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トピックス
2026年4月16日
急性呼吸器感染症(ARI)について
2026年4月10日
届出を忘れていませんか?【感染症法に基づく医師の届出ハンドブック】(2025年8月)
2026年2月16日
ARI定点、小児科・基幹定点の病原体検出情報を掲載しました
2026年2月13日
京都府でインフルエンザが再び警報レベルになりました
2025年12月18日
次の感染症危機へ備えましょう【Q&A冊子等】(2025年12月)
過去の記事はこちら
新着情報
2026年15週のデータを掲載しました。
2025年11月20日
京都府でインフルエンザの警報が発令されました
過去のお知らせはこちら
最新の府内の発生状況(2022年第○週)
全数把握疾患
定点把握疾患
今週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎地図(京都府版)
top202615(CSV:3KB)
コメント
2026年第15週の報告です。
今週も山城北の咽頭結膜熱と南丹の水痘の警報レベルが続いています。丹後では新たに水痘が警報レベルになりました。また警報が続いていた南丹のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎は今週解除されました。
全数把握対象疾患は、結核は6件、デング熱・後天性免疫不全症候群(HIV感染症を含む)・侵襲性肺炎球菌感染症・水痘
(入院例)と梅毒はそれぞれ1件、レジオネラ症は2件の報告がありました。
さて、今年1件目のデング熱の報告がありましたので、コメントします。
デング熱は主に熱帯・亜熱帯地域でみられる、蚊(ネッタイシマカ及びヒトスジシマカ)により媒介されるデングウイルス感染症です。2014年には、東京の代々木公園を中心に、ヒトスジシマカが媒介したと推定される多くの国内感染例が発生しました。京都府内では、ここ数年は毎年数件のデング熱の報告がありますが、いずれも海外(主に東南アジア)での感染と推定されています。
デング熱患者の大半は無症状又は軽症です。その典型的な経過としては、感染して概ね3~7日後に突然の発熱で発症し、頭痛(特に眼の奥の痛み(後眼窩痛))、筋肉痛・関節痛、嘔気・嘔吐、皮疹などの症状を呈し、通常は1週間ほどで回復するとされます。特異的な治療法はなく、対症療法が基本です。また、稀に重度の出血傾向や血漿漏出傾向、重症臓器障害を伴う場合があり、こうしたケースは「重症型デング(severe dengue)」と呼ばれます。
重症化しやすい因子として、妊婦、乳幼児、高齢者など幾つかの属性が知られていますが、中でもデング熱に特徴的な重症化リスクとして「2回目以降のウイルス感染であること」が挙げられます。これは1回目の感染によって体内で作られたデングウイルスに対する抗体が、2回目以降の感染時にウイルスを排除するどころか、むしろその増殖を助長してしまうことがあるためです。この現象を「抗体依存性感染増強(ADE)」と呼びます。このため、過去にデング熱にかかったことがある人は、再感染を防ぐために特に注意が必要です。
感染流行地に渡航する際は、野外活動で長袖・長ズボンを着用し、なるべく肌の露出を避け、虫除け剤を使用し、設備の整った宿に泊まるなど蚊に刺されないよう注意してください。現在のところ、国内で承認されたワクチンはありません。帰国後に発熱など体調の異常をみとめた場合は、医療機関を受診する際に医師に海外渡航歴を伝えるようお願いします。
〇デング熱に関する詳細な情報はこちら(厚労省検疫所FORTH): デング熱(Dengue Fever)
感染症発生動向
定点把握(週報)
定点把握(月報)
全数把握
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2026年第15週の報告です。
今週も山城北の咽頭結膜熱と南丹の水痘の警報レベルが続いています。丹後では新たに水痘が警報レベルになりました。また警報が続いていた南丹のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎は今週解除されました。
全数把握対象疾患は、結核は6件、デング熱・後天性免疫不全症候群(HIV感染症を含む)・侵襲性肺炎球菌感染症・水痘
(入院例)と梅毒はそれぞれ1件、レジオネラ症は2件の報告がありました。
さて、今年1件目のデング熱の報告がありましたので、コメントします。
デング熱は主に熱帯・亜熱帯地域でみられる、蚊(ネッタイシマカ及びヒトスジシマカ)により媒介されるデングウイルス感染症です。2014年には、東京の代々木公園を中心に、ヒトスジシマカが媒介したと推定される多くの国内感染例が発生しました。京都府内では、ここ数年は毎年数件のデング熱の報告がありますが、いずれも海外(主に東南アジア)での感染と推定されています。
デング熱患者の大半は無症状又は軽症です。その典型的な経過としては、感染して概ね3~7日後に突然の発熱で発症し、頭痛(特に眼の奥の痛み(後眼窩痛))、筋肉痛・関節痛、嘔気・嘔吐、皮疹などの症状を呈し、通常は1週間ほどで回復するとされます。特異的な治療法はなく、対症療法が基本です。また、稀に重度の出血傾向や血漿漏出傾向、重症臓器障害を伴う場合があり、こうしたケースは「重症型デング(severe dengue)」と呼ばれます。
重症化しやすい因子として、妊婦、乳幼児、高齢者など幾つかの属性が知られていますが、中でもデング熱に特徴的な重症化リスクとして「2回目以降のウイルス感染であること」が挙げられます。これは1回目の感染によって体内で作られたデングウイルスに対する抗体が、2回目以降の感染時にウイルスを排除するどころか、むしろその増殖を助長してしまうことがあるためです。この現象を「抗体依存性感染増強(ADE)」と呼びます。このため、過去にデング熱にかかったことがある人は、再感染を防ぐために特に注意が必要です。
感染流行地に渡航する際は、野外活動で長袖・長ズボンを着用し、なるべく肌の露出を避け、虫除け剤を使用し、設備の整った宿に泊まるなど蚊に刺されないよう注意してください。現在のところ、国内で承認されたワクチンはありません。帰国後に発熱など体調の異常をみとめた場合は、医療機関を受診する際に医師に海外渡航歴を伝えるようお願いします。
〇デング熱に関する詳細な情報はこちら(厚労省検疫所FORTH): デング熱(Dengue Fever)