では「鵜呑みにする」はあまり良い意味では使われませんが、この「カワウ」大きな魚を「ウノミ」にしても消化できたかどうかは“さだか”ではありません。

<遠目では解りづらいですが>

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<「カワウ」の口から大きな魚がこぼれ落ちました>

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 小さな野鳥の中でも一際鮮やかな黄色のくちばしの野鳥の群れが目の前を横切り、木にとまりました。あわててシャッターを押す時間のみ静止してくれたのですが、ピントがイマイチです。動きの速い野鳥は撮影が難しいですね。あまり姿を見せてくれませんというか、気が付いていないだけなのでしょうが・・・。お名前は「イカル」です。

<「イカル」の群れ>

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<あっという間に木の上へ移動>

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<黄色いくちばし>

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 最近よく目にする「ツグミ」です。この日は「ツグミ」の身だしなみを見せていただきました。水際にとまると、「バシャ、バシャ」と羽を広げての水浴びです。“入浴シーン”のサービスショットを撮らせていただきました。

<寒そうにしている「ヒドリガモ」の向こうに「ツグミ」がスタンバイ>

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<水浴びの始まりです>

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<上品な水浴びです>

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<頭から水をかぶりません>

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<ほかの野鳥の水浴びはもっと激しいです>

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 今回のサブタイトル「鴨川“新”発見記」の由縁となった野鳥の登場です。雨の日の朝、いつものように鴨川沿いを歩いて通勤していると、白と黒の配色で少し大きめの野鳥が上流へ向けて羽ばたいています。「綺麗」な飛び方。キンクロハジロか?と思い少し遠目に眺めていると、水の中へ潜りました。やはり「キンクロハジロ」と納得して先を急ぎましたが、近づいていくと「どうも違う」とカメラを取り出して、精一杯のズームで撮影しました。

<「キンクロハジロ」に比べて白が多く、水に沈んでいます>

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 急いで日本野鳥の会京都支部の方に連絡し、見てもらうと「凄い」の書きだしのメールが帰ってきました。「カワアイサ」という野鳥で、鴨川での目撃情報は「お初」ということで、鴨川で見ることができる野鳥リストに新たに加わることとなりました。

<黒というより深い緑のようです>

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<潜水から浮上してきました>

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<頭の後ろが少し膨らんでいるのも特徴だそうです>

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<貴重な証拠写真となるのでしょうか>

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<素人野鳥観察史上忘れられない一枚となりそうです>

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 この野鳥は、日本へは多数飛来しているそうですが、警戒心が強いのか「近く」で見ることがあまり出来ないとネットには書いてありました。

 

 何はともあれ、今回は「鴨川“新”発見記」となりました。

                                      平成25年2月20日(京都土木事務所Y)

中洲・寄州の埋蔵物(第73号)

 

中洲除去で見えた鴨川のあれこれ

 

 鴨川の市街地を流れる区間の中でも上流に位置する西賀茂橋周辺(某ボーリング場あたり)で、現在「中洲」「寄州」の一部の除去を実施しています。

川の中に溜まった土砂を取り除いているのですが、これに伴う“あれこれ”を御紹介したいと思います。

 

 今回除去する区間の一部に小さな“池”の様にポッカリ口を開けていて、増水時以外は水の流れない箇所があります。まるで自然に発生したビオトープの様です。いやいや、鴨川全体がビオトープと感じている今日この頃ですが。

 

<中央の水が溜まっているところが今回の舞台>

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 この場所には普段水流が及ばないため、泥が溜まっています。この部分を崩す1週間前に賀茂川漁協の方達が“ある生き物”が生息しているのでは無いかと「鋭い勘」を働かせて、試しに網を入れてみると、その生き物が網の中に入りました。

 

 「やっぱりいた」と大当たりでしたが、その生き物はヌルリと逃げてしまったそうです。この生き物、冬はドロの中に潜っているそうで、この時期の捕獲は結構骨が折れるようです。

 そこで、バックホウの登場です。賀茂川漁業協同組合さんの指導のもと、施工業者さんの協力を得て捕獲作戦となりました。ドロごとすくい取り、土の上に引き上げ、広げて“うごめく”生き物達を捕獲しました。

 

<ドロもろとも汲み上げます>

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<そして土の上へ>

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 お目当ての生き物もいました。その生き物の名前は「タウナギ」です。名前にウナギは付きますが、皆さんお馴染みで激減していると言われている「土用の丑」のウナギとは全く別の生き物だそうです。

<ここにも、あそこにも。いるいる>

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<どちらも「タウナギ」大きく育ってゆきます>

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 中国からの外来種で味は美味とのこと。何でも食材とされている中国では好んで食されているそうです。「見た目」も「さわり心地」のウナギそのものなのですが・・・。

<人と比較してこの位の大きさです>

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<タウナギの他にもフナやザリガニも>

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  今回捕獲された「タウナギ」は京都水族館に運ばれていきました。賀茂川の生き物を展示している同水族館では、まだ展示していないそうで、初展示となる模様です。

<ヌルヌル滑るので軍手を使用>

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<伸ばしてみると結構な長さです>

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<アップで見るとこんな顔>

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 そんな、周りをはぎ取られた池の中では、「アオサギ」がこれはチャンスとばかりに小魚の食べ放題コースを独り占めです。こんなに濁っていても首を「右へ左へ」かしげながら、正確に捉えていました。

<小魚キャッチ>

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<どんな視界が広がっているのでしょう>

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<またまたキャッチ、た~べほ~~だい>

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 二十数年間かけて溜まった土砂の中には色んな“もの”が埋蔵されています。大きな木の切り株や昔懐かしい飲料水の空き缶などなど。二昔前のものですので「あっ、これあったな~」と自然と出来たタイムカプセル気分です。

<増水時に上流から流れてきたのでしょうか>

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<ゴルフの練習はご遠慮ください>

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<空き缶も千年経てば“いにしえ”の貴重な資料となるでしょう>

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<こんなの若い人は知らないでしょうね>

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 今回の中洲除去により「第30号鴨川・高野川の飛び石」でご紹介しました埋もれた飛び石も久々に日の目を見ますが、“残す”か“撤去”するかの判断は今後の検討となります。

<土砂に埋もれた飛び石>

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<26センチの長靴もはみ出します>

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<この大きさでこの配置では少々歩き辛いかな>

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<土砂の運び出しは着々と進んでいます>

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 今回のエピソードで中洲・寄州は土砂だけでなく様々な“もの”をその体内に飲み込んでいるのだと再確認することとなりました。

 

                               平成25年2月18日(京都土木事務所Y)

                                                            

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