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鴨川真発見記<145から150>

 

 

 

鴨川探検隊 第1弾「鴨川源流域を歩く」(第150号)

志明院のご住職と行く信仰の”滴”

 

 京都府では、「鴨川探検隊」という会員制の鴨川を体験する「クラブ会員」を募集しています。昨年度から会員を募集してきました。その登録会員を対象とした「探検」の第一弾が4月20日(日)に鴨川の源流域にある「志明院」を舞台に開催されました。

 「鴨川探検隊」には小学生なら誰でも会員になれます。活動は保護者同伴となりますが、「鴨川真発見記」をご覧の皆さんのご家族や知り合いの方にもご案内頂けると幸いです。

※鴨川探検隊募集ページにリンク

 

<狭い所にも探検隊を運んでくれるマイクロバス>

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 今回は、その探検の記念すべき第一弾の様子をご紹介いたします。天気予報は雨の当日でしたが、曇り空は広がるものの何とか持って欲しいと願いつつ集合場所の京都土木事務所に参加者が集まってこられました。

<バスに乗り込む参加者>                           <参加者のみなさん>

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 出発時間が来て志明院へとバスは向かいます。道中クネクネ道で車に弱い人には少々厳しい道のりですが、気分が悪くなる参加者も無く無事約40分のマイクロバスの旅を終えて志明院へと到着しました。

 

<車中で挨拶とスケジュールなどの説明>

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<約40分かけて志明院に到着>                       <早くも何かを見つけた方も>

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 まずは志明院の田中ご住職のお話をお聞きしました。ご住職からは、我々人間にとって、もっと大きく自然界にとって水というものの大切さを再確認させていただくお話や、水のもたらす災害のお話など水に関する様々なお話を聞かせていただきました。

<綺麗なお庭を眺めながら>                            <庭にも自然の水が流れています>

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 その中でも飲み水についてのお話は我々大人もハットするお話でした。市街地を流れる鴨川の水は飲むことは出来ないが、志明院の境内に流れる水は安心して飲むことができます。この水が市街地を流れるうちに少しずつ汚れていき、飲むことが出来なくなります。そこで、科学的な処理をして飲めるようにしています。

<綺麗な水が育む“フタバアオイ”>                      <飲むことが出来る自然水>

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 そして、ご住職から参加者の子供に質問です。皆さんは鴨川の魚を見たことがありますか?「あります」と答えたのは第143号でご紹介しました西山和治郎くんです。“コイ”“カワムツ”“ヨシノボリ”などがいましたと報告しました。

<熱心にお話しを聞く参加者>                         <ご住職は立ってお話し>

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 川は汚れても水は飲むことが出来ます。では、川の水は汚れたままでいいのでしょうか。君たち若者にはそんな水を汚すことに対して無関心にならないでほしい。水は山の母、山は水の母という水の循環を考えて生きて欲しい。などと説かれ、水の大切さは参加者の皆さんの胸にも響いたことと思います。

 続いて、鴨川の源流の1つである“一滴一滴”滴り落ちる大きな岩の下までの入山へと移ります。ご住職のお話が終わる頃には、空からポツポツと雨が落ちてきました。志明院は水の神を祭る場所です。龍神様がお出迎えなのでしょうか。

<少し雨足が強くなってきました>          <傘の花を咲かせながら>

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注意:普段は、山門よりも内部での撮影は禁止となっており、撮影機器の持ち込みは出来ません。今回は特別にご住職の許可を得て探検隊の様子を撮影させていただきました。

 

 傘をお借りして山門をくぐり階段を登ります。本堂までの間にはペアのお地蔵様が並び、鐘もあります。一筋の水が落ちる龍神さまを祀る社(やしろ)に着きました。鴨川の水が枯れないように神様としてお祀りした社です。

この社、川の真ん中に建立されており、昨年の台風18号の際には、恐ろしい位の水の量だったとの事です。

<普段はこれより撮影禁止>                           <階段を登って行きます>

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<並ぶお地蔵さま>                                   <植生の説明板>

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<鐘>                                               <階段沿いに多くの祠>

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<本堂を経由して>

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<水の神様“龍”を祀る>                                <おいなりさんも>

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 手前にあった四角い場所は何をする所ですか?と尋ねると、「山伏が薪を組んで火を焚いてその炭の上を歩くイベントをする場所ですよ」とご住職から説明を受けました。「心頭を滅却すれば火もまた涼し」なのでしょうか。

 社を囲む大木の上には、“ムササビ”が住んでいて、夕方になると座布団が飛ぶように参道を降りて行くそうです。

<谷川の真ん中に設置された社>                     simyouin49

 <護摩業の行われる場所>

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 更に山を登り、大きな岩と一緒にステージの様な舞台が見えてきました。岩屋山の岩は大変もろく、大勢の人がドンドン足踏みすると岩のカケラが落ちてくるかもしれないので、2グループに分かれての案内となりました。私は後のグループ。下で待つこととなりました。

 

<更に山を登り>                                       <鴨川へと続く小さな流れ>

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<見上げれば大きな舞台>                           <2グループに分かれて>

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 待つ間辺りの様子を見ると、岩を抱きこむように大きな木が茂っています。上からは舞台からドーンと音がします。

 上から岩が落ちて来ないか心配しながらしばらく待って、後半のグループが舞台の上に上がりました。

<岩を抱き込む様に立つ大木>                          <山からしみでる水>

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 舞台に上がると本尊が祀られています。その横の岩の割れ目から一滴一滴水がしたたり落ちてきます。岩の下にもチョロチョロと上流から水が流れてきていますが、この一滴一滴の水が信仰上の源流と位置付けられて、大切に扱われています。

 

<信仰の対象の源流>                               <見上げる巨大な岩>

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 水が滴るところに近づく時には、狭い場所に加えて足元が滑る為慎重に進まなくてはなりません。犠牲者が何人も出ているということで、皆慎重に覗き込んでいました。

<狭い洞窟の中を覗き込む>                        <頭と足元に気を付けて>

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 鴨川の分水嶺は桟敷ヶ岳の山の上にあるそうで、志明院からは歩いて約1時間ほどの道のりだそうです。その道は、熊と遭遇したり、スズメバチが襲ってきたりと簡単な道のりでは無いそうです。

 加えて、鹿が辺りの草を綺麗に食べてしまっていて、平原となり道筋がすっかりわからなくなっているそうで、道に迷ったハイカーを警察が救助した事もあるそうです。

 また、京北の方からやって来た鹿が、ヒルを連れ込んでしまっていて、血を吸われる事も多いそうです。

<巨大な岩のフィルター>                              <いかにも源流といった佇まい>

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 志明院の見学を終えて境内に降りて来る頃には薄日が差してきました。龍神様がお見送りといった感がしました。

<薄日が差してきました>

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 境内に戻り少し休憩しました。この時、鴨川・高野川の研究をしている西山和治郎くんに賀茂川漁業協同組合の応援カードを贈呈しました。土橋河川砂防室長からカードに記されたメッセージを読み上げての手交となりました。

 

<土橋室長の読み上げ>                             <頑張ってください>

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<京都府賀茂川漁業協同組合さんからの応援カード>

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 境内にある水を飲んだり、小さな川の生き物を観察したりして源流域の様子を観察したりと「探検」を満喫しました。

 

<魚が泳いでいるよ>                                <こっちにはサワガニが>

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 ご住職から、「みんなで記念写真を撮って記録しておけば」とのアドバイスを受けて、開き始めた京都市の天然記念物「シャクナゲ」と「山門」の前で記念写真を撮りました。

<記念写真 隠れてしまった参加者も>

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 最後に田中住職にお礼の「有難う御座いました」と併せて拍手で締めくくりとなりました。住職夫妻のお見送りを受けて志明院を後にしました。こうして、鴨川探検隊の第一回目の探検イベントは無事に幕を閉じました。

 

<ありがとうございました>                              <ご住職夫妻のお見送りを受けて>

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 志明院の田中住職夫妻には大変お世話になりました。改めて「有難う御座いました。」

 

  平成26年4月21日 (京都土木事務所Y)

 

 

鴨川の傍にお住まいの方に鴨川を知ってもらう(第149号)

鴨川に関する防災学習会に出前講座

 

 上賀茂学区の社会福祉協議会では、役員がお集まりになって防災に関する学習会を開催されています。その第2回のお題は「鴨川に関する防災」です。鴨川を管理する京都土木事務所にお声がかかりました。

 仕事を終えた皆さんが上賀茂会館にお集まりになっての開催です。この学習会は、昭和10年の大水害の記録誌を複刻された上賀茂学区社会福祉協議会の久保田さんのお声かけで、この学習会が開催されています。今回は自主防災会など自治会の役員さんも参加されました。

 

<記録誌「水禍」複刻版の表紙>

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 最初に吉田技術次長から、鴨川の姿、整備の歴史、昭和10年の大水害を契機とする大改修などをプロジェクターの画像を示してご説明しました。皆さん熱心に説明をお聞きいただきました。

 

<鴨川の姿から>

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 約40分の説明の後、質疑応答の時間となりました。

 

<質疑応答の時間>

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 最初の質問は、国が災害に関する警報をいち早く住民に知らせる方針を出しているが、鴨川はそれにどう対応するのか。という難しい質問です。

 日頃から大雨の注意報や警報が発令された場合には、土木事務所の職員が事務所に待機して雨量や水位を監視し、またライブカメラで川の様子を目視しながら、定められた水位に達すると京都市を始めとする関係機関に連絡し、水防団は活動に備えるなどと説明をしました。

 また、ホームページであらゆる情報を見ることが出来る事をお伝えすると、スマートフォンでは見る事が出来ないのかとの質問も返ってきました。

 出講した二人はガラ系の携帯なので詳しくは解りませんが、インターネットに接続出来れば見る事が出来るとお答えしました。

 鴨川真発見記をご覧頂いている皆様にもこのカメラの存在を知って頂く為、どうすれば見る事が出来るのか手順を御紹介したいと思います。

 

 府下全域のカメラが設置されていますが、今回は鴨川の出町橋に設置されているカメラの映像を見るには、という手順を御紹介します。

 赤い丸印の文字をクリックしていくとカメラの映像にたどり着きます。

 先ずは京都府の公式ホームページにアクセスしてください。

 

<1 きょうと危機管理WEBをクリック>

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<2 雨量・河川水位・土砂災害 気象(警報・注意報)をクリック>

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<3 京都府河川防災情報をクリック>

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<4 地図の「京都」をクリック>

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<5 河川防災カメラ一覧表をクリック>

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<6 出町橋をクリック>

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<7 出町橋の平常時の様子と現在の様子が映し出されます>

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 すると早速自分のスマホで検索されて、見る事が出来るとおっしゃる参加者もおられました。

 

 また、「水位計は何処に設置されているのか」という質問もありましたので、「北山大橋下流左岸が上賀茂地区では一番近い所」とお答えすると共に、ここの水位を基準に北大路橋の下の通路を通行止めにする事も説明しました。

<鴨川へ降りる階段に沿って水位計を設置>

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<川の中から管が出ています>

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 上賀茂地域、鴨川の東側は宅地に比べて川の堤防天端が高い所にあるが、これは積み上げたのか。との質問には、昭和10年の大水害の時に、鴨川の西側は水が溢れることは無かったが、東側は川沿いの家が流されたり、溢れた水で浸水するといった被害が生じたため、堤を高く積み上げたため、宅地より高い位置に堤防天端がある事を説明しました。

 

<宅地>                              <道路=堤防天端>                  <鴨川>

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 堤防天端から宅地までの高低差は、普通のお宅の1階分くらいあります。出町橋から御薗橋辺りにかけて、鴨川の右岸から眺める町並みは多くが2階部分から上が見えています。

 かくいう京都土木事務所も見えているのは、2階部分と3階部分です。北山通りから入る玄関は2階なのですが、多くの人が勘違いされます。「2階と聞いて来ました」と3階へお越しになる方が絶えません。

 玄関に大きくここは2階です「管理室はこちら」と案内を出しても、初めて来所される方の目には入らないようです。

<2階建に見えて実は3階建>

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<京都土木事務所も同様に>

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 平成25年度に実施した御薗橋下流の中州除去工事に関しては、これまで大量の土砂が堆積して川の流れが見えない状況であったが、綺麗になって川の流れが見える様になった。とてもいい状況になったと皆さんご満足されていました。

<御薗橋・上賀茂橋間 右岸から上流を望む>

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<御薗橋・上賀茂橋間 左岸から上流を望む>

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<御薗橋・上賀茂橋間 左岸から下流を望む>

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 そして、「かもがわ」の漢字表記についても質問があり、やはり地元上賀茂を流れる区域は賀茂川が正しいのではと皆さん口々におっしゃいました。

 

 河川法では起点から桂川の合流点までを「鴨川」の漢字表記で統一しているが、地元で慣れ親しんでおられる表記も間違いではなく、ご自分の親しんでおられる表記が正解と説明させていただきました。鴨川真発見記第126号をご参照ください。

 鴨川に設置している案内板には、一方の面に“ひらかな”で「かもがわ」と表記し、反対側の面には、鴨川(賀茂川)と表記しています。

 法的な使用以外は、皆さんのお好きな「かもがわ」をご使用ください。

 

<一級河川“かもがわ”>

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<一級河川“鴨川"(賀茂川)>

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 質問も尽き少々時間がありましたので、「鴨川真発見記」の宣伝をさせていただきました。昭和50年の鴨川の様子と現在の様子を比較した第113号や、西賀茂橋付近の中州除去工事の際に捕獲された“タウナギ”を紹介した第73号、桜の自己再生の話など、画像を見ながら紹介しました。

 御薗橋東詰めに咲いている、鴨川では一本だけの“黄色いサクラ”を御存知ですがと、画像を映そうとしましたが、流石は地元の方です。「知ってる、知ってる」の反応に画像を映すのを止めました。

 鴨川真発見記をご覧の皆様には、今シーズンの咲き始めから、満開へと移り変わる“ウコンのサクラ”をご覧頂きたいと思います。

<咲き始めのウコンザクラ>                              <薄い黄色の花>

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(平成26年4月15日)

 

<まあるい塊が下の方から>                           <次々と咲いていきます>

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(平成26年4月16日)

 

<お隣のピンクのサクラと対比>                            <色の違いがハッキリと>

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(平成26年4月17日 下鴨社協出前講座当日)

 

 最後に、平成26年4月23日満開の様子をご紹介します。薄かった黄色の花は、開く毎に赤みが差して中心が赤い花も混じっています。咲き始めにはお隣のサクラとハッキリ判別出来た“ウコンザクラ”も満開時にはよく見ないと目立たなくなってしまいました。

 

 花開く毎色が薄くなっていく印象のサクラですが、この“ウコンザクラ”は色合いが濃くなっていきました。不思議ですね。

<青空の下“満開”>                                     <黄とピンク 見分けがつきますか>

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<奥の一本が“ウコンザクラ”>                          <手前の一本が“ウコンザクラ”>

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 そして、定刻の9時となり出前講座は終了しました。皆さんの熱心な学習会に対する姿勢に時間の経つのが早く感じる出前講座となりました。

 帰り際に「府民の皆さんの生の声を聞かせて頂くこの様な場は大変有意義でした」と副会長の久保田さんにお話しすると「鴨川府民会議よりこっちの方が参考になるでしょ。」と一般府民の生の声の重さを再確認するお言葉が返ってきました。

 この様な出前講座の積み重ねが、府民目線を養う上で重要な経験値となる事だなと思いつつ会場を後にしました。

  平成26年4月24日 (京都土木事務所Y)

 

新緑を追いかけながら 第2弾(第148号)

早朝の出勤ツアーで出会った光景

 

 早朝の高野川・鴨川を歩いて出勤する事も珍しくありません。今回は、4月22日の出勤途上で出会った光景を御紹介します。

 住まいのある修学院から高野川沿いを南下し、出町で鴨川へと進路を変えて事務所のある北山大橋まで、ゆっくり2時間弱かけて色んな光景に出会いました。

 最初に目に付いたのは、「ツツジ」の“つぼみ”です。つぼみはほどけて花開く訳ですが、「ツツジ」は“つぼみ”を被う皮を脱ぎ捨てて花開くようです。その皮が傘を被った様につぼみ上に乗っかっています。しかも複数の花が1つの皮に包まれているようです。隣ではその皮を突き破って姿を現した“つぼみ”も見て取れます。

<膨らんだ“つぼみ”が皮を押し上げています“ツツジ”>

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<こちらは皮を突き抜けて>

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 高野川で試験的に水制工を施した場所では、ワンドが出来ています。そこへツバメが次々とやって来て、土を口に含んでいきます。中には小枝を一緒にくわえているのもいます。

 

 粘土質の土なのでしょうか。昔の土壁の要領で土に小枝を混ぜて巣作りに励んでいるようです。ここがツバメにとっては建設資材置き場のようです。

<水の澱みが出来ました>

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<かわるがわるやって来る“ツバメ”>

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<口いっぱいに土を含みます>

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<小枝をくわえて>

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<資材運搬に出発>

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 “ツバメ”を見送って右岸を行くとコンクリートと道路のコンクリートの継ぎ目の隙間から“ヒナゲシ”が伸びています。これも松谷名誉園長さんの呼ばれている「バトル」の一種でしょう。

 

<コンクリートの継ぎ目から“ヒナゲシ”>

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 ヒナゲシの“つぼみ”は縦に綺麗に裂けて花開くようです。たまごの様な“つぼみ”から覗いた鮮やかなオレンジが神秘的です。

<パキッと裂ける音が聞こえてきそうです>

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 昨年の台風18号の影響で、寄州だった箇所が中州に変化した場所もあります。水に親しむための階段が設置されているところでは、中州に濡れずに渡ろうと石が並べてありました。中州に渡る仮設の飛び石でしょう。

 

 御所南小学校の皆さんにご提案いただいた中州に渡る飛び石が、お手製で造られています。

<階段下に石が並んでいます>

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 高野橋上流右岸では、遅咲きの八重の桜が満開を迎えました。仁和寺の御室桜は先祖返りで一重の花が増えているようですが、こちらはキッチリ八重桜です。

 

<並ぶ八重桜>

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<約10本の八重桜>

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 同じく昨年の台風18号で大きく削られ、土がムキだしになった寄州の土の上には、緑が戻りました。菜の花を始めとする様々な緑が寄州を覆っています。

 台風前に護岸を覆い尽くしていた“つる科”の植物も顔を出してきたようです。

<台風18号通過の翌日 平成25年9月17日の様子>

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<平成26年4月22日現在の様子>

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 そんな様子を眺めながら歩いていくと、松の枝が張りだした場所に来ました。見上げてみると、松の先から小さな松ぼっくりの赤ちゃんが顔を覗かせています。回り込んで見てみると、表にはニョキニョキと花が伸びています。この小さな“つぶつぶ”が松の実なのでしょうか。

 

<写真中央に小さな粒の塊>

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<これが松ぼっくりになるのなら 粒は松の実?>

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 出町で出会ったのは“コナラ”の新緑です。枯れた葉を春まで付けたままだったコナラにも新緑が出ています。枝からは雄花、雌花が咲いています。ネット検索してみると、枝から咲いている小さく濃い色の花が雄花で、枝先から咲いている黄色みがかった花が雌花のようです。ですので、一本の木で団栗が出来上がります。

 

<コナラの名札>

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<こんな感じで冬を越しました>

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<出町の“コナラ”>

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<“雄花”>

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<“雌花”>

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 寄州のセイヨウカラシナは、「私が一番高く」と競うように上へ上へと伸びています。まわりにライバルが少ない場所ではそんなに高く伸びていない様ですが、密集しているところでは、太陽を求めて上へ伸びていきます。

 

 何の世界でも一緒の様な感じです。ライバルがいてこそ切磋琢磨して伸びていく事と似ている様な、違う様な・・・。

<どこまで伸びるか“セイヨウカラシナ”>

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 北大路橋を通過すると、“ツツジ”の植え込みが見えてきました。視界に入る範囲では、一輪だけ「一番星」の様に花を開いています。

<よく見ると「一輪咲き」 “ツツジ”>

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<緑の中に紫の点>

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 そのまま北上して、京都土木事務所近くの“飛び石”の所まで来ました。川の中にカメラ向けて熱心に写真を撮る方がおられます。「何かな?」と近づいて行くと、川の中に「オオサンショウウオ」が横たわっていました。

 

<流れ落ちる水の横に“オオサンショウウオ”>

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 早速写真を撮って、京都府教育委員会文化財保護課(TEL075-414―5896)へ目撃情報を入れました。「オオサンショウウオ」が移動していなければ「保護」される事でしょう。皆さんも発見情報は上記へお願いいたします。

<この落差は登れません>

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<かなり大きな“オオサンショウウオ”でした>

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 京都土木事務所では情報を頂いても対応が出来ません。なお、先日賀茂川漁業協同組合さんのホームページでも紹介されていましたが、「オオサンショウウオ」に噛まれる事がありますので、見つけても手を出さないでください。噛まれるとかなりの深い傷を負うそうです。

 こうして、出勤前の「勝手に鴨川出勤ツアー」は終了しました。あなたも少し早起きして早朝の鴨川を歩く「セルフツアー」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

  平成26年4月22日 (京都土木事務所Y)

 

落葉樹の新緑を追いかけながら(147号)

第1弾 イロハモミジ

 

 鴨川真発見記では、これまでも鴨川に生えている樹木を京都府立植物園の皆さんを始めとする多くの方のご協力を得て紹介してきました。

 冬の間葉を落とし、春には新緑を見せてくれる樹木がどんな風に葉を出すのか。何気なく緑が増えて来たなと思っていた私ですが、今シーズンはその様子にも注目してみました。

 樹木管理の為に作成されたポンチ絵や、樹木の脇に添えられた名札を頼りに、葉が出る前の木の様子を記録し、新緑が出始めた頃にその様子を見て回りました。

 ソメイヨシノの葉の様に花が咲いて、その後に葉が出る樹木もあれば、葉と花が同時に出て来る樹木もあります。

 葉ザクラの様子は第146号で御紹介しましたので、他の樹木を紹介したいと思います。

 3月の中旬には、どの落葉樹も幹と枝のみで何も付いていません。最初に御紹介するのは、「イロハモミジ」です。モミジに花が咲く事は、ようやく昨年になって知りましたが、今年はじっくり観察しました。

<幹と枝だけの“イロハモミジ”>

iroha1(平成26年3月11日撮影)

 小さな小さな蕾を付けた枝先の元から、緑色の葉っぱがその姿を現そうとしています。しわくちゃな緑の固まりが、産道を通って外に出る様に開いて行く姿は、どの生き物にも共通する姿のようです。

<蕾を出して産毛の様に>

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<よく見ると緑の葉も出始めています>

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<特徴あるモミジの葉の形が現れます>

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<枝先に小さな花と蕾>

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 見ようと思って見なければ見落としてしまう程の小さな花が緑の葉の根元で開き、実を結んで行きます。この実は、二枚のプロペラ状の羽の様な物を付け、秋には風に吹かれて竹とんぼの様に飛んで行き、新たな命の継承を図ります。

 

 川の中では、カラスが盛んに鳴いています。するとこれは初めての光景です。浅瀬に佇む“アオサギ”の頭の上から“カラス”が何度も威嚇しています。

<風に吹かれるアオサギの横からフワリとカラス>

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<何度も繰り返し降下する“カラス”>

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<仁王立ちで迎え撃つ“アオサギ”>

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<「しつこいわね」と“アオサギ”>

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 “カラス”が空中で“トビ”にちょっかいを出して追い回す光景は度々目にしますが、“アオサギ”に向かって行くのは初めて見ました。何度も執拗に威嚇を繰り返し、足元にあったパンとおぼしき物を持って飛び去りました。

 そして、水際に降り立つと“パン”らしき物をくちばしでちぎり、水に浸して食べていました。そのままではノドを通らないので湿らせているのでしょうか。パンは牛乳に浸して食べないとノドを通らないという人もおられます。カラスも賢いですね。

 

<離れた場所の中州に降り立ち>

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<“ちぎって”水に浸して>

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<飲み込みます>

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 カラスがトビを追いかけ回す理由は判りませんが、この光景を見て“カラス”と“アオサギ”の事の顛末を推理してみました。何処からかパンを調達して、水辺にやって来たカラスがパンを下に置くと、アオサギが長い首を伸ばして横取りしようとしたのでは無いでしょうか。

 カラスは自分に不利益な事をする相手には執拗に攻撃的になるようですから。

 

 

 そんな一騒動あった鴨川は、大文字のすそ野を淡いピンクに飾る様に咲いた桜も散り去って、引き継ぐ様にセイヨウカラシナの黄色が色を添えていました。

 

<「サクラ」の“ピンク”に変わって「セイヨウカラシナ」の“黄色”>

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 ある日の事、光と影の妙を感じる光景を見ることとなりました。御存知の通り“みそそぎ川”は水深の非常に浅い川です。その水面に“アメンボ”が浮かんでいました。正午前の真上からの太陽の光が、川底に影を写し出しています。

 水面に接している部分は見た目には小さな一点のようですが、その影は丸く大きく写し出されています。水に接する面積は思った以上に大きいようです。

<波紋を広げて動き回る“アメンボ”>

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<“アメンボ”の本体は影の左上>

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 太陽の光を浴びて活動する生き物もいれば、闇夜に紛れて活動する生き物もいます。鴨川や高野川を夕暮れ時に歩いていると、ヒラヒラと自由自在に頭の上を飛び回る生き物が目に入ります。

 

 夕暮れ時にかなりのスピードで飛び回るこの生き物なので、写真を撮ろうと何度もトライしましたが、光が少なく鮮明に確認出来る写真が撮れませんでした。

 それでもなんとか形の確認出来る写真を撮ることが出来ました。“ツバメ”の様に自由自在に飛び回っているのは“コウモリ”の様です。以前の住まいのベランダにコウモリが舞い込んできて、洗濯物に貼り付いていた事があります。

<写真下の黒い点が“コウモリ”?>

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<暮れゆく青空に“コウモリ”の黒い影が写し出されました>

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<羽の先の曲がり具合が特徴です>

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<以前我が家へ迷い込んだ“コウモリ”>

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 夕暮れ時の高野川での光景です。まだ葉が出始めたばかりの落葉樹は、バックの風景に吸い込まれる様に姿が目立ちませんが、夕日に照らされて水面にその存在を浮かび上がらせています。

 やがては葉を茂らせてその存在感を誇示するでしょう。今後も、様々な新緑を追いかけながら、春の鴨川の様子をお届けしたいと思います。

<夕日が川面に木の骨格を映し出しています>

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  平成26年4月21日 (京都土木事務所Y) 

 

散りゆくソメイヨシノを鑑賞しながら(第146号)

逞しい植物との出会い

 

 ソメイヨシノの花が散りました。一斉に咲いて一斉に散るという印象ですが、その一本の木にも早く咲く花もあれば、遅れて咲く花もあります。ソメイヨシノは、幹に近い場所の花が先に咲いて、枝の先の方へと順番に咲いていくと聞きました。

 今シーズンは、下の方からてっぺんの所まで順番に咲いていく様子を見ることが出来ました。てっぺんの花が開いて満開という順番に咲いていく様子が確認できました。

<事務所から見下ろす満開のソメイヨシノ>

sakuratiru1(平成26年4月4日撮影)

 

sakuratiru2(平成26年4月4日撮影)

 それでも、葉が出て来る桜の幹にも遅咲きの花が開いていることもあります。他の花が花ビラを散らす中、今が旬と咲いています。

<葉ザクラへと変わっていきます>

sakuratiru3(平成26年4月12日撮影)

<そんな中でも今が旬の花も>

sakuratiru4(平成26年4月12日撮影)

 

 散り始めたソメイヨシノは、白っぽい花びらが落ちて濃いめのピンク色の“めしべ”“おしべ”が露わになって、緑の葉と相まってこれはこれで綺麗なものです。

 花が散ったら「今年のサクラも終わりだな」という言葉をよく耳にしますが、その時々の姿を愛でるのも楽しいものです。定年退職をされて第二の人生を歩む方々の姿がオーバーラップするのは私だけでしょうか。

<濃いピンクに緑の葉が映えます>

sakuratiru5(平成26年4月12日撮影)

 

 そんなソメイヨシノの横では、今から花を咲かせる遅咲きの桜が蕾を膨らませています。花を付けていない時期には、見分けの付かないサクラも今の時期は種類が違うのだと確認できます。どこかで聞いた話ですね。

<これは、今から咲く蕾>

sakuratiru6(平成26年4月12日撮影)

 

 以前御紹介しました、折れて幹から離れたソメイヨシノはどうなったでしょう。傍に寄って見てみると、水分が不足しているせいでしょうか、花びらは散らずに小さく縮んでいます。自然の作った桜のドライフラワーの様です。

<まだ花が散らずに付いています>

sakuratiru7(平成26年4月12日撮影)

<小さな手毬の様に固まる花>

sakuratiru8(平成26年4月12日撮影)

<太めの枝から直接咲く花>

sakuratiru9(平成26年4月12日撮影)

 

 縁あってお知り合いになりました国際会館の職員さんにお会いする為に、普段は足を運ばない岩倉川(高野川の支流)へとやってきました。ここまでくると比叡山が間近に見えます。

 遠く眺める比叡山と違って、大きなその姿を仰ぎ見ます。改めてその形の面白さ、雄大さを確認しました。

<散りゆくサクラのバックに雄大な比叡山>

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 平成25年の台風18号でかなりの土が流された寄州、中州ですが、ムキだしになった寄州の土に、セイヨウカラシナの瑞々しい葉が大きく広がり、次に上へと茎を伸ばし、黄色い花が咲き始めました。川の中も賑やかな春を迎えました。

 

<流されずに残った種が葉を出しました ”セイヨウカラシナ”>

sakuratiru11(平成26年3月2日撮影)

<垂直方向に伸びていきます ”セイヨウカラシナ”>

sakuratiru12(平成26年3月27日撮影)

<黄色い花が顔を出しました ”セイヨウカラシナ”>

sakuratiru13(平成26年3月27日撮影)

<花畑の様に ”セイヨウカラシナ”> 

sakuratiru14(平成26年4月9日撮影)

 

 北大路橋下流右岸から上流に続くニレ科の大樹も葉を出し始めています。大きな幹をよく見てみると、カマキリの卵が生み付けてあります。そして上を見上げると、幹から枝分かれした所に雑草が生えています。

 雑草の後には柊の木でしょうか。トゲトゲのある葉が見えています。

 長い年月が経過するうちに木の又に土がたまったて、そこに飛んできた雑草の種が芽を出したのでしょうか。反対側に回ってみるとシュロの様な葉が出ています。実生の種が鳥が仲介したのでしょうか。大樹が色んな命を育んでいる様です。

<葉を出し始めたニレ科の大樹>

sakuratiru23(平成26年4月9日撮影)

<写真中央にカマキリの卵>

sakuratiru15(平成26年4月9日撮影)

<木の又実生の植物が>

sakuratiru16(平成26年4月9日撮影)

<柊の様な木も>

sakuratiru17(平成26年4月9日撮影)

<シュロの様な葉も見えます>

sakuratiru18(平成26年4月9日撮影)

<赤く出た葉が緑色へと移り変わります>

sakuratiru19(平成26年4月9日撮影)

 「寄らば大樹の陰」という訳では無いのでしょうが、大樹が頼もしい大家さんのようです。この大家さんの命のある限り、ここに自生した草や木は刈り取られる事なく安心して花を咲かせる事が出来そうです。

「大きな木だな」と遠くから眺めていた大樹も、近くで観察してみると色んな真発見があるものです。

 

 川の中の護岸べりに根ごと流れ着いたと思われる木からも新緑が顔を出しています。これまた近づいて見ました。護岸に堆積した土に傾きながら根を伸ばしています。「置かれた場所で咲きなさい」という本を思い出しました。どんな境遇でも生きていく事を諦めない“生命力”を感じます。

<25年台風18号で流れて来たのでしょうか>

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<護岸に貼り付く様に>

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<精一杯に根を伸ばす>

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 街の中には、人間が造った構造物をかいくぐりながら生きている植物が沢山あると府立植物園の松谷名誉園長さんからお話しを聞いた事があります。松谷氏はこれを「バトル」と呼んでおられます。これもバトルの一つなのでしょう。

 大きく育つと護岸に影響があるかも知れませんが、しばらくはそっとしておきましょうか。こんなに精一杯根を伸ばしているのですから。

   平成26年4月14日 (京都土木事務所Y)

 

 

 

 

春の鴨川を楽しむ人々(第145号)

鴨川茶店も大盛況

 

 平成26年4月12日・13日の両日、毎年恒例の鴨川茶店が開催されました。心配されたお天気も雨が落ちてくる事無く滞りなく終了しました。

 

 今回はその会場の様子をお伝えします。鴨川茶店は「鴨川を美しくする会」と「京都鴨川ライオンズクラブ」の共催で毎年“半木の道”の“ベニヤエシダレザクラ”を楽しみながら開催されるイベントです。

 

 会場には、京都府のブースも設けられ、鴨川条例の紹介などの展示物が設置されています。今年は、都市計画課で作成された鴨川公園から見える様々な景色のパネルも展示されました。

 

 このパネルに使用された写真の多くは、「鴨川真発見記」で紹介した写真が使用されています。鴨川公園の四季の様子をお楽しみ頂けたかとと思います。

 

 「鴨川真発見記」も第145号を迎え、その写真も膨大な数になりました。一枚一枚を眺めると、その時の様子が昨日の様に思い出されます。その瞬間、瞬間を切り取った写真の数々にそれぞれの思い出が詰まっています。

<鴨川公園の四季>

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<春 桜の回廊>                                      <夏 水辺>

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<秋 紅葉>                                            <冬 雪景色>

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<京都府 河川課・京都土木事務所の展示ブース>

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 今年の桜の開花は例年よりも早かったので、鴨川茶店までもつかどうかと心配されていましたが、ほぼ満開のベニヤエシダレザクラを楽しむ事が出来ました。

<植物園の緑をバックに咲く“ベニヤエシダレザクラ”>

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 平安騎馬隊のお馬さんや白バイに乗っての記念撮影など、京都府警察本部のコーナーも人気を集めていました。京都府警のマスコットキャラクターである“ポリスマロン”も登場して、一緒に記念撮影です。

<白バイと“ポリスマロン”>

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<ポリスマロンと記念撮影>

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<平安騎馬隊>

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 お茶席では、少女が着物を着てせん茶道を披露してくれています。せん茶を日本に広げた“ばいさおう”にちなんで開催されている鴨川茶店のメインのコーナーです。

<煎茶のお作法>

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 イベントを後援している京都府と京都市からは、山田京都府知事、門川京都市長も駆けつけ、伝統ある鴨川茶店の開催に激励のご挨拶をされました。

<山田京都府知事>                                   <門川京都市長>

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<晴天に恵まれて>

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 護岸の石積みの間からは、青紫の鑑賞用の植物と思われる花が咲いています。いつもお世話になっているお隣の植物園を覗いてみると、同じ花が咲いていました。その名は“ムスカリ”です。また一つ植物の名前を覚える事ができました。

<高野川の石積みから>

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<“ムスカリ”の名札がありました>

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 川の中へ目をやると、舞い散ったソメイヨシノの花ビラが水に漂っています。その傍でチドリが綺麗な声で鳴いています。頭の上ではメジロが鳴いています。鴨川でのメジロは今回が初めての出会いです。

<サクラの花ビラに囲まれて“チドリ”>

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<目のまわりが白い“メジロ”>

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 再び川の中へ視線を戻すと、紅白の鮮やかな模様の錦鯉が一際目立って泳いでいます。目を凝らしてみると、前後左右に大きなマゴイが取り巻いています。

 

 まるで体格の良い黒服のSPが華やかなスターを護衛しているかの様な光景です。

<一際目立つ錦鯉>

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<大きな“マゴイ”に囲まれて>

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 サクラの季節も一段落といった感じですが、この後も夏に向けて様々な植物が花を咲かせていきます。普段は気にもとめない大樹も続々と小さな花を咲かせていきます。そんな目立たぬ花々にもスポットを当ててご紹介していきたいと思っています。

  平成26年4月14日 (京都土木事務所Y)

 

【追伸】

 前号の第144号で「ジャスミン」か「ライラック」だったか記憶が曖昧と御紹介しましたAさんに教えてもらった花の件です。

 さっそくいつもご覧頂いている方からご連絡をいただきました。いつも京都府立医大辺りの鴨川を散歩されている方からです。

 その花は「ライラック」正確にいうと「ヒメリラ」とのことです。「ジャスミンは花も木の丈ももっと大きいそうです。更に、エゴノキ?と思っていた花は「ハナカイドウ」との事でした。そして「モモ」は「ハナモモ」と教えて頂きました。有難うございました。

ジャスミンならぬヒメリラ(ライラック)>

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エゴノキならぬ“ハナカイドウ”>

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<モモ 正確には“ハナモモ”>

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