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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成24年10月26日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

科名等の変更について(おしらせ)

植物の分類については、分子生物学の発展によって個々の植物のDNA解析が行われるようになりました。その解析結果や、近年の研究に基づく分類体系が世界的に採用されるようになり、当園ホームページ「見ごろの植物情報」の表記につきましても、2011年4月以降は新しい分類体系で表示しています。科名は新科名のみの表示とします。

平成24年10月26日(金曜)現在

観覧温室では

シャムソケイの写真

シャムソケイ
Jasminum rex
モクセイ科(ジャングルゾ-ン)
タイ原産。ヤスミヌム属の中で最大の花をつけます。他のヤスミヌム属白花種と違い、花に芳香がありません。見頃は11月上旬まで。

ディコリサンドラティルシフロラの写真

ディコリサンドラ ティルシフロラ
Dichorisandra thyrsiflora
ツユクサ科(ジャングルゾ-ン、ラン室)
ブラジル原産。濃青紫色の花が印象的です。ジャングルゾーンでは通路から少し奥まったところに植栽しています。ブルージンジャー(青いショウガ)とも呼ばれ、草姿がショウガ科の植物に似ていることから名付けられました。見頃は10月下旬まで。

アサヒカズラの写真

アサヒカズラ
Antigonon leptopus
タデ科(ジャングルゾ-ン)
メキシコ原産。高さ10メートル程になるつる性多年草で、茎は細く稜があり、地下に塊根をつくります。茎頂とその付近の葉腋から総状花序を伸ばし、20から30個の桃紅色花をつけます。見頃は10月下旬まで。

ノランティアギアネンシスの写真

ノランティア ギアネンシス
Norantea guianensis
マルクグラウィア科(ジャングルゾーン)
ギアナ原産。10メートル以上に伸びるつる性木本で、光沢のある葉は革質で互生します。枝先から50センチほどの穂状花序を伸ばし、径1センチほどの紅紫色花を多数つけます。花より目を引くのは赤橙色の苞で、長さ3から4センチの袋状になっていて、中に蜜が貯まるようになっています。見頃は10月下旬まで。

ゴレンシの写真

ゴレンシ(果実)
Averrhoa carambola
カタバミ科 (熱帯有用作物室)
原産地はマレー半島。高さ8から14メートルになる高木で、枝はふつう垂れ下がります。花は紅紫色で小さく、古い枝につきますが、まれに幹に直接つく幹生花になります。果実は5本の稜が立ち、横断面が星型をしていることからスターフルーツとも呼ばれています。見頃は10月下旬まで。

カカオの写真

カカオ(果実)
Theobroma cacao
アオイ科(熱帯有用作物室)
中央・南アフリカ原産。高さ8から10メートルになる常緑の小高木です。花は幹生花で多数がつき、直径1.5センチほどです。結実は少なく、200から300分の1ほどです。果実は紡錘形で、はじめは緑白色ですが熟すと濃黄色から赤紫色になります。種子を乾燥したものをカカオ豆といい、焙煎後、種皮を取り除き、粉末にして砂糖、ミルク、香料を加え、圧し固めたものがチョコレートです。粉末を圧搾して脂分を除いたものがココアです。見頃は10月下旬まで。

ベニゴウカンの写真

ベニゴウカン(紅合歓)
Calliandra eriophylla
マメ科(ジャングルゾーン)
アメリカのテキサス州、カリフォルニア州、メキシコ原産。高さ150センチほどになる低木で、葉は2から5対の2回羽状複葉になります。花は紅紫色で頭状に集まり、美しく見える部分は雄しべです。見頃は11月上旬まで。

ホヤリネアリスの写真

ホヤ リネアリス
Hoya linearis
キョウチクトウ科(ジャングルゾーン)
ヒマラヤ原産。ホヤ属の多くは茎が巻きつく性質があるのですが、本種は茎は垂れ下がって伸びます。葉は淡緑色で細く対生します。小さな花は白色で、十数個が集まってつきます。微かにレモンの香りがします。見頃は11月上旬まで。

アリストロキアサルバドレンシスの写真

アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadorensis
ウマノスズクサ科(冷房室)
中米原産。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが、花は明らかに違います。見頃は11月下旬まで。

アキメネスの展示の写真

アキメネス
Achimenes cvs.
イワタバコ科(鉢物展示室)
メキシコからコロンビアにかけて21種が分布しています。乾期には休眠し、細長い松かさ状の根茎ができます。花は、管状あるいはろうと状で、先端が5つに分かれます。花の直径は、2センチ程度のものから5センチを超えるものもあります。多くの園芸品種があり、花色は、紫、赤、桃、白などがあります。見頃は10月下旬まで。

 

園内樹木ほかでは

じゅうがつざくらしゃしん

 ジュウガツザクラ
Cerasus subhirtella ’Jugatsu’
バラ科(桜林)
マメザクラとエドヒガンの種間雑種と考えられる栽培品種のサクラで、その名のとおり秋から春にかけてぽつぽつと花を付けます。八重咲きで淡紅色の花弁、萼筒が太い壺型であることが特徴です。
こぶくざくらしゃしん
コブクザクラ
Cerasus ‘Kobuku’
バラ科(盆栽展示場前)
カラミザクラとコヒガンから生まれた栽培品種。ひとつの花に雌しべが1~5本ありひとつの小果柄に複数の果実を付けることにちなむ和名です。秋から冬にかけてぽつぽつと咲いてゆきます。
いちごのきしゃしん
イチゴノキ
Arbutus unedo
ツツジ科(北山門噴水周り)
地中海沿岸地方が原産のツツジの仲間ですが、この季節にスズランのような花とイチゴに似た果実を同時に観察することができます。果実は食用にもなるが、あまり美味とはされず、国によってはジャムやリキュールに利用されます。
くさぎしゃしん
クサギ
Clerodendrum trichotomum
クマツヅラ科(植物生態園)
日本全国、朝鮮半島や中国で日当たりのよい原野などに自生する落葉小高木。葉に独特の臭気があることからこの名で呼ばれます。花は夏で、秋には紺色の液果が熟し、赤いがくが開いて残るためよく目立ちます。この果実は鳥に摂食されて種子分散されます。
さらしなしょうましゃしん
サラシナショウマ
Cimicifuga simplex
キンポウゲ科(植物生態園)
日本では北海道から九州、その他朝鮮半島や中国、シベリアまでの落葉樹林内や草原などに自生する多年草。名前の「サラシナ」は若菜を茹で水にさらして山菜として食したことに由来すると言われます。
ふうしゃしん
フウ
Liquidambar formosana
マンサク科(アジサイ園ほか)
台湾や中国南部が原産の落葉高木。日本には江戸時代中期の享保年間に渡来したと伝わります。紅葉が美しく庭木、街路樹、公園樹などとして利用されます。当園アジサイ園の個体は本日現在、樹冠上部がわずかに色付いてきています。
はなのきしゃしん
ハナノキ
Acer pycnanthum
ムクロジ科(芍薬園東ほか)
日本固有種のカエデの仲間で、長野・岐阜・愛知・滋賀など限定された地域にのみ自生する落葉広葉樹。当園芍薬園東の個体は本日現在、樹冠上部がわずかに色付いてきています。
いろはもみじしゃしん
イロハモミジ
Acer palmatum
ムクロジ科(なからぎ池ほか)
日本では最も一般的なカエデ属の落葉広葉樹で、紅葉の代表ともいえる樹種です。本日現在、当園なからぎの池付近の紅葉は、数個体がわずかに色付きはじめています。

大芝生地では

ただいま大芝生地にて第46回菊花展を開催しています。開催期間は10月20日土曜日から11月15日木曜日までです。会場には355鉢の様々な菊が出展されており、京都菊花連合会による入会の受付や販売のブースも設けています。


キク

Chrysanthemum cvs.
キク科(大芝生地 特設会場)
キクの栽培の歴史は古く、1500年前の中国にはすでに現在のキクに近いものが存在していたと言われています。日本には奈良時代に唐(中国)との交易によってもたらされたと考えられています。江戸時代には多様な品種が作出され、現在に通ずる様々な仕立て方が編み出されました。
現在栽培されているキクは、中国北部に自生するチョウセンノギク C. zawadskii var. latilobum と中国中部に自生するハイシマカンギク C. indicum var. procumbens の交雑種であると考えられており、長い歴史の中で他のキク属 Chrysanthemum の植物も何種か交雑に関わっていると考えられています。
非常に多くの園芸品種があり、花の大きさによって大菊・中菊・小菊の三種類に分けられます。またこの三種類もそれぞれ花の形状の違いなどからさらに細かく分類されています。


大菊

花の大きさが18センチ以上になる品種を大菊と呼びます。幅広の花弁をもつ厚物と、花火のような花をつける管物(くだもの)の大きく2種類に分けられます。
おおぎく12はちかだん
大菊3本仕立て
この仕立て方は大菊の仕立て方として最も普及している方法です。1鉢に1株の苗を育て、高低差をつけた3本の枝にそれぞれ1つの花をつけさせます。
展示する際は、横に3鉢、縦に4鉢置く「大菊12鉢花壇」と呼ばれる方法で展示されることが多いです。
この展示方法にはいくつかの規定があります。
最前列を100センチ前後、最後列を166センチ前後の高さに配置し、奥に行くにつれ高くなるようにすること。
12鉢すべて異なる品種であること。
前から2列目か3列目には管物の品種を入れること。
花色は斜めにそろうように配置すること、などがルールとして決められています。

ふくすけづくり
福助作り
前述した大菊3本仕立てが100センチほどの高さに仕立てるのに対し、この福助作りは50センチ以下の大きさにする仕立て方です。
草丈を抑えつつ、花の大きさを保つこの仕立て方は、福助人形を思わせることから福助作りの名がついています。

小菊

花の大きさが9センチ未満の品種を小菊と呼びます。丈夫な性質を持ち、芽出しのよい品種が多いため、様々な仕立て方で楽しまれます。
こぎくぼんさいじたて
小菊盆栽仕立て
小菊を意図的に木質化させ、老樹のように見せさせる仕立て方です。この仕立て方は他のどの仕立て方よりも時間がかかり、観賞に値する物になるまで最低1年以上の時間をかけなければなりません。花をよりも、その枝振りなどを観賞の重点に置く仕立て方です。
けんがいじたて
懸崖仕立て
小菊を下垂した枠に誘引する仕立て方です。大きな枠に誘引するためには苗を長く伸ばさなければならず、また幾度にもわたる摘心と誘引が必要な仕立て方です。
こぎくのコーヒーカップのトピアリー
トピアリー仕立て
小菊を好みの型に誘引し、オブジェ調に仕立てる方法です。今年はコーヒーカップ、龍、ハートの形のトピアリーを展示しています。トピアリーと一緒に記念写真はいかかでしょうか。

四季 彩の丘では

ツノゴマの実

ツノゴマ
Proboscidea louisianica
ツノゴマ科(四季 彩の丘中央)
西インド諸島からアメリカ・テキサス州、ユタ州、ニューメキシコ州に自生する一年草です。ゴマ科やノウゼンカズラ科、イワタバコ科に近縁なツノゴマ科に分類されます。
ツノゴマは、かぎ爪のような形の実をつけることからこの和名がついています。実は熟すと先端から二叉に裂け、かぎ爪がさらに鋭くなります。このかぎ爪は、結実した株の近くを通りかかった野生動物や人間などにひっかかり種を運んでもらうためのものと考えられています。この特徴から「タビビトナカセ(旅人泣かせ)」の別名があります。

 

アイの写真

アイ
Persicaria tinctoria
タデ科(四季彩りの丘中央)
葉が藍染めに利用されることで有名な一年草です。中国やインドが原産と考えられており、奈良時代から布を青く染めるための染料作物として栽培されています。
外見上は青さを感じませんが、葉を傷つけたり、乾燥させたりすると藍色に変色します。これはアイの葉にインディカンという成分が含まれているためで、このインディカンが空気に触れると藍色に発色します。
古くは全国的に栽培されていましたが、現在では徳島県の一部地域でのみ商業的に栽培を行っており、伝統工芸品の染め物などに利用されています。

 


サルビア
Salvia
シソ科(中央の丘 西側)
シソ科サルビア属の植物は、およそ500種からなる多年草もしくは低木のグループで、世界中に分布します。
夏の花壇に植えられる真っ赤なサルビア(サルビア・スプレンデンス) S. splendens がよく知られていますが、本種はブラジル原産で耐寒性がないため、国内では一年草扱いです。

しかしサルビア属には寒さに強い種も多く存在し、数十種が宿根草として国内でも育てられています。またサルビアは英語でセージ(sage)と呼ばれ、一部の種はハーブとして利用されます。
四季 彩の丘では、中央丘の西端にサルビアのコーナーを設けています。見頃は11月上旬までです。

サルヴィア・ウリギノサの写真
サルビア ウリギノサ Salvia uliginosa
ブラジルからアルゼンチンにかけて自生。湿地帯に自生することから、「沼地のサルビア」の意味のボッグセージ bog sage という 英名で流通することもあります。
サルヴィア・グアラニティカの写真
サルビア グアラニティカ S. guaranitica

ブラジル、パラグアイ、アルゼンチン原産。「牧場のサルビア」という意味のメドウセージ Meadow sage の名で流通しますが、この名は本来ならば別種のサルビア プラテンシス S. pratensis のことを指します。

サルビア・レウカンタの写真 
サルビア レウカンタ  S. leucantha

メキシコから熱帯中央アメリカ原産。アメジストセージやメキシカンブッシュの名でも流通します。北山ワイルドガーデンでも見ることができます。
サルビア`インディゴスパイアズ’の写真
サルビア `インディゴスパイアズ’ S. `Indigo Spires’

サルビア ファリナケア S.farinacea とロンギスピカタ S.longispicata が交配されて作出された園芸品種です。

園内花壇では 

バラ園では、約250品種2000株のバラが見頃をむかえようとしています。見頃は11月中旬までです。

 

 

バラ‘ピース’の写真

ピース
Rosa‘Peace’
バラ科(バラ園)
1939年、フランス作出。ハイブリッド・ティー系。花径約15センチ。第二次世界大戦後の1945年に、平和への願いを込めて名づけられた名花です。半剣弁高芯咲きで、クリームイエローに桃色覆輪の巨大輪。性質が強く巨大輪の本品種の誕生は、バラ改良の歴史上、きわめて重要な転機となり、多くの名花の交配親となっています。

バラ‘ウララ’の写真

ウララ
Rosa‘Urara’
バラ科(バラ園)
1993年、日本作出。フロリバンダ系。花径約9センチ。ショッキングピンクの花色が印象的な品種です。丸弁平咲き。房咲きの花は、株を覆い尽くすように開花します。耐病性に優れ、春から秋まで咲き続けるなど非常に優秀な品種です。

バラ‘桜貝’の写真

桜貝
Rosa‘Sakuragai’
バラ科(バラ園)
1996年、日本作出。フロリバンダ系。花径約7センチ。青みのある淡桃色の半剣弁高芯咲きで、数輪の房になって開花し花つきがとてもよいです。花つきがよすぎるため大雨にあうと枝ごと折れることがあります。

バラ‘伊豆の踊子’の写真

伊豆の踊子
Rosa‘Izu-no-odoriko’
バラ科(バラ園)
2001年、フランス作出。フロリバンダ系。花径約9センチ。鮮黄色ロゼット咲きの珍しい品種です。半剣弁高芯咲きで、株が充実するとロゼット咲きになります。また黄色の品種は早咲き性のものが多いですが、本品種は数少ない遅咲き性です。

バラ‘ムーンスプライト’の写真

ムーン スプライト
Rosa‘Moon-sprite’
バラ科(バラ園)
1956年、アメリカ作出。フロリバンダ系。花径約6センチ。淡黄色で花弁数が多い丸弁のカップ咲き、咲き進むとロゼット咲きになります。香りは強くミルラ(投薬)系です。

バラ‘ウララ’の写真

マチルダ
Rosa‘Matilda’
バラ科(バラ園)
1988年、フランス作出。フロリバンダ系。花径約6センチ。淡桃色の丸弁平咲きで、花弁が開くにつれ、弁縁がゆるく波打ちます。花弁の外側はほんのりと濃色に染まり、可憐でかわいらしい雰囲気の品種です。

バラ‘ブルーバュー’の写真

ブルーバュー
Rosa‘Blue bajou’
バラ科(バラ園)
1993年、ドイツ作出。フロリバンダ系。花径約8センチ。中輪房咲き系のバラでは数少ない「青バラ」品種です。丸弁平咲き。花色は淡青紫色で幻想的な雰囲気があります。花弁がうすいためか、強い雨にあたると、花がつぶれたような形になります。

バラ‘チンチン’の写真

チンチン
Rosa‘Tchintchin’
バラ科(バラ園)
1978年、フランス作出。フロリバンダ系。花径約7センチ。丸弁高芯咲き。輝くような朱色の花と、枝に鋭いとげがあるのが特徴です。品種名は「乾杯」という意味のフランス語です。

バラ‘セントセシリア’の写真

セントセシリア
Rosa‘St.Cecilia’
バラ科(バラ園)
1987年、イギリス作出。シュラブ系。花径約9センチ。アプリコット色のカップ咲きで咲き進むと中がロゼット咲きになり、花色はアイボリー色に変わります。また香りが強く、フルーティーな香りを楽しめます。

バラ‘スヴニール・ドゥ・アンネフランク’の写真

スヴニール ドゥ アンネ フランク
Rosa‘Souvenir d Anne Frank’
バラ科(バラ園)
1960年、ベルギー作出。フロリバンダ系。花径約9センチ。本品種はベルギーの園芸家が作出したもので、後にアンネの父オットー フランクに出会い Souvenir d Anne Frank(アンネの思い出・形見)と名づけてオットー氏に捧げられたことで知られています。オレンジ色の半剣弁抱え咲きで、咲き進むにつれ赤みが増します。気候の変化で桃色を帯びることもあり、花色は変化しやすいです。

バラ‘かがりび’の写真

かがりび
Rosa‘Kagaribi’
バラ科(バラ園)
1970年、日本作出。ハイブリッド・ティー系。花径約13センチ。剣弁高芯咲きから平咲きになります。表弁は朱色を帯びたオレンジ色で、花弁の底と裏は黄色です。開花後に全体が赤みを帯びるなど、色の出具合はかなり不安定です。

バラ‘イングリッドバーグマン’の写真

イングリッド バーグマン
Rosa‘Ingrid Bergman’
バラ科(バラ園)
1984年、デンマーク作出。ハイブリッド・ティー系。花径約13センチ。大女優イングリッド・バーグマンにちなんで命名されました。緋赤色の半剣弁咲き。弁質がよく、雨に打たれても花形がくずれないです。赤バラの最高峰品種として有名です。

バラ‘ゴールドバニー’の写真

ゴール ドバニー
Rosa‘Gold Bunny’
バラ科(バラ園)
1978年、フランス作出。フロリバンダ系。花径約9センチ。黄色の丸弁カップ咲きで弁先は波打ちます。数輪の房咲きとなり花もちがよく、鮮やかな花色はほとんど退色しないです。

バラ‘アイスバーグ’の写真

アイスバーグ
Rosa‘Iceberg’
バラ科(バラ園)
1958年、ドイツ作出。フロリバンダ系。花径約8センチ。作出国のドイツでは、シュネービッチェン(白雪姫)と呼ばれ、世界中で愛されている名花です。半八重の純白で、浅いカップ咲きから平咲きに変化します。花首が細くややうなだれて開花します。耐暑性・耐寒性・耐病性に優れ、しかも多花性なので長期間花を楽しめます。

 

ペンタスの写真

ペンタス
Pentas lanceolata cvs.
アカネ科(洋風庭園東、北山ワイルドガーデン)
東熱帯アフリカからアラビア半島南部の原産です。常緑の多年草で、草丈30から130センチ、基部は木質化します。全体に柔毛が密生します。花は茎頂に頭状につき、花筒は長さ1.5から2センチです。見頃は11月上旬まで。

ベゴニア‘ドラゴンウィング’の写真
ベゴニア‘ドラゴンウィング’
Begonia cucullata var. cucullata ‘Dragon Wing’
シュウカイドウ科(北山門広場、正門前花壇)
原種は南米原産で、ベゴニア センパフローレンスの名で広く栽培されています。本品種はアメリカで初め作出され、ドイツでさらに品種改良された品種です。草丈は15から40センチ。独特の羽のように広がる草姿で、株張りは30から40センチ。花も大きく、色は赤、桃色の2色で、濃い特徴的な緑葉とのコントラストが美しいです。性質は強健です。見頃は11月上旬まで。

ベゴニア‘アイコン’の写真

ベゴニア‘アイコン’
Begonia cucullata var. cucullata.  ‘Ikon’
シュウカイドウ科(北山門広場)
草丈45センチ。花径は3から4センチで、‘ドラゴンウィング’に比べて小さいですが、 白い花弁の裏が明るいローズになるバイカラータイプで、可愛いらしい雰囲気の花です。 見頃は11月上旬まで。

ネコノヒゲの写真

ネコノヒゲ‘チャイナブルー’
Orthosiphon aristatus ‘China Blue’
シソ科(北山ワイルドガーデン、正門前花壇)
インド、マレーシア原産の多年草です。草丈40から60センチです。茎には稜があり四角形。葉は対生または輪生し、卵形または三角形で鋭尖頭です。花序は頂生し、花は2から6個、輪生して下部から開花します。また利尿剤、血圧降下剤として知られる薬用植物でもあります。見頃は11月上旬まで。

カンナ‘アメリカンレッドクロス’の写真

カンナ‘アメリカンレッドクロス’
Canna ‘American Red Cross’
カンナ科(正門前花壇、沈床花壇)
熱帯アメリカ原産。草丈は50から200センチです。花は鮮やかな緋紅色で大輪咲き。耐暑性・耐寒性共に優れ、乾燥や病害虫にも強い性質を持っていますです。見頃は11月上旬まで。 

  

ガイラルディア アリスタタ
Gaillardia aristata cv.
キク科
北アメリカ中南部からニューメキシコ原産。草丈60から90センチくらいで、よく分枝します。葉は互生し、上方の葉は被針形ないし長楕円形、下方の葉は根出し、へら形で、全縁または粗い波状鋸歯縁となります。茎葉全体に多くの粗い毛があります。頭花は径6から10センチくらい。舌状花の先端部は黄色で、基部は紫紅色です。 

ガイラルディア‘アリゾナサン’の写真

ガイラルディア ‘アリゾナサン’
Gaillardia aristata ‘Arizona Sun’
キク科(北山ワイルドガーデン)
オールアメリカセレクションズ(All America Selections:全米審査会)、フロロセレクト(Fleuroselect:欧州花き種苗審査会)の金賞受賞品種です。見頃は11月上旬まで。 


 

 

トウガラシ
Capsicum annuum cvs.
ナス科(北山ワイルドガーデン)
中央、南アメリカに分布。草丈70から80センチになります。葉は被針形です。花はふつう白色で径は約1.3センチで単生または2個つきます。果実は形状、大きさとも多様で、多数の種子を含み、色は赤、橙、黄など鮮やかです。

トウガラシ‘ブラックパール’の写真

‘ブラックパール’

‘Black Pearl’
生育初期の葉色は緑ですが、高温と高日照により黒く変化します。真珠のような光沢のある黒色の実は、熟すと赤色になります。耐暑性、耐乾性にとても優れ、生育旺盛です。オールアメリカセレクションズ(All America Selections:全米審査会)2006年の金賞受賞品種です。見頃は11月上旬まで。 

トウガラシ‘トレジャーズレッド’の写真

‘トレジャーズレッド’

‘Treasures Red’
葉色が濃く、実とのコントラストが美しいです。見頃は11月上旬まで。

トウガラシ‘ブラックフィンガー’の写真

‘ブラックフィンガー’ 

‘Black Finger’
艶のある黒色の実をつけます。見頃は11月上旬まで

トウガラシ‘夢祭り’の写真 

‘夢祭り’ 

‘Yumematsuri’
実は小型で白、紫、橙、赤色へと変化します。見頃は11月上旬まで。

 

キダチチョウセンアサガオの写真 

キダチチョウセンアサガオ
Brugmansia suaveolens cv.
ナス科(会館前)
ブラジル原産。高さ3から4.5メートルになる非耐寒性低木です。葉は長楕円形。花は淡黄色から開くと白色になり、下垂して咲き、長さ25から35センチです。夜になると芳香を放ちます。見頃は11月上旬まで。 

モモイロキダチチョウセンアサガオの写真

モモイロキダチチョウセンアサガオ
Brugmansia hyb.
ナス科(会館前)
ペルーのアンデス山脈の低斜面に分布する非耐寒性低木です。ブラジル中部原産で白花の B. suaveolens とエクアドル産で橙赤色の花をつける B. versicolor との自然交雑種であるとされています。葉は長楕円形、葉柄をもち垂れます。花冠はラッパ状、花色は咲き初めは淡黄色で徐々淡紅色、赤桃色にかわります。見頃は11月上旬まで。

 ブルグマンシア‘チャールス・グリマルディ’の写真

キダチチョウセンアサガオ‘チャールス グリマルディ’
Brugmansia‘Charles Grimaldi’
ナス科(会館前)
黄橙色の大型の花を垂れ下げて咲かせます。芳香があります。見頃は11月上旬まで。 

ブルグマンシア‘残雪’の写真

キダチチョウセンアサガオ‘残雪’
Brugmansia‘Zansetsu’
ナス科(会館前)
‘チャールス グリマルディ’の斑入り品種です。従来の斑入り品種と比べて格段に花つきがよいです。見頃は11月上旬まで。

センニチコウの写真

センニチコウ
Gomphrena globosa cvs.
ヒユ科(北山ワイルドガーデン)
熱帯原産の一年草です。草丈約50センチ、全株に粗毛があります。茎は長く、茎頂に頭状の花を1から2個つけます。見頃は11月上旬まで。 

ヒモゲイトウの写真

ヒモゲイトウ
Amaranthus caudatus cvs.
ヒユ科(北山ワイルドガーデン)
熱帯アメリカや熱帯アフリカ原産。草丈70から100センチとなり少し軟毛があります。茎頂に集まった穂状花序はヒモ状に著しく伸び、下垂して美しいです。見頃は10月下旬まで。 

クロタラリアの写真

クロタラリア
Crotalaria juncea cv.
マメ科(北山ワイルドガーデン)
インド原産。草丈1から2.5メートルになります。長さ30センチに達する総状花序を頂生し、鮮黄色の花を約20個つけます。インドでは古くから栽培され、茎からサンヘンプとよぶ繊維をとり、アサの代用としていました。見頃は10月下旬まで。 

アカリファの写真

アカリファ
Acalypha wilkesiana cvs.
トウダイグサ科(会館前花壇、北山門広場)
パプアニューギニアのニューブリテン島の原産で、熱帯では大低木となります。葉は楕円形で先端は鋭形、長さは10から25センチで葉縁には鋸歯があります。花序はやや長く、20センチ内外で赤みを帯びます。見頃は11月上旬まで。

ヨルガオの写真

ヨルガオ
Ipomoea alba
ヒルガオ科(北山ワイルドガーデン)
熱帯アメリカ原産です。葉は心臓形。花は白色の高盆状で、直径約15センチあり大形です。夏の夕暮れに開花し、芳香を放ちます。見頃は11月上旬まで。

 

マルバアサガオ
Ipomoea purpurea
ヒルガオ科(北山ワイルドガーデン)
原産地は熱帯アメリカです。アサガオ I.nil よりも耐寒性が強いものが多く、晩秋になっても種子が完熟します。葉は卵状心臓形。花は花径6センチと小さいですがつるがよく伸びて繁茂し、花数も多いので垣根用に適します。また、髭咲きなどの花形もあり変化に富んでいます。蒴果は、熟すにつれて下垂するのが本種の特徴です。見頃は11月上旬まで。

マルバアサガオ‘ブラックナイト’の写真

‘ブラックナイト’ ‘Black Night’ 

マルバアサガオ‘カーニバル デ ヴェンツア’の写真

‘カーニバル デ ヴェンツア’ ‘Carnivale di Venezia’  

マルバアサガオ‘スプリットペタル’の写真

‘スプリットペタル’ ‘Split petal’

 

クレロデンドルムの写真

クレロデンドルム
Clerodendrum ugandense
シソ科(北山ワイルドガーデン)
ウガンダからザンビア、ジンバブエに自生する草丈1から3メートルの低木です。花は径約2センチ、両側の4裂片は淡紫色、中央裂片は内曲して袋状になり濃紫色です。蝶が舞うように咲く姿は清楚で美しいです。見頃は11月下旬まで。 

アノダの写真

アノダ
Anoda cristata cv.
アオイ科(北山ワイルドガーデン)
アメリカの南西部から中央アメリカ原産。半耐寒性の多年草。草丈は1.5から2メートルになります。アオイ科の仲間では清楚で野趣に富んだ花です。花は葉の付け根から約8センチの花柄を伸ばし、花径4から6センチの赤紫や白色の花をつけます。見頃は11月上旬まで。 

ハゲイトウの写真

ハゲイトウ
Amaranthus tricolor cv.
ヒユ科(北山ワイルドガーデン、観覧温室前)
熱帯アジア原産の非耐寒性一年草です。草丈80から150センチ。茎は無毛で肥厚します。葉の形は被針形、線形、長楕円形と様々あります。花は球形で葉腋に群生します。本種の葉は、秋にもっとも美しくなります。見頃は11月上旬まで。 

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ランタナ
Lantana camara cvs.
クマツヅラ科(観覧温室前花壇)
北アメリカ南部から熱帯アメリカまで広く分布。高さ100から120センチになり、丈夫で多少刺のある小低木です。花径2.5から5センチ。花色が変化するのが特徴で、基本種は咲き始めが黄色あるいは橙色で後に赤色へと変化していきます。それ以外に桃色から淡桃色、白色から淡黄色などに変化します。その様子から七変化の別名があります。見頃は11月上旬まで。

ユウギリソウの写真

ユウギリソウ
Trachelium caeruleum cv.
キキョウ科(北山ワイルドガーデン)
南ヨーロッパおよび北アフリカに分布しています。草丈30から100センチ、草姿はオミナエシ、カノコソウなどに似て全株無毛で、茎は直立し、葉は卵形。1花2ミリくらいの小さな合弁花を非常に大きく、密散房花序につけます。喉の病気に効能があるとされています。見頃は10月下旬まで。 

ハマギクの写真

ハマギク
Chrysanthemum nipponicum.
キク科(北山ワイルドガーデン)
日本原産で茨城県から青森県にいたる太平洋岸に自生しています。草丈約1メートル。基部からよく分枝し、栽培すると饅頭形となります。葉はへら形で質は厚いです。頭花には長柄があり、径6センチに達します。花後に地上部が枯れますが、茎の基部が木化してその部分に来年の芽ができ、ロゼット状になって冬越しします。見頃は11月上旬まで。 

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ダンギク
Caryopteris incana cv.
シソ科(北山ワイルドガーデン)
九州、朝鮮半島南部、中国南部、台湾に自生しています。基部が木質化する多年草で、全体に軟毛が多くついて灰緑色となります。花は腋生で、短柄があって多数の花が密生してつきます。花は芳香があります。雄しべは4個、花柱とともに長く花冠より伸びて目立ちます。中国では百日咳や血液凝固、止痛に用いるとされています。見頃は11月上旬まで。 

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アスクレピアス
Asclepias curassavica cvs.
キョウチクトウ科(北山ワイルドガーデン)
西インド諸島のクラサオ島原産。草丈30から200センチの亜低木となります。葉は対生で長楕円状被針形。花は濃橙赤色で、頂生または腋生の散房花序につきます。名の由来はギリシア神話の英雄で医術の神アスクレピオスからつけられたとされています。見頃は11月上旬まで。 

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アゲラタム
Ageratum houstonianum cvs.
キク科(北山ワイルドガーデン)
メキシコ、グアテマラ、ベリーズ原産。ふつう草丈約60センチ。矮性品種は15から20センチです。茎は直立して上部だけ2から3本に分枝し、頭花は両性の心花のみで辺花を欠き、茎頂に散房状につけます。矮性品種は花壇の縁どりに適しています。見頃は11月上旬まで。

 

 

植物園スタンプラリー

 すたんぷしゃしん

 

10月はワタです。

9月の答えは「雁」です。 

 

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