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丹後の海の生き物(ウミケムシ)

ウミケムシ

 

  投げ釣りをする人にはおなじみかもしれませんが、海にも毛虫がいます。とは言え昆虫ではなく、多毛類のゴカイの仲間です。多数の白い剛毛をもち、体をくねらせて海底を這い、時には泳ぎます。投げ釣り師の間では宮津湾はウミケムシの巣と噂されるほどで、餌を投げ込んで2、3分も放置しておくと、餌に食いついたウミケムシとご対面することになります。剛毛が皮膚に刺さると痒くなるので、素手では触らないほうがいいでしょう。もし刺さったら一本残らず丁寧に抜き取ってください。
  普段は海底の砂の中に潜っているようで、宮津市養老で金属の棒を刺して砂の厚さを調べていたら、海底の砂からいきなり這い出してきました。危険を察知して慌てて出てきたのでしょうが、こちらも驚かされました。かなりの速さで遠ざかるのを見て、数分で餌に食いつけるのも納得できました。
  図鑑によると、海の中にはウミセミやウミグモ、ウミクワガタなる生物までいるようで、実物を見てみたいものです。

京都府立海洋センター技師 西垣友和
(平成19年10月17日、京都新聞掲載)
 

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