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平成29年度 京都府織物・機械金属振興センター 研究報告

 

タイトル

報告者

シルクフィルムの機能性向上に関する研究(PDF:588KB) 河本 浩明
インクジェット捺染機を活用した製品開発Ⅲ(PDF:361KB) 増田 章子
丹後ちりめんを利用した寝具の快適性評価(PDF:418KB) 小松 亮介
しわ回復性に優れた丹後ちりめんの開発(PDF:410KB) 徳本 幸紘
丹後ちりめんの用途拡大に向けた素材サンプル帳の作製(PDF:301KB) 徳本 幸紘
丹後織物の高品質化に向けた調査研究(機場で発生する磁気・静電気の状況の把握(PDF:323KB) 新池 昌弘
丹後織物技術のデータベース化に関する研究(PDF:1,397KB) 井澤 一郎
魚の選別機開発(PDF:599KB) 村山 智之
複合材料成形とその物性評価(PDF:567KB) 谷田 幸宏
3D3プロジェクトへの取り組み(PDF:621KB) 北野 翔

 

研究報告 概要

 

シルクフィルムの機能性向上に関する研究

河本 浩明 大瀧 仁 齋藤 遼 濱岡 容子

生糸を原料としたシルクフィルムにセルロースナノファイバー(CNF)を添加し、物性の変化を検討した結果、CNFの添加量によりフィルムの強度及び伸度が特徴的に変化することを見出した。また、シルクタンパク質の分子量の違いによってもCNF・シルク混合フィルムの物性が変化することが示唆された。

 

インクジェット捺染機を活用した製品開発Ⅲ

増田 章子

織物産地ならではのオリジナル完成品の開発を行うため、広幅織物の表裏にインクジェット捺染加工にて着物の型及び小紋着尺デザインをプリント、縫製を行い、製図の各パーツの形状、配置等検討を行ったので報告する。

 

丹後ちりめんを利用した寝具の快適性評価

小松 亮介 吉岡 和真 井澤 一郎

快適性を求めた寝具用生地の開発を行うにあたり、生地の物性評価試験と感性評価試験を実施した結果、表面特性試験等については感性評価試験との関連性が見られた。また各物性試験を行った結果、織組織による生地の特長が明らかになった。これらの特長を活かすことで、使用状況や消費者の好みに適した寝具用生地の提案が可能となることがわかった。

 

しわ回復性に優れた丹後ちりめんの開発

徳本 幸紘 井澤 一郎

重目の無地ちりめんを試験対象とし、よこ糸の撚糸条件や化学繊維の混用方法等を変えた試料を作製し、しわ回復率との関係を調べた。その結果、地緯は片撚強撚糸ではなく変わり撚糸を使用する方が、しわ回復率が高くなった。またよこ糸に化学繊維を混用するとき、直線的な形状で(諸撚糸や壁撚糸に)撚り込むとしわ回復率が向上したが、片撚強撚糸に撚り込むと逆に低下する場合があることがわかった。

 

丹後ちりめんの用途拡大に向けた素材サンプル帳の作製

徳本 幸紘 小松 亮介 荻野 宏子

丹後ちりめんの用途拡大に向けて、産地にある撚糸・製織技術でオリジナルネーム入りナフキン、シルクタオル、寝具向け生地等を開発し、素材サンプル帳を作製した。また地域内のホテルやリネンサプライ業者に素材の市場性を調査した他、東京ビッグサイトで開催された「ギフト・ショー SOZAI展」に出展し、産地の技術や可能性をPRした。

 

丹後織物の高品質化に向けた調査研究(機場で発生する磁気・静電気の状況の把握)

新池 昌弘

静電気が原因で矢金同士が吸着するのか温湿度と共に静電気と磁力の測定を行い、静電気防止のために行われている湿度管理が有効であるか検討を行った。その結果、機場での静電気発生状況を把握でき、静電気予防対策に役立つデータを得ることができた。しかし、織物製造企業で静電気に起因する矢金の吸着状態は確認できなかった。

 

丹後織物技術のデータベース化に関する研究

井澤 一郎

丹後織物技術のデータベース化に向けて、丹後ちりめんの種類、製造装置を対象に従来からある説明資料に加え、写真や動画を組み込んだ資料を作成した。結果、ものづくりの工程を理解しやすくなり、今後のさらなるデータベース化に向けてその方策を見出せた。

 

魚の選別機開発

 村山 智之 松本 泰輔

丹後地域漁業では水揚げされた魚を体長によって分別しているが、現在のところ、その作業は目視による手作業であり、大変な労力を必要としている。労力削減のためには自動選別機導入が考えられるが、市販の選別機は高価であることから、簡易な選別機構をもった低コストの自動選別機が求められている。本取組では地域漁業団体から要望のあったニギスを想定した選別機開発を目的とした活動を行ったので報告する。

 

複合材料成形とその物性評価

谷田 幸宏

炭素繊維フィラメントヤーン及び低粘度エポキシ樹脂を用いてCFRP丸棒及びCFRPコイルスプリングを成形し、曲げ試験、圧縮試験及び疲労試験を実施した。成形する際には、炭素繊維の束に撚りをかけて成形し、力学的な性能変化の特徴について検証した。研究の結果、繊維の撚りによる成形の違いについて検証でき、具体的な課題を整理できた。

 

3D3プロジェクトへの取り組み

北野 翔 松本 泰輔

近年、ものづくり現場において、デジタルデータを活用して効率化する試みがデジタルエンジニアリングとして取り組まれている。こうした動向に対し、産業技術総合研究所では公設試験研究機関や産総研が保有する3Dプリンタ、3Dスキャナ及びこれらに関する知見を深め、更なるクローズドループエンジニアリングの高度化を目指すプロジェクト(3D2プロジェクト)を2015年に立ち上げ、昨年度からは引き続き新たに3D3プロジェクトとして活動に取り組んでいる。当センターにおいても3Dプリンタ及び3Dスキャナに関する技術向上及び技術的知見の情報共有を目的として本プロジェクトに参画したので、その取り組みについて報告する。

 

お問い合わせ

商工労働観光部産業労働総務課 織物・機械金属振興センター

京丹後市峰山町荒山225

ファックス:0772-62-5240

oriki-kikakurenkei@pref.kyoto.lg.jp