トップページ > インフラ > 公共事業・一般 > 鴨川真発見記<115から120>

ここから本文です。

鴨川真発見記<115から120>

 

鴨川の紅葉もピークを迎えました その2(第120号)

大きな虹の架け橋もかかりました

 

 今回は出町橋付近から上流へ向かいます。出町橋上流右岸には、春に盛大に花を咲かせる「ソメイヨシノ」の古木があります。ここの桜も見事に赤く染まり、鴨川の水面に朱を映します。

<出町橋から右岸上流方向>

kpp1(平成25年11月2日撮影)

<出町橋左岸から右岸上流方向>

kpp2(平成25年11月6日撮影)

<出町橋上流左岸から右岸方向>

kpp3(平成25年11月12日撮影)

 

 葵橋から出雲路橋を越えて北大路へと続く区間からは、「東山」「北山」が同時に広々とした空が見渡せる空間となります。

 ここでは、まず早朝の鴨川の素晴らしい景色をご紹介したいと思います。

 出町から北上していくと、比叡山の山頂に低い雲がまといつくように流れていくのが見えました。出雲路橋から上流の北山から朝靄が立ち上っています。空気の冷え込みが幻想的な光景を見せてくれます。

 

<葵橋上流右岸から北山を望む>

kpp4(平成25年11月12日撮影)

<出雲路橋から上流を望む>

kpp5(平成25年11月12日撮影)

<北山から立ち登る朝霧>

kpp6(平成25年11月12日撮影)

<比叡山の山頂をかすめる低い雲>

kpp7(平成25年11月12日撮影)

 

 

 翌日は、出雲路橋から北大路橋へと近づくにつれて、大きな“虹”が姿を現しはじめました。府立植物園から天高く弧を描いていきます。そして少しずつその姿をハッキリと見せてくれます。大きな虹の架け橋が朝靄のキャンバスに投影されました。

 

 しばし上空を仰いで見とれてしまいました。虹の架け橋とはこういう状態なのでしょう。色づいた木々の葉と葉を繋ぐように見て取れます。

<府立植物園辺りから現れた“虹”>

kpp8(平成25年11月13日撮影)

<やがて大きな架け橋>

kpp9(平成25年11月13日撮影)

 

 そして11月下旬の姿がこちらです。北山の色づきはもう少し近づかないとハッキリ見えませんが、肉眼では黄色やオレンジの色が濃くなってきているのが見て取れます。

<出雲路橋下流右岸から北山を望む>

kpp10(平成25年11月23日撮影)

<葵橋左岸から右岸上流を望む>

kpp11(平成25年11月26日撮影)

<出雲路橋から北山を望む>

kpp12(平成25年11月26日撮影)

<出雲路橋右岸から上流を望む>

kpp13(平成25年11月26日撮影)

 

 

 続いては、北大路橋と北山大橋の間、京都土木事務所の位置する区間です。お隣の府立植物園の正門へと続くケヤキ並木も、日々刻々と色あいを変えて、鴨川の右岸の「ケヤキ」「アキニレ」「エノキ」などの色づきと共に鴨川に彩りを添えていきました。

 

<北大路橋右岸上流から左岸を>

kpp14(平成25年11月7日撮影)

<北大路橋上から上流方向>

kpp15(平成25年11月14日撮影)

 

 北大路~北山間は殆ど毎日通る道なので、少し定点観測的にみてみました。

  大きな変化はありませんが、よく見て変化を見つけてみてください。北山・北大路間の様子(PDF:2,177KB)

 

 この区間にも飛び石が設置されています。飛び石は川の中を歩いている様な感覚で散歩が楽しめる所ですが、北山の飛び石を渡る人の姿は、遠目に見ている人にも錯覚を与えます。

 

 落差工のすぐ傍に設置されているので、上流側の飛び石が見えない所からだと“川の中を歩いている”様に見えてしまうのです。そこに飛び石があると知っていれば別に驚くことでは無いのですが・・・。四月のまだ風も冷たい頃にこの光景を御覧になられた方の「まだ寒いのに川の中を歩く人がいる」という言葉に「なるほど」と思ったものです。

<認識できない落差工と飛び石>

kpp16

 

<少し変かな>

kpp17

<飛び石があったのか>

kpp18 

 最後に、台風18号で中州が洗われた鴨川での様子を眺めていて感じた事があります。

 砂利の中州で遊ぶ子供や若者が石を川へ投げる“石切り”を盛んに行っていることです。よく考えてみると、石を投げるという行為は都会の中では非日常の行為です。街なかで石を投げようものなら“器物破損”はたまた“傷害”にもなりかねません。

<両手に砂利をすくって川の中へ>

kpp19 

<どこまで届くかな>

kpp20

<石切り 何連発?>

kpp21

<飛び石から“飛ぶ石ころ”>

kpp22 

 というか、石ころが落ちていません。田舎育ちの私は、多少石を投げても危険ではありませんでしたが。足元に石ころが落ちていて川があると、手にとって投げてみたくなるのでしょう。一度調べてみたいものです。

 でも、くれぐれも周りの人に当たるような所では石は投げないようにしてください。

                                        平成25年11月27日 (京都土木事務所Y)

 

鴨川の紅葉もピークを迎えました その1(第119号)

日々変化する鴨川の彩りとともに

 

 鴨川での風景を眺めていると、黄色に赤にと葉の色が変わっていきます。いつまでも暖かい(暑い)日が続き、秋はいつ来るのかと思っていると、一気に冷え込みが強まり、あっという間に冬の気配です。

 足早に駆け抜ける鴨川の秋を鴨川の日常を交えながら振り返ってみたいと思います。木々の葉の色づきはじんわりと、そしてある日一気に深まります。

 11月中に撮影した鴨川の色の変化をお伝えします。とは言え、鴨川も細長く続く空間なので、スポットを整理していきたいと思います。概ね丸太町橋から上流の眺めがお勧めです。

 11月の初め、丸太町橋左岸から上流を眺めると、サクラの葉が赤く変化を見せています。11月2日にオープンしたジョギングロードの距離標もご利用されている方からも好評のお声を頂いています。

 

<丸太町橋左岸上流方向 距離標を目標に健康づくり>

kp1(25年11月4日撮影)

 

 丸太町橋の上から左右岸を比べると、左岸のソメイヨシノの赤い葉が右岸を圧倒するように発色しています。ケヤキやモミジもありますが、この時期はソメイヨシノのそれが一番目立っています。左岸にもソメイヨシノはありますが、まだ若く枝振りも小さいため目立ちません。

<丸太町橋上から上流方向> 

kp2(平成25年11月4日撮影)

(右岸)                              (左岸)

 

<丸太町橋上流右岸から左岸を眺める>

kp3 (平成25年11月4日撮影)

 

 11月4日は京都市民総行動の日として、京都市役所を出発されたボランティアの皆さんが、鴨川に落ちているゴミも拾い集めていただきました。

<市民総行動のボランティアの皆さん>

kp4

<ゴミ袋を持ってゴール地点>

kp5

<川の中まで“くまなく”>

kp6

 秋の色付きは、太陽の位置やお天気によっても見え方が違ってきます。青空の下清々しい風景にもなれば、小雨の中しっとりと、そして少し切ない表情にも見えてきます。

<丸太町橋右岸から上流方向 晴天>

kp7(平成25年11月8日撮影)

<丸太町橋下から上流方向 小雨>

kp8(平成25年11月10日撮影)

 そして、11月も中旬を迎えると丸太町橋上流右岸の“ケヤキ”や“モミジ”も彩りを見せはじめました。

<丸太町橋右岸上流にも彩り>

kp9(平成25年11月16日撮影)

 次の上流側の橋間「賀茂大橋から荒神橋まで」の間では、左岸に柳とソメイヨシノが並んでいます。「柳の緑」と「桜葉の赤」が刻々と勢力争いをしているようです。

 

 11月初旬は桜の赤も発色し始めで弱々しく見えますが、赤が勢力を増し、中旬を迎える頃には柳の葉も色が褪せ始め、赤色が強く勢力を拡大しました。

 左岸のニレ科の樹木も黄色く葉の色を変え始めました。

<賀茂大橋下流右岸から左岸方向>

kp10(平成25年11月2日撮影)

<荒神橋左岸から上流方向>

kp11(平成25年11月4日撮影)

 

<賀茂大橋右岸から左岸下流方向 草刈り看板を眺める人>

kp12(平成25年11月8日撮影)

<荒神橋右岸から左岸上流方向>

kp13(平成25年11月8日撮影)

<賀茂大橋下流左岸から右岸方向>

kp14(平成25年11月16日撮影)

 

<賀茂大橋~荒神橋間左岸>

kp15(平成25年11月16日撮影)

<荒神橋から上流を撮影する人>

kp16(平成25年11月16日撮影)

<上の写真はこんな感じ?>

kp17(平成25年11月16日撮影)

 

 鴨川の紅葉の紹介ですが、結構似たような風景なので一度には飽きてしまいますので、何回かに分けてお届けしたいと思います。それではここからは、違う話題に移らせてせていただきます。

 最近気になる野鳥のお話を少ししたいと思います。「サギ」と「カワウ」のお話です。水深の深い所で「カワウ」が潜って小魚を平らげている場所では、サギ達は傍に寄りません。

 少し水深が浅く、「サギ」達の脚が底に付く場所では、「カワウ」が水の中で泳ぎ回る傍に「サギ」たちが寄って来て、「カワウ」に追われて驚く小魚を捕獲しています。「サギ」達が「カワウ」の恩恵を受けているようです。

<“カワウ”に追われた小魚を狙う“サギ”>

kp18

 この「サギ」達ですが、多くの場合「コサギ」と「ダイサギ」が一羽づつペアになっています。「コサギ」同士でペアになっている事もたまにはありますが、どうしてなのだろうといつも疑問に思っています。

<“ダイサギ”“コサギ”のバディー>

kp19

  「コサギ」は朝夕の移動前には群れているのですが、昼間は縄張り意識が強いようで、自分のテリトリーに他のサギが入ってくると追い払います。

<群れるコサギ>

kp20

 くちばしを高く突き上げて、自分の方が大きいと主張しあい、その後にアタックをかけて追い払っています。傷付け合うような争いにはなりませんが、侵入者には敏感に反応して追い払います。

<一生懸命 上から目線>

kp21

<翼を広げて威嚇 “グアー”の鳴き声と共に>

kp22

 

<そして体当たり>

kp23

<ついに追い払いました が どっちが先にいたのか不明>

kp24

 

 

  また、秋と言えば連想するものに「キノコ」も含まれていると思います。秋に限らず、これまでも鴨川で見つけた「キノコ」をご紹介してきました。今回の「キノコ」の名前は知りませんが、見た目はとても美味しそうです。

 

 アキニレの名札の向に少しはみ出しています。“なに?”と回り込んで覗いてみると、所狭しとひしめきあっているキノコが目に入りました。食いしん坊の私の頭には、「バーターしょうゆでソテー」という言葉が浮かんできました。

 見知らぬキノコはとても危険です。知識無くしての手出しは無用。くれぐれもお気を付けてください。

<アキニレの根本に白っぽいはみ出し>

kp25

<綺麗な「きのこ」のおしくらまんじゅう>

kp26 

 

 

 さて、今回の最後を飾るのは、なんとも愛嬌を感じるマガモのオスの逆立ちです。ちょうど一年位前にご紹介したと記憶しています。一生懸命お尻を上げてが、“ももひき”から出たようなオレンジの足で水をかく様が何とも癒されます。

 

  “オナガガモ”のピンと真上に上げた尾尻を見ていると、逆に“気を付け”のイメージで、“ももひき”ではなく“正装”を感じます。

<のどかな雰囲気 マガモ♂の逆立ち>

kp27

<シンクロの雰囲気 オナガガモ♂♀ペア逆立ち>

kp28 

 景色の移り変わりと共に自然界や人の営みを織り交ぜて、次号も秋の鴨川をお届けします。

                                        平成25年11月27日 (京都土木事務所Y)

 

秋深まり行く鴨川でふれあい散歩(第118号)

“やはり”鴨川は全国から注目されているようです

 

 鴨川真発見記が地元の京都新聞で紹介されました。偶然にも京都新聞の記者さんが「鴨川真発見記」を発見されまして、取材を受けてしまいました。

 掲載開始の経緯や記事の内容など、丁寧で好感度溢れる記事で皆様に「鴨川真発見記」を見てみたいと思って頂けることと思います。

 新聞の記事になるということで、どんなことになるのかと思っていましたが、思った以上に大きな記事で内容ともども嬉しいかぎりです。まずもっては、樺山記者さんに感謝感激です。ありがとうございました。

 京都新聞11月7日(木)朝刊22面地域プラス 京都新聞社承諾済み (記事にリンク)(PDF:1,479KB)

 

 新聞記事の中にもありましたが、これまでいろんな方にお声を掛けさせていただいてお話を伺い、触れ合ったその様子をご紹介してまいりました。今回も秋の鴨川を楽しむ方々をご紹介しましましょう。

 いつもの様に高野橋から高野川へと入ります。台風18号の影響で川の中の様子がかなり変化し、飛び石の上流に砂地の中州が広がっています。飛び石を渡ってその中州にやってこられたのはきちんとリードで繋がれたワンちゃんとご夫婦です。

<高野橋から比叡山を望む>

fure1

(サクラの葉も赤く山裾を飾るように見えます)

 

<高野橋下流の砂利の中州>

fure2

<飛び石を渡って広い中州へ>

fure3 

fure5

<きっちりリード装着>

fure6

<法面に彫り込む形のベンチで一休み>

fure7

<マナーの良い飼い主さんとワンちゃん>

fure8

 ワンちゃんとお別れして川の中を眺めていると、マガモのオスが何かを飲みこもうと悪戦苦闘しています。水を飲みながら少し大きめの塊をのどに運ぼうとしていますがなかなか入りません。メスのマガモも心配そうに近づきますがそのうちにノドをこしました。

<なかなか飲み込めない マガモのオス>

fure9

<あんた大丈夫? マガモのメス>

fure10 

 いつも御利用頂いているみなさんのため、快適な河川内の環境を守るのは除草です。土曜日も業者のみなさんの作業は続きます。ブロワーで寄せてかき集めた草をトラックに乗せて運び出してくれています。完全に日常の当たり前となっている除草ですが、その有難さを感じます。

<石が車道へ飛び跳ねるのを防ぎながら>

fure11

<ブロアーで下に落とします>

fure12

<落とした草を手作業で集めます>

fure13 

 新聞でも報道されましたが、出町の飛び石も飛べるようになって、みなさん楽しく遊んでおられます。なんでもアニメの聖地として訪れる方も多いのだとか。微妙な幅を飛ぶのが病みつきになるのかも?

<アニメファンの聖地の一つ 出町の飛び石>

fure14

 赤く葉の色が変わった桜と緑の葉を残すしだれ柳の整列を眺めながら歩を進めると“来ました”「ユリカモメ」です。今日は11月9日です。去年も京都土木事務所の近所に初お目見えのユリカモメは11月10日でした。結構正確にやってくるのですね。

 日本野鳥の会京都支部の方に確認しましたところ、鴨川での今年の“ユリカモメ”目撃情報は10月18日だそうです。頻繁に鴨川を眺めていますが、まだまだ見えていない事があることを再確認です。

<色づくサクラの葉>

fure15

<白い姿が水面に点々と>

fure16

<お久しぶりの“ユリカモメ”>

fure17

<“ダイサギ”の頭上をかすめ飛ぶ“ユリカモメ”>

fure18 

 

 そしてまだ何の跡か判らないコンクリート構造物の上で鴨川を写し取っておられる方がおられます。「しょっちゅうスケッチされているのですか?」と尋ねると「いえいえ、年に一度くらい東京から旅行で来ています」とのこと。鴨川は大好きとの嬉しいお言葉をいただきました。

<スケッチ中>

fure19

<東京からお越しです>

fure20

 今日は土曜日です。保育園は土曜日もお預かりです。鴨川はどこの地域でも園児たちの集いの場となります。綺麗に除草された鴨川を走り回る園児達の元気な声が響きます。これと言った遊具は無くても自由に遊べるフィールドです。将来、鴨川での思い出は園児のみなさんの胸の中に必ず甦ることでしょう。

<虫をとったり>

fure21

<走り回ったり>

fure22

 いつもとは違う雰囲気でやってきたのは大きな犬たちの姿です。新潟や東京といった全国から集まった同じ犬種の飼い主の集まりとのこと。今日は鴨川での散歩にお越しになったそうです。その犬種は“アフガンハウンド”といいます。ふさふさの毛をなびかせながらズラリと整列した姿は圧巻です。みんなお行儀よくてびっくりです。

<大きな犬が勢揃い “アフガンハウンド”>

fure23

<整列して記念撮影>

fure24

 

 

 そして、次にお会いしたのは、フラダンズの練習中のお二人。聞けば、全国大会に向けて鴨川で練習中とのこと。教えているのは昨年の全国大会で入賞の「西川マリコさん」です。鴨川のヒーリングパワーを受けて優勝を勝ち取ってください。

 

<左が指導者「西川さん」>

fure25

<右が今年の全国大会出場者>

fure26

<流れる様に>

fure27 

<“フラダンズ”の雰囲気伝わりますか>

fure28 

 

 翌日は雨模様の鴨川です。人影の少ない鴨川を歩いていると旗をひらめかせながら歩く一団がやってきました。京都府ウォーキング協会ということです。お話を聞くと京都府という協会名ですが、何処の方でも会員になれるとのことで、全国からの会員がおられるとのことです。

<京都府ウォーキング協会の皆さん>

fure29 

 今回のコースは京都駅から鴨川を通って、「鴨長明」ゆかりの地をめぐり最後は下鴨神社へと向かうとのこと。お話を伺った会員の方は私の郷里綾部からの参加とのこと。鴨川で綾部の方と出会えた事に何か運命を感じました。

<雨の中 協会の旗を“はためかせて”>

fure30

 

 珍しく「イソシギ」が目の前に現れました。この小鳥はいつも川の中の遠いところでしか見たことがありませんでした。こんな近くに「イソシギ」がいるなんてと少し興奮ぎみに近づきながらシャッターを切りました。

<“みそそぎ川”に姿を現した“イソシギ”>

fure31

<短い尾羽をピンピンと上下に振りながら>

fure32 

 いつも鴨川と高野川の合流点付近で練習しているというソーランチーム。今日は市内各地のイベントでお披露目だそうです。御池大橋の下に集合して、各班に分かれて“いざ出陣”といったところでしょう。

<いざ“各会場へ”>

fure33

<出陣だ~>

fure34

 鴨川はまだまだ私を“とりこ”させてくれるようです。これからも鴨川で出会った「人」「動植物」「自然風景」の魅力を伝えていきたいと思います。

                        平成25年11月11日 (京都土木事務所Y)

 

鴨川ウォーキング&ジョギング大会開催(第117号)

北コース整備完了のお披露目 スポーツの秋とエトセトラ

 

鴨川の高水敷も公園整備と併せて順次園路の整備も進めてきました。その整備も丸太町橋より上流の区域で整備が完了し、鴨川と高野川をYの字にぐるっと周回出来る範囲を鴨川ウォーキング&ジョギングロード(北コース)として設定しました。

<土系舗装の園路 北大路橋上流右岸>

zyogu1

 膝など体に負担が少ない路面構造を採用し、目標を持ちながらウォーキングやジョギングが楽しめる様に距離表示や案内板を設置してより快適な利用環境となりました。

 コースの設定に先立っては、昨年度に様々な年齢層の関係職員が全コースを歩いて点検し、危険な箇所や歩きにくい箇所を実際に車イスを持ち込みながら確認しました。

 そして、凸凹で歩きにくく“つまずき”そうな箇所はフラットに、段差が大きい箇所は段差を解消し、空間に余裕が有るけれど狭い箇所は幅を広げました。

 鴨川の上流端は「西賀茂橋」、高野川の上流端は「松ヶ崎人道橋」です。モデルコースとして「賀茂大橋から丸太町橋まで」1周約2.5kmの「丸太町コース」。「西賀茂橋から賀茂大橋まで」1周約9.2kmの「上賀茂コース」。そして高野川は、「松ヶ崎人道橋から賀茂大橋まで」1周約4.3kmの「高野コース」を案内しています。

(ウオーキングマップとジョギングロードマップPDFへリンク)(PDF:1,146KB)

(平成19年度に作成しました鴨川ウォーキングマップへリンク)(PDF:1,057KB)

<案内板 賀茂大橋>

zyogu2

 距離表示は、鴨川は桂川合流点からの距離を500m毎に表示しています。モデルコースからその日の体調に合わせてコースを選んでみるのも良し、距離表示を何本か数えて「歩いたり走ったり」とコンディションを整えるのも良しです。

<距離表示 府立医科大学附属病院横>

zyogu3

 今日は少し長い距離をと鴨川と高野川のコースを全部回ってみようという方は、Yの字に右岸と左岸を“ぐるっと”約16kmに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 そのコースのお披露目を兼ねた「鴨川ウォーキング&ジョギング大会」が平成25年11月2日(土)に木々の葉が色付きはじめ秋の気配漂う鴨川で、京都府と一般財団法人京都陸上競技協会の主催で開催されました。

 大会当日は天候にも恵まれ参加選手達を迎え入れる準備も着々と進みました。そして受付開始時間には下は2歳の幼児から上は86歳のご高齢の方まで総勢250名以上の参加でスタートの時間を待ちます。

 

 今回の大会のコースはウォーキングの約2.8kmコースとジョギングの5kmと10kmのコースです。当日の私の役割分担はスタートとゴール(同地点)での記録写真担当でしたので、その付近の様子をご紹介したいと思います。

(大会コース図PDFへリンク)(PDF:1,011KB)

<スタート&ゴールのアーチも準備完了>

zyogu4

<受付開始とともに参加者が会場入り>

zyogu5

 “まゆまろ広報監”も応援に駆けつけてくれています。受付を済ませ挨拶してみなさんに愛嬌を振りまいてくれました。

<ゆるキャラグランプリに参加中の“まゆまろ広報監”>

zyogu6

 開会式では、山田知事の鴨川に対する思いを交えた開会の挨拶に続いて、京都陸上競技協会田中会長の挨拶と続いて「鴨川の素晴らしい景観を見ながらウォーキングやジョギングを楽しんでください」などと参加者に声をかけました。

<山田知事の開会の挨拶>

zyogu7

<参加者がズラリ勢揃い>

zyogu8

<京都陸上競技協会の田中会長の挨拶>

zyogu9

 来賓として臨席いただきました岡本、北岡、平井府議会議員の皆様からもエールが送られました。

最初にスタートを切るのは、10kmのジョギングコースです。今回のスタートは、小さいお子さんや野鳥などにも配慮して、電子ピストルでの光とやさしい音でのスタート合図です。

<ジョギング10kmの参加者>

zyogu14 

<山田知事のスタート合図>

zyogu15

<勢いよくスタート>

zyogu16

 続いて5kmのジョギングコースがスタートです。5kmのコースは京都陸上競技協会会長の号砲となりました。こちらも10kmよりも短距離なので、最初から全力で駆け出す参加者も多く、あっという間に最後尾の選手の背中を見ることとなりました。

<ジョギング5kmコースの参加者>

zyogu17

<田中会長のスタート合図>

zyogu18

<あっという間に後姿>

zyogu19

 そして、3kmのウォーキングコースのスタートです。スタート合図は京都土木事務所の松浦所長です。先導の陸連関係者に続いてゆっくりと歩を進めます。

<ウォーキング3kmコースの参加者>

zyogu20

<スタート 知事も拍手でお見送り>

zyogu22

<参加者も手を振りながら和やかに>

zyogu23

 スタートすると暫くは会場はガランとします。その間に参加賞の“まゆまろ広報監”の縫いぐるみやスポーツ飲料などがスタンバイされました。体を動かした後は水分を補給して脱水症状が起こらないようにしていただきました。

<しばしガランとする大会本部>

zyogu24

<水分補給も忘れずに>

zyogu26

 曇り加減だった空模様も、太陽が顔を出して11月というのに汗ばむ程の陽気です。「まだ帰ってこないだろう」と油断して汗をぬぐいながら待っていると5kmのコースの先頭選手が早くも帰ってきました。

<10kmトップの参加者が走り抜けて行きました>

zyogu27

<陸上部の選手達でしょうか。早い!>

zyogu28

 先頭の正面からのゴールシーンを逃してしまいましたが、その後も続々とゴール地点のアーチを選手たちがくぐっていきます。ゴールした選手の顔からは汗がしたたり落ち「キツイ」とか「しんどい」という声も聞こえてきました。

<続々とゴールする参加者達>

zyogu29

<ラストスパート>

zyogu30

<自分のペースでゴールイン>

zyogu31

zyogu32

<仲良く並んでゴールへ>

zyogu33 

<あと少し>

zyogu34

<座り込んだら立ち上がれない>

zyogu35

<マイペース マイペース>

zyogu36 

<固まって帰ってきました>

zyogu37

<親子でしょうか。子どもも元気にゴールイン>

zyogu38

 サービス精神を発揮して“ふなっしー”の様に体を震わせて見せると、更に「かわいすぎ!」と黄色い歓声が上がります。更にサービスでなんとジャンプまで見せてくれました。(“まゆまろジャンプ”は初めて見ました)

<大人気の“まゆまろ広報監”>

zyogu39

 そうこうしているうちに10kmの先頭もゴールして、5kmの最後尾もゴールです。ゆっくりと鴨川を風情を味わうウォーキングコースもゴールしていきます。2歳のお嬢さんも手を引かれながらゴールまで後一息の所までたどり着きました。

<大きなストライドで10km先頭ゴールイン>

zyogu40

<ウォーキング3km先頭ゴール>

zyogu41

<良い運動になりましたか?>

zyogu42 

<ウォーキング組の後から10km組が>

zyogu43

<司会者からインタビューを受ける参加者>

zyogu58

<はい!あと少しガンバレ!>

zyogu44 

<ここまでおいで>

zyogu45

<手を繋いでゴールへ>

zyogu46

 頑張ってゴールした後は、小さなお子さんも”まゆまろ広報監”に興味深々で近づきます。それに気づいた“まゆまろ”がしゃがんで握手を求めます。微笑ましいシーンが疲れた参加者を癒してくれたことでしょう。

<あそこに立っているのは誰でしょうね~>

zyogu47

<握手をしましょう>

zyogu48 

 そして10kmコースの最後尾のペア選手がゴールして大会は無事終了となりました。

<早さは競いません にこやかにゴールへと 最終ゴール>

zyogu49 

 大会終了後、秋の陽気に誘われて“一人鴨川ウォーキング大会”をしてみました。台風18号の影響で土砂に埋もれていた出町の飛び石も、渡る事を楽しみにして「京都鴨川の出町」を訪れる方の「渡ることが出来なくて残念」のお声にお応えして緊急対応ということで、土砂を寄せて渡ることが出来るように復元されました。

 応急的な対応のため、高野川側は少し水が増えると少々水を被る箇所もあるようですが、飛び石を渡ることは出来るようになりました。飛び石を飛びたそうにしていた小さなお子さんには少し無理のようでしたが、鴨川側で元気に遊んでおられました。

<鴨川側の飛び石>

zyogu50

<高野川側の飛び石>

zyogu51

<私にはチョット無理かな>

zyogu52 

<こっちなら楽しく遊べる>

zyogu53

 木陰を選びながら下流へと歩いていくと、聞きなれたメロディーが聞こえてきました。

 木陰で“三線”をつま弾きながら歌うその曲は「アンパンマンのマーチ」です。傍で最後まで聞かせていただいて思わず拍手してしまいました。「三線用の楽譜があるのですか?」と尋ねてみました。

<聞き慣れたメロディーが>

 zyogu54

  すると、近く「三線」の発表会があるので、       「やなせたかし」さんを偲んで自分でアレンジして作られたそうです。いつもは沖縄の「島唄」を弾いておられるそうで、一曲披露していただきました。

<三線を弾きながら島唄を歌う“高畠さん”>

zyogu55 

 「北大路橋の東詰めで、二人組みで「三線」の練習をされている方をよく見かけますが・・・」とお話させていただくと、「それ私です」との返答がありました。何度もお見かけしていても判らないものです。今度お会いしたら「高畠さん」とお声を掛けてみたいと思います。

 高畠さんとお別れして更に下流へと向かうと、今日もソーランの練習光景が目に入ります。土ぼこりが立たないように足元には水を撒いてありました。土ぼこりは周りを歩いている人だけでなく、練習している本人達にとっても厄介なようです。

<力強く地面を蹴る振り付け>

zyogu56 

 先へと進むと二条大橋に設置した「鴨川ギャラリー」へとやってきました。少し年配のご夫婦が洛中洛外図を覗き込んでおられましたので、「鴨川の様子がズームアップして紹介されていますよ」と案内しました。

 すると、「しょっちゅうこの前を通って買い物に出かけているから知ってるよ」とのこと。最近テレビで“洛中洛外図”の見方を知って眺めておられたようです。

 そうなんです。洛中洛外図はその解説本などで予備知識を持ってみると、何度見ても飽きないというか、奥が深いのです。みなさんも簡単な解説本片手にこの前に立ってみてはいかがでしょうか。

 今回は、前回に続いて「秋」を感じる「スポーツ」「芸術」の視点も交えてお届けしました。

   平成25年11月5日 (京都土木事務所Y)

 

<鴨川ギャラリー(二条大橋)の前で一枚>

zyogu57 

(高畠さんと再会)

 後日、高畠さんとお会いしました。発表会で「アンパンマンのマーチ」を披露すると会場から手拍子が巻き起こり、大好評だったとの事です。

 やなせたかしさんの人柄を偲んで、聞き慣れたメロディーに誰もが共感した時間だったことでしょう。

 

 

鴨川で繰りひろげられる「実り」と「食欲」の秋(第116号)

野鳥の食欲も旺盛のようです

 

 「オレンジ色」「紫色」と目立つ果実を実らせて、樹木は野鳥を呼び寄せているようです。鴨川にも色んな木の実がいろづいています。

 鴨川に植樹されている樹木には、自然に生えたものもありますが、その名を書いた「名札」を付けた樹木もあります。そんな名札付きの樹木の一つに「コムラサキシキブ」があります。

 

 樹木に疎い私です。名前から連想するに「ムラサキ」の何かがあるのだろう位の連想はしていました。夏の初めに小さな花を咲かせていましたが、ほんのりムラサキがかった花でした。

 

<コムラサキシキブの小さな花>

mikaku1(平成25年7月20日撮影)

mikaku2(同上)

<コムラサキシキブの名札>

mikaku3

 そして季節は秋へと移り変わり、果実が実りました。その名のとおり小さなムラサキ色の小さな実を“ブドウ”の房のように実らせています。なるほどと納得すると同時に、雅な姿に「京」にぴったりの樹木だと思ってしまいました。

 

<コムラサキシキブの果実>

mikaku4(平成25年10月14日撮影)

 

 同じく名札の付いた樹木「センダン」も青い果実を付けています。春には豊かな芳香を振りまいていた「センダン」も子孫繁栄の実をぶら下げて、野鳥にその種が運ばれるのを待っているようです。

 この実も熟すると白っぽく色を変え、小さな梅干しの様な姿になるそうです。

<サクランボの様にぶら下がる「センダン」の実>

mikaku7(平成25年10月14日撮影)

 

 「ニセアカシア」と呼ばれる「ハリエンジュ」もサヤ付きの豆の様な実を付けています。その花は長野県民が好んで“天ぷら”にして食する事があるテレビ番組で紹介されていました。さや豆は食さないのでしょうか。

<春に咲いた「ハリエンジュ」の花>

mikaku5 (平成25年5月14日撮影)

mikaku6 (同上)

<ハリエンジュの実>

mikaku8(平成25年10月10日撮影)

 

 鴨川真発見記第101号 鴨川真発見記はノンジャンルの中でご紹介しました木の実も熟して変化しています。「この実は何の実でしょう」と質問されて「エゴの木の実ではないでしょうか」とお答えした木の実です。

 この木は自然に生えた木なので名札はありませんが、再度「エゴノキの実」でネット検索してみると、熟した様子も出てきましたので、「エゴノキ」で間違いなさそうです。

 種を覆っていた果肉は、干し柿の様に白く収縮し、中から「ドングリ」のような種子が現れています。小鳥の好物とは聞いていましたが、この種子を食べるのでしょうね。今が食べ時?「いつ食べるの」「今でしょう」。

<夏に実ったばかりの「エゴノキ」の実>

mikaku9(平成25年7月24日質問者撮影)

<小さくしぼんだ「エゴノキ」の実>

mikaku10(平成25年10月14日撮影)

<果肉の中から現れた「エゴノキ」の実の茶色い種子>

mikaku11(同上)

 

 お馴染みのオレンジ色の実を付けているのは、「柿」です。品種は何かわかりませんし、夏の間に見ていても「柿の木」だとは気づきませんでした。小ぶりの実を沢山実らせています。郷里の綾部の山の中で、実った柿をもぎ取って少しかじって口の中に広がった渋の味を思い出します。

 こちらの柿の木も河川管理者である当所が意図的に植えたものではないようです。野鳥が種を運んで来たのでしょうか。

 この柿は、渋いのかどうか判りませんが、熟せば野鳥のエサになるのでしょうか。

<鴨川で自然生えしたと思われる「柿の木」>mikaku12

<まだ青い実もあるようです>

mikaku13(平成25年9月27日撮影)

 

 

 野鳥達が木の実を食べている様子に出会ったことはありませんが、川の中で「サギ」が魚などを食べている様子は幾度となく出会ってきました。川の中を覗くと大きめの小魚が見えます。

 

<小魚たちも大きく育っています>

mikaku14

 ダイサギが少し大きめの小魚を見事にゲットして、横向きにくわえた獲物を器用に縦に向きを変えて頭から飲み込みます。そしてまた何事も無かったように次の獲物を探します。

<魚をくわえる「ダイサギ」>

mikaku15

<そしてまた次の獲物探し>

mikaku16

 

 

 先ほど、「サギ」が“魚など”を食べるところと“など”を付けたのには少々訳があります。いつものように魚を食べているものと思いながら撮影した写真を後から拡大してみて、これは魚じゃ無いんじゃないかという獲物を捕まえていました。

 

 何度も水中に落としながら、飲み込みにくい獲物のようでした。ウナギか何か飲み込み辛い獲物だろうとは思っていましたが、どうやら足があるようです。

 その形から推測するに、「オオサンショウウオ」の幼生では無いかと思います。2年半近く頻繁に鴨川高野川を見て回っていますが、この光景はさすがに衝撃的でした。

<苦戦する“アオサギ”>

mikaku17

<拡大すると>

mikaku18

<もう一度くわえ直し>

mikaku19

<この形は「もしかしてだけど~」“オオサンショウウオ”?>

mikaku20

<最後は胃袋に収まりました>

mikaku21 

 冬鳥として渡ってきた「カモ」達にとっては、この冬はエサが豊富にある鴨川とは言えない状況にあるようです。9月に上陸した台風18号による増水により、“中州”“寄州”の草が壊滅的に流されてしまい、カモが好んで食する草が少なくなってしまっています。

 「カモ」達は、高水敷に上がって来てそこに生えた草を食べています。その様子はいつもの年より多く見かける事となりました。高水敷を歩いている人も見慣れない様子に少々驚かれています。

<高水敷の草を食べる「マガモ」「カルガモ」「ヒドリガモ」>

mikaku22

mikaku23

mikaku24 

 この様子を御覧になった「日本野鳥の会京都支部」から、「鴨川の高水敷の除草範囲を少し縮小して、“カモ”の食べる草を残して欲しい」との申し入れがありました。

 せっかく鴨川を選んで飛来した“カモ達”の為に、川の中の状況を配慮して、今年度に限り申し入れをお受けすることとしました。

 現在の鴨川の高水敷では、川から約1メートルの部分を“カモ達”のエサ確保ということで残して除草しています。その事をお知らせする看板も設置して皆様にご理解を頂いておりますので、この場でも情報提供させて頂きます。

 

<賀茂大橋下流から二条大橋間に設置>

mikaku25

<御理解、御協力のほどよろしくお願いします>

mikaku26

 そんな渡りのカモもその数を増やしてきました。渡って来たばかりなのでしょうか、「オナガガモ」が盛んに羽繕いをしています。

 尾羽をピンと空に向け、水の中に頭を沈めてエサを食べているシーンばかり印象深く、激しく羽繕いするのは印象に無かったので、少し観察して写真を撮ってみました。

<真ん中が「オナガガモ」>

mikaku27

<伸び上がって羽ばたいて>

mikaku28

<羽を揃えて>

mikaku29

<ストレッチの様に>

mikaku30

<脚で頭を搔いて>

mikaku31 

<またストレッチの様に>

mikaku32

<そしてまた伸び上がって羽ばたく 繰り返し>

mikaku33 

 鴨川に定住している“スズメ”達も高水敷の草の中から何かをつついています。

 スズメを見かけ無くなったという声を耳にしますが、鴨川は鳥獣保護区ということもあってか“スズメ”の群れを“あちらこちら”で目にすることができます。

<エサを拾う「スズメ」>

mikaku34

<グッと沈み込んで高水敷から飛び立つ瞬間の「スズメ」>

mikaku35 

 もう少し季節が進んで、冬の気配が漂う11月になると、鴨川冬の風物詩と言われる“ユリカモメ”も仲間入りして一気に賑やかになり「冬の鴨川」の魅力がまた皆様の目を楽しませてくれるでしょう。

 でも、野鳥へのエサやりは、野鳥の野生を奪ったり、増殖しすぎての“ふん害”などを引き起こすことに繋がります。鳥獣保護区ではありますが、保護することはエサを与えるという意味ではありませんので、くれぐれも「エサやり」は自粛していただきますようお願いいたします。

 平成25年10月21日 (日本野鳥の会京都支部と京都土木事務所Y)

 

早朝の鴨川でモノクロの世界からカラーの世界へ(第115号)

夜明け前のシルエットから始まる

 

 「鴨川真発見記」では、これまでに「夜が明けて朝焼け」というシーンはご紹介した事もありますが、夜明け前の様子まではご紹介していません。

 今回は、真っ暗から少しずつ白んで来る様子も含めて、早朝の鴨川の様子をお届けします。何度かに分けて撮影した、初秋の早朝写真を織り交ぜてのご紹介です。

 初秋の早朝5時の鴨川は、まだ真っ暗です。それでも“走る人”“歩く人”とすれ違います。近くまで来てはじめて気づきます。それでも「おはようございます」と朝のあいさつが交わされます。

 

 比叡山を仰ぎ見ると、稜線の周りが白んでその形が真っ暗な空に浮かび上がってきました。見慣れた比叡山もべた塗りするとこんな感じです。

<浮かび上がる東山の山並み>

yoake1 (平成25年10月10日 AM 5時15分撮影)

 次第に空の白い光が広がって、すれ違う人の顔も“ぼんやり”と見えるようになってきました。笑顔で「おはようございます」と挨拶です。年齢層は幅広く、高校生ぐらいの若者から、ご高齢の方まで気持ち良くあいさつします。

 

<広がる光の範囲>

yoake2(平成25年10月10日 AM 5時17分撮影)

<青空を確認>

yoake3 (平成25年10月10日 AM 5時30分撮影)

<すれ違う人の顔も“ぼんやり”と>

yoake4 

 

 鴨川の水面にも弱い光が届き、影を映し出していきます。影の中に佇む「カモ」にも弱い光でシルエットが浮かびますが、「何ガモ?」なのか判別出来ません。

<「カモ」のシルエット>

yoake5

 水面にも少し強めの白い光が届いてきました。小さな中州に佇む“アオサギ”のシルエットが、影絵のようにクッキリと映ります。薄暗いグレーの空間に佇む“アオサギ”ですが、本体はその存在に気づかない位に背景に溶け込みながら、その存在を示す影はその形を誇示しているようです。

<“アオサギ”のシルエット>

yoake6 

 

 まだ少しモノクロの世界が残っていますが、そろそろ夜明けの時が来るようです。街灯の灯りもその強さを失いはじめています。

<空全体が白くなり>

yoake7 (平成25年10月10日 AM 5時43分撮影)

 何雲というのでしょうか。空に浮かんだまばらな“雲”に朝日が反射してほんのり紅く染めて行きます。その紅い雲が、鴨川の水面も紅に染めます。いよいよカラーの世界の幕開けです。

<川面が写し取った空の色>

yoake8 (平成25年10月10日 AM 5時56分撮影)

 

 

 白い光が広がって始まる朝ばかりではありません。朝焼けの紅い色で始まる朝もあります。太陽の光が紅く東山の稜線を縁取ります。薄く見えてくる青空の色と三色の色から始まります。

 

<稜線を紅く縁取り>

yoake9(平成25年10月14日 AM 5時38分撮影)

<水面もほんのり紅色に>

yoake10(平成25年10月14日 AM 5時43分撮影)

 

 

 薄明かりの中に白く浮き上がっているのは、鴨川真発見記第105号でご紹介しました「ユッカ」です。やはり白は暗いところでも目立ちます。春と秋に花を咲かせる植物も数多いようですが、この「ユッカ」も5月に咲いて、今年2回目の花です。

 

<白い灯りの様に“ユッカ”の花>

yoake11

 「ユッカ」のバックにある照明の下に“ぼんやり”見えるでしょうか。早朝の夜明け前からランニングをしている若者達です。ちょうどこの荒神橋から丸太町橋下流にはいくつかの照明が設置されており、橋の道路照明とも併せて夜でも比較的灯りのある区間です。

 

 高水敷も明るくなってきました。歩いている人、走っている人の姿や建物の色もわかるようになってきました。続々とランナーが姿を現しました。

<明るくなった高水敷>

yoake12

<ランナー達>

yoake13 

<続々とランナー達>

yoake14

 どこかの大学のクラブでしょうか、色とりどりのウエアに身を包んだ若者が一生懸命走ってはクールダウンを繰り返していました。スポーツの秋を感じる光景です。

<走って、走って>

yoake15

<クールダウン>

yoake16

 

 

 秋を迎えて、カモの数も少しずつ増えてきました。シルエットでは「何ガモ」か判らなかった「カモ」もカラーの世界では、その特徴を見せてくれます。カモの見分けも昨年に比べて上達してきました。全く区別出来なかったメスのカモの種類も大体わかります。カルガモはオスメスの区別がつきませんが・・・。

 

<カルガモ、マガモ>

yoake17

<カルガモ>

yoake18 

 

 

 真っ黒なシルエットを見せてくれた“ダイサギ”も朝日を浴びてハッキリ判ります。

 

 ちなみに“ツル”ではありません。

<クロサギからアオサギへ>

yoake19

 

 

 そんな中に今季初お目見えの「ヒドリガモ」が混ざっています。ようこそ鴨川へ。先月の台風による増水で中州、寄州の草が無くなりましたので高水敷の草を食べています。

 

<ヒドリガモ 右:メス 左:オス>

yoake20

<中央に“オナガガモ”のメス>

yoake21

 街中の荒神橋近くにもサワガニがいました。ジッと動かないので、指でツンツンとつついてみると、両方のはさみをボクシングのガードように上げて、ファイティングポーズです。朝から戦闘態勢にさせてしまって申し訳ありません。

<サワガニ>

yoake22

<サワガニ ファイティングポーズ>

yoake23

 色づき始めた北山にも朝日が当たり、カラー映像が広がります。「おはようございます」の挨拶を交わしながらゆっくりと鴨川を楽しむのは、「鴨川真発見記」の原点です。みなさんも一度夜明けの鴨川を体験してみてはいかがでしょうか。

 

 

 そして、また夕刻が来ると鴨川はモノクロの世界へと時を刻みます。先月の台風18号の影響でなぎ倒された草は斜めに傾いたままで枯れています。その回りには緑の新しい草の葉が顔を出しています。

<秋に新緑>

yoake24

 

 暮れゆく空間で、他の野鳥達が色を失っていくなか、モノクロゆえに目立つ野鳥がいます。“コサギ”です。その真っ白な個体が一箇所に集まっています。“コサギ”は夜になると木の上の塒(ねぐら)やコロニーに帰っていくと聞いていますが、ここに集合して集団帰宅なのでしょうか。

 翌朝、同じ所へ行くと、同じように集合していました。どうやらここが鴨川とコロニーを結ぶ駅の役割をしているようです。

<暮れゆく鴨川>

yoake25 

<夕刻“コサギ”が集合>

yoake26

<早朝“コサギ”が集合>

yoake27

<集合場所は“葵橋”上流>

yoake28

 夜に灯りが少ない時代は、屋外では夜の世界はモノクロだったのでしょう。人の目に映る世界は今も昔もカラーですが、写真や動画はモノクロだった時代もあります。その頃の写真を見て、これはどんな色だろうと想像してみるのもおもしろそうです。

  平成25年10月22日 (京都土木事務所Y)

 

【おまけ】

 先日、同僚と最近「カマキリ」を見かけ無いと話していました。そう言えば、先日開催されました「鴨川探検!再発見!第33弾」の虫取りの際にもいませんでした。

 そんな折、仕事終わりの事務所の敷地内で何か動くものが。もう日も落ちて真っ暗でしたが、かすかに緑色が見えました。これは、と写真を撮りました。

 これが、薄茶色のカマキリなら気が付かなかったことでしょう。久しぶりのカマキリとの対面でした。

<動く緑のものが>

yoake29

<おっ“カマキリ”>

yoake30 

<“カマキリ”なんだから“カマ”を写さなきゃ>

yoake31

                      

 

  •  バックナンバー:<第1号から第6号> 

鴨川真発見記<1から6> 

  • バックナンバー:<第7号から第12号>

鴨川真発見記<7から12> 

  • バックナンバー:<第13号から第18号>

鴨川真発見記<13から18> 

  • バックナンバー:<第19号から第24号>

鴨川真発見記<19から24> 

  • バックナンバー:<第25号から第30号>

鴨川真発見記<25から30>   

  • バックナンバー:<第31号から第36号>

鴨川真発見記<31から36> 

  • バックナンバー:<第37号から第42号> 

鴨川真発見記<37から42>

  • バックナンバー:<第43号から第48号>

 鴨川真発見記<43から48>

  • バックナンバー:<第49号から54号>

鴨川真発見記<49から54>

  • バックナンバー:<第49号から第54号>

鴨川真発見記<55から60>

  • バックナンバー:<第61号から第66号>

鴨川新発見記<61から66>

  • バックナンバー:<第67号から第72号>

鴨川真発見記<67から72>

  • バックナンバー:<第73号から第78号>

鴨川真発見記<73から78>

  • バックナンバー:<第79号から第84号>

鴨川真発見記<79から84> 

  • バックナンバー:<第85号から第90号>

鴨川真発見記<85から90>

  • バックナンバー:<第91号から第96号>

鴨川真発見記<91から96>

  • バックナンバー:<第97号から第102号>

鴨川真発見記<97から102>

  • バックナンバー:<第103号から第108号>

鴨川真発見記<103から108>

  • バックナンバー:<第109号から第114号>

鴨川真発見記<104から114>

お問い合わせ

建設交通部京都土木事務所

京都市左京区賀茂今井町10-4

ファックス:075-701-0104

kyodo-kikakusomu@pref.kyoto.lg.jp