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蟷螂(カマキリ)目 ヒメカマキリ科

ヒメカマキリ

Acromantis japonica Westwood, 1889
京都府カテゴリー

準絶滅危惧種

2002年版 準絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし

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選定理由

日本固有種で、暖地性の種であり、京都府は分布の北限に近く、希少種である。

形態

体長は25.0~35.0mmと、日本産カマキリ類の中では小型のカマキリである。体色は緑褐色から茶褐色で、中脚と後脚は茶褐色の縞紋様を呈す。他のカマキリ類に比べ、前胸部が相対的に短い。前翅は雌雄ともに薄く、半透明である。

分布

本州、九州。

◎府内の分布区域 京都市、相楽郡。

生態的特性

樹上性で、長方形(約5.0×12.0mm)の卵鞘を小枝などに産み付ける。熊本県での観察によると、幼虫越冬をした後4月頃に羽化、5月に産卵する。次世代成虫は初秋に出現し、産卵の後死滅。すなわち多化性の生活環を有するらしい。

その他

日本固有種

文献 山崎(1971)、日浦(1977)、森本(1989)

執筆者 松良俊明

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