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丹後の海の生き物(ヤツデヒトデ)

ヤツデヒトデ

  海岸でよく目にするヒトデ類の腕は主に五本ですが、このヒトデは名前の通り八つの手(腕)を持っています。ただし、必ず八本と言うわけではなく、なかには腕の数が少ないものや、十本もあるものなど様々です。
  とても生命力が強い生き物で、体を半分に切られても死ぬことなく、別々に腕が再生します。ちぎれた一本の腕からでも再生して元の形に戻るほどです。また、自ら体を二つに切り離し、腕を再生させて増殖することもあります。
  岩礁域に生息し、小型の貝類などを捕食します。京都府沿岸で毎年放流されているアワビ稚貝も食べてしまうため、漁業者には嫌われています。放流の前後には、少しでも多くの稚貝が生き残るように、駆除活動が行われています。
  放流直後の海底を観察していると、普段動きの遅いヤツデヒトデが、稚貝に気づき、海底を滑るように素早く移動して襲いかかる姿を見かけます。一方、稚貝の方もヒトデに気づくと、こちらも普段の数倍の速度で逃げていきます。おたがいの瞬発力には驚かされます。

京都府立海洋センター技師 白藤徳夫
(平成19年7月4日、京都新聞掲載)

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ファックス:0772-25-1532

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