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アカアシシモフリコメツキ Actenicerus ashiaka Kishii,1985

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 鞘翅(コウチュウ)目
科名 コメツキムシ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 絶滅危惧種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 希少種で京都では東山からの1例(パラタイプ標本)のみ。
形態 体長18.5〜22.5mm。強固で細長くやや平たいが背面は隆起し肥厚しほぼ平行状。黒色で、脚部は赤褐色、光沢は強くやや真鍮色を帯びる。体毛は白黄色と濃赤褐色の2色で光沢をもち、長く直線状で密布し、前胸背面では前者がほとんどで不明瞭な斑紋状を呈し、上翅ではほぼ後者に被われ、その中に白黄色毛の集合した不規則形斑紋が片側に十数個ある。前胸背板点刻は小型で密、中央では単純やや疎で側方に向け大きく二重状で密布。
◎近似種との区別
同属種は日本から25種(2亜種を含む)知られ、雄生殖器側片先端鈎状構造の形状が種毎に異なる。近似種にはオオシモフリコメツキ( A. orientalis (Candeze))とヨコヅナシモフリコメツキ( A. giganteus Kishii)があり、前者は京都府で普通で雄生殖器側片形状で異なり、後者はより大型で真鍮色光沢が強く体毛の大部分は黄金色である。
分布 タイプ産地は岡山県上斎原村で、東京、岐阜、愛知、三重、京都、奈良、兵庫から知られる。
◎府内の分布区域
南部地域(京都市乙訓地区)の東山泉涌寺からの雌1例のみ。
◎近似種との比較
低山地に見られ採集個体も少なく不明な点が多い。
生態的特性 この属では幼虫は土壌中に棲息し、特に腐葉土を好み食植性で湿地帯に多い。
生息地の現状 歴史的な環境保全地域なので、このままの状態で維持されるなら安定であろう。
その他 日本固有種

文献:岸井(1980) Kishii(1985a) Kishii(1987) Kishii(1996a) Kishii(1999b) 大平(1962) 大平(1980-84) 
執筆者:岸井 尚
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