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丹後の海の生き物(トヤマエビ)

トヤマエビ

 

  「トヤマエビ」は知らないけれど、「ぼたんえび」なら聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。標準和名が「ボタンエビ」という種は別にいるのですが、漁獲量が少ないため、一般にはこのエビが「ぼたんえび」として市場に流通しています。水深100から400メートルの海底の窪みや沈木等の陰に生息し、分布は日本海からベーリング海にまで及びます。日本では北海道周辺が漁獲の中心ですが、かつては富山湾周辺でよく漁獲され、初の生態調査が行われたことから「トヤマエビ」と名づけられたようです。
  寿命はおよそ10年で、体長は20センチ以上まで成長し、深海性のエビとしてはかなり大型といえます。また、海域によって若干の違いはありますが、3才までは全てがオスで、4才から5才で全てメスに性転換します。
 丹後では底曳網で少量が漁獲され、稀に魚屋等で見かける程度ですが、その身には淡白ながらも、上品な甘味があり、プリプリとした弾力も魅力です。 

京都府立海洋センター主任 宮嶋俊明
(平成20年1月23日、京都新聞掲載)

 

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