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更新日:2017年9月25日

第8回「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式&国際シンポジウム

世界で地球環境の保全に著しい貢献をされた方々を顕彰する「KYOTO地球環境の殿堂」において、第8回の殿堂入り者として選ばれた、オギュスタン・ベルク氏、ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ氏、中村 哲氏の表彰式及び記念講演等を下記のとおり開催しました。

 >>案内ちらし(PDF:1,127KB)

 >>開催結果概要(PDF:418KB)

『KYOTO地球環境の殿堂』表彰式

日時:平成29年2月11日(土曜日・祝日)午後1時から午後2時15分
・会場:国立京都国際会館 メインホール(京都市左京区宝ヶ池)
・内容
 ▽オープニングアトラクション(京都聖母学院小学校合唱団)
 ▽殿堂入り者表彰式(認定証授与、記念品贈呈)
 ▽殿堂入り者記念スピーチ
 - オギュスタン・ベルク 氏
 - ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ 氏 >>ビデオメッセージ(外部リンク)
 - 中村 哲 氏
 ・定員:1,000名 ※参加無料

【殿堂入り者】
berque
オギュスタン・ベルク 氏(1942年生 フランス)
【フランス国立社会科学高等研究院 教授】
 モロッコ・ラバト生まれ。
 パリ大学にて、地理学と中国語を学び、1969年に地理学の博士号、1977年にはパリ第4大学で文学の博士号を取得する。
 地理学者、東洋学者として、1979年よりフランス社会科学高等研究院教授を務めている。
 1969年に初来日して以来、北海道大学講師、東北大学客員研究員、日仏会館フランス学長、宮城大学教授、国際日本文化研究センター客員研究員などとして、通算17年以上滞在し、日本の文化や風土への造詣を深め、フランスにおける日本理解に大きく貢献している。
 和辻哲郎の『風土』を深く読み込み、人間が自然の中に刻み込まれ、両者の関係が風土そのものであるという、地理学と存在論を融合した通態的風土論を提起し、独自の「風土学」を構築した。
 主な著書に『風土の日本』、『空間の日本文化』、『風景という知』、『地球と存在の哲学』『風土学序説』などがある。
mujica
ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ 氏(1935年生 ウルグアイ)
【前ウルグアイ大統領】
 ウルグアイの前大統領(2010年3月1日より2015年2月末まで)。
 大統領時代の月給の9割を慈善団体に寄附し、その質素な暮らしから「世界で最も貧しい(質素な)大統領」として知られている。
 2012年ブラジルのリオデジャネイロで開かれた「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)において、貧富の格差が広がり貧困が大きな問題となっている現代のグローバリズム、消費主義社会、物質主義社会に対して疑問を呈し、我々自身の生活スタイルを見直すべきだとしたスピーチにより、世界から注目を浴びる。
nakamura
中村 哲 氏(1946年生 日本)
【医師、ペシャワール会 現地代表、PMS(ピース・ジャパン・メディカル・サービス) 総院長】
 福岡県生まれ。九州大学医学部卒。専門は神経内科(現地では内科・外科もこなす)。
 国内の病院勤務を経て、1984年にパキスタン北西辺境州(現:カイバル・パクトゥン・クワ州)の州都ペシャワールに赴任する。
 パキスタンのカイバル・パクトゥン・クワ州でハンセン病の診療をはじめアフガニスタン難民や貧困層の診療に携わる。
 1989年よりアフガニスタン国内、東部山岳医療過疎地での診療活動を開始する。
 2000年に顕在化したアフガニスタンの大旱魃で栄養失調、腸内感染症などが急増したことから、水利事業に着手する。
 アフガニスタンの農村復興に携わり現在に至る。

『京都環境文化学術フォーラム』国際シンポジウム 水土風土国土~大地に根ざし、人とつながり、未来をひらく~

日時:平成29年2月11日(土曜日・祝日)午後2時30分から午後5時
・会場:国立京都国際会館 メインホール(京都市左京区宝ヶ池)
・内容
 ▽殿堂入り者記念講演
 - オギュスタン・ベルク 氏【映像(外部リンク)】
 - 中村 哲 氏【映像(外部リンク)】
 ▽パネルディスカッション
 《パネリスト》
 - オギュスタン・ベルク 氏(殿堂入り者)
 - 中村 哲 氏(殿堂入り者)
 - 眞鍋 かをり 氏(タレント)
 - 山極 壽一 氏(京都大学 総長)
 《コーディネーター》
 - 枝廣 淳子 氏(東京都市大学教授、幸せ経済社会研究所所長)
・定員:1,000名 ※参加無料

manabe
眞鍋 かをり 氏(タレント)
 愛媛県出身。横浜国立大学卒業。大学在学中からタレント活動を始める。
 バラエティ番組に加え、情報番組のコメンテーター、CM、執筆などマルチに活躍。
 CM「大正製薬・コバラサポート」、TBS系「白熱ライブ ビビット」、テレビ東京系「世界!ニッポン行きたい人応援団」、Eテレ「高校講座・世界史」等に出演中。著書に、『世界をひとりで歩いてみた――女30にして旅に目覚める』『眞鍋かをりの世界ひとり旅手帖』(ともに祥伝社)ほか。
yamagiwa
山極 壽一 氏(京都大学 総長)
 アフリカ各地でゴリラの行動や生態をもとに初期人類の生活を復元し、人類に特有な社会特徴の由来を探っている。主な著書に『家族進化論』(東京大学出版会)、『ゴリラ』(東京大学出版会)、『暴力はどこからきたか』(NHKブックス)、『サル化する人間社会』(集英社)、『ゴリラは語る』(講談社)などがある。
edahiro
枝廣 淳子 氏(東京都市大学教授、幸せ経済社会研究所所長)
 『不都合な真実』(アル・ゴア氏著)の翻訳をはじめ、環境問題に関する講演、執筆、企業のCSRコンサルティングや異業種勉強会等の活動を通じて、地球環境の現状や国内外の動き、新しい経済や社会のあり方、幸福度、レジリエンス(しなやかな強さ)を高めるための考え方や事例を研究。
 「伝えること」で変化を創り、「つながり」と「対話」でしなやかに強く、幸せな未来の共創をめざす。『世界はシステムで動く』、『レジリエンスとは何か-何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる』等、著訳書多数。
 東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。

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