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トピックス
2025年10月24日
ARI定点、小児科・基幹定点の病原体検出情報を掲載しました
2025年10月23日
急性呼吸器感染症(ARI)について
2025年9月12日
インフルエンザに注意!<京都府が流行期に入りました!>
2025年8月21日
COVID-19の報告が増加!新学期の感染拡大に注意!
2025年8月19日
京都府のすべての地域で伝染性紅斑(リンゴ病)が警報レベルです!(2025年8月)
過去の記事はこちら
新着情報
2025年42週のデータを掲載しました。
2025年8月18日
届出を忘れていませんか?【感染症法に基づく医師の届出ハンドブック】(2025年8月)
過去のお知らせはこちら
最新の府内の発生状況(2022年第○週)
全数把握疾患
定点把握疾患
今週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎地図(京都府版)
top202542(CSV:3KB)
コメント
2025年第42週の報告です。
伝染性紅斑の全国の定点当り報告数が0.95件に減少しました。これにより、全国の警報レベルも終了となりました。しかし、京都府内では中丹東の定点当り2.00件報告され、警報レベルは継続しています。ほかに、眼科定点の急性出血性結膜炎が南丹で警報レベルになりました。基幹定点のマイコプラズマ肺炎の増加が続いており、今週は23件報告されました。
全数把握対象疾患は、結核が10件、レジオネラ症・劇症型溶血性レンサ球菌感染症・侵襲性肺炎球菌感染症と梅毒がそれぞれ1件、百日咳が11件報告されました。
急性出血性結膜炎が報告されましたので、今回は、感染症法に基づくサーベイランス(発生動向調査)の対象となっている3つの結膜炎──流行性角結膜炎、咽頭結膜熱、急性出血性結膜炎について触れます。
流行性角結膜炎は最も一般的な結膜炎のひとつで、いわゆる「はやり目」と呼ばれるアデノウイルス感染症です。また、咽頭結膜熱もアデノウイルス感染症ですが、こちらは典型的には結膜炎に加えて咽頭炎と発熱を伴い、かつてプールを介して伝播することが多かったため「プール熱」と呼ばれていました。最後に、急性出血性結膜炎は、その名のとおり結膜の下で出血が起こり、眼球が赤く染まって見えること(結膜下出血)を特徴とする、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスの感染症です。
いずれの疾患も多くは軽症で、自然治癒します。特別な治療薬は存在せず、症状に応じた対症療法を行います。また、二次的な細菌感染を防ぐ目的で抗菌薬の点眼が行われることもあります。現在のところ有効なワクチンはありません。
これら結膜炎の原因ウイルスは極めて感染力が強く、主にウイルスで汚染された手指を介した接触感染で伝播します。感染予防には、眼・鼻・口をむやみに触らないこと、流水・石鹸でしっかり手を洗うこと、感染者が身近にいる場合はタオル等の共用を避けることなどが重要です。
感染症発生動向
定点把握(週報)
定点把握(月報)
全数把握
コメント
2025年第42週の報告です。
伝染性紅斑の全国の定点当り報告数が0.95件に減少しました。これにより、全国の警報レベルも終了となりました。しかし、京都府内では中丹東の定点当り2.00件報告され、警報レベルは継続しています。ほかに、眼科定点の急性出血性結膜炎が南丹で警報レベルになりました。基幹定点のマイコプラズマ肺炎の増加が続いており、今週は23件報告されました。
全数把握対象疾患は、結核が10件、レジオネラ症・劇症型溶血性レンサ球菌感染症・侵襲性肺炎球菌感染症と梅毒がそれぞれ1件、百日咳が11件報告されました。
急性出血性結膜炎が報告されましたので、今回は、感染症法に基づくサーベイランス(発生動向調査)の対象となっている3つの結膜炎──流行性角結膜炎、咽頭結膜熱、急性出血性結膜炎について触れます。
流行性角結膜炎は最も一般的な結膜炎のひとつで、いわゆる「はやり目」と呼ばれるアデノウイルス感染症です。また、咽頭結膜熱もアデノウイルス感染症ですが、こちらは典型的には結膜炎に加えて咽頭炎と発熱を伴い、かつてプールを介して伝播することが多かったため「プール熱」と呼ばれていました。最後に、急性出血性結膜炎は、その名のとおり結膜の下で出血が起こり、眼球が赤く染まって見えること(結膜下出血)を特徴とする、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスの感染症です。
いずれの疾患も多くは軽症で、自然治癒します。特別な治療薬は存在せず、症状に応じた対症療法を行います。また、二次的な細菌感染を防ぐ目的で抗菌薬の点眼が行われることもあります。現在のところ有効なワクチンはありません。
これら結膜炎の原因ウイルスは極めて感染力が強く、主にウイルスで汚染された手指を介した接触感染で伝播します。感染予防には、眼・鼻・口をむやみに触らないこと、流水・石鹸でしっかり手を洗うこと、感染者が身近にいる場合はタオル等の共用を避けることなどが重要です。