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丹後の海の生き物(スギ)

スギ

  杉の木のようにまっすぐに伸びたスリムな体型が魚名の由来とされるスギは、東部太平洋を除く世界中の温暖な海に広く分布し、日本近海では南日本に多く生息しています。
成魚は最長1.5メートルにもなりますが、若魚の時にはコバンザメのようにエイなど大型の魚類に随伴して行動することが知られています。ただし、コバンザメのような吸盤を持っていないので、大型の魚類に密着するというよりは、寄り添って一緒に泳ぐような感じです。
  丹後の海では、若魚が時々定置網に入る程度なので、地元の方にはあまり馴染みのない魚かもしれませんが、近年、台湾や九州地方南部で亜熱帯の海洋環境を活かした養殖がおこなわれ、沖縄県では養殖による生産量が最も多い魚種になっています。聞くところによると、養殖物のスギは脂の乗りがよく、鮮度が長持ちするそうなので、すし店やスーパーマーケットなどでみかけたら、試食されてみては如何でしょうか。

京都府立海洋センター主任 熊木 豊 

(平成19年5月2日、京都新聞掲載)

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ファックス:0772-25-1532

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