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トピックス
2025年12月18日
急性呼吸器感染症(ARI)について
次の感染症危機へ備えましょう【Q&A冊子等】(2025年12月)
2025年11月25日
ARI定点、小児科・基幹定点の病原体検出情報を掲載しました
2025年11月20日
京都府でインフルエンザの警報が発令されました
2025年11月6日
京都府でインフルエンザの注意報が発令されています
過去の記事はこちら
新着情報
2025年50週のデータを掲載しました。
2025年8月21日
COVID-19の報告が増加!新学期の感染拡大に注意!
過去のお知らせはこちら
最新の府内の発生状況(2022年第○週)
全数把握疾患
定点把握疾患
今週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎地図(京都府版)
top202550(CSV:3KB)
コメント
2025年第50週の報告です。
今週もインフルエンザが全国総数・京都府(総数)ともに警報レベルです。保健所別では山城南以外のすべての保健所で警報レベルが続いています。
咽頭結膜熱は山城北で、伝染性紅斑は中丹東で警報レベルが継続しています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は中丹東で9.0件の報告があり新たに警報レベルになりました。水痘は南丹では0.5件まで減少し警報解除となりましたが、中丹東では今週も注意報レベルとなっています。
全数把握対象疾患は、結核が7件、レジオネラ症と侵襲性髄膜炎菌感染症がそれぞれ1件、侵襲性インフルエンザ菌感染症と侵襲性肺炎球菌感染症がそれぞれ2件、梅毒と百日咳がそれぞれ3件報告されました。
12月は京都府のエイズ予防月間ということで、前回、前々回に続いて性感染症についてコメントします。
京都府内の月別性感染症報告件数の推移を見ますと、直近数か月は、特に性器クラミジア感染症と淋菌感染症の増加が著しく、京都府の感染症情報センターで公開している2019年1月以降のデータでは、過去最高水準に達しています。
性器クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマティスという細菌の感染症であり、淋菌感染症は、その名のとおり淋菌による感染症です。いずれも男性では主に尿道炎として発症し、排尿時の痛みや尿道不快感、膿などが見られます。一般的には、淋菌の方がクラミジアより強い症状を呈すると言われています。一方、女性では主に子宮頚管炎として発症し、おりものの増加や腹痛を自覚することがありますが、どちらの疾患でも症状がごく軽微~無症状の場合があり、長期に渡り感染に気が付かないこともあります。そして、感染が長引くと、周囲の臓器などにも感染が広がり、不妊の原因になったり、激しい腹痛や発熱を引き起こしたりすることがあります。
性器クラミジア感染症も淋菌感染症も、現状、有効なワクチンはなく、一度感染し治癒しても、何度も再感染します。予防としては、性行為においてだけでなく、性交類似行為(オーラルセックス等)においても、コンドームを着用することが挙げられます。また、症状を自覚した場合は、放置せずに医療機関を受診し、検査により感染が確認された場合は、きちんと治療(抗菌薬の投与)を受けることが重要です。
なお、性器クラミジア感染症については、京都府の各保健所等でも無料・匿名の検査・相談(予約制)を実施しています。感染が心配な場合はご活用ください。(淋菌感染症検査については、現在、京都市保健所でのみ実施されています。)
〇府内保健所等における性感染症検査:
(検査項目は、HIV、性器クラミジア感染症、B型肝炎、C型肝炎、梅毒〈要予約〉)
感染症発生動向
定点把握(週報)
定点把握(月報)
全数把握
コメント
2025年第50週の報告です。
今週もインフルエンザが全国総数・京都府(総数)ともに警報レベルです。保健所別では山城南以外のすべての保健所で警報レベルが続いています。
咽頭結膜熱は山城北で、伝染性紅斑は中丹東で警報レベルが継続しています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は中丹東で9.0件の報告があり新たに警報レベルになりました。水痘は南丹では0.5件まで減少し警報解除となりましたが、中丹東では今週も注意報レベルとなっています。
全数把握対象疾患は、結核が7件、レジオネラ症と侵襲性髄膜炎菌感染症がそれぞれ1件、侵襲性インフルエンザ菌感染症と侵襲性肺炎球菌感染症がそれぞれ2件、梅毒と百日咳がそれぞれ3件報告されました。
12月は京都府のエイズ予防月間ということで、前回、前々回に続いて性感染症についてコメントします。
京都府内の月別性感染症報告件数の推移を見ますと、直近数か月は、特に性器クラミジア感染症と淋菌感染症の増加が著しく、京都府の感染症情報センターで公開している2019年1月以降のデータでは、過去最高水準に達しています。
性器クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマティスという細菌の感染症であり、淋菌感染症は、その名のとおり淋菌による感染症です。いずれも男性では主に尿道炎として発症し、排尿時の痛みや尿道不快感、膿などが見られます。一般的には、淋菌の方がクラミジアより強い症状を呈すると言われています。一方、女性では主に子宮頚管炎として発症し、おりものの増加や腹痛を自覚することがありますが、どちらの疾患でも症状がごく軽微~無症状の場合があり、長期に渡り感染に気が付かないこともあります。そして、感染が長引くと、周囲の臓器などにも感染が広がり、不妊の原因になったり、激しい腹痛や発熱を引き起こしたりすることがあります。
性器クラミジア感染症も淋菌感染症も、現状、有効なワクチンはなく、一度感染し治癒しても、何度も再感染します。予防としては、性行為においてだけでなく、性交類似行為(オーラルセックス等)においても、コンドームを着用することが挙げられます。また、症状を自覚した場合は、放置せずに医療機関を受診し、検査により感染が確認された場合は、きちんと治療(抗菌薬の投与)を受けることが重要です。
なお、性器クラミジア感染症については、京都府の各保健所等でも無料・匿名の検査・相談(予約制)を実施しています。感染が心配な場合はご活用ください。(淋菌感染症検査については、現在、京都市保健所でのみ実施されています。)
〇府内保健所等における性感染症検査:
(検査項目は、HIV、性器クラミジア感染症、B型肝炎、C型肝炎、梅毒〈要予約〉)