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鴨川真発見記<79から84>

  

鴨川のサクラの時期もピークを過ぎました(第84号)

 

そんな晴天の春 鴨川でもたくさんの人々が集います

 

 4月も半ばを迎えた鴨川では少し汗ばむほどの暖かさです。そんな陽気に誘われて鴨川は「花」も「人」も賑やかです。

 鴨川・高野川の市街地の上流域でも遅咲きの「ヤエザクラ」が開花をはじめ、下流域でははや満開となっています。

<手前に咲き始めた「ヤエザクラ」>

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<中流域ではもう満開の「ヤエザクラ」>

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<下流域でも満開です>

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 そんな鴨川の新たな「桜の名所」となっていくであろう公園がこのほどお披露目されました。

 

 鴨川真発見記第80号でも御紹介しましたが、鴨川下流域拠点整備で綺麗に整備された「小枝橋公園」です。4月13日(土)に地元関係者などを招いてテープカットや記念植樹のセレモニーを執り行いました。

 

 植樹はこの公園の「シンボルツリー」となるシダレザクラ(エドヒガンザクラ)で行われましたが、例年に無く早い開花を迎えた「シンボルツリー」は早くも緑の葉を芽吹いています。このサクラを御寄付いただいた“桜守”で有名な“佐野藤右衞門”氏も招いての植樹で「円山公園」のシダレザクラの子孫にあたる立派なサクラが披露されました。

<雲1つ無い青空の下 まさに植樹日和とでもいいましょうか>

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<公園のセンターに公園全体を見守るように“シダレザクラ”>

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<シンボルツリーの花の盛りをパネルで紹介>

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 この日は地元上鳥羽の六斎ジュニアの子供達による太鼓の演奏が披露され、式典に花を添えていただきました。

 この太鼓は「六斎念仏」という「空也上人」を始祖とする念仏に付随する太鼓で「国の無形民族文化財」にも指定されています。平安時代から続いた太鼓も後継者不足で途絶えていましたが、平成23年90年ぶりに復活しました。

 日頃の練習の成果を大勢の観客の前でご披露となり、賑やかに式典は終了しました。

<京都府広報監の“まゆまろ”も駆けつけてくれました>

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<横笛、太鼓、鐘の伴奏に合わせて軽快な太鼓が響きます>

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 そんな陽気に誘われて、ゆっくりと散策する機会の少ない下流域から鴨川を遡ってみました。

 

 なにか発見は無いかなと進んでいくと、「真っ赤」というか「濃い血潮」のような若葉が目を引きました。葉の形は紅葉のようで、春に紅い紅葉は他の場所で時々目にしますが、鴨川で見かけたのはあまり記憶にありません。

 「デショウジョウ」という種類など何種類かあるようです。府立植物園のNさんに早速教えてもらいますと「春の芽だしが赤くなる種類はたくさんあります”デショウジョウ”という品種が有名です」と教わりました。

<一際紅く目立っています>

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<青い空をバックに紅い葉が揺れています>

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<その隣には薄紅の遅咲きの桜が満開となっています>

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 3月に竣工式を行った三条~四条の右岸高水敷でも多くの人で賑わっています。緩くカーブした石積みの肩に腰かけて脚を投げ出すと、ちょうど座り心地の良いベンチのようです。

<三条~四条右岸高水敷も「芝の養生」が開放されました>

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 その対岸の右岸では花の回廊で整備された植栽が目にも鮮やかな「緑」と「紅色」が西からの太陽を浴びて輝いています。

<青空を仰ぎながら気分も爽快です>

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<色鮮やかな”ベニバナトキワマンサク” です>

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 御池大橋から三条大橋の間の高水敷では、広々とした芝生地で腰を掛けて色んなご利用をいただいています。

<これが面的利用の高水敷といった感じです>

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<二条大橋の鴨川ギャラリーも御覧いただいているようです>

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 気分良く鴨川を進んでいくと、もうそんな時期かと揺られているのは「鯉のぼり」です。鴨川の季節も初夏へ向けて移ろいでゆきます。

                              平成25年4月17日(京都土木事務所Y)

<鯉のぼりが風に揺られていました>

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鴨川のサクラも最終コーナーへ(第83号)

 

春の一日 目に入った野鳥とともに

 

 「半木の道」の紅しだれザクラも勢いある大きな木々はまだボリュームを保っているものの、成長未熟な木々は花が散り葉も芽吹き始めました。だだ、濃い紅の色は花が開ききって白っぽく見えます。

 

 一番サクラの34番はお隣の35番よりも一週間以上早く咲き始めましたが、まだまだお隣には負けるもんかと花をキープしています。

<真ん中34番 咲き始めはこんなに違います>

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<手前34番とお隣35番 おしまいは変わりなく>

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<サクラを楽しむ外国からのお客さん?のヘアーも桜色>

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 そんな「半木の道」も知名度がかなり高くなった証でしょうか、京都のサクラ鑑賞の観光コースに組み込まれている様です。北大路で観光バスを降りて北山大橋で待つバスに乗り込むコースが設定されています。数ある京都サクラ名所の10本の指にランクインです。

<北大路から北山へ向かうツアーのお客さん>

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<観光バスも「半木の道」へお客さんを運びます>

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 みなさん口々に凄いねとカメラや携帯を向けておられます。記録媒体が格段に発達した昨今、皆さま撮らずにはいられない衝動が走る魅力があるようです。

<「綺麗だね」の声が聞こえます>

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<棚の上に濃い紅色のさくら>

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 別の場所では、遅咲きの桜も咲き始めました。4月6日の春の嵐の中咲き始めた「紅手毬」は風にも負けずその名の通り手毬のような花束を揺らしていました。

<紅手毬の名札のついた サクラ>

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<紅の手毬が揺れています>

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<こちらは八重のサクラが咲き始めました>

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 「ソメイヨシノ」はついに「ガク」も散り始めています。目の前に「ガク」が風に揺られて“ゆらゆら”となびいています。蜘蛛の糸でかろうじて着地を遅らせています。子供の頃に読んで絵に描いた「蜘蛛の糸」を思い出しますが、最終的なオチが「ぼんやり」しています。何か教訓話だったとは思いますが。

<蜘蛛の糸につかまったガク>

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 上流の上賀茂神社近くの「御薗橋」の東詰めではやはり気温が低いせいかやっと開花が始まりました。ピンクと黄色の競演が見物です。

<黄色いサクラの黄桜>

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<八重のサクラ>

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 そんな静かに根を張る「サクラ」を見ながらゆっくりと歩を進めていると、やはり目に入るのは「動く野鳥達」です。

 「何か動いた」と感じ取りその周辺を注視していると、“ちょこちょこ”と石の河原を移動するものが見えてきます。ゴロゴロとした石と見分けつかないくらいの“保護色”ですが動いていれば捕捉できます。遠く離れた被写体を肉眼で確認しながらカメラの映像に入っているかを確認しますが、少々老眼ぎみなので眼鏡を“外したり”“かけたり”結構大変です。

 そこに映し出されたのは「コチドリ」です。ペアで仲良く「求愛」中にもみてとれます。ここで営巣となるのでしょうか。

<仲の良い様子のコチドリ>

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 変わって朝の高野川です。視界を青く光るものが横切りました。「キタキタ~」と心躍る瞬間です。いつか間近で見てみたいと思い続けてきた「カワセミ」です。

 この日は歩く私を三度も後から追いかけては姿を見せてくれました。いつも一瞬で飛び抜けて行ってしまう「カワセミ」ですが、少々サービスしてくれたようです。

<野鳥の中でも群を抜いて色鮮やかなカワセミです>

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 次に姿を見せてくれたのは「イカルチドリ」です。飛び石のモデルにもなっているこの野鳥ですが、この日はその飛び石の近くでのご対面となりました。

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 話は変わりますが、鴨川で目にする「白いサギ」について少々誤解していたようです。白いサギの種類は「コサギ」「チュウサギ」「ダイサギ」と存在は認識していましたが、「チュウサギ」に関しては、田などの流れの無い水辺に集まるので川には居ないという情報が頭に入っていたので、全て「ダイサギ」と認識していました。

 

 ある朝、「ダイサギ」と少し小ぶりな「ダイサギ?」というツーショットを見て早速写真撮影して「日本野鳥の会京都支部」さんへいつもの如く問い合わせると、小ぶりの方は「チュウサギ」とのこと。その違いは脚の色にありました。

<“ダイサギ”“チュウサギ”のツーショット>

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くちばしが黄色で脚も黄色が「ダイサギ」、脚は黒が「チュウサギ」で鴨川で見ることが出来る「サギ」の中で「チュウサギ」だけが春になると渡り鳥として鴨川へやって来るとのことです。

<こちら“チュウサギ” 季節限定>

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<コチラは年中出会える“ダイサギ”>

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 昨シーズン「ダイサギ」と思って眺めていた「サギ」も「チュウサギ」だったのかなと思います。人間の思い込みはこんなにも単純なものなのですね。

 

 そして、見たことがなかった野鳥がまた登場です。「ノビタキ」という名だそうです。春と秋の渡りの途中で休憩スポットとして鴨川に姿を現してくれる野鳥だそうです。ぱっと見はスズメのようですが、飛び方がスズメとは明らかに違ったので写真に収めてみました。

<ノビタキが一休み>

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 野鳥の求愛をよく目にする季節ですが、すでにお子様連れの野鳥も今シーズン初の出会いです。カモの親子です。親ガモの後ろにピタリと並ぶ姿は「微笑ましい」の一言です。通りすがりの皆様も「かわいいね」と足を止めておられました。

<親が左に曲がれば雛も方向転換>

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 ただし、カモは本来渡り鳥で鴨川で子育てはしません。子連れのカモは「鴨川」に常駐しているカモで「日本野鳥の会」では「アヒル」と呼ばれています。

 

 そこで連想するのが「みにくいアヒルの子」です。アヒルの子は白かったのですが、このアヒルの子はむしろ「みにくい」といわれた色合いかな?とはいうものの「雛」はどんな色でも“カワイイ”です。「みにくい」なんてことはありませんよね。

 

 そして今回最後に御紹介する野鳥は、「カラス」です。鴨川沿いの高い木の上で巣を作りこれから子育てが始まるようです。新緑で包まれる前だからこそ見える光景です。

<下を通る時は攻撃されないように注意が必要です>

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 これからも「動くもの」も「静止しているもの」も注意深く見つめていきます。

【おまけ】

 今シーズン鴨川で珍しく一羽だけ過ごしていた「ヨシガモ」が鴨川から少しはなれた深泥ヶ池で群れていました。あの一羽もここに集合しているのでしょうか。

<ヨシガモの群れが「深泥ヶ池」に>

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                            平成25年4月12日(京都土木事務所Y)

 

鴨川桜特集(その1)(第82号)

 

鴨川の“綺麗どころ”をどーんと御紹介

 

 前号第81号で鴨川のサクラが真っ盛りとお伝えしましたが、その直後に吹き荒れた春の嵐でソメイヨシノは半分以上散りました。そんな短いサクラの盛りを特集でお伝えします。

<文字通りのサクラ吹雪が舞い散りました>

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 遅咲きの「八重桜」はまだまだ“蕾”ですが、ソメイヨシノは花ビラが散り、残った「ガク」の部分が赤く色付いたように見えています。赤いガクの間から緑の葉が顔を覗かせています。

<八重の黄桜はまだ固い蕾です>

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<ガクが赤く見えています>

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 まさに見頃を迎えたころの写真を御覧いただいて、来シーズンをお楽しみにお待ち下さい。

 

 最初に御紹介するのは、高野川の「ソメイヨシノ」「ヤマザクラ」の並木です。

 左岸側にほぼ等間隔で並ぶサクラの大木は枝いっぱいに花を携えています。その東から登り来る朝日が綺麗な桜色を照らし出します。

 

 夜間のライトアップも幻想的で見ごたえがありますが、自然の朝日のライトアップも気持ちの良い光景です。是非来シーズンは少し早起きして御覧いただきたいと思います。

<朝日を浴びて川面にも桜が映し出されました>

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※高野川の桜をもっと見る (PDF:820KB)

高野川と鴨川の合流点から下流の「賀茂大橋」「丸太町橋」間にも様々な桜が植樹されています。

 

 左岸には、主に「ソメイヨシノ」「ヤマザクラ」が多種の樹木とともに咲き誇ります。新緑の木々に囲まれて桜の見頃を迎えました。

<“緑”と“ピンク”交互の配色です>

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※この区間のサクラをもっと見る(PDF:1,398KB) 

 右岸には、「シダレザクラ」「ベニシダレザクラ」「ソメイヨシノ」「オカメザクラ」と長期間桜の楽しめるスポットとなっています。

<「ベニシダレザクラ」と「ソメイヨシノ」の競演>

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※この区間のサクラをもっと見る(PDF:1,081KB) 

 そのまま三条付近まで下がっていきますと、花の回廊整備で植樹されたサクラや色とりどりの花が見るものを引きつけています。綺麗に整備された河川敷に腰を下ろして眺める方が多いです。

<今年3月に竣工式を実施した三条~四条間高水敷から>

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※この区間のサクラをもっと見る (PDF:830KB)

 さらに下流にさがりますと「塩小路橋」右岸下流にもボリュームたっぷりのソメイヨシノが咲き誇り近隣の方の憩いの場となっています。

<塩小路橋右岸下流 サクラが庇となっています>

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※この区間のサクラをもっと見る(PDF:1,047KB)

 今度は逆に出町の合流点まで遡り、鴨川を上流へ向かいます。左岸では大文字を飾るようにソメイヨシノが並び、右岸ではその豪華なソメイヨシノの下で楽しいお花見のスポットとなっています。でもごみ問題は深刻ですので、ごみはお持ち帰りいただきますようお願いいたします。

 

<大文字とサクラ>

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※この区間のサクラをもっと見る(PDF:605KB)  

 

<出町のサクラも朝日を浴びて>

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 ※この区間のサクラをもっと見る (PDF:901KB)

そして北大路橋を越えると右岸に「ソメイヨシノ」、左岸に半木の道「ベニシダレザクラ」がサクラの名所となっています。

<ベニシダレザクラの「半木の道」>

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 ※この区間のサクラをもっと見る(PDF:2,072KB)

<自己再生のサクラの下で花見も>

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 ※この区間のサクラをもっと見る (PDF:797KB)

 北山より上流「御薗橋」までの右岸にもソメイヨシノがズラリと並んでいます。

 高野川に負けず劣らずの並木道で、知る人ぞ知るサクラスポットです。観光客の方も「植物園までは行くけどそれより北にはあまり・・・」との声も聞きます。

<土手の傾斜がちょうど良い感じの腰掛けに>

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 ※この区間のサクラをもっと見る (PDF:679KB)

 さらに上流に向かうと、右岸側の少し狭い園路を覆うように「サトザクラ」が緑の葉とともに迎えてくれます。こじんまりとサクラを楽しみたい方にはお勧めのスポットです。

<緑と白も爽やかです>

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※この区間のサクラをもっと見る (PDF:596KB)

 市街地の最上流の「柊野堰堤」の周りにもサクラがチラホラ咲いています。山手には大学のグラウンドのサクラも見えています。冬景色ではサクラがあることを想像もしていませんでしたので新鮮に感じました。

<山手にサクラが見え隠れしています>

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※この区間のサクラをもっと見る (PDF:229KB)

 今シーズンは開花が早かったことに加えて、満開の直後に「非常に強い低気圧」の影響であっという間に花見シーズンを終えた感じです。来シーズンはどんな開花を見せてくれるか楽しみにしながら、次回は遅咲きの桜を追いかけます。

                                 平成25年4月9日(京都土木事務所Y)

 

鴨川のソメイヨシノは真っ盛り(第81号)

 

鴨川・高野川沿いもピンクに染まる

 

 例年よりもかなり開花が早かった今年のソメイヨシノ、その盛りも早く迎えました。各地の「サクラ」を冠したイベントでも前倒しの調整に大あらわの声も聞こえてきます。

 

 鴨川でも昨年よりも10日近く早く4月に入ってすぐに見頃を迎えました。

 ソメイヨシノよりも一足先に満開を迎えた「シダレザクラ」が花ビラを散らしはじめるのを横目に、力強くたわわな花の束をいくつも合わせたような花が咲き誇ります。

<向かって右が「シダレザクラ」左に「ソメイヨシノ」>

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 高野川では川端通り沿いに、河合橋から松ヶ崎橋まで約300本の「ヤマザクラ」「ソメイヨシノ」がほぼ等間隔に並び、そのボリュウムに圧倒されそうです。

<高野橋西詰めから 手前にベニシダレ 右岸にソメイヨシノ>

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 川端通りの側に伸びた枝は、バス等の大型車の支障とならないように低い位置の部分は剪定されています。反対に高野川へ伸びる枝はある程度自由に伸びており、その満開の桜の下は手を伸ばすと届く所まで花を付けたサクラのトンネルとなっています。

<桜の下で朝のウォーキング 気持ちいいです>

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<花びらの間から朝日がこぼれます>

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<センターに朝日のスポットライトが当たります>

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 出町で開花宣言した「ソメイヨシノ」もその枝の隅々まで花開き、その存在感をアピールしているようです。

 

<一本でこのボリュウムは圧巻です>

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<葵橋上流右岸から北を望む>

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<約一ヶ月後に渡りを控えたヒドリガモも桜をバックに腹ごしらえ>

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また、北大路橋下流右岸から「大文字山」を望むと、大の字の下をピンクで飾り立てるようにサクラが花を添えています。

<大文字山の「大の字」の下に桜>

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 「半木の道」では、一番に花を咲かせた34番が早くも満開を迎え、続々と花を開いていきます。花を開くと薄いピンクが広がる「ベニシダレサクラ」ですが、たくさんの膨らんだ濃いピンクの蕾が混ざる姿も、満開の「ベニシダレサクラ」とは違った種類にも見えて綺麗です。

その対岸では「自己再生」のソメイヨシノも「けなげ」に花を咲かせています。

<雲の切れ間からの光が 右岸のソメイヨシノと左岸のベニシダレザクラを浮かび上がらせます>

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<咲ききる前の濃い色のベニシダレザクラ>

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 そんな春爛漫の鴨川で見かけた野鳥も少し紹介しておきたいと思います。

 今回も日本野鳥の会京都支部の方にお世話になりました。

 「これ知らない野鳥かな?」と思い“シャッター”を切った画像の中に写る野鳥をメール送信し鑑定していただきました。

 

 木の「てっぺん」で胸を張り囀る「スズメ」くらいの大きさの野鳥が気を引きましたので、かなり遠くでしたが、マックスズームで撮影しました。

 顔に白黒の横縞模様が確認できましたので、スズメではないなと思いましたが、鑑定の結果「ホオジロ」でした。なるほど“ホウ”が“シロ”です。

<木のてっぺんで一羽だけ 見えますか>

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<ホオジロ マックスズーム>

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<鴨川の水辺へと降りていきました>

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 お昼休みの時間に、「半木の道」を歩いていると、園路の石敷きにこれまた「スズメ」くらいの大きさの野鳥がいます。くちばしの下に黄色い羽が見えます。「カワラヒワ」かなと思いつつも鑑定していただきますと、「アオジ」だそうです。

 

 鴨川での撮影は珍しいとのこと。なんでもブッシュ(林)の中が生活圏で撮影が難しいのだそうです。「半木の道は京都府立植物園と隣合わせなので、春の陽気に誘われてひょっこり顔を出したのでしょう。」と日本野鳥の会。

 

<アオジ この後植物園に消えていきました>

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 これから夏に向けて鴨川で色とりどりに「樹木の花」「野草の花」が咲き誇り、冬のセピア色から「緑」をベースに華やかな季節となります。みなさんも足元に咲く花にも目を向けてみてはいかがでしょうか。次号以降も花の紹介をさせていただきます。「鴨川真発見記」を御覧になって「あの花これや!」と思っていただければ幸いです。

                                          平成25年4月3日(京都土木事務所Y)

 

 

 

臨時便 工事編 第3弾(第80号)

 

平成24年度鴨川の工事も完了です

 

 鴨川下流域の拠点整備工事も一部を除いて完成しています。その様子を工事期間や工事前などの様子も交えながら御紹介させていただきます。

 

 平成24年度工事の最下流に位置する小枝橋~京川橋の区域では、人々が集うための公園が整備されました。以前は草が茂る原っぱ、もっと以前には不法占用の豚小屋などがあった場所でした。

<整備前は砂利道の両脇に雑草が生い茂っていました>

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 公園のセンターへと続く園路は土系舗装を施して、その両サイドには開花時期の異なる桜を植樹し、色々な種類の桜がバトンタッチして訪れる人々の目を楽しませる「リレー桜」となっています。

 その桜たちの足元にも季節毎に花を咲かせる低木が、桜の季節以外にも花を添えます。

<整備後は同じ角度からの眺めが一変しました>

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<ヨウコウ>

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<オカメザクラ>

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<カンザン>などなど

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 園路を進むと四阿(あずまや)が見えてきます。その向こう側にこの公園のシンボルツリーとなるしだれ桜がどっしりと姿を見せます。この桜は、桜守で有名な「佐野とうえもん」さんからの寄贈で、円山公園の「しだれ桜」ゆかりの桜です。毎年枝振りを伸ばして皆様を楽しませてくれることでしょう。

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 シンボルツリーから上流側の園内にも、西高瀬川沿いには低木、鴨川沿いには更に桜と色とりどりの花木を満喫できる公園となります。

 

 上流域から下流域にかけての公園は全て「鴨川公園」ですが、この公園には愛称として「小枝橋公園」の名が付けられます。公式に愛称が付けられたのは、鴨川公園の中ではこの地域が初となります。

 

4月13日には、地元関係者などを招いてのお披露目が予定されています。

 

<西高瀬川上流から 低木が並びます>

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<鴨川上流から 桜並木>

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 鴨川は、これまでから石積みで自然な感じを表現してきたのですが、同区間の護岸工事では、更に自然の風合いを出す為に、コンクリートマットを敷いた上を土で覆い草を茂らせる施工としています。ちょうど小枝橋付近がその境目となっています。

 

 工事中は一時的に作られた中洲でカルガモが一時避難していました。23年度に施工された場所は既に緑に草が生えて自然な感じが出ています。

<写真下の部分が境目となります>

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<一時避難中のカルガモ>

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<小枝橋から下流を望む 24年度工事部分が綺麗に出来上がりました>

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 橋が鴨川を斜めに横断しているため、橋脚が斜めになっています。この橋脚に石積みをすりあわせる所も細かな細工で仕上げられています。

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名神高速道路の上流側でも石積みの護岸工事が完成しています。川の曲線(アール)と護岸肩の曲線(アール)で丸みの相乗効果です。カーブ箇所ということで、石を固定した構造物が施工されていて、少し水面に顔を出しています。

 

<名神高速道路下 施工中>

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<名神高速道路下 頭を出す水制工>

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 護岸の肩に丸みを持たせていることは、鴨川真発見記工事編その2(第62号)で紹介しましたところ、この記事を御覧になった業界紙「日経コンストラクション」から取材申込があり、京都土木事務所Tが対応し、25年4月後半の号で紹介されると聞いています。

 

 堀川合流部では、見事に直線の護岸と広々とした高水敷が広がります。かつての雑然とした河川敷がスッキリとリフォームされたようです。火打形公園との架け橋の橋台も完成し橋を渡す準備が整いました。

 

<工事期間中は重機が行きかう河川敷>

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<細かな所は手作業です>

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<鴨川と火打形公園の「架け橋」が架かります>

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<スッキリ爽やかな感じです いつまでもこのままに>

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<橋台の頭が見えています その向こうに火打形公園>

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<この護岸にも腰を掛ける人が増えるでしょう>

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 「勧進橋」と「くいな橋」の間も真新しい石積みがつながってスッキリしました。ここでは工事中にお邪魔しました時には工事区間毎に施工工程が異なることから、完成までの過程がよくわかりました。完成後は土に埋もれることから、このタイミングを逃すともったいないという「グッタイミング」でした。写真で御紹介しましょう。

 

<巻き天場最後の石を高さを合わせて置いていきます>

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<石を固定するコンクリートを流し込みます>

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<固定したら型枠を設置してコンクリートで仕上げます>

 

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<型枠を外して石積みは出来上がり 後は土を埋め戻して完成です>

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<勧進橋対岸からの完成状況>

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<勧進橋下流右岸の樋門にはボックスカルバート 分断されていた道路がつながりました>

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<すでにジョギングする人も>

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 三条~四条間の工事も完成しました。5月頃には養生中の芝生も緑鮮やかに色着いて綺麗な散策路をお楽しみいただけます。

 

<土系舗装の準備OKです>

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<凸凹が無くなり歩きやすくなりました>

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 3箇所で実施された中洲除去の工事も完了し、スッキリとした河川の姿が現れました。

 丸太町橋から二条大橋の間は、ほんの少し砂利の中洲を残してほとんどフラットな以前の鴨川が再現されています。

<二条大橋から上流を望む>

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 高野橋付近ではうっそうと生い茂っていた雑草と水の流れを妨げる大量の土砂が取り除かれています。

<高野橋から上流を望む 両脇と真ん中に少し残しました>

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<草の無くなった河原では石投げをする姿も見られるようになりました>

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 西賀茂橋付近では、浮島風に中洲を少し残して生き物たちの環境にも配慮しました。第73号で御紹介しました「タウナギ」のすみかもスッキリ取り除かれました。埋もれていた飛び石も顔を出しましたが、少しの雨で沈んでしまいそうです。

<西賀茂橋から上流を望む 小さく中洲を残しました>

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 平成25年度の鴨川の本格的工事は10月頃からとなります。またその様子を御紹介できればと考えています。

                            平成25年3月29日(京都土木事務所N)

 

鴨川の桜も開花宣言(第79号)

 

橋の下にも文化の薫りが花開く

 

 

 平成25年3月22日(金)報道では京都市内の「哲学の道」では桜が開花と報じていました。その日の鴨川では「ソメイヨシノ」の花を確認出来ませんでしたが、翌23日(土)には鴨川でも“チラホラ”と確認することが出来ました。「鴨川真発見記」的にはこの3月23日を「鴨川のソメイヨシノ開花宣言」としたいと思います。

<出町のソメイヨシノ とても立派な枝振りです>

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<これで開花宣言です>

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<太い幹の足元の根っこから新しく伸びた幹の枝が先に花を開きました>

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<こんな風に伸びてきています>

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 前号で御紹介しました「半木の道」34番のしだれ桜は既に5部咲きを過ぎているようです。その後を追うように72番、73番が咲き始めています。

 

<明らかに周りと違う咲ぶりです>

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<34番 目立っています>

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<その下を「ガイド付き」のジョギング団体が走り過ぎていきます>

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 前号でも春の野草が咲かせる花を紹介しましたが、続々と色んな種類の花が開いています。今シーズンの桜は全国的に例年よりもかなり早く、東京では早くもお花見の最盛期を迎えているようです。

 

 

 京都府立植物園でも桜のライトアップが予定よりも1週間早まり、その準備が急ピッチで進められています。そんなお忙しい中でも御協力をいただきまして春の花を紹介とさせていただきます。

<ぶどうを逆さまにしたような形状です ムスカリ>

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<白い花ビラ6枚です ハナニラ>

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<黄色く目立つ レンギョウ> 

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<春に実を付ける なんでしょうか チョット不明>

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早朝から鴨川を散策していると、これまでイマイチハッキリした画像が撮影できていなかった野鳥を間近で見ることができました。

<イソシギ>

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<ジョウビタキ>

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 そして、鴨川の文化的施設ともいうべき「鴨川ギャラリー」も3月20日にお目見えしました。全国でも数少ない橋の下の展示物です。

 

 「橋の下にギャラリーとはチャレンジャーですね」とのお声もいただきながらの設置ですが、出来上がると「橋の下の暗いイメージ」が払拭されて明るい空間が新鮮です。

 

 二条大橋には、国宝洛中洛外図「上杉本」の複製が展示されています。米沢市の美術館からデジタルデータを提供していただいての製作です。精巧に描かれた建物や人など、さすがは「国宝」今にも動き出しそうです。

 数ある解説本を片手に隅から隅まで鑑賞いただいてはいかがでしょうか

<ベンチも寝転ぶ事が出来ないように丸太仕様です>

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<上杉本 洛中洛外図 鴨川も描かれている右隻を展示>

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<鴨川での様子をクローズアップ>

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<足を止めて眺める人も>

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 出町橋では、「葵祭」の行列が渡河することに因んで、葵祭にまつわる展示です。葵祭の起源や由来などを写真と併せて紹介するとともに、今昔写真の対比や、葵祭の行列を描いた絵図も展示しています。今年、葵祭を観覧しに全国からお越しいただく皆様の反響が楽しみでもあります。

<出町橋の下はイヌ矢来を摸した「しつらえ」も>

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<葵祭の今昔写真と行列の絵図>

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<葵祭の由来などを写真を交えて紹介>

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<こちらはお一人様用のスツールで休憩願います>

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 鴨川を何度もご利用いただいておられる方には、少しずつ内容を御覧いただければ幸いです。

 

 鴨川のベンチで一休みしていると、「新郎新婦の登場です」とアナウンスが聞こえてきました。振り返るとウエディングパーティーの始まりでした。

 お子様連れのお母さんも思わず自転車を停めて何年か前のご自分を思い出しておられるのでしょうか。ウエディング衣装は誰もを引きつける魅力があるようです。

<ハッピーウエディング>

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<2階の窓から1階の参列者にごあいさつ>

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<新郎が新婦に目隠ししてのブーケトスでした>

 

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 別の場所ではまだ3月なのに水泳パンツ一枚で少年達が水に入っていました。自由使用ですが、くれぐれも事故の無いように水遊びのルールを守ってくださいね。

<まだまだ水は冷たいです>

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<水がきれいな鴨川でした>

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 ともあれ、春の足音が聞こえてきたと思ったら、もう目の前に立っている鴨川なのでした。

                                平成25年3月25日(京都土木事務所Y)

 

 

                                                            

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