地衣類| 選定理由 | 近畿地方（産地が5か所以内）で産地が少ない。 |
|---|---|
| 形態 | 黄白色から灰緑色の顆粒状から疣状または内生状、子器は黒色、柄は粉霜を欠き、頂部に果殻をつける。果殻は逆円錐状からレンズ状、周囲に白色の粉霜をつける。子嚢は細い棍棒状、子嚢胞子は成熟すると長円形から幅広い長円形2室、暗褐色である。 ◎近似種との区別 C. hyperelloidesとは成分が異なる。 |
| 分布 | 北海道、青森県、岩手県、福島県、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、富山県、長野県、山梨県、静岡県、京都府、和歌山県、鳥取県、岡山県、広島県、高知県、宮崎県、鹿児島県の51か所。 ◎府内の分布区域 京都市鞍馬山。 |
| 生態的特性 | 主に冷温帯（一部暖温帯）の朽木上に生育する。 |
| 生育地の現状・脅威 | 報告された指定地で生育はまだ確認できていない。 |
| 必要な保全対策 | 一般的には自然林の涵養が必要であろう。報告された指定地やそれ以外での調査を進める。 |
文献 山本（2006）、Tibell and Thor（2003）
執筆者 山本好和
.gif)