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鴨川真発見記<229から234>

 

高度経済成長期頃の鴨川周辺の様子を巡る“その1”(第234号)

タイムスリップ ストリートビュー(三条大橋付近)

 鴨川真発見記では、これまでから鴨川や高野川の昔の様子を幾度となくご紹介してきましたが、今回は趣向を凝らして昭和47年の航空写真と当時の鴨川周辺の様子の写真を組み合わせて約40年前にタイムスリップしてストリートビューでご紹介してみたいと思います。

 

 昔懐かしく思い出す方も、昔はこうだったのかと驚く方も今昔を比較してお楽しみ頂けたらと思います。また今回の企画では、三条大橋界隈の町並みの変化をご覧頂く中で“景観”を考える機会となれば幸いです。

 

 航空写真は、京都府立総合資料館所蔵の京都府京都土木公営所文書の昭和47年航空写真を使用し、ストリートビューは同館所蔵の「近藤豊写真」を使用しています。

<航空写真 下流は勧進橋から上流は高野川合流点上流まで>

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(京都府立総合資料館所蔵)

 

 

 それでは、三条大橋付近を切り取ってみましょう。

 

<三条大橋上下流付近>

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 「近藤豊写真」は昭和34年から昭和48年までのものですので、航空写真とは若干年代が前後しますので、その間にも刻々と変化していくことが解ります。年代の古い写真からご紹介していきましょう。

 

ビュー① 三条大橋右岸下流から橋を望む

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 最初の写真は、昭和34年の三条大橋右岸下流から橋を望むビューです。

 現在のビューと比べて、写真左から木が生い茂っている以外に微妙な違いがあります。この違いが後ほどご紹介するこの場所に起こった大きな変化の跡となります。

 それは、当時は三条大橋の一番西の橋脚は“みそそぎ川”の中に立っているのに対して現在はその外(東側)に位置しています。そして橋の下もフラットです。

<昭和34年4月27日>                          <平成28年4月13日>

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ビュー② 三条大橋(鴨川)上流左岸から西を望む

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 次は昭和35年三条大橋左岸上流側から西を見たビューです。川の中には、土嚢が積んであるようで、現在と比べると橋の下の敷石が破損している様に見えます。右岸側から修繕工事を実施していたのではないでしょうか。

<昭和35年4月19日>                       <平成28年4月13日>

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ビュー③ 三条大橋東詰め北側から西を望む

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 同年、三条大橋左岸北側橋の上から西を見たものです。当時は高いビルも無く広い空が続いていました。橋の西詰めに見える和風建築の建物は現在もビルに囲まれて存在しています。そこには明治時代創業“あられ・おかき”、江戸時代創業“たわし”の老舗が建物同様変わらず営業されています。

<昭和35年4月19日>                       <平成28年4月13日>

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ビュー④ 三条大橋西詰北側 三条大橋橋脚石柱

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 三条大橋西詰めには、親柱と並んで三条大橋の橋脚であった石柱が設置されています。昭和35年にはすでに設置されていた事がわかります。現在の写真には京阪のビルの姿が見えています。

 

<昭和35年10月30日>                         <平成28年4月13日>

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ビュー⑤ 三条大橋西詰より北東と望む

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 昭和37年には少し視点を移して西詰め北側の擬宝珠と擬宝珠の間から北東方面を眺めると、比叡山が見渡せます。現在ではマンションが建ち並びそのほとんどが隠されてしました。

 

<昭和37年2月20日>                          <平成28年4月13日>

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ビュー⑥ 三条大橋「琵琶湖疏水」上から南西を望む

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 時は進んで昭和44年の様子です。三条大橋の琵琶湖疏水の上辺りから南西方向を望む写真です。写真左端が三条京阪の駅です。

 京阪の駅に重なる様に見えるビルの上には丸い桶の様な形の構造物が見えます。当時を知る方によれば、展望室だったと記憶しているとの事でした。

 京都府立総合資料館の住宅地図バックナンバーで調べてみると、「都会館」という様々な飲食店が入居していたビルでした。

 写真右端に鉄塔の様なものが写っています。これは何でしょうか?この後の違う視点からの写真で確認する事が出来ます。

<昭和44年7月15日>                      <平成28年4月13日>

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<展望室のあるビル>

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ビュー⑦ 三条大橋鴨川側東詰南側より西を望む

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 駅の手前端に少し見えているのは、日よけのついた屋台の様なものが写っています。映画「ヒポクラテスたち」の画像では、「お持ち帰り寿司」の看板が確認できました。

 当時、ほか弁やコンビニ弁当は無く、手頃なお弁当といえば寿司だった事が思い出されます。

 先ほどの鉄塔の様なものはここでは何か確認できません。

<昭和44年7月15日>                          <平成28年4月13日>

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 さらに北側に移動して西を見ると、鉄塔の様なものが何かを確認出来ました。手前の建物の奥に新たにビルが建設中でした。ひときわ高い鉄塔はクレーンのようです。橋の北側にもビルが建ち、丸いコカコーラの看板が見えます。現在の景観条例では不適合となりますね。

<昭和44年7月15日>                      <同左>

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ビュー⑧⑨ 三条大橋(鴨川・琵琶湖疏水またぎ)東詰め

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 当時は、京阪電車が三条まで乗り入れていて、琵琶湖疏水は開渠で流れていましたので、三条大橋は、鴨川と琵琶湖疏水をまたいでいました。写真に見えているのは、琵琶湖疏水側の東詰めなので、琵琶湖疏水の部分があって、途中で高欄が切れて堤防上に降りる階段があります。

 昭和47年の航空写真に写っている歩道橋はこの時点ではその姿が見えません。

 

<昭和44年7月15日>                      <平成28年4月13日>

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<同上 鴨川・疏水間への入り口>             <鴨川・疏水間堤防上より>

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ビュー⑩ 三条大橋左岸橋の下の池

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 さきほど昭和35年の三条大橋西詰め下の写真の際に、変化の跡とご紹介しましたものがこの後の2枚の写真に写っています。橋の下そのものズバリではありませんが、東岸上下流から見た写真で確認できます。

 

※橋の下に水たまり

<昭和45年3月24日>                       <昭和44年7月15日>

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 その内容は、以前京都新聞の記者さんからご紹介頂いた昭和43年4月24日の京都新聞朝刊の記事で知っていましたので、この写真に繋がりました。

 

 記事の見出しは「美しい鴨川へ“池”づくり始まる 三条大橋下」です。記事内容を抜粋引用しますと、

 

<記事抜粋引用>

 三条大橋下の鴨川右岸河川敷に“みそそぎ川”の水を引いた池を造ることになり、府土木公営所の手で工事が始まった。池の周囲には花壇を設けて面目を一新、完成すれば木屋町かいわいのネオンが水面にはえる“粋な橋下”としてお目見えする。

 この池は長さ17メートル、幅14.3メートル、深さ20センチ。ちょうど”みそそぎ川”が橋下付近だけ拡幅された格好の遊水池になる。

 周囲には貼り石を敷き、花壇を設けるなど“美しい鴨川”づくりに特に気をくばっている。また、蚊の発生源にならないように水が常にかわるよう設計、将来は噴水を取り付けられるように配管もすることにしている。

 

 

 という内容です。この写真の撮影が昭和44年7月15日ですので、少し見えているのは、この池の下流側と上流側でしょう。

 

 

ビュー⑪ 三条大橋右岸上流「鴨川納涼床」

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 昭和44年当時の納涼床設置の様子も残されています。当時写っていたビルは大きくなり、京都ホテルオークラも見えています。今なお新たなビル建設のクレーンも伸びています。

 当時は高水敷はコンクリート枠に土を入れたガタガタの歩きにくい構造でした。現在はご覧のとおりです。

<昭和44年7月15日>                       <平成28年4月13日>

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ビュー⑫ 三条大橋東詰北側から西を望む

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 昭和48年には、老朽化した高欄の取り替え工事が行われました。昭和44年当時には和風建築物であった建物も洋風に建て替えられています。内装工事中の様です。更に現在では、有名なコーヒーショップとして3階建てのお洒落なビルへと変化しています。コカコーラの看板は“丸”から“四角”に取り替えられています。

 

<昭和48年11月18日>                      <平成28年4月13日>

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ビュー⑬ 三条大橋北側中央付近から東を望む

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 昭和48年の高欄取り替えの写真の中に、初めて京阪三条の歩道橋が出てきました。昭和44年当時の写真にはその姿はありませんでしたので、この4年の間に設置されたようです。

 

<昭和48年11月18日>                        <昭和47年航空写真 京阪三条歩道橋>

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ビュー⑭ 歩道橋の上から西を望む

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 歩道橋の上から西を望むと、昭和44年当時に建設中だったビルが完成し、現在一階にコンビニエンスストアが入っているビルが建設中です。現在この歩道橋はありませんので、道路上からの写真です。

<昭和48年11月18日>                         <平成28年4月13日>

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 こうして、三条大橋からの景色は約15年の間に変化していきました。皆さんも三条大橋界隈の昭和47年航空写真をご覧になって興味深いものにお気づきになられましたら、是非ご連絡を頂きたいと思います。現在の航空写真はネット上で手軽にご覧頂けますので、比較してみるのも面白いですね。

 

※今回のモノクロのビュー写真は全て、京都府立総合資料館公式ホームページ内「京の記憶アーカイブ」より「近藤豊写真」を使用させて頂きました。

 

 平成28年4月13日(京都土木事務所Y)

 

 

 

2016春お花見シーズン真っ盛り(第233号)

春の嵐がサクラの花びらを散らす前に

 4月7日(木)は、気象予報桜散らしの「春の嵐」が吹き荒れて、数日前満開を迎えたソメイヨシノの花は一気に散り始めました。

 

 今回は、3月末から春の嵐が吹くまでの鴨川でのサクラの開花の様子とお花見をする人びとの様子をご紹介したいと思います。

 3月31日(木)は、春の嵐の一週間前でした。これから盛りを迎えようとしている高野川の早朝サクラの開花状況はどうかなと見てみました。

 

 松ヶ崎橋から下流を眺めると、やはりまだ三分咲き程度でしょうか。遠目にはちらほら花が咲いているようでした。

<少し色づき始めたようです>                         <近づいてみると>

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 近づいてみると、一輪、二輪咲いている枝もあれば、固まって咲いている枝もありさあこれからという感じでした。

 

<一輪咲き>                                        <固まって咲いている枝も>

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鴨川、高野川の合流点では、花見の場所取りも無く、静けさ漂う早朝は野鳥の憩いの場となっているようです。“ツグミ”が“だるまさんがころんだ”をするように素早く動いてはぴたりと止まる特徴的な動きをしていました。

<鴨川・高野川合流点で“つぐみ”>

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 半木の道のザクラはそのほとんどが“ヤエベニシダレザクラ”ですが、数本ある“ベニシダレザクラ”は早くも五分咲き程度にまで花開いていました。

<早咲きの“ベニシダレザクラ”>

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 一日空けて4月2日(土)はお昼前から高野川へ向かいました。先日と同様に松ヶ崎橋から下流を眺めると、明らかに2日前よりもピンクの色が広がっていました。そろそろお花見のタイミングが到来したようです。

 

<色濃くなり始めました>                             <一面のサクラ色に変わりゆく>

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 2日前と同様に近づいてみると、満開に近いものもありました。その足元には小さな白い花、紫の花が控えめに彩っていました。

<お花見出来ますね>                               <小さな花も見てください>

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高野橋下流まで進むと、春休みの休日ともあって家族連れで賑わっています。

<五分咲き程度のサクラの下で>                    <お花見を楽しむ人びと>

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 空一面に白くたちこめていた雲が少し切れてきました。お日様の光も差し込んで花見日和となりました。シートを敷いて座った目前にサクラの花を眺める事の出来るスポットでは、お母さんと娘さんでしょうか、お弁当を広げておられました。

<薄日が差して>         <近いサクラの花の下>

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 サクラの花を眺めながらさらに進んで行くと、前方に団体様ご一行と出会いました。まち歩き企画を主催されている「まいまい京都」のツアーご一行様でした。

<前方に団体様ご一行>                             <まいまい京都のまち歩きツアー>

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 午前中のツアーで、丁度ここで終了地点という事でお声をおかけしましたところ、このあと出町橋上流でお花見をされるという事で、一緒にどうですかとお誘いを頂きました。

 

 一度ご一行と別れて、お花見をされている皆さんの様子を見ながら、指定された場所へ向かいました。

 

<目指すは出町橋右岸上流>                        <指定された場所に到着>

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 私も個人的に鴨川のツアーガイドのまねごとをしていますので、皆さんのお話を聞きながら楽しいひとときを過ごさせていただきました。

<笑顔>                                          <笑顔>

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<笑顔>                                          <笑顔>

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 楽しい時間はすぐに過ぎ去り、後片付けをしてこの日の花見巡りを終えました。

<ゴミを残さず後片付け>                             <ゴミの持ち帰り有り難うございます>

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 翌4月3日は気象予報では雨が降りそうでしたが、ひとまず出かける事にしてみました。一日違いですが、サクラの花の咲き具合がグンと進みました。

 

 お天気が心配ですが、この日もお花見の皆さんの姿が続きます。

<七分咲きくらいです>                              <お天気が心配ですが・・・>

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 最近では、飲食店の和室でもイス席が用意されているように、高齢者に優しいイス席でのお花見を楽しんでおられました。

 

 

<イスに腰掛けて花見を>

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 年末から高野川に居ついている鹿2頭も、皆様がそっと見守って頂いているおかげ様で、警戒心を解いてリラックスしてウトウトしていました。

 

<護岸のそばで>

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<ウトウト>                                         <ウトウト>

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 ふと川の中を見ると、子供の遊んだあとでしょうか、塩ビ管を石で固定して流れる水に少し細工されています。ただ落ちているだけなら単なるゴミもこうして見ると少し微笑ましい感じがします。中州にはドーナツ型に穴が掘られて、しみ出す水がお堀のようです。

 

 親水施設をつくってお膳立てしなくても「自分で考えて遊ぶ」を感じました。

<落差工に>                                        <塩ビ管を伝う水>

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<中州の砂地>                                    <お城のお堀の様に>

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 最近は、観光地でも和服で観光されている方をよく見かけます。和装なら割引ありという制度が浸透してきている様です。高野川の圧倒的なサクラに吸い寄せられる様にカメラを構えておられました。

 

<和装で観光>

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 目前で大勢の方が花見をする方を尻目に、川の中でゴミを拾う方もおられます。お花見の皆様も極力ゴミはお持ち帰り頂きます様にお願いいたします。

 

<お一人で>                                       <ゴミを拾う人>

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 出町のウッドデッキでは、三線の音色と柔らかな囃子太鼓の沖縄民謡が花見の雰囲気に色を添えていました。

<三線と囃子太鼓>                                <沖縄民謡>

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 鴨川条例では、一部区間をバーベキューを禁止しています。その他の場所では苦情等があれば中止して頂くようお願いしております。バーベキューは火を使って食材を焼く行為です。

 

 この日目にとまったのは、カセットコンロの上にスタンバイされた土鍋でした。この時期、夜になるとまだまだ肌寒い季節です。暖かい鍋を囲んで花見を楽しもうという事でしょう。年季の入った土鍋に趣を感じます。

※鍋はバーベキューにはあたりませんが、火の扱いには充分ご注意ください。

<土鍋>                                            <使い込まれています>

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 お天気が下り坂という事で、橋の下の寄り州をお花見会場にしているグループもあります。夜に向けての場所取りもお昼間のお花見も橋の下なら雨が降っても大丈夫です。

 

が、まとまった雨が降ると増水する可能性もあります。撤収の判断はお早めにお願いいたします。

<賀茂大橋の下 場所取り>                         <丸太町橋の下 お花見>

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 中国からの観光客の皆さんが、日本全国で大勢お花見されていると報道されていますが、お花見されている外国人は中国人ばかりではありません。

 

 お花見巡りをしていると、バングラデシュからの親子連れの方から記念写真をお願いされました。連れ合いがシャッターを押して差し上げました。

 

 欧米からお越しかと思われる女性お二人も、サクラをバックに二人で自撮りされていました。

<バングラデシュから>                              <欧米から?>

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 少し座ってゆっくりと花をめでようという事で、腰を下ろしてお弁当を広げました。周りには家族連れ、グループ、ご夫婦?といった様々な方がお花見をされていました。わかめちゃんカットの少女もサクラに包まれて。

 

<少しじっくりお花見を>                                <座っていても手が届きそうな>

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<わかめちゃんカット>      <ご夫婦でしょうか>

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  雨を心配しながら、お花見を楽しんでいるグループにお声をかけてみました。テニス仲間の皆さんでした。

<サクラの木の下で>                                <楽しくお花見>

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 しばらくしてその場を離れて、さらに下流へ向かいました。途中楽器の練習をしている方とお会いしました。「それは何という楽器ですか」とおたずねすると、「マンドリンです」との返事が返ってきました。

 

 “マンドリン”といえば、半分に割ったココナッツのような形をしているという印象をもっていましたが、このマンドリンは平べったい仕様だそうです。

 

 少し演奏を聴かせていただきました。

<平たいマンドリン>                  <二人で演奏>

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 昼間のお花見を楽しんだ皆さんは、ゴミの袋を下げて鴨川を後にされます。

 ゴミは極力お持ち帰り願っているのは、ゴミ箱の食べ残しをカラスやトビが食い散らかしてゴミが散乱するという理由もあります。ゴミ箱に蓋をすればよいのですが、入りきらないゴミはどうしようもありません。

 ゴミ箱に蓋をする。このゴミ箱は同じくゴミとして捨てられたものを組み合わせて蓋がつくられていました。古タイヤ、バーベキューの網が立派な蓋としてリサイクルされたようです。

<ゴミの持ち帰り有り難うございます>       <リサイクルされた蓋>

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 そのまま三条大橋まで進んで、花の回廊を眺めてお花見巡りを終了しました。

<三条大橋から下流を望む>

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 快くお話を聞かせて頂いた皆様有り難うございました。

 

 鴨川真発見記をご覧の皆様も、誰もが気持ちよく快適に利用頂くため、持ち込まれた物(ゴミを含む)はお持ち帰り頂きますようお願いいたします。

 

 鴨川のサクラも様々な種類がリレーする様に長い期間どこかで花を咲かせています。あなたにとってのお気に入りの場所を見つけてみませんか。

 平成28年4月7日 (京都土木事務所Y)

 

 

 

森里海連環学をご存じですか"その2"(第232号)

鴨川源流の生活と山仕事の大切さを知る

 

 

 鴨川真発見記第231号では、その1として市街地を流れる鴨川中流域のお話をさせて頂きました。その後、鴨川源流の雲ヶ畑へ移動して地元にお住まいで山主の久保さん宅でその暮らしに触れながらお腹を満たし、杉林の間伐や枝打ちの体験をされたツアー参加者に同行し取材させていただきました。

 

※ツアーの趣旨等は鴨川真発見記第231号でご確認ください。

 チャーターバスで雲ヶ畑に到着したツアー一行は、久保さんとご対面、山仕事指導を手伝ってくれる山仕事サークル杉良太郎(すぎよしたろう)通称「すぎりょう」の3名の流暢な英語を交えた自己紹介を受けて用意されたプログラム「餅つき体験」の時を待ちます。

<雲ヶ畑の久保さん宅>                              <“すぎりょう”の自己紹介>

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 ほどなく餅米が蒸し上がり、早速餅つき体験が始まりました。初めての体験は外国人留学生ばかりではなく日本人院生も同じです。つきなれた“すぎりょう”メンバーがお手本を見せてくれました。

 

<久保清美さんが整えて>                             <息もぴったり“すぎりょう”>

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<慣れない手つきで留学生>                        <一斉にカメラが向けられます>

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<次々と交代して>                                  <一人終えると拍手が起こります>

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 外国人ながら慣れた手つき腰つきで杵を振り上げつくのは、スタッフの講師さんです。“ぺたんぺたん”といい音が響きました。その後交代したのは日本人院生でしたが、杵を持つ手の幅が広すぎてうまくつけません。外野からは、「もっと手を滑らせながら」などと大勢の方から声がかけられました。当人は先生が多すぎての気分だったでしょう。

<外国人講師さんお上手>                          <うまく力が伝わらない>

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 「さあ、あと3回」の掛け声がかかり、お餅がつきあがりました。つきたてのお餅を小さくちぎって丸めて「きなこ」「しょうゆ」「のり」思い思いの味付けで賞味しました。

 

<あと一回>                                        <お餅のつきあがり>

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<ちぎって丸めて>                                   <味付けを>

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 つきたて餅のほかにも、「ぜんざい」「さばずし」「おつけもの」と日本のソウルフードを堪能して頂きました。

 

<“ぜんざい”美味しい!>                              <“鯖寿司”も“お漬け物”も最高>

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 すっかりお腹一杯になったところで、雲ヶ畑の暮らしにふれるということで、久保さん宅に上がらせて頂いてくつろぎました。初めて目にする薪ストーブにも興味が集まっていました。

<これが薪ストーブか>                                <広い部屋ですね>

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 しばしのお昼休みは終了です。久保さんの山へ間伐へと向かう時間が来ました。主催の清水先生から「お腹が一杯になったら、山仕事でお返しする時間ですよ」と声がかかると、久保常次さんは地下足袋を履きながら「しぼるで~」の一言。清美さんとはここでお別れ、記念撮影をして山へ向かいました。

 

<記念撮影>                                        <清美さんとは握手でお別れ>

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<さあ出発>                                        <山の入り口に到着>

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 山の入り口に到着すると、参加者は3つの班に振り分けられて山仕事へ向かいます。急な林道を上がって、あらかじめ決めておいたスポットで間伐体験が始まります。この後想像以上に厳しい試練が待っているとは知らず・・・。

<笑顔で説明を聞く参加者>                          <全員ヘルメット装着OK>

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 最初は常次さんと“すぎりょう”のベテランに見本を見せてもらいます。

<急な坂道を登る>                                 <事前準備>

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 見本の準備をしていた常次さんから「皆さん近くに来て見てください」との声に参加者は急な斜面を登っていきます。木を倒す方向側に水平と上から45度の角度に切れ目を入れて「受け口」をつくります。

 

<木につかまりながら>                              <受け口が出来ました>

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 木を倒す方向は、比較的木と木の間が広く開けている方向を見定めて決めます。その方向はどの方向でも構いません。受け口の反対側からのこぎりを入れて追い口を進めていくと、追い口が開いて受け口側に倒れていきます。

 

<追い口を入れる>                                   <倒れました>

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 木が倒れると3等分くらいに切り、少し枝を払って水が流れた跡がある所に遮断する様に重ねておきます。こうする事によって、雨が降った時に土砂が流れ出す事を防ぎ、その葉はいくらかでも水を含む事ができて洪水を防ぐ事になるのです。

 杉が密集して太陽の光が届かなくなった山肌に、間伐により光を当てて下草が生える様にして保水力を高めると同時に、先ほどの間伐材の配置により土砂の流出を防ぐ効果があるのです。

 林業が盛んな頃は、この間伐により土砂や過度な水の流失を防いでいましたが、林業が衰退し山が放置された事によりこの効果が期待出来なくなっています。この状態が山が荒廃して降った雨や土砂の流出が増えているという事の実情です。

 恥ずかしながら、私も「山が荒廃して山の保水能力が・・・」という事はなんとなく理解している気になっていましたが、目の前で「これこれこういう事」と聞いて初めて正確に理解する事が出来ました。

<間伐材をカットして>                                <“みずみち”に並べる>

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 お手本が終わると、各班それぞれに“すぎりょう”の指導の元間伐が始まりました。常次さんに「こっちの方向に倒していいですか?」と声がかかると「さっき教えた。自分で考えなさい」と返事が返ります。

 

 「もうすこし下の方に行きたいのですが、歩きやすい道がありません」の声には「山の中に道は無い、切り開きながら進め」と返事が返ります。

<こっちに倒していいですか?>                      <安全な道がありません>

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 ただでさえ急斜面で、木につかまらなければ立っていられない状況ですが、常次先生は「やさしい」言葉はかけません。まるで人生の教訓を聞いているようです。普段やさしい常次さんが口にされた先ほどの「しぼるで~」の言葉の意味がわかりました。

<無理な体勢で>                                   <力を合わせて>

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 参加者の皆さんの様子を見守っていた常次さんから檄が飛びます。一人が長く切っていると疲れる。そこに居る者が出来る限り協力して(交代して)やるのが山仕事なのだと。加えて、何かあったら大きな声で伝えること。たとえば石が落ちたらそれを伝える、そうすることで少しでも危険を回避する事が出来る。

<受け口をつくる>                                    <汚れてもいい服装でよかった>

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 普段は、静かな山の中に、若者の英語と日本語の声が響き渡って賑やかな間伐体験です。

 ようやく一本目の間伐が達成した班から、「倒れます。気をつけてください」と大きな声が響きました。

 

<倒れまーす>                                      <無事成功>

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 今回の間伐に選ばれたのは、13年生の杉です。曲がりがあったりして商品価値が低いものが間伐されて、まっすぐに伸びた杉は残されます。間伐材の切り口の年輪を数えてみようと試みましたが、正確に数えるのは難しいです。

 

<間伐材をカット>                                    <その切り口がこれ>

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 常次さんから、枝打ちの指示が出ました。枝が自由に四方八方に伸びた杉との格闘が始まりました。運動靴で参加の女性は、その杉の近くに移動するにも一苦労となりました。

<伸びた枝をかき分けながら>                      <身動きとれない>

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 枝打ちを終えた班は、作業を終了して他の班の作業終了を待ちました。

 その間に常次さんから、林業の厳しい現状をお聞かせ頂きました。

「親父の代は木を切って売る時代、僕の代は山を守って育てる代」

「以前はJAに勤めながら賞与で人に日当を払って守ってきた」

「今は“すぎりょう”や協力してくれる若者に助けられている」

「若者が山仕事を体験して楽しい思い出を持って帰って欲しい」

「仕事としてやるには、“キツイ”“キケン”“キタナイ”“ハラガヘル”」

「百年杉もいくらかは所有しているけれど、切って売っても乗用車一台買えば後は何も残らない」

「木を切り出す経費に比べ売れる価格は見合わない」などなど山仕事への想いが語られました。

<山仕事を終えた班>                               <久保さんのお話>

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 久保さんの山の谷筋にも植樹された木が花を咲かせていました。青々とした葉を茂らせています。この木は鹿も食べない木のようです。その名は“シキミ”です。その名の由来の一説には果実に猛毒があり「悪(あ)しきみ」が略音化されて“シキミ”になったともいわれています。その葉にも毒があるのでしょう。

<治山ダム上から>                                 <黄色い花を咲かせる“シキミ”>

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 最近、鹿害が山からの土砂流出の原因であるとクローズアップして報道されていますが、鹿もその原因の一つであることは間違いありませんが、こういった山仕事離れも大きな要因であることを再確認することとなりました。

 

 目の前の斜面には、小さな“スミレ”と“イワナシ”の花が春を告げていました。イワナシの実は小さいけれど“ナシ”のような味がして食べることが出来るそうです。

<小さな“スミレ”の花>                                 <ピンクがかった“イワナシ”の花>

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 最後の班の作業が終了して下山し、全体のプログラムも終了しました。みなさんお疲れ様でした。この体験がご参加の皆様のよい思い出になっただろうと確信しながらお見送りさせて頂きました。

 

<全員下山>                                       <お見送り>

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 今回の記事が鴨川真発見記をご覧の皆様に、森・里・海が連環していて、それを川が繋いでいる事を再認識して頂く機会になればと期待しつつ今回の記事を終えます。

 平成28年度も引き続き情報発信させて頂く事となしました。今後ともよろしくお願いいたします。              

                                                    

 平成28年3月30日 (京都土木事務所Y)

 

 

森里海連環学をご存じですか"その1"(第231号)

大学院生の修了式記念スタディーツアーのお手伝い

 

 京都大学の森里海連環学教育ユニット主催「2015年度修了式記念 森里海連環スタディーツアー2016春in鴨川源流」という学習に出前講座でお手伝いをさせて頂きました。

 

 小学生の学習のお手伝いはこれまでから何度も出前講座でお邪魔していますが、大学院生のお相手は初めての事です。今回は鴨川の中流域のフィールドから源流雲ヶ畑の体験ツアーです。

 

 下鴨神社に集合した参加者は、日本人院生7名、海外からの留学生4名、日本人スタッフ5名、外国人スタッフ2名の皆さんです。外国人の皆さんは、ケニア、ミャンマー、インドネシア、フィージー、フランス、台湾と全員違うお国の方です。心配していたお天気も雲一つ無い快晴です。参拝後出雲路橋へ向かいます。

 

 最初に橋の真ん中まで進んで上流側を眺めました。位置図を示して現在地から見た右端の辺りの山がこの後向かう鴨川源流桟敷が岳であることを説明しました。

<鴨川の上流 源流域>                                      <位置図>

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<出雲路橋の上から>                                <右に見える山が桟敷が岳>

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 山に降った雨が、森から里の川を流れ、海へと達する連環を体感する内容に沿ったお話という事で、下記の内容でお話をしました。

 

連環学スタディツアー2016春in雲ヶ畑資料

◆鴨川の今昔 鴨川の姿

 鴨川は江戸時代(200年から400年前に)自然の流れを(広く浅い流れ)を真っ直ぐにして、狭く深い空間に封じ込めた都市河川です。

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<鴨川流域>

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◆ 昭和10年の大水害 改修計画

 鴨川は昭和10年の大水害で多くの橋が流されるなど大きな被災をしました。

 これを契機に川底を堀下げ、落差工を設置して堤防を高くして多くの水を安全に流せるように改修しました。

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◆ 改修工事

 ・ 護岸の石積みと川底の堀下げ。

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 ・ 落差工、流れる速さをゆっくりにする。川底が流されないようにする。

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◆ 最近の工事

(護岸工事)

河川断面を広げる                              石積みで景観配慮

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(浚渫工事)

溜まった土砂を取り除く         

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(公園整備)

三条~四条間工事中           芝生と園路整備済み

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◆ 最近の出水

 

 平成25年、平成26年、平成27年と3年連続して大水が鴨川を流れました。

 中でも平成27年の出水は、鴨川の荒神橋地点の水位では、昭和56年から現在のテレメーターによる観測開始以降最高水位2.64m、総雨量300mm。目視でも昭和34年に次ぐ2番目の水位。

 

(平成25年9月の出水)

三条大橋下流側から上流を望む                   三条大橋下流左岸から右岸を望む

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◆ 合流式下水道

 京都市の都市下水道は、基本的に雨水と汚水の合流式です。雨が降らない時は汚水は下水管の中を流れていますが、雨が降るとその雨水も同じ汚水管に流れ込みます。汚水管の容量はそれほど大きなものではありません。管がいっぱいになると、溢れた汚水混じりの雨水が鴨川へ流れ込みます。

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◆ 生き物

  鴨川には様々な生き物達が生活しています。その中でも野鳥の仲間を紹介します。あなたは見つけられるかな?

 

  鴨川で目にする野鳥達

<アオサギ>                          <ダイサギ>                         <コサギ>

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 <マガモ>                            <カルガモ>                        <ヒドリガモ>

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 <セグロセキレイ>                   <ハクセキレイ>                     <キセキレイ>

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 <イソヒヨドリ>                        <ヒヨドリ>                           <ツグミ>

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 人の通行の妨げにならないように、高水敷に降りて広いところに集まって上記の内容資料に沿ってお話をさせて頂きました。

 

<高水敷へ移動>                                   <それではお話を始めます>

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 少しお話を始めたところで、目の前に“ジョウビタキ”のオスが姿を見せてくれました。お話を脱線して「ジョウビタキがいます」と指さしてしまいました。普段野鳥観察をしない参加者は「どこどこ?」と指さした方向を探します。

 「あ、いたいた」と口々に写真を撮っておられました。

<ジョウビタキが>                                     <姿を見せてくれました>

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 一通りの説明を終えると、川の中の生き物を探したりしながら、次々と質問を受けました。

 

Q川の中にカモを見つけて、あれは何という鳥ですか?

 “マガモ”と“キンクロハジロ”

Q河川と住宅の距離に決まりはありますか?

 河川区域に入らなければ距離に決まりはありません

Q川底に模様があるのはなんですか?

  川底が洗い流されないように大きなブロックを設置しています

などなど、

皆さんメモを取りながら、熱心に説明を聞いて頂きました。

 他府県出身の参加者には地元の河川との違い、海外からの参加者は自国の河川との違い、鴨川という都市河川がどのような河川なのか理解して頂けたようです。

<川の中にはカモ類が>                               <高水敷にはネコもお出迎え>

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<次々と質問を受けました>                             <なるほど!>

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 鴨川に滞在できる時間のリミットが迫り、下鴨神社へ一旦引き返して次の目的地“鴨川源流雲ヶ畑へ向かいました。

 

 鴨川に関する出前講座は、小学生、大学生、社会人、ご高齢の方まで、河川整備、防災、自然あらゆる年齢層、分野に対応いたします。鴨川真発見記をご覧頂いている皆様も、鴨川の事をもう少し詳しく知りたいという方がおられましたら京都土木事務所までお声かけください。

 

 この後、鴨川真発見記でも幾度となくご紹介してきた鴨川源流雲ヶ畑を目指します。いつもお世話になっている久保常次・清美夫妻のお宅で源流域の生活と山仕事を体験されました。その様子は次回(その2)としてご紹介したいと思います。

 平成28年3月30日 (京都土木事務所Y)

 

 

 

2016年3月中旬鴨川散歩(第230号)

視界に入る光景に目を凝らして

 

 

 2016年も3月中旬となりました。新しい年度を迎える直前のこの時期ですが、ぽかぽか陽気の鴨川・高野川を一人で歩いてみました。

 

 今年度最後の3連休はお天気もよく、気持ちよく歩くことができました。賀茂大橋下流では、昨年の7月に上陸した台風により被災した護岸の工事が始まりました。同時進行で、賀茂大橋右岸の浚渫(しゅんせつ)工事も始まりました。

 

 左岸では、京都市さんの賀茂大橋耐震工事が実施されていて、3つの工事が同時進行です。大型土嚢で大きく囲われた川の中では浚渫の準備です。

<賀茂大橋下流 大型土嚢の囲い>                  <昨年7月に被災した護岸の復旧>

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 賀茂大橋右岸下流の早咲きの桜が色濃く咲き乱れています。立ち止まって写真に収める方もおられますが、色鮮やかな和装姿の女性がその下を通り過ぎていかれる姿はいかにも京都といった風情を感じます。

 

<まだつぼみの桜の中に>                          <ひときわ目立つ2本のサクラ>

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<通り過ぎる和装の女性>                         <上からかんざしの様にサクラ>

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 工事をしている川の中では“カワセミ”が西からの光に照らされて、こちらも鮮やかな姿を見せてくれました。身を低くして飛び立つ寸前の姿も撮影させてくれました。

 

<石の上に“カワセミ”>                              <飛び立つ寸前>

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 さわやかな散歩道、しかしながら川の中のゴミは目立ちます。特に落差工の水に捕まって逃れられない容器の類は特に気になります。様々な支川や用水路から流れ出たゴミも多いと思います。身近な所から気をつけたいものです。

 

<ついてははなれ>                                 <逃れられない 浮遊ゴミ>

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 丸太町橋上流右岸にたたずむ“山紫水明処”の建物は、春を迎えて大掃除のようです。普段は雨戸が閉じられていますが、この日は開け放たれて掃除をされている人影が見え隠れしていました。

 

<山紫水明処>                                                    <雨戸も障子も開けて風通し>

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 再び川の中に目を移すと、最近露出の多い“カワアイサ”のメスがバシャバシャと水浴びをしています。大きく水しぶきをあげる姿は珍しくないのですが、しばらく観察していると鴨川真発見記的には初めての姿を見せてくれました。

<“カワアイサ”発見>                                   <水しぶきをあげて>

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<伸び上がり>                                     <決めは正面からの顔>

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 決めの正面からの顔はなかなか迫力がありますが、それよりも驚いたのは中州に上がって歩く姿を見せてくれた事です。いつも水の中を泳いでいる姿か飛んでいる姿ばかりでした。

 

 そこで気がついたのが、グレーと白だと思い込んでいた胸のカラーです。黄色がかったカラーが混ざっています。「これは知らなかった」と真発見です。

<いつも水に浸かっている部分に>                     <黄色い羽が混ざっています>

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 鴨川真発見記第207号でご紹介しましたが、潜水するカモは、足が胴体の後ろの方についているので歩くのはあまり得意でないようにも見えます。

 

<すこし前傾姿勢で歩く“カワアイサ” おしりにも黄色が>

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 府立医大病院の前にある護岸の排水口から勢いよく水が流れ込んでいます。いつもは見ない光景に、後ろを振り返ると病院の敷地内で工事が実施されていました。工事に伴う地下水を抜いて鴨川に流しておられるのでしょうか。

<護岸を流れ落ちる水>                             <珍しく水が流れています>

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<振り返ると府立医科大学付属病院>

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 ソメイヨシノが満開になる頃、その裾を真っ白に飾るように満開を迎える“ユキヤナギ”が一足お先に咲き始めました。もうしばらくすると、緑の葉を覆い尽くすように真っ白になります。

<一足お先に満開の準備を始めた“ユキヤナギ”>

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 そのお隣の賀茂大橋右岸下流では、新たな公園整備が完了し芝生の養生が行われています。植樹された樹木は葉をつけて木陰で憩える場所となりそうです。

 

<芝生養生中>                                     <園路も整備されました>

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 数日前、浚渫工事の準備のために、大型土嚢で広い範囲が囲われていた工事現場も、準備が整い鉄板の上を重機が右岸側に渡って、賀茂大橋の下の土砂をかき集め始めました。

<重機が動き出しました>                             <鉄板の上を渡って>

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<土砂を撤去していきます>                          <飛び石にも水の流れが戻ってきます>

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 賀茂大橋を東に渡って左岸に移動してみました。ぽかぽか陽気と柔らかい日差しに包まれて腰をおろすカップルも見て取れます。

<賀茂大橋の上から上流を望む>                   <川面に反射する光を楽しむ>

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 左岸上流側では“ボケ”の花が見頃を迎えています。オレンジ色の花が次々と開いて彩りを添えています。

 

<“ボケ”の花>                                       <輝くオレンジ色>

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 春を感じる野草といえば、“タンポポ”も王道です。濃い黄色のタンポポが短い茎に花を咲かせています。この時期は他の草と背丈を競争する必要が無いのか短い茎です。

 

<タンポポの黄色い花>                               <周りはまだ枯れ草>

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 高野川では、中州に鹿が居ついている事は以前ご紹介しましたが、少しずつ下流に移動しているようです。京都土木事務所にも目撃情報を頂いておりますが、“えさを与えたり”“驚かせたり”しないで静かに見守ってください。

 

<中州で草を食む鹿>                             <すこしずつ移動>

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 遠目に見ると、花が散ったように木の根元に白い花が咲いています。以前ご紹介した白い花ですが、今回は白い花とだけにしておきましょう。

 

<花が散った様に>                                  <木の根元に咲く白い花>

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 まだ3月ですが、川の中にいるのは動物だけではありませんでした。紅白の法被を着て、“赤ふんどし”姿の若者が川を渡ってきます。何かの儀式なのか?記念の何かなのか?尋ねる事はしませんでしたが、元気な若者達です。

 

<何かのお祭り?>                                   <人が担がれています 赤いふんどしも>

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<帰りは飛び石を右岸へと渡っていきました>

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 荒神橋右岸の大きなベンチに目をやると、老朽化していた木製部分が綺麗に修復されていました。これで安心してご利用いただけます。

 

<綺麗に修復された木製のベンチ>

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 腰を下ろして見上げると、サクラの花が開花しています。(3月20日現在)今年のサクラは少し早めの様です。

<鴨川越しに>                         <サクラ咲く>                         <早い開花となりました>

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 京都府立植物園でも3月25日(土)からサクラのライトアップが始まっています。あっという間のソメイヨシノお見逃しなく。

                                                                                                                                 

 平成28年3月24日  (京都土木事務所Y)

 

 

 

「鴨川子ども会議」in御所南小学校(第229号)

新しいスタイルの出前講座を

 

 平成27年12月16日は、公益財団法人日本鳥類保護連盟京都の呼びかけで、京都市立御所南小学校において「鴨川こども会議」が開催されました。

<鴨川子ども会議 御所南小学校 第4学年児童からの提案>

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 会議参加者は4年生の児童です。総合的な学習の時間に鴨川について学習し、鴨川をより良くするにはどうしたら良いかを提案されました。提案にたどり着くまでの学習では京都土木事務所からも出前講座でお手伝いさせて頂いております。

 

 今回は、同じく事前学習のお手伝いをされている連盟京都事務局長中村氏からの出前講座要請を受けての参加となりました。コメンテーターは中村氏、私、そして京都賀茂川漁業協同組合の澤代表理事を加えた3名、司会進行は日本鳥類学会の梶田氏という構成で会議がスタートしました。

 

 これまでから、個々の団体から別々に出前講座に伺ってきましたが、主張の異なる団体が顔を揃えて授業に参加するのは初の試みです。

<鴨川子ども会議開会>

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 4年生220名が体育館に一堂に会しての会議ですので、意見のある人の所に行くのも大変です。梶田氏は会場を小走りで走り回りながらの進行となりました。

 

 4つの提案をまとめて発表後、児童が質問し提案者が答えるという形式で、その後大人のコメントをお話しをして次の4つの提案に移ります。この日の提案は全部で12です。

 それでは、提案毎に質疑応答と大人のコメントを整理してご紹介しましょう。

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洪水がきても流されない頑丈な休憩所兼避難所をつくる

<休憩所兼避難所>

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洪水の時は頑丈な避難所だけれども、普段は休憩所として使用します。

※囲まれているのでトンビに食べ物をとられない

 質疑応答

 Q:建物の色は京都らしい色にしたら良いと思う(茶色とか)

 A:野生動物は緑の中で暮らしているので緑色にしている

 

 Q:休憩中に鴨川を見たいときはどうするの

 A:自動で壁が開くようにする、又はガラス張りにする

 

京都土木事務所コメント

 鴨川には日陰が少ない区間もあり、休憩所をつくってほしいという声もありますが、川の中に頑丈な建物を建てると洪水の時に水を安全に流す妨げになります。そこで、京都府では橋の下の空間を利用して「鴨川ギャラリー」として休憩所を整備しています。

 

小さく低い橋や子ども用の飛び石をつくる

<低い橋・子ども用の飛び石>

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 質疑応答

 Q:小さい橋は洪水の時はどうするの? 

 A:中州の所の接続部分で取り外せる仕組みになっている

 

澤氏コメント

 飛び石よりも皆さんには川の中を歩いて、直接水に触れて欲しいです。そして、小さいお子さんには、今ある飛び石を頑張って飛べる様になって欲しいです。

 

梶田氏コメント

 下に泳いでいる魚が見える工夫をした飛び石も良いのでは。

 

鴨川真発見記として追記

 鴨川真発見記第224号、227号でご紹介している江戸時代の鴨川の様子を描いた絵図「賀茂川筋絵図」をみますと、提案にある中州の両岸から板を渡した形状の低い橋が登場しています。昔の橋を再現する様な感じですね。

 

観光客向けにスマホで情報発信する

<スマホで情報発信>

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質疑応答

 Q:スマホの情報はどの位の頻度で更新するの?

 A:コンテンツは季節に合わせて更新します。

 

京都土木事務所コメント

 情報を発信するのは大切な事です。京都土木事務所のHP内の「鴨川真発見記」も平均して週に1回のペースで鴨川の情報を発信しています。

澤氏コメント

 京都賀茂川漁業協同組合のホームページもまめに更新して、今鴨川がどうなっているかをお伝えしています。

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一緒にごみ拾いするゆるキャラをつくる

<ごみ拾いゆるキャラ>

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 質疑応答

  Q:専用のゆるキャラをつくるよりも、イベントにして今あるゆるキャラを呼べば良いのでは?

  A:自由に使えるので専用のものをつくった方が良い

 

  Q:自分たちでごみ拾いも良いけど、地域の人の力を借りたら良い。

  A:小規模でも自分たちで出来れば良い。

 

大人のコメント

 鴨川を綺麗にする清掃活動を年4回実施しています。皆さんも一度参加してみてください。ゆるキャラを先頭に実施してみたいです。ゴミを拾うとゆるキャラが喜ぶ仕組みがあると良いですね。ゆるキャラがゴミ籠を背負っていて、みんながそこにゴミを入れるとかって感じで。

 

 

移動式の食べ物屋さんをつくる

<移動式の食べ物屋さん>

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※商品の現物は並べずに写真を貼り出す

 質疑応答

  Q:ゴミはどうするの?

  A:車の横にゴミ箱を置きます。

 

  Q:トンビが来たらどうする? 

  A:トンビに見えないように箱に入れてお客さんに渡す

 

中村氏コメント

 移動式の販売店のアイディアは素晴らしいです。鴨川で食事するのも楽しいですから。ただ原則野生生物にエサを与えてはいけません。トンビは何でも持っていきますから、その覚悟は必要です。

1番の提案の避難所で食べればいいかも。(梶田氏)

 

京都土木事務所コメント

 鴨川での営業行為は禁止されているので、実現のハードルは高いです。

 

下が空いた中州をつくる

<支柱に支えられた中州>

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 質疑応答

  Q:人工の中州では野鳥が来なくなるのでは?

  A:野鳥が来る様に野草を植えます。

 

澤氏コメント

 人工中州ではないけれど、漁協でも水が溜まっている所に刈り取った草を流れない様にして入れています。その草に魚が卵を産みます。人工中州は実現出来ると面白いですね。

 

中村氏コメント

 人工中州に水陸移行帯ができるだろうか・・・。京都府は数年前の中州浚渫の際に、人工的に残した中州が流されない工夫をしたけれど、翌年の大水で流されてしまいました。

 

京都土木事務所コメント

 3年連続の大水で川の中州は大きく変化しました。自然にはかないません。

 

ランニングコースをつくる

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質疑応答

  Q:ランニングコースは今でもあるが?

  A:本格的なランニングコースをつくる。

 

京都土木事務所コメント

 現在、丸太町橋より上流で鴨川・高野川のYの字をぐるりと回れるウォーキング&ジョギングコースを整備し、距離標も設置しています。こちらでウォーキングされている方も多く、頻繁に事務所に様々な情報が寄せられています。

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魚や鳥を増やすために魚を放流する

<魚を放流してユリカモメなどには定期的にはエサを与える>

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質疑応答

  Q:エサを与えるとトンビも食べるので生態系がおかしくならないか?

  A:トンビよけをしたら良いのでは。

 

  Q:ユリカモメは人からエサを与えられて人を襲うようにならないか?

  A:ユリカモメは凶暴ではないので大丈夫では。

 

  Q:放流する魚はどこから持ってくるのか?

  A:漁業組合の人が用意する。

 

  Q:放流されたての小魚はすぐに食べられたり捕られたりするのでは?

  A:小さい魚は捕られない様にルールを決める。

澤氏コメント

 今の状態では、人工に増やした魚では泳ぐ力が弱いし,警戒しないので簡単に捕食されてしまう、自然に増える環境が少ないので川の改善(魚道等)が必要です。

 

 

犬の散歩はリードをつけてする

<しっかりリードを持って犬の散歩>

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質疑応答

  Q:犬を放し飼いしたい人もいるのでは?

  A:ドッグランの様に放し飼いが出来る場所をつくれば良いのでは。

 

京都土木事務所コメント

 リードをつけるのは犬の散歩のルールとマナーです。それでも鴨川の河川区域に入るとリードを外す方が多く、トラブルの元にもなっています。

 

中村氏コメント

 なが~いリードで川の中を散歩させている方を見かけます。あれでもリードの役目を果たしているのでしょうか。中州では野鳥も繁殖しています。

 

 

京都らしい花で文字をつくる

<みんなのかもがわ>

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 質疑応答

  Q:花が踏み荒らされるのでは?

  A:柵などを設ける。

 

  Q:どこに花を植えますか?

  A:広い場所に植える。

 

  Q:花文字は高い所からしかわからないのでは?

  A:わかりやすい場所に植える。

 

  Q:花はどこで入手しますか?   A:スーパーで購入。

  Q:近くのスーパーになかったら? A:遠くのスーパーへ行く。

 

京都土木事務所コメント

 実際に鑑賞用の花のプランターを置いてはどうかというご意見もあります。その花を誰が世話をするのかを考えなくてはなりません。

ツリーハウスとプラスチックのふた付きゴミ箱の設置

<ハウスの中で安心して食事を>

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 質疑応答

  Q:プラスチックのゴミ箱は京都らしくないのでは?

  A:人通りの少ない奥地につくれば良いのでは。その方が安心して食べられる。

 

中村氏コメント

 人と野生生物は共に生きています。ゴミ箱に蓋は当然必要だと思います。ツリーハウスは鳥が逃げてしまうかもしれませんね。

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納涼床を鴨川の西岸に浮き床の様に設置

<みそそぎ川は無くして広くして自転車道と歩道を区分>

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 質疑応答

  Q:床の災害対策は?

  A:高さを上げてつくれば良い。

 

京都土木事務所コメント

 明治時代までの納涼床は川の中に床を出していましたが、増水時は非常に危険なため禁止になりました。現在の川の状況では提案の形状の床は難しいですね。

 

澤氏コメント

 釣り桟橋なんかが出来ればよいかと思います。

 

 これで提案者の発表終わりました。実はこの提案は4年生全員の児童が一人一人考えてくれていて、全部で220ありました。各クラスから2人、計12提案が発表されましたが、どの提案が当日発表されるかギリギリまで決まりませんでした。

 

 司会進行役の梶田氏は事前に全ての提案に目を通して当日を迎えられました。梶田氏からは、発表された他にも、「スタンプラリーの実施」「3歳までの限定の遊び場」「微生物の放流」などが紹介され、時間の制約で全て紹介出来なくて残念とのコメントがありました。

<中村氏から締めのコメント>

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 そして中村氏から締めのコメントを頂きました。

 「自然は自然のままに」川は川がつくるといいます 自然のままの川が最高!

 あっという間の1時間半。出前講座に新しいスタイルが生まれました。

平成28年3月10日 (京都土木事務所Y)

 

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