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京都の医師コラム

― VOICE OF ADVISING DOCTOR
尾本 篤志先生

京都第一赤十字病院
糖尿病・内分泌・リウマチ内科

Dr. Atsushi Omoto

尾本 篤志先生

出身大学:京都府立医科大学
京都のよさ:街中に歴史あり
大学時代は蛤御門を通って自転車通勤をしていました。

※ 蛤御門とは、京都御所の西門の1つです。
幕末の「蛤御門の変」の舞台として有名です。現在でも当時の弾痕を見ることが出来ます。
 
自分の仕事が「楽しい」と思える医師を、この京都で育てていきたい。

京都を代表する急性期病院である京都第一赤十字病院。救急の一線を担う同院には、高い使命感を持った人材が集まります。6割を超える研修医が後期研修まで残るという同院。その研修内容について、尾本先生に話をうかがいました。

― まずは、研修プログラムの特色を教えて下さい。

尾本 篤志先生

  

  

プログラムは総合診療・内科コース、小児・成育医療コース、総合診療・外科コースの3つに分れます。1年目に内科6カ月、救急2カ月、麻酔科2カ月、外科2カ月をローテートした後、2年目からコース内容が変わり、それぞれの研修医のニーズに合った形で選択が可能になります。例えば、小児・成育コースでも、個人の希望があれば内科系を多めに選択することも可能です。研修を進めていく中で志望科が変わる方も多いので、柔軟に対応できる仕組みを用意しています。

― 研修医の指導で気をつけている点はありますか?

研修医に様々な臨床研修を積ませることは重要ですが、同時にそれは過剰な負担や責任を負わせたり、指導に目が届かなくなったりする危険性もあることなので、それぞれの自主性を重んじながらも、最後は必ず上級医がチェックするような体制で指導を行っています。
また、「教育なくして病院の発展なし」をスローガンに、研修医の勉強会にも力を入れています。毎日行われるERでの症例検討会、年に50回程度開催される研修医向けの全体カンファレンス、ローテーション中に開催される各診療科の症例検討会や個人レクチャー、先輩研修医による副直導入オリエンテーションなど、学習機会は非常に多彩です。換算すると、年間で約150回もの学びの機会があるということになります。同時に、それが過度な負担にならないよう、無駄な時間はできるだけ削ったりして、メリハリのある職場環境作りを心がけています。
当院では、後期も病院に残る研修医の割合が6割を超えています。市中病院で学べるプライマリケアと、大学病院で身につく専門性の高さがほど良く含有されている環境が良いのでしょう。また各科の垣根が低く、お互いに助け合う雰囲気があって、研修医にとってもストレスの少ない職場なんだと思います。

  

  

尾本 篤志先生

― 「KMCC」の取り組みのどんな点に期待していますか?

京都府は全国的にみると人口当たりの医師数は恵まれている状況ですが、実際は地域差が激しく、地方では医師不足が深刻です。KMCCには地域格差を解消する目的で地方と都市部それぞれの病院の相互連鎖を実現し、「オール京都」という形での医療を推進してほしいと思います。医師各々が目指す医療を実現するための「場」の提供、それを期待したいですね。

― 最後に、医学生の皆さんにメッセージをお願いします。

尾本 篤志先生

  

  

医学生の皆さんには、医療とは離れたさまざまな社会勉強の機会を大切のいしてほしいと思います。人として成熟することが、医師として成熟することの必要条件。そうした要素を備えている人は、私たちから見てもすごく魅力的なんです。
私は自分の仕事に誇りを持って、仕事を愛し、仕事が楽しいと思える医師を育てたいと思っています。医療の中で、面白くない分野は何1つありません。自分の楽しめる分野を見つけるのが初期研修の2年間なんです。そのために上質の研修をしっかり行える環境をつくることが、私たちの役目だと思っています。

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