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網野町地先(ツンダメ漁場造成域)
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ホンダワラ | マメタワラ | ||||
フシスジモク | ヤツマタモク | ヨレモク | |||
ジョロモク | |||||
多 | ![]() |
少 | 深 |
巨石上にフシスジモクの群落がみられます
網野町ツンダメ漁場は、2000年に「第20回全国豊かな海づくり大会」の会場となった八丁浜の西側に隣接しています。ツンダメの藻場では、褐藻類(コンブ、ワカメ、モズクなどが含まれる)ホンダワラ科海藻の「フシスジモク」が大きな群落を作っています。フシスジモクは2001年3月に投入された1〜2トンもある巨石の上に繁茂しており、ツンダメの藻場は人工的に造成された藻場であるといえます。ツンダメにおいて巨石の投入は水深4〜7m、面積12,000平方メートル(=1.2ha)の範囲で行われました。また、巨石の間隙にある自然石にはフシスジモクはほとんど見られず、ヤツマタモクやホンダワラなどの褐藻類が点々と繁茂しています。京都府沿岸でフシスジモクがこれほど高密度・広範囲に繁茂している藻場を見ることはできません。人工的に造成され、自然にはみられないこの藻場の植生がどのように変化(難しい言葉では”遷移”)していくか大変興味深いことであり、海洋センターでは定期的に調査を行っていく予定です。
フシスジモク群落
(2002年9月12日撮影)
巨石上のフシスジモク
(2002年9月12日撮影)
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