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こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。
ジャコビニア カルネア
Jacobinia carnea
キツネノマゴ科(ジャングルゾーン)
ブラジル、エクアドル、アルゼンチン原産。高さ150から200センチになる常緑の低木で、茎は丸みのある4稜形をしています。葉は対生して長さ10から25センチ、幅5から10センチになり、長卵型をしています。茎頂に長さ10から15センチになる密穂状花序をつけ、濃桃色の花を咲かせます。和名はサンゴバナ。見頃は7月下旬まで。
バーチェリア ブバリナ
Burchellia bubalina
アカネ科(ジャングルゾーン)
南アフリカ原産。高さ1から2メートルになる常緑の低木です。葉は対生し、長さ6から10センチ、幅4から5センチになり、長卵形から楕円形をしています。茎頂に朱赤色の花を6から7個、頭状に咲かせます。果実は液果で多くの種子を含みますが、栽培条件下ではほとんど結実しません。見頃は7月下旬まで。
ゲンペイクサギ(斑入り)
Clerodendrum thomsoniae (Yellow white - Margined)
シソ科(ジャングルゾーン)
基本種は熱帯アフリカ原産。常緑のつる性植物で、葉は対生し、長さ12センチ、幅6センチほどになります。萼が白色で深紅色の花を咲かせることから、ゲンペイクサギやゲンペイカズラなどの和名があります。本品種は葉に乳白色から乳黄色の斑が入ります。見頃は7月下旬まで。
ヘリコニア ロストラタ
Heliconia rostrata
オウムバナ科(ジャングルゾーン)
ペルー、ハワイ原産。高さ3メートルになる大型の常緑多年草です。花序は下垂し、30センチほどになります。12から18個の舟底形をした苞を2列につけ、赤色で周辺部が黄緑色になります。見頃は7月下旬まで。
ヒメノカリス スペキオサ
Hymenocallis speciosa
ヒガンバナ科(ジャングルゾーン)
西インド諸島原産。草丈が80センチほどになる常緑の多年草で、地下に球根(鱗茎)を作ります。花は白色で、バニラに似た芳香があり、細長く伸びた6枚の花被片が特徴的です。花茎の先端に集散花序をつけ、数花を次々と咲かせます。見頃は7月中旬まで。
平成25年4月9日(火曜)から工事終了まで
閉鎖エリア:熱帯高山室、砂漠・サバンナ植物室、鉢物展示室、アナナス室、ラン室、中庭
ご理解・ご協力よろしくお願いします。
※工事期間中は、入室料無料
キョウチクトウ
Nerium oleander
キョウチクトウ科(桜林西ほか)
インド原産で中国には明の時代、日本には江戸時代中期に渡来したと伝わる常緑の小高木です。和名は夾竹桃と表し、葉が竹に似て花は桃に似ているという形質の特徴から付いたものとされます。花の少なくなる夏季に長く咲くことから修景木として公園や庭園、緑地などによく植栽されますが有毒植物でもあります。
ヒメユリ
Lilium concolor
ユリ科(植物生態園)
本州の東北地方南部から沖縄、台湾、朝鮮、中国にかけて分布し、日当たりのよい山地や草原に自生する多年草。茎先に朱紅色の6弁花が1~5個つき、上向きに咲くユリで、濃い赤褐色の斑点があります。若くして戦争の被害にあった沖縄女性を慰霊する塔にはヒメユリの名が付けられています。
ヤマユリ
Lilium auratum
ユリ科(植物生態園)
山地の林縁や開けた傾斜草地などに自生し、ユリ属の中でも最も大きな花をつけ強香を放つためにユリの王様とも呼ばれる種がヤマユリです。
キキョウ
Platycodon grandiflorus
キキョウ科(植物生態園)
日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに分布する多年草。根にはサポニンという成分を含み生薬として去痰、鎮咳、鎮痛、鎮静、解熱などに利用されます。自生株は減少傾向にあり絶滅が危惧されています。
カワラナデシコ
Dianthus superbus
ナデシコ科(植物生態園)
秋の七草のひとつ、撫子と呼ばれる多年草。日当たりのよい草原や河原に自生し、歴史的には手入れが継続されてきた里山的環境で多く見られましたが、管理された里山の減少により、自生地や個体数は減少傾向にあります。女子サッカー日本代表チームの愛称でよく知られます。
7月10日(水)から8月18日(日)まで花ハス展示を行っています。
また7月21日(日)午前9時から観蓮会を開催します。ハスについての説明と体験を行いますので、是非ご参加ください。
‘白万万’ ‘Hakubanban’
‘巨椋の大黒’ ‘Oguranodaikoku’
‘天上蓮’ ‘Tenjoren’
‘小倉西’ ‘Oguranishi’
ハス
Nelumbo nucifera cvs.
ハス科(四季 彩の丘・西側)
原種は温帯アジアからオーストラリアにかけて分布しており、かつては中国や日本で品種改良が進められ、多くの園芸品種が作出されました。
また園内では、巨椋池(おぐらいけ)由来の品種の展示も行っています。巨椋池は、かつて伏見区、宇治市、久御山町が接している場所に存在した湖です。干拓事業によって今は農地になっていますが、かつては花ハスの生産、観光の名所でした。そのため今でも跡地からハスの種子が芽生えることがあり、その中で選抜されたものが巨椋池由来品種として知られています。
見頃は8月まで。
ノウゼンカズラ
Campsis grandiflora
ノウゼンカズラ科(パーゴラ)
中国の中部から南部にかけて分布する落葉性つる性木本です。平安時代に中国から渡来し、夏を代表する花木として広く知られています。
生長は非常に早く、茎の途中から気根を出し、他の樹皮や壁に付着してつるを伸ばしていきます。
見頃は7月中旬まで。
‘コンケラー’ ‘Conqueror’
温帯スイレン
Nymphaea cvs.
スイレン科(四季 彩の丘東側・池)
四季 彩の丘の池で育てているスイレンは、温帯スイレンと呼ばれる寒さに強い園芸品種のグループです。
スイレンには昼間に開花する耐寒性の高い温帯スイレンと、夜間もしくは昼間に開花する耐寒性の低い熱帯スイレンの2種類があります(熱帯スイレンは観覧温室前の鏡池にて展示しています)。
昼過ぎには花が閉じてしまうため、午前中の観察がおすすめです。
見頃は7月中旬まで。
エスカロニア ビフィダ
Escallonia bifida
エスカロニア科(四季 彩の丘・西側)
ブラジルからウルグアイ原産の常緑低木です。エスカロニア属は南米大陸におよそ50~60種が存在する属で、日本に自生している種はありません。また以前はユキノシタ科に含まれていましたが、現在はエスカロニア属を含んだ7属からなるエスカロニア科に分類されています。
見頃は7月下旬まで。
ツノゴマ
Proboscidea louisianica
ツノゴマ科(四季 彩の丘・中央)
西インド諸島からアメリカのテキサス州、ユタ州、ニューメキシコ州に自生する一年草です。
ゴマ科やノウゼンカズラ科、イワタバコ科に近縁なツノゴマ科に分類されます。
ツノゴマは、かぎ爪のような形の実をつけることからこの和名がついています。自生地では、このかぎ爪が自生地を通りかかった大型の野生動物や人間などにひっかかることで種を散布しています。このことから「タビビトナカセ(旅人泣かせ)」の別名があります。
見頃は7月末まで。
バラ園東側の花壇では、約30品種350株のヒマワリが見頃をむかえています。
ヒマワリ
Helianthus annuus cv.
キク科(沈床花壇)
北アメリカ原産。草丈は90から200センチになり、株全体に短くてかたい毛があります。葉は互生し、大きな長楕円形で、先端がとがり、長い葉柄があります。頭花は頂生し、ふつうは舌状花と筒状花からなりますが、園芸品種によっては筒状花のみからなるものもあります。花色は黄色または淡橙黄色で、赤褐色のものもあります。花径は7から30センチで、園芸品種によって40センチを超えるものもあります。花壇や切り花に利用するほかに、種子からひまわり油をつくり、食用や製菓用にします。見頃は8月上旬まで。
‘ロシア’‘Rossian’
草丈は2から3メートルに達します。先端が明るい黄色をした花径約30センチの巨大な花を一輪咲かせます。ロシアでは一般的で多く栽培されているのでこの名前がつきました。
‘ココア’‘Cocoa’
濃い褐色の花色が特徴です。茎の上部で5から8本の枝がスプレー状に分枝し、その先に花が咲くため観賞期間の長い品種です。
‘バレンタイン’‘Valentine’
鮮明なクリームイエローで、花弁が多く、中心部は黒色です。茎の上部でよく枝分かれします。
‘プラドレッド’‘Prado Red’
草丈120から140センチの中高性種のヒマワリです。分枝性に優れ、若干色幅が出ますが濃赤色の豪華な花が咲きます。
ルドベキア
‘プレリーサン’ ‘Prairie sun’
‘マヤ’‘Maya’
※上記のルドベキア2品種は、フロロセレクト(Fleuroselect:欧州花き種苗審査会)の金賞受賞品種であり、外来生物法で栽培や人に譲ること、販売することが禁止されているオオハンゴンソウ(R. laciniata)ではありません。
ガイラルディア ‘アリゾナサン’
Gaillardia aristata ‘Arizona Sun’
キク科(観覧温室前花壇、北山ワイルドガーデン)
北アメリカ中南部からニュー・メキシコ原産。草丈60から90センチくらいで、よく分枝します。日本には明治末に渡来しました。花径約7センチ。花弁の先端が黄色くなるのが特徴です。初夏から秋まで長期間咲き続けます。
※オールアメリカセレクションズ(All America Selections:全米審査会)、フロロセレクト(Fleuroselect:欧州花き種苗審査会)の受賞品種です。
ガイラルディア ‘レッドプルーム’
Gaillardia pulchella ‘Red Plume’
キク科(北山ワイルドガーデン)
北アメリカ東南部からメキシコ北部、さらにニュー・メキシコからモンタナにかけて分布します。草丈30から50センチくらいで直立し、よく分枝します。花径約5センチ。上記のG. aristataと同じく初夏~秋まで長期間咲き続けます。
クレロデンドルム ウガンデンセ
Clerodendrum ugandense
シソ科(会館前花壇)
ウガンダから旧ローデシアに自生します。草丈1から3メートルの低木。花は径約2センチ、両側の4裂片は淡紫色、中央裂片は内曲して袋状になり濃紫色です。蝶が舞うように咲く姿は清楚で美しいです。見頃は9月下旬まで。
ベニバナサルビア
Salvia coccinea cvs.
シソ科(会館前花壇)
北アメリカ、メキシコ、南アメリカ原産。草丈は30から60センチになります。葉は卵形、表面に毛があり、裏面には灰白色の毛があります。花は6から10輪つきます。全体に小形で見劣りしますが、性質は強健です。見頃は9月上旬まで。
エゾミソハギ
Lythrum salicaria
ミソハギ科(北山ワイルドガーデン)
日本、ユーラシア、アフリカ北部に分布します。草丈は1から1.5メートルに達する多年草です。葉は長さ10センチの広被針形です。ミソハギ(L. anceps)と異なり、全体に突起状毛を有します。花弁はくさび状長楕円形で、長さ7から8ミリです。
クレオメ
Cleome hassleriana cv.
フウチョウソウ科(北山ワイルドガーデン)
熱帯アメリカ原産。茎は高さ80から100センチで直立します。茎の上方に総状花序をつけ、長い柄のある4弁花を下から順に咲かせます。4個の雄しべが長く突出し、チョウが舞う姿を連想させます。見頃は8月中旬まで。
ウモウケイトウ
Celosia cristata cv.
ヒユ科(沈床花壇)
熱帯アジアやインドに分布しています。草丈60から90センチ。花序はやわらかい羽毛状。花色は、赤、黄、橙、紫紅と各色あります。花壇、切り花、鉢植えなどに利用されます。見頃は9月上旬まで。
6月の答えは「甘い」です。
スタンプラリーは6月末をもちまして終了させていただきました。 長らくご利用ありがとうございました。
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