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フタモンベッコウ Parabatozonus jankowskii (Radoszkowski,1887)

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 膜翅(ハチ)目
科名 ベッコウバチ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 準絶滅危惧種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 府内の分布は極めて局限されており、従来から個体数は決して多くはないが、近年特に激減している。
形態 体長20〜30mm、日本で最大のベッコウバチ。黒色、顔面両側に黄色の斑紋、第3腹板に黄色の横帯。
分布と生態的特性 中国大陸、朝鮮半島、本州に分布。府内では京都市、久御山町で確認されている。近年、北山(花背)でも記録されたが、ごく希少。もっぱら大型のオニグモのみを狩り、ノネズミの穴や石垣の隙間などの奥で営巣する。滋賀県北部ではコケオニグモを狩った珍しい記録がある。営巣行動の詳しい観察例はない。
生息地の現状と保全対策 京都市の東山丘陵一帯ではむしろ少なく、久御山町では社寺森林で、北山でも人家近くで記録されている。営巣地に古い人家の縁下など暗い地面を選ぶこともある。オニグモはかつて人家の近辺にかなり高い密度でいた。その頃は本種の個体数はもっと多かったと推察される。しかし、ここ20年くらいの間は、さらに激減しており、特に営巣場所となっていた隙間の多い古い石垣や家の縁下などが、近年の建築物の構造が変わって、少なくなったことも影響していると見られる。詳細は不明だが、なによりもオニグモの個体数の回復が必要条件で、人家近辺だけでなく、豊富な昆虫の生存を可能にする森林の保全が前提になる。
その他 東アジア固有種

文献:岩田(1975c) 遠藤(1991) 
執筆者:遠藤 彰
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