昆虫類鞘翅（コウチュウ）目 オサムシ科
タナカツヤゴモクムシ
Trichotichnus isamutanakai N. Ito, 1996
| 京都府カテゴリー | 要注目種 |
|---|---|
| 2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 選定理由 | 京都市左京区貴船がタイプ産地である。 |
|---|---|
| 形態 | 体長11.0～12.5mm。体の背面は黒色ないしは黒褐色で虹色光沢を有する。触角と肢は褐色。前胸背板は基方へ強く狭まり、表面は点刻される。後翅は退化している。外形のよく似た種類が異所的に分布しているが、それらとは主にオスの交尾器の構造により識別される。 |
| 分布 | 京都府、大阪府（北部）。 ◎府内の分布区域 南丹市美山町京都大学芦生研究林、京都市右京区八丁、京都市左京区貴船、比叡山、和束町～宇治田原町の鷲峰山など。 |
| 生態的特性 | 山地の渓流沿いの石や落葉の下より得られるが、個体数は多くない。 |
| 生息地の現状 | 主に山地に分布するため、生息環境は比較的良好である。 |
| その他 | 日本固有種 |
執筆者 芦田久
.gif)