トップページ > 文化・スポーツ・教育 > 文化・スポーツ > 文化政策室の業務について > 「第6回文化力による京都活性化研究会」「第6回次世代の文化創造研究会」開催結果

ここから本文です。

「第6回文化力による京都活性化研究会」「第6回次世代の文化創造研究会」開催結果

日時

平成17年10月17日(月曜) 午後2時から4時5分まで

場所

平安会館2階 「嵯峨の間」

出席者

懇話会委員ほか事務局(京都府)など

内容

(1) 開会あいさつ

(2) 議事(進行:西口座長)

会議の公開・非公開について

 事務局より、懇話会は今まで非公開で行われていたが、施策決定過程等を広く府民に情報提供していくことが望まれていること等により、今会議から原則公開とする旨を提議し、了承された。

「京都府文化力による京都活性化推進条例」について

事務局より、概要を説明

  • 豊富な学問、ものづくりの知識をはじめとする知的資産を代表とする京都の豊富な文化力を活用して京都を活性化していくことに特化した条例であり、このような種類の条例は全国初ではないかと考えている。
  • 京都の文化力の向上、多様な文化の継承・発展などの観点から、文化芸術のみならず観光・教育・福祉・まちづくりにおいても文化を活かした施策を進めていく。
  • 施策を進めるにあたっては、行政主導でなく、活動主体と行政のパートナーシップを重視する。
  • 第7条において、条例規定事項を推進するため、基本指針策定を規定している。

質擬応答・意見交換

(◎委員、○事務局)
◎ 10年程前に文化芸術振興条例を制定されている都道府県もあるが、文化力による活性化に視点をあてた条例は初めてで、今後、他の都道府県においても文化力を活かして地域を活性化していこうという条例が制定されるのではないか。

○ 条例というのは、総花的より何かに重点を置いた方が大事かと思う。議論がわくような条例はいいのではないか。京都は文化芸術の土台があるので、他の都道府県のような文化芸術振興条例でなく、今回の条例で良かったと思う。

条例制定を受けての基本指針等の策定について

事務局より、概要を説明

  • 国の場合、基本法に基づき、基本方針が策定され、今後5年間を見通した施策が定められている。また、諸情勢や国民の施策評価により柔軟に見直すことになっている。
  • 「文化力」という言葉については、基本指針で府民にきちんと説明していく。また、文化芸術振興も含めて個別具体的な施策を指針で明らかにしていく。
  • 基本指針とアクションプランとの関係性については、例えば、指針の中に「アクションプランの推進により、・・・次世代の豊かな人間性を育む」というような記載をし、指針、プランで同じ文言を記載するのではなく、両方相まって、文化振興施策を推進する体裁としたい。国も同様のかたちを取っている。
  • 指針で定める、基本的施策ついては、今までの研究会の検討内容などを参考にし、両研究会、ワーキングで検討を進めていきたい。

質疑応答・意見交換

(◎委員、○事務局)
◎ 基本指針を定めるとき、府民の意見を反映するとあるが、事務局のスケジュール案だと、中間報告後にパブコメとなっており、真に反映するのは無理ではないか。また、指針の内容について、芸術文化を中心とするのか、文化を広く捉えるのかについてを意見交換したい。

○ パブコメについては、スケジュールは確定ではなく、作業を進めていく中で検討していきたい。指針内容については、作業を進める上で、ワーキングの中で、具体的に議論をしていきたい。

◎ 議論の過程をオープンすることが大事であり、今後のワーキングも公開して、その場での府民の意見も反映させるのが大事でないか。

◎ 条例検討委員会の検討結果に対する府民意見を聞かせていただきたい。

○ ホームページに各委員会の検討結果(議事概要)を掲載したが、それ自体に対する府民の意見はなかった。ただ、内容のみの掲載で、「府民に対して意見をお願いしたい」という趣旨のことは掲載していないので、今後は検討していきたい。条例の骨子案についてのパブコメは、32名、計63件の意見をいただいた。意見を反映して条例案を修正した部分もある。あとは、意見交換会を開催し、広く意見を求める機会を設けた。

◎ 条例の第13条に「地域」の記載があるが、意見交換会を福知山で開催したのは意義があるなと思うので、懇話会も京都市外で開催してもよいのでは。

◎ 芸術文化は、府に限らず予算が少なく、収益があがりにくい。そのため、行政がある方針を持って支援することが大切である。芸術文化の現場に携わっている人達は、 いろんな形での公的支援を強く望まれており、そういった方の声を拾い上げていくことが重要で、広く意見を聞く機会を設けることが必要である。

◎ ワーキングのメンバーについては、条例検討委員会の委員に依頼するのがよいのではないか。

 意見交換の結果、基本指針内容、策定の進め方、スケジュールについては、事務局案で了承され、ワーキングについては、両研究会委員のうち、条例検討委員会委員を兼務する委員で構成することとなった。

17年度「京の文化振興プラン」関連事業進捗状況について

事務局より、概要を説明

  • 「京の文化振興プラン」に基づき、17年度に予算化された事業の進捗状況は資料のとおり。
  • 「舞台芸術振興・次世代体験事業」については、音楽・演劇など幅広い分野で、府の主催事業のみならず、民間(劇団四季等)と連携して事業を実施している。
  • 「アートフリーマーケット」については、10月14日から16日までの3日間開催し、大盛況だった。出展数は84グループ、入場者数は約15,000人、総売上げは約600万円だった。 

お問い合わせ

文化生活部文化政策室

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4223

bunsei@pref.kyoto.lg.jp