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雪害防止等及び事後の対策について

  2月に入って府南部でも積雪が見られ、2月13日に京都地方気象台が発表した週間予報によると、気温は最高、最低ともに平年より低 い日が多いと予想されています。また、北部では気圧の谷や寒気の影響で、雪の日が多いと予想されています。
  このため、今後、しばらくは冬らしい天候が続くものとみられますので、以下の事項を参考に、積雪や強風、低温による農作物やハウスの被害防止の徹底に努めてください。 

1 ハウス園芸品目(野菜・花)

  パイプハウスに対する雪害は、比較的気温が高く(0度前後)、重い雪が 激しく降り続いたときに発生しやすくなります(1時間当たりの降雪量が7~8cm)。特に、平均積雪量15~20cm程度から被害が目立ち始めます。次のことに注意し、事前にハウス内外の点検と備えを行っておき、雪が降り始めてからの対応を素早く行うことで、被害を最小限にとどめましょう。

点検・補強

(1)ハウス内に直管で筋かいを設置します。既存の筋かいは台風等で緩んでいることがありますので、きっちりと固定されているか点検します。

(2)ハウスの屋根中央部が陥没しないように、補強用の支柱をできるだけ細かな間隔で立てます。支柱資材には、たわみの少ない間伐材や竹を利用し、支柱の先端部分は布等で覆いをしてビニル等の被覆資材を破らないように、また、支柱が積雪の重みで土壌中にめり込まないように支柱の下に板などを敷くことがポイントです。

(3)ビニル等の被覆資材のたるみを取り、きっちりと張っておきます。また、被覆資材が破れているとハウス内気温が低下し、雪が積もりやすくなりますので修理してください。

降雪時の対策

(1)雪が降り始めたときの対策の基本は、ハウスの屋根に雪を多量に積もらせず、早めに滑落させることです。

(2)屋根に積もった雪を滑落させるには、灯油ランプや灯油ストーブによりハウス内を加温しハウスの屋根部分の気温を4度以上にしておくことが必要です。この場合、内張りやトンネル被覆を開き、ハウスの屋根部分の温度を上げるようにしてください。また、被覆資材や窓口部の点検を十分に行い、ハウスを完全に密閉し、寒気がハウス内に入らないようにします。

(3)屋根に積もった雪が滑落し側面に堆積しますが、屋根に積もった雪と繋がってしまうと、屋根の上の雪が滑落しなくなるので、側面に滑落した雪は早めに除去してください。

(4)融雪時のハウス周囲からの水の侵入を防ぐため、排水溝が土等で詰まっていたり、崩れていないか点検し、不備がある場合は整備して速やかな排水に努めてください。

低温障害対策

 無加温ハウスでは、低温により新芽や葉先が焼けたり、アントシアニンが発生して商品価値の低下が懸念される品目があります。
   2重カーテンのあるハウスはカーテンで密閉します。また、ハウスや種イモ貯蔵庫内に灯油ランプや灯油ストーブを持ち込み、夜間に空気を対流させて植物体の凍霜害の回避、軽減を図ってください。
 ランプの設置間隔はハウス容積により変わりますが、通常5m~8mの間隔で設置します。
 また、ミズナ等の葉菜類では、不織布等の資材の直掛けにより凍霜害を防止しましょう。
   凍害を受けた場合は、茎葉等の傷んだ箇所から菌核病等の病害の発生を招くことがあります。傷みの激しい茎葉等は取り除くとともに、天気の良い日は換気して、多湿にならないようにしましょう。 

2 露地野菜・麦類

  融雪時に湿害のおそれがあるので、排水溝が土等で詰まっていたり、崩れていないか点検し、不備がある場合は整備して速やかな排水に努めてください。

3 果樹

(1)棚仕立ての樹種(ブドウ、ナシ、キウイフルーツ等)では、棚が壊れるなど思わぬ被害を受けることがあります。降雪前に果樹棚を点検し、補強や修繕を行いましょう。また、防鳥網等の被覆物は除去しておきましょう。

(2)雪が降り始め、樹冠や枝条、棚上に積もった雪は極力早い目に払い落とします。

(3)落葉果樹では、荒せん定をし、枝数を少なくします。

(4)根雪になる地域では、竹等を利用して、棚を支える支柱をたくさん立てておくことでも、被害を軽減できます。棚のない樹種では、主だった枝(主枝、亜主枝等)に直接支柱を立てます。 

4 茶

(1)株割れ、枝裂け、枝折れは、降雪前に茶株面の上に遮光度50~60%程度の化学繊維資材を直掛けすることで、積雪圧の分散及び保温が図れ、防止できます。この場合、資材がたるまないように均一に展張してください。

(2)化学繊維資材を取り外していない覆い下茶園では、資材が拡がっていると積雪により被覆棚が損傷するため、化学繊維資材が支柱にしっかりと束ねて固定されているか点検してください。

(3)茶株面に積雪があった場合は、無理に雪を落とさず、自然に溶けるのを待ちます。

(4)強風や低温に遭った場合は、特に幼木茶園では赤焼病の発生に注意し、発生を認めた場合は適期防除に努めてください。

お問い合わせ

農林水産部流通・ブランド戦略課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4974

ryutsu-brand@pref.kyoto.lg.jp

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