昆虫類双翅（ハエ）目 ツリアブ科
クロバネツリアブ
Ligyra tantalus (Fabricius, 1794)
| 京都府カテゴリー | 要注目種 |
|---|---|
| 2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 選定理由 | 生息域が河岸の草原や海浜に限定されていて、環境指標性がある。京都府における産地は特に限られている。 |
|---|---|
| 形態 | 体は黒色で、橙黄色の毛と白色鱗毛による斑紋がある。翅も黒色。メスは著しく大型で、極めて特徴的なツリアブである。 |
| 分布 | 日本（本州、四国、九州、沖縄県）、朝鮮半島、中国、台湾、東南アジア。 ◎府内の分布区域 京都市桂川から木津川にかけての自然度の高い河岸。 |
| 生態的特性 | 生態は不明であるが寄生性と考えられる。現状での個体数は多い。しかし産地は限られ、かつ生息環境は最も開発されやすい場所なので、生息域は次第に狭まりつつある。 |
| 必要な保全対策 | 生息地の保全。 |
執筆者 大石久志
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