トップページ > インフラ > 公共事業・一般 > 鴨川真発見記<151から156>

ここから本文です。

鴨川真発見記<151から156>

 

 

 

水が繋ぐ人の縁シリーズ第1弾 (第156号)

高野川の昔を伝える 随筆 昔話“高野川の畔”

 

 ある日の事です、「鴨川真発見記ちょくちょく見ています。ところで、昭和初期の高野川の写真は無いでしょうか。」と左京区の松下医院の松下先生からお電話を頂きました。あちこち探しておられるそうですが、イメージに合う写真が無いとのことでした。

 鴨川、白川、琵琶湖疏水などの古い写真は沢山残されていますが、高野川の古写真は数える程しか残されていません。京都土木事務所にも、災害時の写真以外は見あたりません。

 京都土木事務所所蔵の図書も確認してみましたが、見つける事は出来ませんでしたので、「申し訳ありませんが、御提供出来る写真はありません。」とお断りする事となりました。

 なぜ高野川の古い写真が必要かという説明を受けました。左京医師会の会員の郷原氏が昭和初期の少年時代の思い出を回顧された随想を執筆され、左京医報という会報に掲載する予定をしているが、その内容が素晴らしく、イメージ出来る写真をお探しになっているという事でした。

 1ヶ月程経過した頃、現在では存在していない農業用水路のお話しが縁で京都産業大学の勝矢名誉教授にお会いする事になりました。話の流れの中で、松下氏が高野川の写真を探しておられる事を思い出し、ダメもとで写真をお持ちでないか聞いてみました。

 昭和初期の頃は、カメラのフイルムも高価で一般人がそんなに風景写真を撮らなかった時期です。「私も写真は持ち合わせていません。」と語られた次の言葉にビックリです。「私の写真では無いですが、廣庭氏から預かった写真の中に高野川の写真があります。廣庭氏の了解が得られれば使用可能だと思います。」とのお言葉です。

 会報という事で、もう既に発行されているだろうと思いながらも、松下氏に連絡を取ってみると、写真入手が困難で掲載号を遅らせておられました。

 是非ともどんな写真か見せて欲しいということで、勝矢氏に写真を送ってもらうと、随想の中にも登場する友禅流しの写真でした。

 高野橋下流で行われていた友禅流しは、郷原氏が少年時代を過ごした高野橋上流のすぐ傍です。イメージぴったりの写真でした。そうして左京医報5月号の発行となりました。

 前置きが長くなりましたが、今回は郷原氏の随想の一部から、昭和初期の高野川の様子を現在と比較しながら想像してみたいと思います。

 

 書きだしの文章に今と変わらない京都市街地上流域の魅力を感じます。

 

<随筆より>

昭和11年(1936)3月末、大阪から引っ越しのトラックに乗せてもらって京都にやって来ました。

鴨川の東岸(川端通り)を北上して賀茂大橋を過ぎ、出町柳で高野川と鴨川の合流点の清流を近景に、下鴨の三角の緑地と「糺の森」の木々の樹冠を中景として遠く背景に優しく起伏する北山の山波、それが比叡山から東山へと続く景色を見て子供心にも大変驚きました。「京都って、なんと美しいところなのだろう」と。

<賀茂大橋(出町)からの上流の眺め 現在>

gouhara1 

 少年時代の郷原氏が初めて目にした風景は、強く印象に残ったようです。今でも出町から上流を眺めると、鴨川の水、糺の森の緑、北山・東山の山並みが魅力ある景観を魅せてくれます。

 

 

 郷原氏は、高野橋の150m余り上流右岸が新しい住まいとなりました。

 

 写真中央あたりに郷原氏のお住まいがありました。

<高野橋左岸上流から下流右岸を望む>

gouhara2

<随想より>

 今とは違って、両側の堤は土手でしたし、河原は石ころで出来ていて、清い水の流れで川底の石もはっきり見えます。

 

 現在の高野川では、川底の石ころは、二十数年の堆積土砂で見えなくなっていましたが、計画的な浚渫と昨年の台風18号の増水で石がごろごろとした礫河原が再生した箇所も多数現れています。

<台風18号の影響でゴロ石が現れた高野川>

gouhara3

(平成25年9月17日 台風18号の翌日)

 

 ゴロ石の現れた川の中では、親子連れが網を持って水の中の生き物を採取する様子があちらこちらで見られます。まさに親水の空間となっています。ただし、川遊びをする時はくれぐれも安全に注意してください。

<少し飽きてきたのかな?網で水を飛ばす少年>

gouhara4

<大人も夢中 幼児も中州を駆け抜けます>

gouhara5

 郷原氏の随想には、写真が見つからなかった時の為にと、直筆のイラストが添えられています。そのイラストには、比叡山の裾野まで見渡せる広々とした空間が広がっています。現在では、ソメイヨシノがズラリと並んで、建物の目隠しになっていると同時に比叡山の裾野を隠しています。

<高野橋から上流を望む 昭和初期>

gouhara6

<高野橋から上流を望む 現在>

gouhara7 

<随想より>

 夏には河原でホタルが飛んでいるのを見ましたが、そう沢山いる訳ではありませんので、蛍狩りには夜、泉川の川上まで遠征します。泉川の上流は疏水と交差してから広がる田んぼの中を松ヶ崎の方へ向かいます。ざぶざぶと“くさむら”を掻き分けて枝葉に留まって光っているホタルを集めます。「二つ並んで光っているのは蛇の目玉だから気をつけろ・・・」と脅かされながら。

<泉川を下流からざぶざぶと>

gouhara8

<疏水分線と合流>

gouhara9

<今では住宅が建ち並ぶ 昔は田園地帯>

gouhara10

 

 

 この頃の高野川でもそんなに多くのホタルを見る事が出来たわけではないようです。泉川はといと、先日松ヶ崎を東西に流れる泉川で、生け垣にチラホラと光るホタルを見かけました。

 

 「毎日鑑賞して歩いています。」とおっしゃる年配のご夫婦とお会いしました。

 50年余り前から住んでいるが、住み始めの頃は凄い数のホタルが飛んでいたとの事です。郷原氏の少年時代のお話しと一致します。

 

<泉川沿いで見つけたホタル>                             <黄色い蛍光色が発光していました>

gouhara11  gouhara12

 ホタルといえば、先日京都土木事務所の裏口の階段で同僚が生きたホタルを見つけてきました。昼間に生きたホタルを見るのは久しぶりだったので、記念撮影して、草の所に帰してあげました。

<触角を動かす蛍>                         <飛び立つ蛍>                             <草むらへ>   

gouhara13   gouhara14   gouhara15

<随想より>

 水量が多く水の綺麗な冬場には、長い友禅の布を流れに浮かせて水洗いしている近所の友禅工場の職工がいました。とても水の冷たい時期でしたから、大変だろうな・・・と思ったことでした。

石ころの河原に色鮮やかな友禅の布を並べて干してあるのは、なかなか風情のあるものでしたが、水洗いをした後の川底に色素の粉末が沈殿して川を汚すので、環境的にはあまり良くありません。その頃が最後で行われなくなりました。

 この一文にぴったりの写真が廣庭氏の写真です。

 鴨川で友禅流しをしていた事は有名ですが、高野川でも友禅流しが行われていたのですね。あまり話題にならないのは、こうした様子の写真が残っていないからだと思います。

 この貴重な写真を、廣庭氏、勝矢氏、のご協力により皆様にご紹介したいと思います。川の中で布を洗っている職工の動きや、干した布を回収する人々が今にも動き出しそうです。

<友禅流し 高野橋東詰下流から西詰を望む>

gouhara16 

(昭和25年頃 廣庭基介氏 撮影)

 

<高野橋東詰下流から西詰を望む 現在>

gouhara17 

<随想より>

 大雨が降ると洪水にならないまでも、凄い濁流が滔々と流れていて、川上から木材が押し流されて来ます。岸からロープを投げ入れてその木材に巻き付かせて捕ろうとする人が、時には木材に引っ張られて流れに落ちそうになってもロープを放さないものだから近くにいた人々が抱きとめて「放せ、放せ・・・」と一騒動ありました。

<平成25年台風18号の翌日 高野橋下流>

gouhara18 

 郷原氏の随想には、昭和12年か13年の豪雨による増水の様子が記されています。川が溢れるのではなく、大きく蛇行して河岸を削り落としていったそうで、郷原氏の近所でも、瀟洒な一軒屋が丸ごと川に崩れ落ちる様子や、二階建ての三軒長屋が流される様子が克明に語られています。

 そして、ニセアカシアの街路樹を根本から切って、幹を針金で束ねて葉の方を川に流して川岸の崩壊を防いだとあります。「木流し」という手法で崩壊をまぬがれたようです。

 昭和10年の大水害の後、高野川も現在の様な護岸で守られる様に大改修が行われましたが、その改修までの間にも護岸の崩落が起こっていた事がうかがい知れます。

<今では増水しても蛇行はしない高野川>

gouhara19 

(平成25年9月17日 台風18号の翌日)

 

 

 鴨川の昭和10年の大水害の様子は、以前にご紹介しましたが、出水期を前にしたこの時期、高野川の当時の様子を少しご紹介したいと思います。

 

 山端の老舗料理店の様子です。現在では、昭和10年の大水害を契機に川底が堀下げられ、落差工も設置されています。この落差工は損傷が激しくなったので、今年度改修工事を予定しています。

<高野川右岸より対岸平八茶屋を望む>                <現在>

gouhara20  gouhara21

 

 

高野川左岸山端平八茶屋裏より上流を望む

注:水面の大部分は流失せる耕地及び宅地なり     <現在>

gouhara22  gouhara23

 高野橋は東詰めから流失し、現在の川端通も崩れ落ちました。

 

<高野大橋南詰府道大原京都線及沿岸の流出>     <現在>

gouhara24  gouhara25

注:洪水は橋台の裏を廻り道路を決壊す

 

<高野川左岸より岩倉川落合ヶ所を望む>              <今では公園沿いの道路に>

gouhara26  gouhara31

 

 

 場所の特定が難しい写真は、添えられたキャプションのみでご紹介したいと思います。これはこの地点とおわかりになる方がいらっしゃいましたらご連絡をお願いいたします。

 

<高野川左岸府道大原京都線山端の決壊箇所より上流を望む>

注:手前護岸ヶ所より先方電柱のある所を結ぶ線が在来の道路の位置

gouhara28 

<同上下流を望む>

注:写真中央護岸の延長が道路の位置

gouhara29 

<高野川左岸より料亭さがみ屋を望む>

gouhara30 

 今回は、郷原氏の随想を引用させていただきながら、昭和初期の高野川を思い描いてみました。今回の御縁でお知り合いになりました廣庭氏は、自ら写真を撮影するのが趣味で、昭和20年代の写真を数多く所蔵しておられます。

 そんな貴重な写真を皆様にも多く紹介できればと考えておりますので、いつか「廣庭氏の目が捉えた昭和の世界」と題してご紹介したいと思います。

 まだ見ぬ写真の数々をお楽しみに。                           

バックナンバー第154号の訂正

 鴨川真発見記第154号で”キセキレイ”の幼鳥かと思っていた野鳥の幼鳥は、「”セグロセキレイ”の幼鳥ですよ」と自然観察指導員さんから連絡がありましたので、訂正させていただきます。御指摘ありがとうございました。

 

 川の中では、笛に応える様に野鳥が囀ります。キセキレイの幼鳥でしょうか。まだ黄色の色合いが出ていません。

<セグロセキレイの幼鳥>

sirabe4     

  平成26年6月16日 (京都土木事務所Y)

 

 

先斗町と鴨川の関係は(第155号)

企画展&シンポジウム「このまちのために、できること」

 

 先斗町のまちづくり協議会とシンポジウム実行委員会の皆さんが、「このまちにできること」と題して、「先斗町の記録と記憶、そして思い出」をテーマとした企画展示と「花街・先斗町の町並みと、これからについて考える」をテーマにシンポジウムを開催されました。

 会場は、木屋町の三条四条間の高瀬川沿いにある元立誠小学校です。企画展示は、5月25日(日)~31日(土)まで、シンポジウムは5月29日(木)の午後1時からの開催です。

<会場は元立誠小学校>                             <このまちのために、できること>

pont1 pont2

 このイベントに対して、京都市と共に京都府も後援させていただくことになり、鴨川真発見記で使用した古写真と現在の比較写真や、平成23年度に鴨川の三条四条間の工事現場に展示したA0サイズのパネルを展示させていただきました。

※詳しくは鴨川真発見記バックナンバー第125号をご覧ください。

<鴨川今昔写真の展示>

pont3

pont4

<京都府立総合資料館所蔵 撮影:黒川翠山 A0サイズ>

pont5 

 

 今回展示させていただきました昭和の笑顔という本の撮影者である「写真家」伊藤とのひろさんは、先斗町にゆかりの深い方です。この本で紹介されている伊藤さんの略歴をご紹介したいと思います。

<写 真>

伊藤 とのひろ(いとう とのひろ)

 本名 伊藤外弘(いとう そとひろ)昭和6年(1931)北海道生まれ。写真家。昭和24年頃、京都に移り住む。鳥瞰図絵師として活躍されていた故吉田初三郎氏の書生として、先斗町「藤の家」に住み込みで働きながら、同志社大学英文科を卒業する。その頃より京都の市井や人々のふれあいの写真を撮り続ける。昭和53年頃、写真家として北海道に戻るが、京都が忘れられずに再び京都に戻る。平成16年に73歳で死去。(「昭和の笑顔」より)

 

 昭和の笑顔には、昭和の京都の人々の自然な笑顔が溢れています。もちろん先斗町の当時の街並みも含まれています。貴重な記録写真です。

<淡交社発行「昭和の笑顔」 撮影:伊藤とのひろ>

pont6

 5月29日のシンポジウム当日にその様子を覗いてみました。会場前の高瀬川では、川の中に“バラ”の花で川の流れをかたどった生け花と、“アジサイ”で高瀬舟が上流へ引かれている様子を表現した生け花のお迎えです。

<“バラ”の花で川の流れ>

pont7 

<“アジサイ”の高瀬舟>

pont8

 関係者の方にお話しを聞くと、生け花の先生が高瀬川の中に入って並べた台座に前日から当日の朝にかけて一本一本丁寧に生けられたそうです。お見事!。

<上 上流>                                               <上 上流>

pont9  pont10

 会場の入口には、高瀬川を開削した「角倉了以」の記念碑が建立されています。開削400周年を迎えるにあたって、様々なプロジェクトが動き出しているそうです。

 高瀬川は京都市の管理ですが、流れる水は鴨川から引き込まれています。詳しくは「鴨川真発見記第38号 みそそぎ川の水はどこから」をご覧ください。

 

<「角倉了以」の記念碑>

pont11 

 会場に展示された京都府の展示の様子も興味深くご覧になっていただいたようです。

 

<今昔写真>                                         <A0写真>

pont12  pont13

<古写真を一堂に>                                  <鴨川真発見記冊子版>

pont14  pont15

<昭和3年の三条大橋改修>                         <先斗町の雪の街並みを上から>

pont16  pont17

 

 そしてシンポジウムの開会です。会場には用意されたイスでは足らず、長椅子を追加しても立ち見が出る程の盛況です。真夏日となったこの日、満員の会場は熱気がこもってきました。外の空気を取り入れる扇風機も登場しました。

 

 最初に開会の挨拶が地元立誠自治連合会会長からありました。そして、来賓代表の京都市都市計画局長から挨拶があり、地元の方が中心となってこのような盛大なイベントが開催される事に対し、先斗町まちづくり協議会の熱意と実行力に感服するなどと敬意が表されました。

<立誠自治連合会会長>                               <京都市都市計画局長>

pont18  pont19

 

 続いて、シンポジウム実行委員長から主旨説明がありました。「このまちのために、できること」その答えは実行委員会としても持ち合わせている訳ではなく、先斗町で生まれ育った方はもちろんのこと、この街で働く方もこの街に訪れた方も、少しでも先斗町に興味がある方ならば誰でも歓迎いたします。それぞれの違った魅力を再発見して頂ける機会になればと考えますと結ばれました。

 

 巷でささやかれる京都人の排他的イメージは微塵もありません。京都は新しいものをいち早く取り入れて来たことを実感しました。

 肝心の主旨ですが、プログラムに記載された前文をご紹介します。

<以下パンフレットから>

「このまちにできること。~花街・先斗町の町並みとこれからについて考える~」

 

 京都の五華街の一つ、そして三百年以上の歴史を持つ先斗町。

 近頃は飲食店も増え、新たなにぎわいの場がつくられています。

 シンポジウムと企画展示では昔ながらの風情と新しい様相が共にある先斗町の歴史を振り返り、先斗町の将来を考えていきます。

 とあります。

 

 

 その後、事務局長から企画展示の内容が説明されました。

 

<実行委員長>          

pont20

<事務局長>

pont21 

<会場の様子 この後にも立ち見の参加者が>

pont22

 

 

 続いて、京都市が実施された「先斗町町並み調査」の報告がありました。

 

報告者は京都市景観政策課長です。先斗町の歴史に始まり、アンケート調査、建物調査、その特徴、重要な建築物の抽出と分布の調査結果が流れる様な語り口での説明でとても聞きやすく、理解し易い報告でした。

 

 

 その中でも、私が印象に残った項目をご紹介したいと思います。

 

 まずは、アンケート調査の結果です。先斗町らしさを感じるのはどんな所?という質問に対しての上位の回答は、「狭い通路」「石畳」と「狭い」「石畳」がキーワードになっているようです。

 さらに、先斗町らしさを特に感じる場所は?の質問に対して、四条から先斗町公園までの間に京都らしさを感じるという答えでした。

<狭い通路と石畳 四条通りから北を望む>

pont23

 

 

 その後の景観上重要な建築物の分布の調査結果とこのアンケート結果が見事に重なりました。多くの方が感じる先斗町の魅力が、昔ながらの佇まいを残すこの一画に集まっています。

 

 それでは、その建物の魅力はと言うと、いくつかの共通点があるようです。

 ① 横並びに揃った軒の高さ

 ② 本二階建ての建築物が多い事

 ③ 三階建ての場合はその部分の壁が二階よりも後退している事

 ④ 短い庇

 ⑤ 建物にたて格子があしらわれている事

 ⑥ 犬矢来が設置されている事

 などなどが紹介されました。実際に使用された画像をお借りしましたので、下の画像をご覧ください。

<街並みの特徴>

pont24

(資料提供:京都市)

 

 

 ここで“俄然”私の興味を引くお話しがありました。先斗町は三条の少し下流から四条までで、鴨川に面した街です。「狭い」「石畳」がキーワードの先斗町に対して、鴨川は大きく開けた空間です。

 

<三条から四条方向を望む 開けた空間>

pont25

 その対比が先斗町の魅力をより引き立てているというお話しです。

 そして、鴨川側の建築物も、先斗町側の特徴と同様に横並びに揃った軒庇が先斗町らしさを演出しています。

<鴨川側の街並みの特徴>

pont26

(資料提供:京都市)

 

 

 それに加えて、先斗町のお店にも、京都の夏の風物詩「納涼床」が立ち並び、そこで食事をする人のみならず、その風景を眺める人達の目も楽しませてくれています。

 

<四条大橋から上流を望む>

pont27

<納涼床には舞妓さんの姿も>

pont28 

 

 

 京都府では、平成19年7月10日に施行した「京都府鴨川条例」の条文の一つに良好な河川環境の保全について定めました。景観配慮のため鴨川納涼床に関する審査基準を設けて、納涼床が一定の統一性を持つことによる良好な景観の形成を目指すものです。

 

 先斗町の皆様にもご協力をいただきまして、5年の経過期間を経て今シーズンから一定の基準の下、統一感のある床の風景が実現しました。これも「鴨川納涼床」を良好な景観として引き継ぐことへのご理解の賜と御礼申し上げます。

<基準に合致した床が並ぶ 平成26年シーズンの納涼床>

pont29 

pont30

 

 

 調査報告の中でも一際目を引いたのは、先斗町の建物の連続立面図です。一軒一軒の正面からの図面が並び、まるで散歩をしているようにスライドしていきました。

 

<先斗町連続立面図>

pont31

 

 

 更に、鴨川側の様子は連続写真です。しかも、先斗町の建築物が醸し出す景観をより実感出来る様に、背景に立ち並ぶ建築物を消してあります。なるほど、揃っています。加えて「納涼床」の統一性でより整然としました。

 

<鴨川側の連続写真>

pont32

 

 

 

 調査報告の最後に一枚の写真が披露されました。朝日新聞に掲載された京都市立洛央小学校の図書館の様子です。児童とのワークショップから導き出された図書館内の設置の利用状況が写し出されました。

 

 この写真には、橋の様な構造物の上と下に児童が読書する様子が写し出されています。構造物の下の狭い空間にひしめき合う様に座って読書する児童、反対に構造物の上の見晴らしの良い広々とした空間で読書する児童がいます。

 課長さんの報告では、この様子は“先斗町”という空間に通じるものを感じるという内容で、人は狭い空間と広々とした空間にそれぞれ居心地の良さを感じるとの事です。

<子供達が狭い場所に固まったり、広々とした場所でゆったりする様子>

pont33

 

 

 この写真そのものは著作権の関係で掲載出来ませんので、洛央小学校の教頭先生にお願いして、図書室の様子の写真を御提供いただきました。これで、皆さんにもどの様な構造物かおわかり頂けます。

 

pont45 

pont46

(写真提供:京都市立洛央小学校)

 京都市内に数ある景観空間の中でも、その二つを併せ持った非常に稀な空間ということが語られました。

 

 子供の頃秘密基地と称して、狭い小屋のような空間にひしめきあいながら遊んだ記憶が甦りました。

 この後休憩を挟んで、パネルディスカッションと続きました。その様子は先斗町まちづくり協議会からの報告にゆだねて今回の記事を終えたいと思います。

 

 数ある展示の中から一部を掲載させていただいきます。

<明治17年の先斗町地籍図>

pont34  pont35

<現在の先斗町の位置図>                          <昔の位置図と現在の立面図>

pont36  pont37

<四条河原町付近 町家の模型 >   

pont38  pont39

<町家の骨組>

pont40 

 

 調査報告にあった町屋の特徴がよく解る町屋の断面模型も展示されていました。

<町家の断面模型>

pont41

 そして現在は、東華菜館として営業されているビルの設計図も展示されていました。有名な設計者ウィリアム・メレル・ヴォーリス氏の設計図が目の前にありました。

<東華菜館ビルの設計図>                          <建築当時の写真>

pont42  pont43

 

 先斗町の街並みと、鴨川の景観がより良くなること、そして保全される事を願いつつ会場を後にしました。

   平成26年6月9日 (京都土木事務所Y)

 

真夏のような春の日差しを避けながら(第154号)

鴨川に響く様々な調べに誘われて

 

 鴨川を歩いていると様々な調べが聞こえてきます。今回はそんな調べを聞かせてくれる皆さんをご紹介したいと思います。

 

 晴天の鴨川では、橋の下や木陰で様々な楽器を奏でる方がおられます。高野川の松ヶ崎人道橋の下からは、和笛の調べが聞こえてきました。軽快な和笛に心も弾みます。

<松ヶ崎人道橋の下の陰で和笛>

sirabe1

<和の音色が響きます>

sirabe2

<横笛から縦笛に持ち替えて>

sirabe3 

 川の中では、笛に応える様に野鳥が囀ります。キセキレイの幼鳥でしょうか。まだ黄色の色合いが出ていません。

<キセキレイ?セグロセキレイ?>

sirabe4 

 

 高野橋の下では、水が少なく干上がった川の中で笛の音が聞こえてきました。こちらは洋笛のフルートの調べです。片側二車線の比較的幅の広い高野橋の下の空間に音が反響して美しい音色が響きます。

<音響効果の良い橋の下>

sirabe5

<風向きを見ながら譜面代を設置>

sirabe6 

 

 

 アオサギが翼を少し広げて日光浴する姿をよく目にしますが、この日はストレッチでもするように、首を前に突き出しています。

 

<小魚を捕獲する準備運動でしょうか>

sirabe7

 

 

 賀茂大橋下流の左岸の木陰では、石積みに腰を掛けてギターを弾く人を見かけました。クラッシックギターの柔らかい音色が響いていました。

 

<木陰で涼みながら>

sirabe8

 鴨川の賀茂大橋下流の木陰に設置されているウッドデッキでは、アルゼンチン音楽の調べが響いています。お三方の演奏に引き込まれる様に近づいて聞き惚れてしまいました。思わず拍手をしてお話しをお聞きしてみました。

 

 クラッシックギターは解りますが、他の楽器は何だか解りません。「その楽器は何という楽器ですか?」と訪ねると、ケーナという笛、サンポーニャという筒の並んだ笛、ボーボという打楽器、そして小学生の頃の音楽の授業で吹いたことのあるピアニカです。

<アルゼンチンの曲 左からピアニカ サンポーニャ クラッシックギター>

sirabe9 

 

<ボンボ ケーナ クラッシックギター 曲は「灰色の瞳」>

sirabe10 

 打楽器は羊の皮が張ってあります。珍しいのは毛が生えたままの皮が張ってあることです。中心の“バチ”の当たる所の毛ははげかけていました。更に珍しい楽器を見せてもらいました。ヤギの爪を沢山ぶら下げたリズム楽器です。

<毛の残ったヤギの皮を張った ボンボ>

sirabe11

 ヤギの爪は生え替わるそうで、その抜けた爪を集めた楽器だそうです。とっておきの楽曲をリクエストすると、快くアルゼンチンの楽曲「灰色の瞳」を演奏していただきました。

<抜けたヤギの爪を束ねてジャラジャラと>

sirabe12

sirabe13

 

 

 二条大橋の下“鴨川ギャラリー”の前では、アイルランドの楽曲を演奏しておられる方とお会いしました。こちらのギターはフォークギターです。そして、鴨川では初めて見る楽器“バグパイプ”の登場です。独特のビブラートの効いた音色が響きます。

 

 スコットランドのバグパイプは口で息を吹き込んで音を鳴らすのに対して、アイルランドのそれは、右脇に挟んだ“ふいご”で左脇に挟んだ袋に空気を送り、その袋の空気を楽器に送り込んで奏でる仕組みです。

<脇の下の力加減で空気を送り込みます>

sirabe14

 またしても、何か十八番の曲をとお願いすると、男性が靴を履き替えて華麗なステップを披露してくださいました。女性の奏でる笛のリズムに合わせて靴底が響きます。タップダンスの原形となったステップだそうです。

<音楽に合わせて 軽快なステップ>

sirabe15

<バグパイプの伴奏に合わせて>

sirabe16

<専用の靴がリズムを刻みます>

sirabe17

 

 

 お荷物の中からは、色んな笛が出て来ます。それぞれ特徴のある音色を聞かせていただきました。国宝洛中洛外図屏風の前で、アイルランドの音楽を堪能する。異文化交流とでも言いましょうか。これぞまさしく“鴨川文化回廊”と呼ぶにふさわしい光景ではないでしょうか。

 

<大きな縦笛>          

sirabe18

<小さな笛縦笛>

sirabe19 

 

 

 また違う日には、この二条大橋の下でアコーディオンを弾く女性とそれを見守る男性の様子も拝見しました。

 

<アコーディオンも優しい音色です>

sirabe20 

 

 

 夕暮れの出町のウッドデッキでは、三味線を持った若い女性のグループが集まっておられます。お声をお掛けしますと、京都造形芸術大学の“長唄同好会”の皆さんでした。今回初めて鴨川の出町で練習との事です。

 

 ウッドデッキの上に正座して、三味線を演奏し、長唄を披露していただきました。流石は世界に誇る鴨川です。ワールドワイドな楽曲がいたる所で演奏されています。

<大文字山を眺めながら>     

sirabe21

<正座して背筋を伸ばして>

sirabe22 

<笑顔もこぼれます>      

sirabe23

<舞台の様に整列して真剣な眼差し>

sirabe24

 

 

 疏水の放流口の前では、若者がダブルダッチの練習に励んでいました。2本のロープを巧みに操りながら、こちらも軽快なステップを見せていただきました。

 

<水分補給はこまめにしましょう> 

sirabe25

<ロープ回しを交替しながら>

sirabe26 

 

 ジャグリングの練習をする若者もよく目にしますが、この日は少し趣向が違っていました。向かい合ったお二人が、カラフルなピンを宙に舞わせながら受け合っておられました。「今日は最高何回続いた」と言いながら練習を終えられました。

<6本のピンが交互に舞います>

sirabe27 

 

 

 鴨川沿いにある宿泊施設の屋上でバーベキューを楽しみました。鴨川では一部区域で鴨川条例によるバーベキューが禁止されています。禁止区域以外でも、ご近所の方から煙りや臭いに対する苦情が寄せれた場合は、自粛して頂くようお願いしています。

 

 屋上でのバーベキューは、鴨川の景観を見下ろしながら気兼ねなく楽しむ事ができます。5月末というのに30度を超える真夏日のこの日も、夕方には爽やかな風が吹き抜けて一足早い屋上ビアガーデンです。

<大文字山をバックに鴨川>

sirabe28

 

 

  西山に沈んでいく夕日が空をオレンジ色に染めて、何とも神々しい世界を魅せてくれます。太陽信仰の気持ちがわかる様な気がしました。アルゼンチンの音楽が聞こえてきそうな風景です。

 

<オレンジ色に染まる夕暮れの空>

sirabe29

<日が沈んでもオレンジの空>

sirabe30 

sirabe31

 

 春の鴨川では、小さな雛を連れたカモの親子があちらこちらに姿を見せています。いつも水面を走る雛を見る度に凄くすばしっこいなと思っていましたが、この日は雛の足を見て“なるほど”と納得しまいした。軽量であろう雛の足は、その体に比してかなりしっかりとした水かきの付いた足です。

<親ガモに見守られる雛>     

sirabe32

<大きな足でテクテクと>

sirabe33 

 

 この足ならば、あの動きも納得です。その動きをご紹介しましょう。昼間の写真よりも夕暮れの影の方がよりその動きを感じる事が出来ます。写真中央付近の小さな影が雛です。雛の後から母親のカモが見守っています。

 六羽の雛のうち、二羽が加速装置を発動したかのように、急発進して高速船が波を残す様に筋を描いて移動していました。

<6羽のカモの雛と親鳥>

sirabe34

<前のめりに水面を走る二羽の雛>

sirabe35

 

 最近ではマガモとカルガモの交雑がかなり進んでいるようですが、このカモはマガモのようです。マガモのオスとカルガモのメスのペアもよく目にします。

<マガモのオスとカルガモは”たぶん”メス>

sirabe36 

 

 

 鴨川では、ゴミ袋と火バサミを持ってゴミを拾っていただいているボランティアの方をよく目にします。ある日は、京都土木事務所のある北山大橋からその一つ上流の上賀茂橋の間をごみ拾いして頂いていました。

 

 この区間の左岸(東側)に植樹されたソメイヨシノは、京都賀茂ライオンズクラブさんからの寄附です。そのクラブのメンバーの皆さんが年に一度清掃活動をされています。

<ゴミ探して北上>

sirabe37

<小さなゴミも見逃さない>

sirabe38 

 目を皿のようにしてゴミを拾うメンバーのお一人が、護岸の石積みの上にいるヘビを発見されました。頭を草の中に隠しています。ヘビのお尻が何処からかは知りませんが、「頭隠して尻隠さず」です。

<ヘビがお尻を出しています>

sirabe39

 

 鴨川で鯉を釣り上げる釣り人は何度も見ましたが、この日は二人の少年が大きなマゴイを小さな網で捕獲したようです。バケツからはみ出る大きさです。こちらもバケツに頭を突っ込んで、「頭隠して尻隠さず」状態でした。

 それにしても、この大きな鯉を魚撮りの小さな網で捕獲するとはお見事です。

 川の中では、大きな鯉がぐるりと回転して白い腹を見せていました。

<どろんこになりながら格闘したようです>

sirabe40

<“ぐるん”と横回転した鯉の白い腹>

sirabe41 

 

 

 また6月1日(日)には、毎年、鴨川を美しくする会が主催されている“鴨川クリーンハイク”が開催されました。今年はトヨタ自動車の特別協賛を得て開催されました。トヨタ自動車が全国展開されている清掃活動で「水辺の自然を守ろう いいね をつくる旅」と題された活動です

 

 近畿各地で開催されるこの活動に、京都では鴨川が選ばれました。「千年の都を流れる鴨川をより美しくしよう」との呼びかけに若者も多く参加されて盛大にごみ拾いが行われました。応募された100人の皆さんが五条大橋から丸太町橋までの間のゴミを拾ってくださいました。

 新緑の鴨川で「美しい景観、爽やかな風を感じながら鴨川クリーンハイクを楽しもう」のキャッチフレーズどおり、晴天の鴨川の風景を感じながら楽しそうに活動されていました。多くの人に愛される鴨川を美しく後世に引き継ぐ活動が脈々と続けられています。

<鴨川クリーンハイク>

sirabe42

<二条大橋の下の鴨川ギャラリーで一休み>

sirabe43

 この様な活動が、鴨川を気持ち良く利用出来る環境づくりに貢献いただいております。色んな音楽やスポーツ、などなどを練習する人々もゴミの散乱していない鴨川公園で清々しく過ごしておられます。

 この鴨川クリーンハイクは、同じく鴨川を美しくする会主催、トヨタ自動車特別協賛で秋の回も予定されています。9月7日(日)に開催予定で、「みんなの癒しのスポット鴨川をクリーンハイクでキレイに保とう」と呼びかけられています。

 御参加希望の方は、AQUA SOCIAL FES!!2014の公式ホームページ aquafes.jpにアクセスしてみてください。

 

 ボランティアの皆様に感謝すると共に、鴨川でお会いした皆様との御縁も大切にしながら鴨川真発見記で鴨川の魅力を発信して行きたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

  平成26年6月3日 (京都土木事務所Y)

 

新緑を追いかけながら 第5弾(第153号)

新緑の鴨川が魅せる生き物達の世界

 

 新緑を追いかけながらシリーズも第5弾となりました。気温もぐんぐん上昇し梅雨を飛び越して夏日連続の今日この頃です。

 今回も2014年の新緑を感じながら、清々しい新緑の中で出会った動植物や人々の様子をご紹介したいと思います。

 

 昨年の台風18号の影響で高野川の中州、寄州も小さくなり、そこに生える草も少なくなりました。昨年の初夏には鹿の親子を3組見ましたが、大人の鹿は雌ばかりでした。今年は一頭の雄鹿も姿を現しました。

<中州の草を食べるオスの鹿>

daigo1 

daigo2

 少ない草でも山の中よりは食べるところがあるようで、新緑の恵みをかみしめているようです。草を求めて下流は鴨川の丸太町橋付近へと移動しているとの情報も入っています。

<毎年抜け替わる鹿の角>

daigo3 

 また別の日には、メスの鹿が一頭高野川を歩いていました。御蔭橋の下の陰に鹿のシルエットが映っていましたので、またあのオスの鹿が戻って来たのかと思いきや、角がありません。別のメスが高野川を下ってきたようです。

<御蔭橋の下に鹿のシルエット>

daigo4

<明るい所へ出てきました>

daigo5

<角がありません メス鹿です>

daigo6

 使用するカメラが少々精度が上がり、遠くの小さな野鳥もハッキリ写せるようになりました。これまでチドリとコチドリの判別が付きませんでしたが、今回ご紹介するチドリは、ハッキリ“コチドリ”と解ります。

 

 “コチドリ”の特徴は“イカルチドリ”に比べて目の金色の部分がクッキリと厚く、首回りの白い首輪の様な部分も同様にクッキリと厚くなっています。

<目の金色がクッキリと>    

daigo7

<首の後の白い首輪もクッキリと>

daigo8 

<トコトコトコ と早足で>

daigo9 

 5月15日は、葵祭が実施されました。加茂街道を行く行列は、その新緑とあいまって“葵”にぴったりの光景です。あいにくの雨に参加の皆さんは濡れながらの道中となりましたが、しっとりと濡れた古都の緑がより一層強調されました。

<雨に濡れた加茂街道を行く“葵祭”の行列>

daigo10

 対岸からは、馬上の人や大きな傘、牛車などが垣間見られ、色彩の祭にふさわしい光景で、平安期の往事を偲ぶには充分です。

<ガードレールで見物人の列が途切れた所では>

daigo11

 鴨川に架かる橋を渡る行列の様子は、2012年、2013年の葵祭の際に「鴨川真発見記第29号と第88号でご紹介しておりますので、ご覧ください。

 

 足元を見ると、イモカタバミが花を閉じています。夜になると花を閉じ、朝が来るとまた花を開きます。雨の日も花を閉じる事が今回わかりました。

<昼間は開いていると思っていた“イモカタバミ”の花>

daigo12

<雨の日は早めの店じまい?>

daigo13 

 葵祭の行列は、雨が降り出した午後からも早仕舞いすることなく、最後まで濡れながら歩き通しました。昭和10年の大水害以降は、堤防が嵩上げされて高水敷から行列は見えません。それ以前は、土手からも行列が見えていた事でしょう。

<傘の間から行列を覗く>

daigo14

<御薗橋右岸下流から下流を望む 行列右上の加茂街道>

daigo15 

 

 高野川の透き通った水が、中州、寄州に挟まれて澱みを作っています。その水の中で泳ぐ小魚が手に取る様に見えていました。太陽の光が絶妙の角度で当たり、水の中の様子を見せてくれます。

<川底の色と保護色の様ですが陰が存在を示します>

daigo16 

 

 川の底には、小魚達の陰が写し出され、泳ぐ小魚を追いかけています。陰が近い事からその水深が浅い事も知らせてくれます。魚の事も詳しくはありませんし、橋の上からの見物なので何という魚か解りませんが、群れているのは“ムギツク”でしょうか。群れていないのは“オイカワ”でしょうか。お判りになる方は連絡をお願いいたします。

<群れているのは“ムギツク”でしょうか>

daigo17

<進路を変えて>

daigo18

<こちらは群れません>

daigo19

 群れている魚はリーダーがいるのか?とりあえず一緒に群れているのか?などと考えながら小魚の動きを追いかけているだけでも楽しい光景です。

 

 土手では、“クマバチ”でしょうか、細長い草にしがみついて何やらクルクルと鉄棒をするように前回りをしています。何周か回って止まりました。何をしているのでしょうね。

<ブンブンブンと羽音を響かせながらぐるぐる回る “クマバチ”>

daigo20  daigo21

daigo22 daigo23

<そして 静止>

daigo24 

 

 

 花と実を同時に着けている植物もあります。串団子の様な形で先の尖った不思議な形をしていました。

 

<不思議な形のマメのサヤ>

daigo25 

daigo26

 

 汗ばむ陽気に“ムクドリ”も水浴びをしています。他の野鳥の水浴びは何度も見ましたが、ムクドリの水浴びは初めて見ました。季節は春ですが、人も動物も涼を求めて水の中に入ります。

<水浴びする“ムクドリ”>

daigo27

<こちらはクールダウンでは無いのでしょうが>

daigo28

 

 

 ワンちゃんも川に入ってクールダウンしてもらっています。中には気持ち良く泳いでいるワンちゃんも。

 

<気持ち良すぎて動けない?>

daigo36

<快適スイミング “イヌカキ”>

daigo31

<ご主人様もリードを持って一緒にクールダウン>

daigo32 

 

 前にも、後にも、鴨川の水が流れるところで涼みながらシャボン玉。こんな所あるんです。河川施設の名残でしょう。行き止まりなので、同グループ以外の人は後からは来ません。チョットした専用スペースです。

<川の風に乗るシャボン玉>

daigo30

<チョットした専用スペース>

daigo29

 

 新緑に包まれながら少し休憩していると、小さな女の子が2人でハトを追いかけて遊んでいます。その会話から、ついさっき知り合ったばかりの様です。

 「お名前は?」と聞き合っています。初対面ですっかり意気投合のお二人です。

 

 グループで遊んでいた女の子の1人が、お父さんと2人で散歩に鴨川へとやって来た女の子と意気投合。でも、お父さんは先に進みたくても強くは言えず・・・。少々困惑気味でした。

<「待て待て“ハト”」と大きな声で>

daigo33

<「こっちへ来たよ」>

daigo34

<そろそろ 先に進もうか>

daigo35

 

 以前にも、早朝の植物の上で気温が上がるのをジッと待っている昆虫を紹介しました。その時にはいなかった「七ホシテントウムシ」が姿を見せてくれました。ついでに名を知らぬ虫も、ハルジョオンの花を“ふかふか”のベッドの様に利用して休んでいました。

<久々に“ナナホシテントムシ”>

daigo38

<若干嫌われ者の虫も一緒に>

daigo39

<虫の名は? これから勉強します>

daigo37

 そんな虫たちの上のサクラに視線を向けると、「???」です。人が腕を曲げる様に90度以上に鋭角に曲がった枝があります。「どうしたらこんな角度に曲がって育つのだろう」と考えても思いつきません。

<写真中央の枝 鋭角に曲がっています>

daigo40

<不思議です>

daigo41

 世の中不思議な事は数々あります。その不思議の原因を追及してみるのも面白いものです。サクラの専門家でもある植物園の中井技師に会う機会があれば、「どうしてなのか」聞いてみたいと思います。

  平成26年5月28日 (京都土木事務所Y) 

新緑を追いかけながら 第4弾(第152号)

自然観察指導員さんの目を通じて

 

 平成26年5月11日(日)「鴨川探検!再発見!第35弾」が開催されました。「春の鴨川ウォーク 水辺の自然観察会」と称して鴨川の動植物の観察をしました。今回はその様子を通して鴨川の自然をご紹介したいと思います。

 指導員さんの目が追う小さな虫や植物の世界に、参加された小学生、保護者の方々と共に「へ~」の連続と共に目が釘付けとなりました。

 最初の「へ~」は、大きなエノキの幹の前で指導員さんが指差す先の小さな黄色の粒です。

 指導員さんの「これ何かわかるかな?」の問いかけに一同「わかりません」としか答えられませんでした。すると、「これは“テントウムシ”の卵ですよ。」と教えて頂きました。

<指差す先には何が>

odoroki1

 鮮やかな黄色ではありますが、凝視しなければ気が付きません。存在に気が付いたとしても何であるかは知る由も無い“テントウムシの卵”に「へ~」です。

<黄色の粒が“テントウムシ”の卵 シルエットは蚊かな?>

odoroki2

 同じエノキの幹には他にも虫がいます。カメムシの仲間で、体を縁取る綱の様な模様が特徴の“ヨコズナサシムシ”です。相撲の横綱の様な“ツナ”と、肉食で他の虫を刺して食べる“サシ”が合わさって“ヨコズナサシガメ”だそうです。

<気を付けないと刺される“ヨコズナサシガメ”>

odoroki3 

 いつの頃のセミの“ぬけがら”でしょうか。少々の風では飛ばされないようで、“ぬけがら”になってもしっかりと枝にしがみついていました。

 鋭いツメが枝を捉えて放さない。その鋭いツメを、参加者の一人が網で取って見せてくれました。

<鋭いツメを持つセミのサナギの“ぬけがら”>

odoroki4

 今度は、青々とした葉の上に留まっている黒い羽虫を指差して「この虫は何の仲間か判るかな?」と指導員さん。「う~ん」と思案していると、「お尻のところを見てごらん。ヒントがあるよ。」と促します。

 そこには、小さな「針」が出ています。そうです「ハチ」の仲間です。「へ~」です。ハチと言えば人を刺す“スズメバチ”や“ミツバチ”などを連想しますが、ハチの世界も色々です。

<ミツバチよりも小さな“ハチの仲間”>

odoroki5 

 指導員さんの靴に引っ付いて、草むらから園路に飛び出したのは“ゴミムシ”の仲間です。普段は草むらに生息しているので、姿を見ることが珍しいそうです。もしかしたら珍しい種類かもしれないということで、早速図鑑と照合です。

 

<飛び出した“ゴミムシの仲間”>

odoroki6

<慌てて日陰へ>

odoroki7

<これじゃないかな?>

odoroki8 

 保護者の方が変わったものを発見されたました。ヤエベニシダレサクラの葉に留まる幼虫のような物体です。色も少々不気味です。これは何かというと、アブラムシの“すみか”だそうで、「葉」に寄生して、「葉」を硬いシェルターの様なものに変異させるそうです。

 “テントウムシ”などの外敵から身を守る為、中にアブラムシが集団生活しているそうです。

<アブラムシの巣>

odoroki9

<これですね>

odoroki10

 興味を引くこと盛りだくさんで、なかなか先に進みませんので、思い切って少し先に進むことになりました。丁寧に見れば見るほど「へ~」の連続です。

<みんなで少し移動です>

odoroki11 

 指導員さんから、またまた「へ~」の紹介です。エノキの葉に紛れて、先の尖った実の様なものが出来ています。「これなんだ?」の質問に子供達は「実じゃないの?」と答えます。

 じつは、これも寄生でした。この中には、小さなハエの一種の幼虫が一匹いるのです。半分に割って中を虫眼鏡で覗くと、小さな、小さな透明の幼虫がいたそうです。

 

 この様な寄生は“ムシコブ”と呼ばれ、一種類の木に一種類のハエだそうで、その名も「エノキトガリタマバエ」と寄生する樹木に由来する名前が付けられています。

<先の尖ったムシコブ>

odoroki12

<割ってみよう>

odoroki13

<中の様子はどんなかな>

odoroki14

<透明な幼虫が見えたそうです>

odoroki15

 

 タンポポにも種類があって、シロバナタンポポ、セイヨウタンポポ、カンサイタンポポとありますが、シロバナが早く咲き、セイヨウが咲き、この日は遅咲きのカンサイタンポポばかりが咲いていました。

 タンポポの花の蜜を吸っているのは、先程とは違い見た目も“ハチ”と判断出来るスタイルの“ハチ”の様です。でも名前はわかりません。

<カンサイタンポポの蜜を吸う“ハチ”>

odoroki16

 

 そして、今回新たな観察にチャレンジです。「タンポポの花びら数え」、もとい「タンポポの花数え」です。どういう事かといいますと、タンポポの花は、通常一輪と考える花自体は、沢山の花の集合体だそうです。

 ここでも「へ~」と声が漏れます。

<この“ひとかけ”が一つの花>

odoroki17 

 

 

 花びらと考えていた一つの花には雄しべ、雌しべがあり、一つの種となっていきます。フワフワと風に乗って飛ぶ一つ一つの種は、この一つの花から出来ているのです。

 

 予想の数をボードに書いて、両面テープに一つ一つ貼り付けながら、数えていきます。タンポポの花の手作り模型も登場し、みんな興味津々です。

<一つ、一つ貼り付けていきます>

odoroki18

<タンポポの花の模型>

odoroki19

 ”意外と”言っては失礼ですが、子供達の最後まで数えきる集中力に、自然が育む子供の成長を感じました。見事に予想を的中させた参加者もおられ、自慢の作品を見せてくれました。だいたい100前後の花を着けるそうです。

<お見事!70個>

odoroki20 

 そして、この日最大の「へ~」です。ユキヤナギの枝に沢山の“アブラムシ”が着いていますとの説明の最中に、“ぴくん、ぴくん”と身を動かす黄色の生き物が目に入りました。

 

 それは何かというと、“テントウムシ”のサナギです。今まさに“羽化”の最中です。指導員さんもこんな場面に出くわしたのは初めてという“レア”な「へ~」です。少しずつ皮を脱いでいく様子に、子供よりも保護者の方が“とりこ”になられたようで、夢中で観察されていました。

<ビッシリの“アブラムシ”>

odoroki21 

<羽化を始めた“テントウムシのサナギ”>

odoroki22

<お母さん達はもう夢中>

odoroki23 

 ここまで見たら最後まで見届けたいと、枝先をカットして観察続行です。

<最後まで見届けたい>

odoroki24 

<まだまだ、頑張ってますよ>

odoroki25 

 ここで、指導員さんから最後のまとめをして頂いて、今回の観察会は終了しました。この日紹介する予定だったメニューを後日個人的に試してみました。

 鴨川でも沢山花を咲かせている“カタバミ”の葉で、10円玉を擦ると“ぴかぴか”に光るというメニューです。葉に含まれる“シュウ酸”が表面の汚れを落とすそうです。確かに綺麗になりました。

<昭和43年製造の10円玉>

odoroki26

<カタバミの葉を摘んで>

odoroki27

<擦り付けると>

odoroki28

<太陽の光に輝きました>

odoroki29 

 自然観察のプロの方の目を通じて、鴨川の自然(「へ~」)を楽しませていただきました。自然観察指導員になるには、何かの専門分野が無くとも、自然全般に興味を持ってもらう活動が出来ればOKとのお話しでした。

 

 いつかそんな活動ができたらいいなと思いつつ、今回はこの辺で失礼します。

  平成26年5月21日 (京都土木事務所Y)

 

新緑を追いかけながら 第3弾(第151号)

源流域で、市街地で、出会った光景

 

 鴨川真発見記第150号では、信仰の水を探検した様子をご紹介しました。この記事内容をご住職にご確認頂くために、再び志明院を訪れました。前回は、境内の傍の駐車場まで車で移動しましたので、源流域の新緑をじっくり観察出来ていませんでした。

 記事をお持ちするのに併せて源流域の新緑を追いかけました。日本野鳥の会京都支部(以下「会」)の鴨川リレー探鳥会(源流域)の開催のタイミングと合いましたので、合流させていただいての新緑観察となりました。

 会の皆さんは、一日2往復の“雲ヶ畑もくもく号”で志明院へ向かわれました。この日は乗車される方も多く、追加のタクシーが4台出動となりました。バス亭からは、約2キロの坂道を登っていきます。

 

 鴨川も源流域まで来ると植物の様子も違っています。街中では見る事が出来ない植物も多くあります。街中でさえ「これ何?」の連続ですが、更に「????」の連続です。

 湿地を好む「コケ」や「シダ」の類が多く見られます。コケも様々で、盆栽の鉢を飾る様に自生しています。残念ながら名前はわかりませんが、その様子をご紹介したいと思います。にょろにょろと突き出すようなコケの周りを、見慣れたコケが固めています。

<にょろにょろ伸びるコケ>

genryumidori1

 サボテンの様に細い葉が無数に集まり、こんもりとしたコケには、つぼみでしょうか、実でしょうか、丸いものが付いています。

<サボテンの様な“コケ”>

genryumidori2 

 

 

 ワラビが青々とした茎を出して、その先端では“葉”が僅かにほどけかけています。ワラビと聞いて連想する姿はこの姿です。子供の頃よく山へワラビ採りにかり出されましたので、飽きるほどワラビは見ていましたが、その横から硬く枯れた棒のようなものが伸びています。大きく成長したワラビが枯れたようです。

 

<オーソドックスなワラビスタイル>

genryumidori3

<少し葉が出たワラビ>

genryumidori4   

<ワラビの傍から伸びる枝の様なもの>

genryumidori5

 

 

 前日の雨に濡れた新緑は更に瑞々しさを増しています。小さな川を流れる水は、自然の石の落差工で白くはじけて、その存在を示しているようです。

 

<水が滴る緑の葉>

genryumidori6

<自然の落差工>

genryumidori7 

genryumidori8

 

 

 これは何?変わった模様の茎を持つ植物が生えています。

 

 すると、会の方が「それはマムシ草ですよ。茎の模様がマムシの模様に似ているから。」と教えて頂きました。横から「そうなの?花がマムシの鎌首みたいだからと思っていた。」と別の会員さんの声もありました。皆さん野鳥に留まらず、自然にお詳しい事がよくわかりました。

<じっくり自然を観察しながら>

genryumidori9

<茎の縞模様から「マムシ草」>

genryumidori10  

  「鎌首の様な」と言われた花はというと、上に蓋が付いているようです。その蓋がマムシの三角の頭の様で、こちらを狙っている様にも見えます。

 

 <マムシ草の花 下から>                                   <上から>

genryumidori11    genryumidori12

 

 

 こっちは「ムラサキ○○」と教えて頂いたのですが、忘れてしまいました。沢山の花を段々に咲かせるそうです。志明院の庭ではもう咲いていました。

 

 <ムラサキ・・・・。忘れました>

genryumidori13

 

 

 葵祭や下鴨神社、上賀茂神社の紋でお馴染みのフタバアオイの群生にも、濡れ残った葉に太陽の光が当たり“ぴかぴか”に光っていました。鳥の“さえずり”を聞きながら志明院に到着です。

 

<フタバアオイの自然群生>

genryumidori14 

genryumidori15 

genryumidori38 

 

 

 山の中の名を知らぬ野草を観察して来ました。ご紹介しておきます。と言っても名は知りません。どなたか教えて頂けると幸いです。

 

<1>              

genryumidori16

<2>

genryumidori17 

<3>              

genryumidori18

<4>

genryumidori19

 

 

 京都市の天然記念物に指定されている“シャクナゲ”です。前回訪れた4月20日の時点では、数個の花が開きかけたばかりでしたが、満開間近を迎えていました。シャクナゲの花の中では、小さな蜂の仲間が甘い蜜を吸っています。

 

<志明院>

genryumidori20 

genryumidori21

genryumidori22 

genryumidori23 

genryumidori24 

 

<おしべをかいくぐる小さな蜂>

genryumidori25 

genryumidori39 

 

 

 私達は、会の方が点てられた「御薄」と甘いお菓子で山歩きの疲れを取り、志明院を後にしました。

 

 

 

 街中でも新緑を追いかけます。街中の鴨川では、虫たちが短い命を輝かせています。若葉に留まる“真っ黒な羽虫”も葉を囓っているのでしょうか?黒く輝いています。

 

<若葉と真っ黒な羽虫>

 

genryumidori27 

 

 

 雨上がりの朝には、草の先に無数の水滴が湛えられ、白く水の花を咲かせています。テントウムシも葉の上で、活動時間が来るのを待つようにジッとしています。2つホシ、4つホシがいましたが、ポピュラーな七つホシは残念ながらいませんでした。

 

 

<白く見える水の粒>

genryumidori28 

<氷ではありません。水を逃しません>

genryumidori29 

<ホシ2つ>           

genryumidori30 

<ホシ4つ>

genryumidori31 

 蝶はヒラヒラと舞いながら、菜の花に留まって蜜を吸っています。アオスジアゲハは比較的よく見る蝶ですが、綺麗な衣装をまとっているようです。

<アオスジアゲハ>        

genryumidori32

<鴨川をバックに>

genryumidori33 

 

 舞うといえば、鴨川真発見記第118号でご紹介しました、鴨川で“フラダンス”を練習されていた西川マリコさんという方がおられます。この方から、「鴨川の近くの地下街で、ゴールデンウィーク後半の初日5月3日にフラダンスのイベントを開催するので見に来ませんか。」と声を掛けていただきました。

 

 

 普段着で練習中の様子は見せていただきましたが、衣装を着けてのフラダンスはライブで見た事がありません。

 

そこで、蝶が花に誘われるようにヒラヒラと鴨川を歩いて見に行きました。鴨川で全国大会に向けて一緒に練習されていた生徒さんは見事に入賞されたそうです。鴨川のヒーリングパワーが一役かったのでしょうか。

<全国入賞の生徒さん=左と西川先生=右、流れる様に>

genryumidori34 

<アップテンポで>

genryumidori35 

<西川先生のキレのあるソロ>

genryumidori36 

genryumidori37

鴨川真発見記118号でご紹介した時の鴨川での練習風景PDF(PDF:296KB)

 鴨川での練習風景同様にお二人のゆったりと流れる様な、そして時に激しくフラダンスという“舞”を見せて頂きました。自然界の川の流れに通じるものを感じました。鴨川の蝶の“舞”を思い浮かべながら。

  平成26年5月14日 (京都土木事務所Y)

 

 

 

  •  バックナンバー:<第1号から第6号> 

鴨川真発見記<1から6>

bakku1 

  • バックナンバー:<第7号から第12号>

鴨川真発見記<7から12> 

bakku7

  • バックナンバー:<第13号から第18号>

鴨川真発見記<13から18>

bakku13 

  • バックナンバー:<第19号から第24号>

鴨川真発見記<19から24> 

bakku19

  • バックナンバー:<第25号から第30号>

鴨川真発見記<25から30>

bakku25   

  • バックナンバー:<第31号から第36号>

鴨川真発見記<31から36> 

31

  • バックナンバー:<第37号から第42号> 

鴨川真発見記<37から42>

37

  • バックナンバー:<第43号から第48号>

 鴨川真発見記<43から48>

43

  • バックナンバー:<第49号から54号>

鴨川真発見記<49から54>

49

  • バックナンバー:<第55号から第60号>

鴨川真発見記<55から60>

55

  • バックナンバー:<第61号から第66号>

鴨川新発見記<61から66>

61

  • バックナンバー:<第67号から第72号>

鴨川真発見記<67から72>

67

  • バックナンバー:<第73号から第78号>

鴨川真発見記<73から78>

73

  • バックナンバー:<第79号から第84号>

鴨川真発見記<79から84> 

79

  • バックナンバー:<第85号から第90号>

鴨川真発見記<85から90>

85

  • バックナンバー:<第91号から第96号>

鴨川真発見記<91から96>

91

  • バックナンバー:<第97号から第102号>

鴨川真発見記<97から102>

97

  • バックナンバー:<第103号から第108号>

鴨川真発見記<103から108>

103

  • バックナンバー:<第109号から第114号>

鴨川真発見記<104から114>

109

  • バックナンバー:<第115号から第120号>

鴨川真発見記<115から120>

115

  • バックナンバー:<第121号から第126号>

鴨川真発見記<121から126>

121kara126

  • バックナンバー:<第127号から第132号>

鴨川真発見記<127から132>

127kara132

  • バックナンバー:<第133号から第138号> 

鴨川真発見記<133から138>

133kara138

  • バックナンバー:<第139号から第144号>

鴨川真発見記<139から144>

139kara144

 

  • バックナンバー:第145号から第150号>

    鴨川真発見記<145から150>

    145kara150

     

  • お問い合わせ

    建設交通部京都土木事務所

    京都市左京区賀茂今井町10-4

    ファックス:075-701-0104

    kyodo-kikakusomu@pref.kyoto.lg.jp