ページの先頭です

本文へ | このサイトのメニューへ

文字の大きさ : 大きくする | 元に戻す  背景色を選ぶ : | |   ふりがなをつける  ふりがなをはずす | ご利用案内

文字の大きさ、背景色を変更する機能は、スタイルシートが無効なため使用できません。

丹後の海の生き物(イバラモエビ)

イバラモエビ

  モエビ科の仲間で、全体に殻は硬く、頭胸甲の上部に鋭い棘が4本、腹部外側にも鋭い棘を持つことからこの名がつきました。体長は15センチ程度になり、この仲間では大型の部類に属します。棘のイメージが強いことから、丹後では鬼エビと呼ばれます。ちなみに英語では「棘だらけ」という意味のspinyが使われています。
  日本海からオホーツク海、ベーリング海から北極海にまで広く分布します。日本海では水深200~300メートルの海底に生息し、底曳網でズワイガニなどと一緒に水揚げされますが、量的には少なく珍重されています。海底ではモエビの特徴でもある尾を頭よりも高く上げ「しゃちほこ」のような姿勢をとることもあります。見た目は良くありませんが、刺身、塩焼きにすると大変美味しいエビです。

京都府立海洋センター主任研究員 山﨑 淳
(平成20年4月16日、京都新聞掲載)