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ヒアリ類ではないかと問い合わせがあった京都府内のアリ

はじめに 

 このページでは、ヒアリ・アカカミアリではないかと問い合わせがあった京都府内で観察される在来アリの形態について説明しています。なお、このページは働きアリを対象としており、女王アリと雄アリには適用できませんので、ご注意ください。

キイロシリアゲアリ 

 本種は触角が11節で、前伸腹節刺(ぜんしんふくせつし)があることにより、ヒアリ・アカカミアリと見分けることができます。なお、本種の属するシリアゲアリ属は、その名のとおり、お尻(腹部)を背中側に持ち上げるため、他のアリ類とは腹柄節(ふくへいせつ)と腹部のつき方が異なっている点も特徴的です。

キイロシリアゲアリ01 

キイロシリアゲアリ02

キイロシリアゲアリ03 

ハリブトシリアゲアリ

 本種は触角が11節でこん棒部は3節からなり、前伸腹節刺があることで、ヒアリ・アカカミアリと見分けることができます。キイロシリアゲアリと同じく、本種もシリアゲアリ属に属するため、他のアリ類とは腹柄節と腹部の付き方が異なっている点も特徴的です。

 ハリブトシリアゲアリ01

ハリブトシリアゲアリ02

ハリブトシリアゲアリ03 

トビイロシワアリ

  本種は触角が12節でこん棒部は3節からなり、前伸腹節刺があることで、ヒアリ・アカカミアリと見分けることができます。トビイロシワアリは京都府内ならほぼどこでも見つかる普通種のひとつです。

トビイロシワアリ01 

トビイロシワアリ02

トビイロシワアリ03

オオズアリ 

  本種は触角が12節でこん棒部は3節からなり、前伸腹節刺があることで、ヒアリ・アカカミアリと見分けることができます。なお、本種の属するオオズアリ属は、働きアリの中に、大型のもの(兵アリまたはメジャーワーカーといいます)と小型のもの(働きアリまたはマイナーワーカー)の2つのタイプがいますが、どちらも触角と前伸腹節刺に注目することで、ヒアリ・アカカミアリと見分けることができます。

 オオズアリ01

オオズアリ02

オオズアリ03

 オオズアリ04

ヒメアリ 

  本種は体長が1.5mm程度と非常に小さく、触角は12節でこん棒部は3節からなることで、ヒアリ・アカカミアリと見分けることができます。体色も頭・胸は黄色、腹部は黒色の2色からなるので、ヒアリ・アカカミアリとは全く異ります。

ヒメアリ01

ヒメアリ03

トフシアリ

  本種は体長が1.5mm程度と非常に小さいので、ヒアリ・アカカミアリと見分けることができます。本種はヒアリ・アカカミアリと同じトフシアリ属に属するため、形態はよく似ていますが、主に地中で生活しているため、見かけることは少ないかもしれません。体色も黄色で、ヒアリ・アカカミアリとは異っています。

 トフシアリ01

トフシアリ02

トフシアリ03

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