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(4) 成長 
 
 
カタクチイワシが初めて産卵に参加する大きさは体長8〜12cmで、その年齢は約6ヶ月から1年と推定され、海域により少し幅があります。海洋センターで平成7年4月から平成12年9月までに若狭湾沿岸海域の定置網および地曳網で漁獲されたカタクチイワシの体長組成から、調査日毎の平均体長を求め、それらから成長曲線を求めました。その結果、若狭湾の春産まれのカタクチイワシの成長をみると、孵化から1年後に約8cm、2年後には約12cmに成長するものと推定されました(図3)。4月下旬頃に成熟している個体は体長12cm程度かそれ以上の大型の高齢魚であることから、当歳魚の産卵よりもむしろ高齢魚の産卵によって現在の高水準の資源が維持されていることが示唆されました。いずれの発生群も孵化日は4月下旬と推定されたことから、近年は若狭湾で漁獲されているカタクチイワシは、この春季に産まれた群が主体になっているものと推察されました。カタクチイワシの成長には水温や餌料環境などが影響するものと考えられますが、それらについてより詳細な検討が必要だと考えています。
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