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宮津市宮津湾
宮津湾の大部分は砂地の海岸です。そのため、宮津湾には、石や岩などに生える海藻ではなく、アマモやコアマモのように砂や泥に生える海草(海藻と区別するためにあえてウミクサと呼びます)の藻場がみられます。
宮津湾の東岸と西岸にアマモ藻場がみられますが(図1)、藻場の規模や構成種が異なっていました。東岸の獅子(ちし)から波路(はじ)にかけては孤立した小さな藻場がみられ、水深0.5m付近にコアマモが生育し(写真1)、そこから水深1mまでアマモが分布していました。一方、宮津湾の西岸の杉の末や天橋立では、長さ100m以上の大きなアマモ藻場が水深1〜3mに形成されていました(写真2) 。天橋立では海水浴場のすぐ沖にアマモ藻場があるので、夏になったら水中眼鏡とシュノーケルを準備して、藻場やそこに棲む動物たちを観察してみてください(写真3)。
図1 宮津湾のアマモの分布(緑色のところ)
(2004年12月調査)
波路(水深0.5m)のコアマモ(左;写真1)と天橋立(水深2m)のアマモ(右;写真2)
(2004年12月14日撮影)
写真3 アマモ場で見られたメバルの稚魚(右端)
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