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丹後の海の生き物(クラゲ)

エチゼンクラゲ

  クラゲと言えば、海水浴の時に刺された経験を持つ人も多く、かつては怖い生き物というイメージでした。しかし、最近では、水中を漂う姿に癒やしの力があるようで人気を集めています。
  丹後でよく見かけるミズクラゲの傘は半透明で直径は15~25センチ。弱い毒を持っています。アカクラゲの傘は少しタマネギに似ており、直径は10~20センチ。毒が強いため刺されると激しく痛みます。
  クラゲで忘れてならないのがエチゼンクラゲです。傘は淡褐色で、直径は50センチ~1メートル、体重は50~150キロもあり、弱い毒があるため刺されると痛痒感があります。数年前に大量に出現しました。大量出現の原因はよくわかっていませんが、海洋環境がクラゲにとって有利になってきたからだと言う人もいます。

京都府立海洋センター主任研究員 上野陽一郎
(平成17年4月6日、京都新聞掲載)

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