南丹広域振興局

トップページ > 蚊媒介感染症(ジカウイルス感染症、デング熱)について

ここから本文です。

蚊媒介感染症(ジカウイルス感染症、デング熱)について

1-1 ジカウイルス感染症について

1-2 デング熱について

1-3 蚊の対策について

1-1 ジカウイルス感染症について

 中南米を中心に感染が確認されており、妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症及び神経障害の発生に
 関連がみられると発表されています。

 平成28年2月1日に、WHO緊急委員会が開催され、『国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事(PHEIC)』
 が宣言され、ジカウイルスと小頭症及び神経障害の因果関係に関する研究の推進や、妊婦等へのジカウイル
 感染対策が示されました。

 我が国においては、平成28年2月5日に感染症法に基づく四類感染症に、また、検疫法の検疫感染症に追加
 され、2月15日から施行されました。

 これにより、医師による保健所への届出が義務となり、検疫所での診察・検査、昆虫の駆除等の対応が可能と
 なりました。

 
 《妊婦及び妊娠の可能性のある方へ》

 近年、ブラジルにおいて小頭症の新生児が増えており、ジカウイルスとの関連が示唆されています。
 このため、妊婦の方及び妊娠の可能性のある方は流行地域への渡航を控えた方が良いとされています。
 やむを得ず渡航をする場合は、特に蚊に刺されないように注意しましょう。

 

 《流行地域に渡航される方へ》
 【渡航中】
 流行地域では、長袖、長ズボンの着用や、蚊の忌避剤を使用し、蚊に刺されないように注意しましょう。

 【帰国時、帰国後】
 すべての蚊がジカウイルスを保有している訳ではないので、蚊にさされたことだけで過分に心配する必要はあり
 ませんが、心配なことや発熱等の症状のある方は、検疫所にご相談ください。
 また、帰国後10日間程度は、症状の有無に関わらず蚊に刺されないように注意しましょう。

 また、性行為により、男性から女性パートナーへの感染が疑われる事例が報告されています。まだ、性行為によ
 る感染についての十分な知見は得られていませんが、流行国から帰国した男性で、妊娠中のパートナーがいる
 場合は、症状の有無に関わらず、性行為の際にコンドームを使用することを推奨します。

 なお、心配なことや発熱等の症状が出た方は、最寄りの保健所等にご相談ください。

 

 詳しくは、厚生労働省のホームページなどをご覧ください。

 ジカウイルス感染症について(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)

 ジカウイルス感染症とは(国立感染症研究所ホームページ)(外部リンク)

 渡航時におけるジカ熱への注意について(厚生労働省検疫所ホームページ)(外部リンク)

 ジカウイルス感染症に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)

 

1-2 デング熱について

 平成26年8月に約70年ぶりとなる、デング熱の国内感染症例が報告されました。
 デング熱の主な症状は発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などで、ウイルスに感染した人の血を吸った蚊が他
 の人の血を吸うことにより感染しますが、ヒトからヒトへは直接感染しません。

 

 予防のため、蚊に刺されないようにすることが重要です。

  • 屋外の作業を行う場合は、長袖、長ズボンを着用するなど、肌の露出をなるべく避けてください。
  • 虫除け剤等を使用し、蚊を寄せ付けないようにしてください。
  • 室内の蚊の駆除を心掛けましょう。
  • 蚊の幼虫の発生源を作らないように注意してください。
     (蚊は、水辺に産卵します。また、下水溝、廃タイヤの中や水桶等の人工的な環境下においても産卵し、
     繁殖しますので注意が必要です。)

 蚊に刺された後、発熱などの気になる症状があれば、医療機関を受診してください。

 

 デング熱について(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)

 デング熱とは(国立感染症研究所ホームページ)(外部リンク)

 感染症についての情報(厚生労働省検疫所ホームページ) (外部リンク)

 

1-3 蚊の対策について

 <対策1>蚊に刺されない

 自分が感染しないために、そしてほかの人に感染を広げないために、蚊に刺されないようにすることが大事
 です。特に妊娠中の女性は、蚊に刺されないように注意してください。
 日本でも見られるヒトスジシマカは日中(特に、日の出前後の明け方と、夕暮れ時から日没後1から2時間の
 間が特に活発)にヤブや木陰などで活動しますが、場合によっては家の中に入ってきたり、夜間に血を吸ったり
 することもあります。一方、海外で見られるネッタイシマカは昼間も活発に活動し、家の中に入ってきて血を吸う
 ことが多いとされています。蚊が発生している地域や場所では、できるだけ次のような対策をしましょう。

 

 蚊のいるような場所に行くときは

  • 素足でのサンダル履きを避ける
  • 白など薄い色のシャツやズボンを選ぶ(蚊は色の濃いものに近づく傾向がある)
  • 肌を露出しない長袖、長ズボンを着用する

 蚊を近づけないためには

  • 虫除けスプレーなどを使用する(定期的に塗り直すなど、適切に使用する)
  • 蚊取り線香などを使用する など

 

 <対策2>蚊の発生を抑える

 ジカウイルスを媒介する蚊の発生を抑えることが大事です。日本にも生息するヒトスジシマカは主にヤブや
 墓地、公園などに生息し、日中に活発に活動します。水中に産卵しますが、沼や池のような広い場所よりも狭
 い水たまりのような場所を好みます。例えば、屋外に置かれた植木鉢の受け皿や空き缶、ペットボトルなどに
 溜まった水、野積みされた古タイヤに溜まった水などにも好んで産卵し、孵化(ふか)した幼虫はそこで成長し
 ます。
 こうした生態から、家の周囲を点検して不要な水たまりをなくすことが、ヒトスジシマカの発生を抑え、ジカウ
 イルスの感染拡大を防ぐことにつながります。

 

 ポスター・リーフレット

 【渡航編】 中南米地域、タイ、フィリピン、ベトナムなどで「ジカウイルス感染症」が流行(PDF:732KB)

 【用心編】 ジカ熱・デング熱対策 「蚊の用心 ひと刺し用心」(PDF:363KB)

 【発生源編】 ジカ熱・デング熱の感染もと ヒトスジシマカの発生源を叩け!(PDF:463KB)

 【学校編】 ジカ熱・デング熱の感染 ヒトスジシマカに注意!(PDF:660KB)

 

相談窓口

 京都府
 電話番号:075-414-4726(午前9時~午後5時(土日祝日、年末年始を除く))

 厚生労働省
 電話番号:03-5276-9337(午前9時~午後5時(土日祝日、年末年始を除く))

 

お問い合わせ

南丹広域振興局健康福祉部 南丹保健所

南丹市園部町小山東町藤ノ木21

ファックス:0771-63-0609

nanshin-ho-nantan-kikaku@pref.kyoto.lg.jp