新行政棟・文化庁移転施設整備工事が全建賞を受賞しました

京都府が実施した「新行政棟・文化庁移転施設整備工事」が、（一社）全日本建設技術協会の令和4年度全建賞を受賞しました。

1　受賞の概要

受賞日：令和5年6月28日（水曜日）

受賞者：京都府建設交通部営繕課

部門：インフラの部（一般枠）・建築部門

受賞理由：文化庁移転先の旧京都府警察本部本館の改修は、執務空間としての安全性・機能性を確保しつつ、歴史的景観を形成してきた外観意匠の価値が損なわれない耐震補強計画とし、増築した新行政棟では市の景観規制の特例認定を取得するなど、創意工夫により庁舎機能の確保と良好な景観形成を実現している点が評価された。

2　事業の概要

工事名：新行政棟・文化庁移転施設整備工事

工事期間：令和2年5月～令和4年12月

事業費：約9,100百万円

事業目的：築90年を越える旧京都府警察本部本館を全面改修するとともに、文化庁と京都府の合同庁舎となる新行政棟を増築し、文化庁の京都への全面移転先として整備する。

 

外観意匠を保存した本館の耐震補強

歴史的価値があり、特徴的な内部空間の保存

本館の建築構成を踏襲し、本館との一体性に配慮した新行政棟の外観

• 西洋建築における三層構成の採用
• 軒線の高さを本館と統一
• 壁面に本館同様タイルを使用

全建賞とは

我が国の良質な社会資本整備の推進と建設技術の発展を促進するために設けられ、昭和28年（1953年）の全建賞創設以来、我が国の社会経済活動を支える根幹的なインフラ整備や、その時々の国民ニーズに沿った幾多の取組を表彰。

国、都道府県、市町村、機構・公社等の機関において実施された事業又は施策が対象で、令和4年度全建賞は、全国より267事業の応募があり、80事業が受賞。

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