種子植物種子植物 ラン科
クマガイソウ
Cypripedium japonicum Thunb.
| 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類（VU） |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
| 選定理由 | 現存する生育地が限られ、個体数も少ない。 |
|---|---|
| 形態 | 林内にはえ、地下茎を出して群生する多年草。高さ20～40cm。葉は扁円形で径10～20cm、2枚。花は大型で1個、唇弁は袋状。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ（平凡社）191、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ（保育社）7、京都府草木誌（宗教法人大本）113 |
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 全地域。ただし、現存が確かめられているのは山城地域のみ。 |
| 生存に対する脅威 | 森林の伐採、栽培目的の採集。 |
| 必要な保全対策 | 生育環境の維持、園芸用の採集禁止。 |
| 特記事項 | 日照などの条件が悪いと、花を付けない事が多い。よく手入れされたスギ林の中にかつてはよく花を付けて生き残っていることがあった。下刈りが行なわれないと林床に草木が茂ってなくなる事がある。 |
執筆者 村田源、光田重幸
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