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「第12回文化力による京都活性化研究会」「第12回次世代の文化創造研究会」開催結果

日時  

平成21年3月12日(木曜) 午後2時から4時まで

場所

平安会館「嵯峨の間」  

出席者 

懇話会委員ほか事務局(京都府)など 

内容

 (1)開会あいさつ
 
 (2)議事    

平成20年度「京の文化振興プラン」関連事業実施報告及び平成21年度「京の文化振興プラン」関連事業実施計画について

別添資料(※)により、事務局から報告、説明

平成20年度「京の文化振興プラン」関連事業一覧(PDF:29KB)  平成21年度「京の文化振興プラン」予算措置状況一覧(PDF:17KB) 

意見交換

平成20年度「京の文化振興プラン」関連事業について

京都文化ベンチャーコンペティションについて

  • 平成20年度も多くの応募があり頑張っていると思う。しかし、認知度としてはまだまだであり、CVNの活動の熟度を深めるなど京都府としてさらに盛り上げる努力をお願いしたい。
  • CVN(文化ベンチャーネットワーク)を、世界的に文化的事業を行う企業・組織を京都に呼び込んで、相互にノウハウ・情報を共有するための受け皿とするのはどうか。現場は京都でも、世界志向であるべき。
  • コンペの審査をしたが、プレゼン者のプレゼン力が大変高く感心した。これは、応募者への支援が手厚いことの現れと思う。ベンチャービジネスを起業する際に重要なのはプレゼン力であり、応募者の応募内容の精度の向上を図り支援を行うことについてもコンペの目的の1つと考えるべき。
  • ビジネスアイデアについては、今後企画・商品になっていくためのアフターフォローが重要。これの有無が応募者の意欲にも影響があると考える。
  • CVN(文化ベンチャーネットワーク)が起業における支援・連携の受け皿になる機能を高めてほしい。時間はかかるが、成功例が出てくるといいと思う。仕掛け的にはよくできている。
     
  • 自分もいろいろ取組を行っているので、CVNのネットワークで連携できれば、今以上に有意義な広がりが期待できると思う。
     

 

平成21年度「京の文化振興プラン」関連事業について

映画・映像人材育成事業について 

  • 映画人の育成のために、彼らが実際の映画の制作現場に入っていくことが重要。京都の映画産業を世界で通用するようにしていく必要がある。
     

「古典の日」について

  • 古典の日に関する事業は22年度以降も継続して行うことになるのか。国民文化祭京都開催・浄土真宗宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌の2011年に向けて、古典の日に関する事業をベースにして、古典の語り部を育成する必要があると考える。 
     
  • (事務局)古典の日フォーラムは22年度以降も継続して開催したいと考えている。また源氏物語千年紀委員会では、千年紀事業の成果を活かすための継続事業として、古典の語り部を派遣したり古典に関するスタンプラリーを開催したりすることを検討し  ている。 
     
  • 千年紀事業が古典に親しみが増すということで盛り上がったので、今後も古典に親しむ事業を展開していきたい。特に児童・学生に日本人の魂の拠り所である古典を定着させたい。そのために児童・学生に対する古典の朗読が重要だと考える。
     
  • 古典の日を祝日にする運動などの取組は行っているのか。
      
  • 11月1日を古典の日とするという運動は行おうと考えている。一方で、11月3日の文化の日、10日の京都賞(稲盛財団主催)も含めて、11月上旬を「古典と文化の週間」にすることなども候補の1つと考えている。京都・関西から発信していくということをアピールしていきたい。 
     

京都文化博物館再生事業について

  • 1階ろうじ店舗東側のサッシを開閉式にし、高倉通からの導線を改善することで入場者の増加を図るべき。
  • (事務局)平成23年京都で開催する国民文化祭までに開館できるように現在事業を進めているところ。この事業の完了後、ろうじ店舗を含めた1階部分の回遊性を向上させるため、三条通を正面玄関とすることも検討したいと考える。
     
  • 一番知って欲しいのは、京都の文化・伝統産業の技術等が現代にどう活用されているかということ。今回の事業のコンセプトは、京都の「ほんまもん」を体感することということだが、是非そうしたことを盛り込んで欲しい。
     
  • 「ほんまもん」に触れるといっても、ガラスケース越しに展示品を見るだけでは、鑑賞する人の心は掴めない。単に静的に鑑賞するだけでなく、自然光で見る、実際に触れる等五感で知ることを取り入れていくべき。 
     
  • (事務局)これまでも展覧会に合わせて十二単を実際に着ることができる試みはあったが、こうした実際に触れる体験を常設展示で取り入れることができるかは今後の課題。
     
  • 立派なものを上から押し付けるという態度は現在の博物館のあり方として通用しない。来館者の感性や創造性を引き出し、現代の創造活動を発信する場になればいいと思う。
     
  • 学芸員を目指す人を事業企画に参画させ、育成を図ってほしい。
     
      

国民文化祭について

  • 子供たちをきちんと躾けなければ、このまま成長したら京都の文化について到底理解できないと思う。イベント等の企画だけではなく、日常生活を省みる取組・運動も必要。
     
  • イベントが終わった後に何を残すかが重要。そのためにどういう施策が必要かを考えるべき。
  • 「京都文化年」のベースとなる考え方を、オリジナリティとして全国に発信していくべき。
     
  • 京都は1つの地域であると同時に、日本の象徴でもある。国民の文化祭ではあるが、国際的な視野の中での日本、京都のすばらしさをアピールすべき。また、世界的に経済が不況の中で大きく打ち出すのが躊躇われる状況ではあるが、そういう中でこそ京都の活性化につながるという強い信念を持って推し進めるべき。
     
  • 京都市内だけでなく周辺地域からも発信し、盛り上がればいいと思う。

 
 (3)閉会

 

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