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種子植物 タヌキモ科

コタヌキモ

Utricularia intermedia Heyne
京都府カテゴリー

絶滅種

2002年版 絶滅種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種A

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選定理由

旧巨椋池や深泥池(竹内 1962)にあったが、現在ではまったく見られなくなった。

形態

食虫植物の一つで、葉片は掌状に3~5回二叉状に分岐し、最終裂片はやや長く、長さ2.5~8mm、針状または狭い板状。その縁には歯状突起が多い。水中葉は捕虫嚢がなく、地中葉は白色で捕虫嚢がある。

◎参照 三木茂著「深泥池にムジナモ. コタヌキモを移植した事情について」(1955年『京都植物』2: 63-64)

分布

九州(まれ)、本州(広島県、三重県以北)、北海道、千島、朝鮮半島、北半球温帯。

◎特記事項、府内の分布記録区域 京都市域、山城地域。それぞれ上記産地のみ。現在では本州でも生育地は非常に少なくなっている。京都府内でもかつては巨椋池や深泥池などにはえていた(村田 2002)。
三木茂氏によって1933年に尾瀬から移植された記録がある(三木 1955)。府内に本来の自生があったのかどうか、現状では不明である。

種子植物の文献一覧

執筆者 光田重幸、村田源

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