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トピックス
2026年6月18日
急性呼吸器感染症(ARI)について
2026年5月14日
ダニ媒介感染症に注意!<日本紅斑熱、SFTS>(2026年5月)
2026年2月13日
京都府でインフルエンザが再び警報レベルになりました
2025年12月18日
次の感染症危機へ備えましょう【Q&A冊子等】(2025年12月)
2025年11月20日
京都府でインフルエンザの警報が発令されました
過去の記事はこちら
新着情報
2026年24週のデータを掲載しました。
過去のお知らせはこちら
最新の府内の発生状況(2022年第○週)
全数把握疾患
定点把握疾患
今週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎地図(京都府版)
top202624(CSV:3KB)
コメント
2026年第24週の報告です。
水痘の京都府の定点当り報告数は、23週に一時注意報が解除されるまで減少していましたが、今週になって再び注意報の開始基準値を上回りました。京都府内の保健所別の報告は、乙訓で警報、山城北と南丹では注意報レベルです。
そのほかの疾患は、咽頭結膜熱が山城北で、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が南丹で警報レベル継続しています。
全数把握対象疾患は、結核が5件、腸管出血性大腸菌感染症・カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症と百日咳がそれぞれ1件、侵襲性肺炎球菌感染症が4件、梅毒が2件報告されました。
先週23週の報告になりますが、ジアルジア症が4年ぶりに府内で報告されました。ジアルジア症は日本国内でも昨年度は35例と診断数が少ない感染症です。
ジアルジア症はGiardia lamblia (ランブル鞭毛虫)という原虫(寄生虫)の感染によって引き起こされる下痢性疾患ですが、無症状の感染者(キャリア)も多いとされます。下痢症状は1-2週間程度持続することが多いですが、一部は慢性感染に移行することがあります。糞口感染でヒトヒト感染、食品や水を介した感染が問題となります。ヒトヒトでは性行為による感染のほか、無症候性キャリアが便の中に排出する嚢子(シスト)が感染源になることがあります。抗原虫薬(メトロニダゾール)で治療され、予後は良好です。
衛生状態の改善とともに国内の患者数は減少し、現在の感染者の多くが発展途上国からの帰国者と言われています。しかし、同じく衛生環境の整ったイギリスでは国内のジアルジア症が過小診断されていることが報告*されています。アメリカでも年間13,829人(アメリカ疾病予防管理センター(CDC), 2022)の報告がある一方でCDCは年間の患者数を100万人余りと推定しており、日本でも潜在的にはより多くの感染者がいる可能性があります。
井戸水や湧き水などの生水を飲む機会のある方は煮沸してから飲むようにしましょう。川や湖で遊ぶ際は水を飲まないように注意しましょう。下痢が長引く場合は医療機関を受診する際にそれらの情報も伝えましょう。
ジアルジア症に関する詳しい情報は以下も参照してください。
▶ジアルジア症/京都府感染症情報センター
▶ジアルジア症(詳細版)|国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
▶About Giardia Infection | Giardia | CDC
*Currie SL, et al. Under-reporting giardiasis: time to consider the public health implications. Epidemiol Infect. 2017 Oct;145(14):3007-3011.
感染症発生動向
定点把握(週報)
定点把握(月報)
全数把握
コメント
2026年第24週の報告です。
水痘の京都府の定点当り報告数は、23週に一時注意報が解除されるまで減少していましたが、今週になって再び注意報の開始基準値を上回りました。京都府内の保健所別の報告は、乙訓で警報、山城北と南丹では注意報レベルです。
そのほかの疾患は、咽頭結膜熱が山城北で、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が南丹で警報レベル継続しています。
全数把握対象疾患は、結核が5件、腸管出血性大腸菌感染症・カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症と百日咳がそれぞれ1件、侵襲性肺炎球菌感染症が4件、梅毒が2件報告されました。
先週23週の報告になりますが、ジアルジア症が4年ぶりに府内で報告されました。ジアルジア症は日本国内でも昨年度は35例と診断数が少ない感染症です。
ジアルジア症はGiardia lamblia (ランブル鞭毛虫)という原虫(寄生虫)の感染によって引き起こされる下痢性疾患ですが、無症状の感染者(キャリア)も多いとされます。下痢症状は1-2週間程度持続することが多いですが、一部は慢性感染に移行することがあります。糞口感染でヒトヒト感染、食品や水を介した感染が問題となります。ヒトヒトでは性行為による感染のほか、無症候性キャリアが便の中に排出する嚢子(シスト)が感染源になることがあります。抗原虫薬(メトロニダゾール)で治療され、予後は良好です。
衛生状態の改善とともに国内の患者数は減少し、現在の感染者の多くが発展途上国からの帰国者と言われています。しかし、同じく衛生環境の整ったイギリスでは国内のジアルジア症が過小診断されていることが報告*されています。アメリカでも年間13,829人(アメリカ疾病予防管理センター(CDC), 2022)の報告がある一方でCDCは年間の患者数を100万人余りと推定しており、日本でも潜在的にはより多くの感染者がいる可能性があります。
井戸水や湧き水などの生水を飲む機会のある方は煮沸してから飲むようにしましょう。川や湖で遊ぶ際は水を飲まないように注意しましょう。下痢が長引く場合は医療機関を受診する際にそれらの情報も伝えましょう。
ジアルジア症に関する詳しい情報は以下も参照してください。
▶ジアルジア症/京都府感染症情報センター
▶ジアルジア症(詳細版)|国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
▶About Giardia Infection | Giardia | CDC
*Currie SL, et al. Under-reporting giardiasis: time to consider the public health implications. Epidemiol Infect. 2017 Oct;145(14):3007-3011.