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やきもの成形科 応用コース(2年制 定員10名)

手ヂカラを!めざせ陶工プロフェッショナル

陶磁器の基本技術が身につき、更に高度な技術と創造性を持ち合わせた人材の育成を目指す2年制のコースです。

日々の訓練指導を通して、多角的な能力を有する陶工としての人材を養成します。

陶磁器の基礎技術をベースに、幅広い知識と多種多様な成形技能を習得し、陶磁器業界のニーズに応える人材として活躍することを目指します。

1年次

まず、陶土による成形を中心に基礎となる訓練を重点的に行い、基本技術を身につけます。

訓練 訓練内容
基礎課題
  • 土もみ
  • 土取り(バイ挽き) ※水挽きの基本
  • ロクロ成形(小煎茶碗 /丸底・角底湯呑/額皿/一輪生/筒花生)
必修課題
  • 手びねり成形 ※筆立ての製作
  • 花器、抹茶盌
  • 石膏型・タタラ成形 ※板づくりによる成形
  • 下絵・上絵実習 ※タタラ成形で製作した器を用いた絵付け
  • 煎茶器、番茶器
  • 茶道具、香炉
  • 押型成形 ※石膏型を用いた変形皿作り
  • ローラーマシンでの製品作り
講義
  • マーケティング
  • 美術工芸史
  • 製陶法 、図案法
  • 釉薬特別講義
実習
  • 楽焼実習(特別高度実技訓練) ※低火度釉を使った製作(楽茶盌)
  • 登り窯実習(特別高度実技実習) 

 

応用コース1年次年間スケジュール

 

2年次

磁器土による成形を中心に、テーマなどを想定した商品デザインを考えながら、これまでに身に付けた技術を活かし、成形技術の向上を目指す訓練を行います。

訓練 訓練内容
基礎課題
  • ローラーマシンの製品削り
  • ロクロ成形(口反り汲み出し碗 /フリーカップ)
応用課題
  • ロクロ成形(皿・鉢・セット物など /中皿・中鉢/ 中皿・中鉢 /大皿・大鉢/花器 /セット物煎茶器、番茶器、酒器、コーヒー碗・紅茶碗セットなど )

 ※磁器土を使用した各自のデザインによる製作。

 (課題内容:寸法、数量という決められた約束事の中で、各自のオリジナリティを表現)

必修課題
  • 鋳込み成形 ※石膏型を有効に使った泥漿鋳込み成形(香炉・香合)
  • 打ち込み成形 ※打込み型を使った成形(変形皿)
  • 押型成形 ※石膏型を用いた変形皿作り
研究開発課題
  • 原料 ※種々の陶土の調合
  • 化粧土 ※顔料による化粧土の調合
  • 釉薬 ※低火度釉、基礎釉、色釉の調合
  • 焼成 ※種々の焼成の方法の実践
講義
  • マーケティング
  • 釉薬特別講義
  • 美術工芸史
  • 茶道具講義
実習
  • 土物実習(特別高度実技訓練)
  • 登り窯実習(特別高度実技実習)
  • コンセプトデザインおよびプレゼン実習
適性実技
  • 就職先に応じた実技実習
  • 家業(自営)に応じた実技実習
  • 絵付デザイン科の絵付用素地の製作、その他
その他
  • 職場体験実習(インターンシップ)
  • 異業種企業とのコラボレーション

 応用コース2年次年間スケジュール

主な就職先

  • 全国各地の窯元(ロクロ成形)
  • 陶芸関連企業
  • 陶芸教室インストラクター

お問い合わせ

商工労働観光部陶工高等技術専門校

京都市東山区今熊野阿弥陀ヶ峰町17-2

ファックス:075-561-3429

tokgs-k@pref.kyoto.lg.jp