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京都府レッドデータブック2015

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鳥類のアイコン鳥類
チドリ目 シギ科

ヤマシギ

Scolopax rusticola
京都府カテゴリー

絶滅危惧種

2002年版 絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし
ヤマシギ

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選定理由

冬鳥として府内で越冬する。越冬個体数は極めて少ないが、近年減少はしていない。

形態

全長34cm。大きくてよく太ったシギ。後頭には黒い横斑があり、体の上面や雨覆は赤褐色、黒、灰白色の複雑な斑紋で、背と肩羽の外側は灰白色の縦線となって見える。尾は黒くて先が灰色。

分布

ユーラシア大陸の温帯域に広く分布。北海道では夏鳥、本州中部以北では留鳥、本州中部以南では冬鳥。府内でも少数が越冬する。

◎府内の分布区域 全域。

生態的特性

森林のやや湿った場所を好む。繁殖期には昼間に、非繁殖期には主に夜に活動する。昆虫、クモ類、ミミズなど地上性の小動物を採食する。一夫一妻のつがい関係を持ち、地上に一腹約4卵を産み、メスが抱卵する。21~24日でふ化し、15~20日後に巣立つ。

生息地の現状

府内で観察されるのは10月下旬から翌年の4月中旬まで。主に夕方から活動し、家畜の糞捨て場や落ち葉の豊富な林または林縁部などで見かける。京都府立植物園では例年1~2羽の越冬が観察されるほか、時には身近な場所にも生息している。

生存に対する脅威

個体数が少ないのに狩猟鳥になっている。

必要な保全対策

個体数の少ない府県では京都府のように狩猟対象種からはずすべきであろう。

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