本文へ

文字の大きさ : 大きくする | 元に戻す

文字の大きさを変更する機能は、スタイルシートが無効なため使用できません。


丹後の海の生き物

アサリ

アサリ

 天橋立などで海水浴中にアサリを見つけて、喜んだ方も多いのではないでしょうか。アサリは、丹後海でも直接目にすることの多いなじみ深い貝です。ところが近年、京都府のアサリの漁獲量は減少しており、全国的に見てもここ20年で5分の1に激減しています。その原因について全国で精力的に調査されていますが、現在のところ明らかではありません。
 アサリは卵からふ化して海中を漂い、海底に定着して稚貝となりますが、生まれてからこの1〜2ヶ月までの減耗が大きいと考えられます。しかし、アサリの住む沿岸部は、海の中で最も人間による環境悪化の影響を受けやすい場所です。そこで、アサリのためにも、美しい海を保つために、私たちがどうしたら良いかを一度考えてみませんか。

 京都府立海洋センター 主任 井谷匡志 (現京都府水産事務所海のにぎわい課)
 京都新聞掲載


ページの先頭に戻る