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トピックス
2025年8月14日
急性呼吸器感染症(ARI)について
2025年7月31日
京都府南部で初めてSFTSの報告がありました!(2025年7月31日)
2025年7月22日
百日咳の流行が継続しています!(2025年7月22日)
2025年6月30日
ダニ媒介感染症に注意!<日本紅斑熱、SFTS>
2025年6月20日
百日咳の流行が継続しています!
過去の記事はこちら
新着情報
2025年32週のデータを掲載しました。
過去のお知らせはこちら
最新の府内の発生状況(2022年第○週)
全数把握疾患
定点把握疾患
今週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎地図(京都府版)
top202532(CSV:3KB)
コメント
2025年第32週の報告です。
今週も伝染性紅斑は京都府全国ともに警報レベルです。京都府の保健所別では、中丹西と山城北での報告数が増加し、すべての地域が警報レベルになりました。ほかに水痘が山城南と南丹が注意報レベルになっています。
全数報告対象疾患は結核が4件と腸管出血性大腸菌感染症・A型肝炎・ウイルス性肝炎・侵襲性肺炎球菌感染症・水痘(入院例)がそれぞれ1件、日本紅斑熱とレジオネラ症がそれぞれ2件、百日咳が16件報告されました。
京都府における百日咳の週報告件数は、2025年第17週(4月21日~27日)の56件をピークに増減を繰り返しながら緩やかな減少傾向にあり、第32週(8月4日~10日)はピーク時の3分の1以下にまで減少しました。しかしながら、本報告件数は、百日咳が全数把握疾患に分類された2018年1月以降で年間報告数が最多であった2019年の週報告件数の最大値(6件)の約2.7倍に相当します。まだまだ気は抜けません。
百日咳は百日咳菌の感染によって発症する感染症で、患者の咳やくしゃみなどで感染します。百日咳は0歳児、特に生後6カ月未満の乳児が罹患すると肺炎や脳症を合併して重症化するリスクが高く、まれに致死的になります。乳幼児期にワクチンを接種することで罹患リスクを80~85%程度減らすことができ、ワクチンの普及とともに百日咳の発生数は激減しました。現在は生後2か月から5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)の定期接種が行われていますので、生後2か月を迎えた乳児へは速やかなワクチン接種が望まれます。本疾患は激しい咳を特徴としますが、成人やワクチン接種歴のある子どもでは症状が軽めに出ることもあり、診断が遅れることもしばしばあります。特に乳児に接する機会の多い方や出産予定の方は、咳が長引く際は、早めに医療機関を受診するようお願いします。
感染症発生動向
定点把握(週報)
定点把握(月報)
全数把握
コメント
2025年第32週の報告です。
今週も伝染性紅斑は京都府全国ともに警報レベルです。京都府の保健所別では、中丹西と山城北での報告数が増加し、すべての地域が警報レベルになりました。ほかに水痘が山城南と南丹が注意報レベルになっています。
全数報告対象疾患は結核が4件と腸管出血性大腸菌感染症・A型肝炎・ウイルス性肝炎・侵襲性肺炎球菌感染症・水痘(入院例)がそれぞれ1件、日本紅斑熱とレジオネラ症がそれぞれ2件、百日咳が16件報告されました。
京都府における百日咳の週報告件数は、2025年第17週(4月21日~27日)の56件をピークに増減を繰り返しながら緩やかな減少傾向にあり、第32週(8月4日~10日)はピーク時の3分の1以下にまで減少しました。しかしながら、本報告件数は、百日咳が全数把握疾患に分類された2018年1月以降で年間報告数が最多であった2019年の週報告件数の最大値(6件)の約2.7倍に相当します。まだまだ気は抜けません。
百日咳は百日咳菌の感染によって発症する感染症で、患者の咳やくしゃみなどで感染します。百日咳は0歳児、特に生後6カ月未満の乳児が罹患すると肺炎や脳症を合併して重症化するリスクが高く、まれに致死的になります。乳幼児期にワクチンを接種することで罹患リスクを80~85%程度減らすことができ、ワクチンの普及とともに百日咳の発生数は激減しました。現在は生後2か月から5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)の定期接種が行われていますので、生後2か月を迎えた乳児へは速やかなワクチン接種が望まれます。本疾患は激しい咳を特徴としますが、成人やワクチン接種歴のある子どもでは症状が軽めに出ることもあり、診断が遅れることもしばしばあります。特に乳児に接する機会の多い方や出産予定の方は、咳が長引く際は、早めに医療機関を受診するようお願いします。