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丹後の海の生き物(カナガシラ)

カナガシラ

  頭が大きく、形が金槌に似ていることが名前の由来です。上顎の先端部が突出し、大きな胸鰭の下部に当たる3本の鰭条が脚のように見えるのが特徴です。この左右6本の「脚」で砂泥の中に潜む餌生物を探しますが、その姿はまるで海底を歩いているかのようです。姿はホウボウに似ていますが、胸鰭に鮮やかな模様がなく、鱗が大きく体がざらざらしていることから容易に区別ができます。
  丹後の海では水深150メートル付近の海底に棲んでおり、底曳網で獲られています。平安丸の調査では、同じように網を曳いても、夜には獲れますが、昼にはほとんど獲れません。夜は海底でじっとしていますが、昼には海底から離れて泳ぎ回る姿が観察されており、このような昼夜の行動の違いが影響しているようです。

京都府立海洋センター主任研究員 山﨑 淳
 
(平成18年12月20日、京都新聞掲載)