ホーム > 京都府レッドデータブック2015

京都府レッドデータブック2015

文字の大きさ
地形

みどろがいけ・みぞろがいけ

深泥池

京都府カテゴリー

要継続保護

2002年版 要継続保護 2002年版を参照する
京都市北区上賀茂

掲載項目の解説をみる

分類

気候地形

細分

塞き止め性池沼

地域

京都市北区上賀茂

選定理由

動植物の生育地として重要な地形。地域において生活と密着した存在であるものやランドマークとして親しまれている地形。

概要

深泥池は周囲1,540m、面積9.2haの池沼で、浮島や貴重な動植物が生息することで知られている。周囲を丹波層群のチャートを主とする定高性の山で囲まれ、南西端のみが開けて低地に面している。その形態から、東から西へ流下する開析谷の出口が賀茂川の扇状地堆積物によって塞き止められて形成されたと考えられる。

本格的な湛水がはじまったのは1万年前頃以降である。1927年、深泥池水生植物群として国の天然記念物に指定され、1988年には動物も含め生物群集に名称が変更された。池中にはハリミズゴケやオオミズゴケからなる浮島があり、ホロムイソウやミツガシワの寒冷植物、ヌマガヤ、イヌノハナゴケ、モウセンゴケなど高層湿原の構成種が見られる。特に、北方系のホロムイソウ、アカヤバネゴケ、ミズグモ、ハナダカマガリモンヒメハナアブなどは、最終氷期からの生き残り(レリック)種として学術的に重要である。

池の水質は酸性で貧栄養の状態が維持されてきているが、近年富栄養化が進行している。また、ススキの繁茂やブラックバス、ブルーギルの外来種の侵入も生態系に悪影響を与えている。4月にはミツガシワの白い花、5月に白や青のカキツバタや赤色のトキソウ、9月にはサワギキョウの青色の花が咲き競い、年中楽しませてくれる。池西側の岩倉へ通じる道路の交通量が増大しており、池を埋立て道路拡幅を行う計画がある。

関連法令

文化財保護法(天然記念物「深泥池生物群集」)

2.5万分の1 京都東北部

2.5万分の1 京都東北部

深泥地の空中写真

深泥地の空中写真

京都市北区 天然記念物の水生動植物が生棲する深泥地

京都市北区 天然記念物の水生動植物が生棲する深泥地

京都府レッドデータブックに掲載されている野生生物や地形・地質、生態系などに関する情報がありましたら、情報提供フォームからお寄せください。

情報提供フォーム

お問い合わせ先:京都府環境部自然環境保全課
TEL:075-414-4706 FAX:075-414-4705
E-Mail:[email protected]
〒602-8570 京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ページの先頭に戻る