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丹後の海の生き物(メジナ)

メジナ

   メジナは、丹後地方では一般にツカヤまたはヒコヤ、関西の釣り人にはグレと呼ばれています。幼魚時には内湾の浅瀬に多く群れ、成長すると岩礁域に棲みつき、エビなどの小動物や海藻を食べています。丹後の海で漁獲されるメジナは体長30センチくらいまでのものが多いようですが、大型のものは体長50センチ以上になり、メジナを専門に狙う釣り人のあこがれになっています。
  旬の冬場には、刺身や鍋物など色々な料理法に合い、丹後では焼魚を米と炊くヒコヤ飯が有名です。ちなみに、鮮魚店に並ぶ姿を見ると黒くて地味な印象を受けますが、生きている時の体表面はきれいな濃緑色をしており、実は味だけではなく見た目もよい魚です。

京都府立海洋センター主任 熊木 豊
 
(平成18年12月27日、京都新聞掲載)