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丹後の海の生き物(アカアマダイ)

 アカアマダイ

アカアマダイは京都では「グジ」と呼ばれ、白身のとても上品な味で「ハモ」と並ぶ京料理の代表的な食材です。日本近海では「赤」、「白」、「黄」の三種のアマダイがいますが、アカアマダイは最も美味しいといわれています。
アカアマダイは泥質の海底に穴を掘り縄張りを作って生活しています。丹後海では、1㎞の幹縄に約百本の釣針を取付けた漁具を海に投入し、しばらく待った後、縄を引き揚げる延縄という方法で漁獲しています。漁獲物は丁寧に取り扱われ、「丹後のぐじ」として出荷されています。
最近、種苗生産技術が開発され、丹後の海にアカアマダイ種苗が放流されるようになりました。京都府では資源が増えるように務めています。

京都府立海洋センター 専門員 飯塚覚 (現京都府水産事務所調整課)
京都新聞掲載

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