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中丹広域振興局

農業を支えてきた水利施設

綾部用水(あやべようすい)

綾部井堰は12世紀に平重盛(たいらのしげもり)が綾部を支配していたときに築いたとされていますが確かな資料はありません。寛永11年(1634年)九鬼隆李(くきたかすえ)が綾部入りし、陣屋(じんや)を築いたときの絵図には、すでにこの井堰の水路が記されています。慶応2年(1866年)の大洪水で綾部井堰の下流にある天田(あまだ)井堰が大破し、綾部藩の代官近藤勝由(こんどうかつよし)は、藩主九鬼隆備(くきたかとも)に二つの井堰を一つにすることを提案し、大庄屋羽室嘉右衛門の協力を得て慶応3年3月に工事を完成させ、これにより、現在の綾部用水の基礎が出来あがりました。
その後、綾部井堰から福知山市土に至る水路の改修が京都府により昭和25年(1950)から昭和41年(1966年)にかけて行われ、現在に至っています。

現在、綾部井堰は国土交通省で管理され、また、福知山市土に至る水路18,276メートルは、綾部井堰土地改良区により大切に管理され、綾部市と福知山市にわたる広大な農地を潤しています。

インフォメーション

堰の場所:綾部市並松町
水路の長さ:18,276メートル
農地を潤(うるお)す地域:綾部市 青野・井倉(いのくら)・岡・延(のぶ)・大島・高津(たかつ)
福知山市 観音寺(かんおんじ)・興(おき)・石原(いさ)・戸田・土(つち)

アクセスマップ

自動車:舞鶴若狭自動車道綾部インターチェンジから府道77号を経て南へ3キロメートル(約10分)
列車:JR山陰本線綾部駅下車 徒歩約25分

周辺のガイド

(1)綾部市天文館パオ(綾部市里町)

国内の公開天文台としては最大級の口径95センチメートル反射望遠鏡や、太陽望遠鏡、150インチ大画面ハイビジョンシアター等を備え、天候の悪い日にも楽しめる天文館です。(問合せ:0773-42-8080)

(2)グンゼ記念館(綾部市青野町)

グンゼ発祥の地である綾部の、繊維と人との関わりや、技術の歩みを紹介するミュージアムです。1本の糸から多彩な生活文化が広がります。(問合せ:0773-42-3181)

栗用水(くりようすい)

栗村(くりむら)井堰は明智光秀(あけちみつひで)が丹波を支配していたときに造ったとされていますが、確かな資料はありません。
元禄(げんろく)6年(1693年)の絵図には、すでにこの井堰が記されており、栗村の大庄屋が管理してきました。
慶応2年(1866年)の大洪水で井堰が壊れ、時の綾部藩主九鬼隆備(くきたかとも)の援助を受けて復旧されました。
その後、昭和28年(1953年)から昭和34年(1959年)にかけて京都府により改修が行われ、さらに、丘陵地である以久田野(いくたの)地域へ水が送られるよう昭和48年(1973年)春に揚水(ようすい)施設が完成しました。

現在、栗村井堰は国土交通省の河川管理施設となっており、また、栗村樋門(ひもん)、水路及び揚水施設は、栗村井堰土地改良区により大切に管理されています。

インフォメーション

堰の場所:綾部市位田町
水路の長さ:5,940メートル
農地を潤(うるお)す地域:綾部市
位田(いでん)・栗・豊里・舘(たち)・今田・大畠(おおばたけ)・小西・石原(いしはら)・小貝(おがい)・私市(きさいち)
福知山市
私市
(約230ヘクタール)

アクセスマップ

自動車:舞鶴若狭自動車道綾部インターチェンジから府道77号を経て西へ3キロメートル(約10分)
列車:JR山陰本線綾部駅下車 徒歩約30分

周辺のガイド

(1)綾部ふれあい牧場(綾部市位田桧前)

育成牛舎、ミニ家畜舎、焼き肉ハウス、風車などを備え、乳牛や山羊、綿羊、ミニチュアホースなどの動物とふれあいながら自然を満喫できます。

(2)楞厳(りょうごん)寺(綾部市舘町)

四季のカラスを描いた襖絵(ふすまえ)により「カラス寺」として親しまれ、4月中旬のツツジ、7月~8月のハスが見事で、関西花の寺25ヶ所霊場の第2番札所になっています。

(3)私市円山(きさいちまるやま)古墳公園(綾部市私市)

直径71メートル、高さ10メートルと京都府下最大級の円墳で、由良川と市街地が眺望できる絶好の位置にあり、1,500年前の由良川流域の王の強大な権力を今に伝えています。

千束揚水機場(せんぞくようすいきじょう)

福知山市三和町千束(せんぞく)一帯は農繁期(のうはんき)には青々とした水田が一面に広がる豊かな穀倉(こくそう)地帯です。かつて、このあたりは高台に位置する山林原野で、人々はここを開墾したいという願いがありましたが、この地区の谷底に流れている土師川(はぜがわ)から水を汲み上げなければ農業用水が確保できなかったため、実現できませんでした。
しかし、第二次世界大戦後の著(いちじる)しい食糧不足等を解消するため、この一帯で開拓工事が始まりました。千束揚水機場は昭和26年(1951年)に完成し、口径250ミリメートルのポンプにより土師川の水を一気に約40メートル汲み上げ、開拓農地を潤しています。

地域とのかかわり

千束揚水機場は昭和52年(1977年)に部分改修工事が行われ、その後、維持管理のため部分的な修繕がされています。川から汲み上げられた水は幹線水路を通り、福知山市三和町の中心部を流れ、農地を潤しています。

土師川と水の吐出口

インフォメーション

揚水機(ようすいき)の場所:福知山市三和町千束(せんぞく)
揚水量:毎分約6立方メートル
農地を潤(うるお)す地域:福知山市三和町千束 (約17ヘクタール)

アクセスマップ

自動車:舞鶴若狭自動車道綾部インターチェンジから府道77号を経て西へ3キロメートル(約10分)
列車:JR山陰本線綾部駅下車 徒歩約30分

周辺のガイド

(1)大原(おおはら)神社(福知山市三和町)

この地方の代表的な安産の神社としてたくさんの人が参拝に訪れています。創建は仁寿2年(852年)。現在残されている社殿は寛政8年(1796年)に再建されたもので、茅葺きの絵馬殿等とともに京都府の文化財の指定を受けています。

(2) 鹿倉(しかぐら)山(福知山市三和町)

福知山市三和町南部に位置し、標高548メートルと町内最高で山頂からの眺望がよく、近年登山案内書等にも紹介され、低山登山の山として人気を得ています。

(3) スポーツゾーン(福知山市三和町)

体育館、照明つきテニスコート、運動広場、アーチェリー場があり、いろいろなスポーツが楽しめます。また隣接する研修・宿泊施設「センター三和荘」が平成17年4月にリニューアルオープンしました。(TEL 0773-58-2310)

豊池(とよいけ)

今から約180年程前の江戸時代、藤津(ふじつ)峠の東側に広がる上福井(かみふくい)村があり、村の人々は田んぼや畑の仕事をして生活をしていました。しかし、村の谷を流れる水が少ないため、日照りが続くと水が涸(か)れてしまい、少ししかお米がとれませんでした。村人は困ってしまい、村を出てゆく人や、よそへ働きに行かなくてはならない人もあり、次第に田んぼが荒れてくるようになりました。
このような村のありさまを見た当時の田辺藩の郡奉行(こおりぶぎょう)であった林六三郎(はやしろくさぶろう)は、藤津峠にため池をつくり、日照りのときに水を送るようにしたらよいと考えました。
しかし、池を造る場所は上東(かみひがし)村の人の田んぼがありました。林六三郎は上福井村と上東村と何度も相談し、話し合いを続けました。そして、貯めた水を上福井と上東村の両方へ送ることになり、二つの村が力を合わせてため池を造ることになりました。
こうして、林六三郎や村の人々の努力のかいがあって、立派なため池ができたのです。
その後、豊池では、京都府により平成6年(1994年)から平成9年(1997年)にかけて改修工事が行われました。また、上東地区では平成11年 (1999年)からほ場整備工事が行われ、バルブを捻(ひね)れば水が出るように工事が行われています。

インフォメーション

ため池の場所:舞鶴市字上東
貯水量:72,000立方メートル
堤体の高さ:上福井側 9メートル、上東側 12メートル
堤体の長さ:上福井側 35メートル、上東側 42メートル
農地を潤(うるお)す地域:舞鶴市上福井(約7ヘクタール)、上東(約19ヘクタール)

アクセスマップ

自動車:西舞鶴市街地(国道27号線との分岐点)国道175号線経由約5キロメートル(10分)
列車:KTR四所駅から徒歩約20分

周辺のガイド

(1)引揚(ひきあげ)記念館・記念公園(舞鶴市平)

「岸壁(がんぺき)の母」の歌とともに全国に知られる引揚の町舞鶴。昭和20年10月に初入港して以来、13年間にわたり、多くの喜びと悲しみのドラマが生まれました。この引き揚げの地を見下ろす小高い丘に、「引揚記念公園」と「引揚記念館」が設けられ、訪れる人々に平和の尊さを語りかけています。
(舞鶴引揚記念館:TEL 0773-68-0836 開館時間:午前9時から午後5時)

(2)松尾寺(まつのおでら)(舞鶴市松尾)

青葉山の中腹にある松尾寺は、西国霊場第29番札所で、馬頭観音を本尊としています。その歴史とともに、境内の美しさ、収蔵する文化財の多さ、そして江戸時代から伝わる珍しい宗教行事「仏舞」(毎年5月8日に奉納)の行われる寺としても有名です。

豊富用水池(とよとみようすいいけ)

京都府内のため池の中で、貯水量(ちょすいりょう)では最大規模を誇ります。福知山市西部の榎原川(えばらがわ)と和久川(わくがわ)の流域及び福知山市南部の丘陵地帯は、総称して「豊富谷」(とよとみだに)と呼ばれ古くから農業が盛んな、のどかな田園地帯です。
しかし、かつてはこの一帯も水不足と無縁ではありませんでした。昭和14年(1939年)の全国的な干ばつで、 この辺りでも大きな被害を受け、これをきっかけに恒久的な対策が叫(さけ)ばれ、昭和16年ため池の工事が始まりました。ところが、工事開始の翌年には第二次世界大戦が始まり、次第に働く人や資材・資金が不足し、昭和20年(1945年)には中断することとなりました。その後、工事は継続されましたが、多大な労力と巨費を投じて完成まで13年の歳月を要しました。

地域とのかかわり

豊富用水池のそばには池の完成と同時に建てられた豊富神社があります。毎年4月上旬、田畑へ水を流す前に豊富用水にかかわる人々が参拝をし、豊作と池の安全を祈願します。

洪水吐(こうずいばき)

インフォメーション

ため池の場所:福知山市奥榎原(おくえばら)
貯水量:945,000立方メートル
堤体の高さ:27メートル
堤体の長さ:225メートル
農地を潤(うるお)す地域:福知山市 奥榎原(おくえばら)・口榎原(くちえばら)・市寺(いちでら)・正明寺(しょうみょうじ)・室(むろ)・拝師(はいし)・今安(いまやす)・半田・新庄・奥野部(おくのべ)・岩井・荒河(あらが)・篠尾(さそお)
(約240ヘクタール)

アクセスマップ

自動車:舞鶴若狭自動車道福知山インターチェンジから国道9号、国道429号、府道109号にて16キロメートル(約30分)

周辺のガイド

(1)三段池(さんだんいけ)公園(福知山市猪崎(いざき))

三段池と緑に囲まれた風光明媚な公園であり、植物園・児童科学館・動物園などの教養文化施設に加え総合体育館・多目的グランド・テニスコートなどのスポーツ・イベント施設や散策道・遊戯施設・キャンプ広場などのレクレーション施設を備えています。水曜休館。
(財団法人福知山市都市緑化協会 TEL 0773-23-6295)

(2)スイレン池(福知山市野笹(のざさ))

池一面にスイレンの花が咲きます。花は6月上旬から9月まで咲きますが見頃は6月中旬です。毎年、白やピンクの可憐(かれん)な花を求めて多くのカメラマンが集まります。

お問い合わせ

中丹広域振興局農林商工部 地域づくり推進室

舞鶴市字浜2020番地

電話番号:0773-62-2505

ファックス:0773-62-2859

chushin-no-chiiki@pref.kyoto.lg.jp

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