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アオイガイ

アオイガイ

アオイガイは、白い半円形の殻の中に、タコに似た生物が入っていて、殻が巻き貝に似ていることからカイダコとも呼ばれています。オオムガイやアンモナイトとは親戚筋にあたり、ともに殻を持つ頭足類でイカやタコの仲間に入ります。
ただし、オオムガイやアンモナイトでは殻の内部が小さな部屋に仕切られていて、軟体部が一番外の部屋に入っているのに対して、アオイガイの殻には仕切がないといった違いがあります。
丹後の海には、夏に南の海から来遊しますが、晩秋に水温が下がると多くは死に、浜辺に打ち上げられます。丹後地方ではペーパーノチラスと呼ばれるほど白くて美しいアオイガイの殻を拾って、家の置物としている人も多いようです。

京都府立海洋センター 所長 桑原昭彦
京都新聞掲載


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